花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

ゼンマイには男ゼンマイと女ゼンマイが、食用には女ゼンマイ。

2021-04-21 | 植物
春は山菜が採れる季節です。
主に新芽を摘んで酢味噌和え等にして頂きます。
今年もアケビ、ムベ、ノカンゾウの新芽やノビルの球根等頂きました。
又、田舎に居たときにはワラビやゼンマイ等の山菜を採り、保存食材としていました。
こちらではあまり見ることが出来ませんが、それでも時々見かけます。

ゼンマイ(薇)
ゼンマイ科ゼンマイ属、 多年草、旬は、4月~5月
日本各地の低山~亜高山に自生する大形のシダ植物。
全国で採れる為、地方により時期に開きがありますが、
九州の3月中旬頃に始まり4月中旬から5月の連休辺りに本州で旬を迎え、
更に6月初旬位になると東北など北の地方が旬を迎えます。
春先に生じる渦巻き状の若芽を山菜として食用することで知られる。
ワラビと並び山菜として古くから親しまれてきた食材です。
若芽が銭(コイン)の大きさに巻く(銭巻)、あるいは銭が回転するように見える(銭舞)ことから、
それらが転訛してゼンマイと呼ばれるようになった。

幼葉を渦巻状に巻いた状態で伸びてきます。この幼葉がワタ状の繊維で覆われているのが大きな特徴です。
ゼンマイには雄雌があり、「男ゼンマイ」と「女ゼンマイ」と呼ばれています。
左:男ゼンマイ(胞子葉 )        右:女ゼンマイ(栄養葉 )
 
実は、食用にするのは、「女ゼンマイ」の芽生えたばかりの先の巻いた若い葉を食用にする。
木灰や重曹を使ってアク抜きしたものを、御浸しや煮物などにする。
アク抜きに手間が掛かるため、現代では乾燥させた干しゼンマイや水煮の既製品を使うことが多い。
 
「男ゼンマイ」は巻いている葉の部分が膨らんでいて葉の表面がざらついています。
これは繁殖のための 胞子を飛ばすためです。
食用にならず、オニゼンマイと呼ばれる(品種名ではなく、食べられない葉のこと)。
「女ゼンマイ」は茎がやや太めで巻いている葉の表面がつるっとしていて少なめで 
葉には栄養を作るための栄養葉 です。

近くの物は、今日あたりでは既に育ち過ぎているのが多いですね。
男ゼンマイの方が育ちが早い?
   

ゼンマイに似て間違えられるのがコゴミです。
春早く田舎に帰った時はこれを採るのを楽しみにしていました。

コゴミ(屈)   別名:クサソテツ
コウヤワラビ(メシダ)科クサソテツ属、多年草、
日当たりの良い湿った場所に多いが、半日陰地にも見られる。
山菜としての流通名「コゴミ」の方が名高い。
若芽は山菜として好んで食べられる。アクやクセが少なく食べやすい。
伸び始めた葉の先が、ゼンマイのようにしっかり巻いている若芽が旬。
こごみの茎に小さな葉がついていていますが、洗って食べられます。  
成長が早くあっという間に葉を広げます。
今年は例年より早く既に葉が生い茂っています。

その他に、ヘビゼンマイと言っていたのもありましたが、シダのようです。

オシダ(雄羊歯)?  オシダ科オシダ属、詳細名はわかりません。
新芽でも茎などは毛深いです。

シダ類の新芽


山菜とやや違いますが、家で採れたタケノコで、
タケノコご飯、味噌和え、先端をサシミ、若竹汁、チンジヤオロース、
ホタテ貝柱との煮物、メンマ、シナチクなど流石に食傷気味です。
食用にする山菜のワラビも見ますが貧相なので割愛しました。
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コケ植物とは、苔と地衣類

2021-01-31 | 植物
花がないからと何でも撮れば良いとは言えませんが、
撮ったのが、苔?、ヒバ? 地衣類? 無知な為に少しの時間では名前調べられないです。

大まかな事を知っていないと分類も大変です。
苔は胞子植物で、
胞子植物は、維管束[いかんそく](吸い上げた水や養分を運ぶ内部組織)があるシダ植物と、
維管束がないコケ植物に分けられます。

苔の見分け方として、苔類、蘚類、ツノゴケ類の大別されてたようですが、
2006年頃からコケ植物の分類方法は再検討され、蘚類は「マゴケ植物門」、
苔類は「ゼニゴケ植物門」、ツノゴケ類は「ツノゴケ植物門」と呼ばれるようになりました。
しかし、今でも 苔類、蘚類、ツノゴケ類と呼ばれていることが多いです。
苔植物は、水辺や建物のかげや路地裏に生息する。
からだの表面から水分を取り入れる。
そのため維管束がない。根・茎・葉のつくりもない。
コケ植物には根はありません、ただし仮根と呼ばれる部分があります。

マゴケ植物門(旧蘚類)
苔盆栽、苔玉などで使用される見た目の美しい苔は、ほとんどがこのマゴケ植物門です。 
代表的な苔は、スギゴケ、ヒノキゴケ、ホソバオキナゴケ、タマゴケ、ハイゴケなどがあり、
世日本に約1100種が確認されています。

ネジクチゴケ
センボンゴケ科ネジクチゴケ属、
これも胞子?              ?       
ハマキゴケ?              ナガハノチジレゴケ?
ハイゴケ?

ギンゴケ?


ゼニゴケ植物門(旧苔類)
ゼニゴケやジャゴケが代表的な苔としてよく挙げられます。そのため、
見た目は葉状体[ようじょうたい](草体が葉と茎に分かれていないもの)で、
ベタッとした平たい葉のイメージが強いかもしれません。
代表的な苔は、ゼニゴケ、ジャゴケ、ムチゴケ、ウロコゴケなどがあり、
日本に約600種が確認されています。
ゼニゴケ
ゼニゴケ科ゼニゴケ属の植物である。ただし、ゼニゴケ科のもの全体をよぶ総称として、
あるいは類似の構造をもつ苔類の総称としても用いられる。
ゼニゴケ類は地面に深く張り付いて広がり、見栄えが良くないため、雑草として嫌われることも多く、
非常に除去しにくい。
平たい葉状体(=葉と茎の区別がない)を広げ、折り重なるようにして地面に広がります。 
特徴的なのは葉状体につけるカップ状の無性芽器。

雄株、雌株があり、左の写真は雌株、  右は以前の写真ですが、雄株


▼?

ツノゴケ植物門(旧ツノゴケ類)
苔盆栽に使用されることはまず無く、園芸店などでも売っていません。
胞子体が角[つの]のように生えるという、決定的な特徴がありますが、
胞子体が生えていないときの見た目はベタッとした葉状体であり、
葉状体のゼニゴケ植物門のような見た目をしているため、見分けるのが難しい
ようです。 

該当する写真は今のところ持ち合わせていません。


コケ植物ではないのに「コケ」と名のつく植物や菌類が数多く存在します。

地衣類
○○ゴケという名のものが多く、見た目も苔によく似ていますが、苔ではなく菌類の仲間です。
 
ヒメジョウゴゴケ
ハナゴケ科  
小さく低いですが、この世とも思えないほどの風景になります。
よく見る地衣類
ハイゴケと地衣類

クラマゴケの仲間
イワヒバ科イワヒバ属、
正直言ってあまり良く名前分かりません、(胞子嚢穂と側枝の区別、葉の粗密、胞子が熟す時期等)
 
コンテリクラマゴケ          ▼ヒメクラマゴケ

例の如く上記に記載した名前は責任を持てませんので信用しないで下さい。
後日に見直すつもりです。
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紅葉シーズンの始まりです。

2020-11-02 | 植物
ちょっと山道に逸れて少しばかり登りのある場所を歩いてみました。
山間の道はやや日が陰って紅葉は陽に照り輝くものですが、タイミングが悪かったですね。
全体的な黄葉には未だ少し早かったです。


   

         

  

  


 
山道では珍しいフユワラビに出合いました。

フユノハナワラビ
ハナヤスリ目ハナヤスリ科ハナワラビ属、多年草 見頃:11月~12月 、
シダ植物なので、葉に見えるものは栄養葉(えいようよう)、
花に見えるものは胞子葉(ほうしよう)という。 
オオハナワラビと似ていますが,こちらは小形で、栄養葉の羽片の頂片は鋭くギザギザしていない。

ヤブタバコ(藪煙草)
キク科ヤブタバコ属、越年草、花期:8月~10月、
太い茎は途中でのびるのをやめ、数本の長い横枝を出す。
根生葉が大きく、煙草の葉に似ているのでこの名がある。
上部の葉腋に黄色の頭花を下向きに1個ずつつける。 
似たコヤブタバコがあり、花は緑白色でと似ていたが、
苞葉が多数つくとありましたので、ヤブタバコとしましたが、、

サラシナショウマ(晒菜升麻)
キンポウゲ科サラシナショウマ属、多年草、花期:8月~10月、
茎は40-150cm、茎の先端に総状花序をだし、柄のある白い小さな花を密に付ける。
晒菜は、若菜を茹でて水で晒して食べることによる。
下はイヌショウマ、上の花柄の長さの違いがわかりますね。

1時間ほどの散策で一人と出会っただけの人知れずの山道ですが、周りをゆっくりと歩き、
ヤマイモのつるに付いているムカゴを少しばかり採り、秋の風情を楽しみましたが、
所々にイノシシがミミズ?を掘り返した痕がありましたので、早々にお終いにしました。
 
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イネ科植物のススキの仲間、赤い穂と白い穂のススキ、オギとヨシ、他

2020-10-17 | 植物
今日は、11℃と雨模様の寒い日になりました。
秋になるとススキの穂が輝いてきます。
ススキと似たものを並べてみました。

ススキ(薄)   古名:オバナ(尾花)
イネ科ススキ属、多年草、花期:7月~10月、
高さ1-2m、花穂は長さ20-30cmで中軸から多数の枝を広げ、2個づつ対となった
小穂を密に付ける。小穂は長さ5-7mmで、基部に長さ7-12mmの毛を密に付ける。
白色又は黄褐色、と紫色を帯びる。
花穂は赤っぽい色をしているが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、
穂全体が白っぽくなる。種子は風によって飛ぶことができる。
                   穂の先端に細い毛が伸びている。(オギにない)


オギ(荻)   別名:オギヨシ
イネ科ススキ属、多年草、花期:9月~10月、河川敷などの湿地に群落を作る。
ススキに似て大形で群生する。茎は高さ1.5〜2m。 
花序は長さ30〜50cm、先端はやや下垂し、ススキより密に小穂をつける。
ススキと違い、オギには芒(ノギ:穂の先端に細い毛である )がない。
また、ススキが生えることのできる乾燥した場所には生育しない 。

ヨシまたはアシ(葦、芦 )
イネ科ヨシ属、多年草、花期:8月~10月、河川及び湖沼の水際に背の高い群落を作る。
茎は高さ1〜3m、直立して叢生する。 花序は円錐状で大形、長さ15〜40cmで先端は下垂する、
淡紫色。小穂は長さ10〜17mmで、2〜4個の小花からなる。 花序枝の基部に毛がある。 
アシは悪しに通ずるのでヨシ(良し)になったと言う。
土手の上から見ているので高く感じないが、川べりに立つと見上げるとことになる。
<参考までに>
*ススキとオギはどちらも葉の中央部に筋が入りますが、ヨシの葉は模様がありません。
*ススキは株になるため一か所に集中して生育しますが、ヨシやアシは株にならず、
 ある程度の間隔を開けて広がって生育します。 
*ススキは乾いた場所を比較的好みますが、ヨシは河川など特に水分が多い場所を好みます。 

ダンチク(暖竹)   別名:ヨシタケ 
イネ科ダンチク属、多年草、花期:8月~11月、暖地の海岸、川岸に生育する。
高さは2-4メートルになり、茎も太くて竹のようになる。地下茎は短く横に這い、
大きな株立ちになる。花序はヨシのものに似て、茎の先端から夏-秋に出る。
 

タカノハススキ(鷹の羽薄)  別名:ヤハズノススキ(矢筈薄)
イネ科ススキ属、多年草、5月から11月まで葉の鑑賞が出来る。庭植え、鉢植え。
すすきの園芸品種です。高さは1~2メートルになり、長線形の葉が叢生します。
葉に黄みがかった白い斑が入るのが特徴です。
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地味ですがカヤツリグサ科植物編です、カヤツリグサの仲間、ヒデリコ、アブラガヤ、他

2020-09-15 | 植物
先日、イネ科を取りあげましたが、似た地味な草にカヤツリグサ科がありますので、
一度、取り上げておきます。
例によって詳しくありませんので、間違いをご指摘していただけたら幸いです。

メリケンガヤツリ
カヤツリグサ属、1年草、熱帯アメリカ原産、花期:7月~9月、 要注意外来生物 。
花序枝は7~10本で枝先に多数の小穂が球状に集まる 、小穂は長楕円形。

ヌマガヤツリ(沼蚊帳吊)
カヤツリグサ属、1年草、花期:8月~10月、
低地の湿地や河川敷などに生え、高さは80~120センチになります。
茎は単生または疎らに叢生し、葉は線形で茎より長さは短めです。

カヤツリグサ(蚊帳吊草)
カヤツリグサ属、1年草、花期:7月~8月、道端や田畑にも出現する雑草。 
カヤツリグサ科の仲間は茎を両端から 90 度違えて裂くと四辺形ができる。これを蚊帳に見立てての命名
 

コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊)
カヤツリグサ属、1年草、花期:7月~10月、
カヤツリグサによく似ているが、鱗片が丸みを帯びて小さな米粒のようなので小米カヤツリ
小穂は黄色っぽく、熟すと褐色になる
 

ホソミキンガヤツリ(細実金蚊帳吊 )
カヤツリグサ属、1年草、北米原産、花期:8月~10月、水辺、湿地、水田の畦に生育。
ムツオレガヤツリ(別名キンガヤツリ)に似て果実が細いことから ホソミキンガヤツリと名づけられている。
最近、関東地方で見られるものはムツオレガヤツリでなく、ほとんどこのホソミキンガヤツリであると言われている。
小穂が軸にやや斜めに開出してつき、黄金色に色づく。小穂は長さ10~20㎜、幅約1㎜の線形、小花を8~10個もつ。  
 

イガガヤツリ(毬蚊帳吊)
カヤツリグサ属、多年草、花期:7月~9月、日当たりがよい、湿った場所に生える。
花は茎頂につき、葉状の3~5個の苞の間から小穂が集まった赤褐色で頭状の球形花序を作り、
時に3~5cmの花序枝を出してその先に球形の小穂をつける。
 
茎の先に頭状に密集してつく小穂の姿が栗の毬(イガ)に似ていることから和名がつけられている。

マスクサ(升草)
スゲ属、多年草、
花序は5〜8個の無柄の小穂を間隔を開けてつけ、苞は葉状で花序より著しく長い。 
小穂は長さ5-10mmで上部に雌花、下部に短い雄花が付く。


ヒデリコ(日照子)
テンツキ属、1年草、花期:7月~10月、
和名は、夏の日照りにも負けずに生え茂る姿からきている。
先端に2mmほどの球形の小穂を多数枝を分けて付ける。
イネと共に世界に分布を広げた植物のひとつ。

アブラガヤ(油萱)
アブラガヤ属、湿地に生える多年草、花期:8月~10月、
花序は2個から5個、先端と、より下の節から出て、それぞれ2回から5回ほど分枝して、多数の小穂を着ける。 
和名は油ガヤの意味で、穂の色が油っぽく、また多少油臭い臭いがあること
に依る。
 

サンカクイ(三角蘭)  
フトイ(ホタルイ)属、多年草、花期:7月~9月、
茎は三角形で、イグサ(蘭草)に似ているのが名前の由来。
サンカクイと最もよく似ているのは、カンガレイである。花茎の姿、大きさはほぼサンカクイと同じである。
この写真では詳細まで分からず、サンカクイとした。 
 
普段は気にせずに馴染みのない草ばかりでですが、カヤツリグサ科としても、
まだまだあります、これからもこれら追加できるように注意していきます。
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秋の花花粉症はこれからだ。オオブタクサ、ヨモギ、カナムグラ等

2020-08-28 | 植物
花粉症(アレルギー性鼻炎)と言えばその原因となる植物は、
春はスギやヒノキの花粉症、夏はイネ科、秋は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ等です。

秋のブタクサは、
ブタクサ花粉の飛散時期は8-10月。日本ではスギ、ヒノキに次いで多い花粉症です。
背が低い草花で、飛散距離が短いため、近づかなければ避けられるが、
特に早朝の風の強い時間帯は集中して飛散するため、散歩やジョギングは注意が必要。
鼻、目の症状のほか、喘息の原因にも。 

ブタクサにも二種類あり、桑の葉に似た葉を付けクワモドキとも呼ばれるオオブタクサと
ヨモギとそっくりな葉を付けるブタクサがある。 
家の近くには、オオブタクサばかりが群落を作っている。

オオブタクサ(大豚草)
キク科ブタクサ属、1年草、北米原産、花期:8月~9月、要注意外来生物に指定。 
写真にも見るように2-3mにもなり、黄色い花粉を付けてそびえる様は木の下を歩いている観がある。
ブタクサの和名の由来は?英語のHogweedを日本語に直訳し、豚草(ぶたくさ)となったようです。
スギやヒノキと違い、ブタクサなどキク科やイネ科の草花は背が低いため、
黄色い雄花穂から花粉を飛ばす、風媒花ですが遠くに飛ぶことはないので、
ブタクサが生えている所(100m未満)に近付かないことが一番の対策です。 

今年は例年よりは少ないようですが、花粉は減少しても、花粉数が多い時期は要注意です。
秋の花粉症の注意時期  (多い時期)  関東エリア
*ブタクサ  8月~10月(8月末~9月)
*ヨモギ   8月中旬~10月(9月中旬)
*カナムグラ 8月中旬~10月(8月下旬~10月初旬)

春のスギ花粉の場合は、花粉粒子径が大きいため、鼻水やくしゃみが代表的な症状とされています。
秋の花粉症の原因の一つ、ブタクサ花粉は花粉の粒子が小さいため、
気管に入ってぜんそくのような症状を引き起こすケースもあります。
オオブタクサはブタクサに比べると、花がより密に付き、花粉も多く、
草丈も2,3倍高いのでより注意が必要です。

ヨモギ、カナムグラ等は既に投稿済ですが、写真だけでも添付しておきます。

ヨモギ(蓬)
キク科ヨモギ属、多年草、花期:9月~10月、別名:モチグサ、エモギ、サシモグサ等多数。

カナムグラ(鉄葎)
アサ科カラハナソウ属、つる性1年草、花期:8月~10月、
雌雄異株で、花粉をまき散らす雄株雄花です

花粉症で悩まれている方には申し訳ありませんが、
近所にも花粉症の方がいますが、私は今のところなっていません。
コロナでマスク、花粉症でマスクとお気を付けて下さい。
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イネ科植物、イネ、エノコログサ、イヌビエ、メヒシバ、オヒシバ、他

2020-08-21 | 植物
地味な植物です、これから秋にかけての方がススキ等が良いのですが、、

イネ科の植物の花は虫による媒介ではなく、風による媒介で受粉する風媒花です。
花粉を風に飛ばして受粉させるので、花粉症の原因になる植物でもあります。
花らしい形の花をつけず、その代わりに緑色や褐色のまとまった形のものを花序につける。
時期が合えばそこから雄蘂や雌蘂が出るのが見え、これが花を含む構造であることがわかる。
このようなものを小穂という。 

近くの田のイネも小穂を付け始めています。
イネ(稲)  イネ属、1年草、植物をイネ、収穫物をコメと呼んでいます。 

イヌビエ(ケイヌビエ) イヌビエ属、1年草、稗に似ているが食用にならず。
ヒメイヌビエ、タイヌビエ等あるが、大きさや芒(のぎ)のあるなしで決まるが、、

エノコログサ  エノコログサ属、1年草、関東ではネコジャラシとも呼ぶ。
小穂の芒が紫褐色のものは、ムラサキエノコロと言う。
花穂が円柱状で先が垂れているのは、アキノエノコログサ

メヒシバ(雌日芝) メヒシバ属、1年草、道端のどこにでも生えている。
立ち上がった茎の先に細い穂を数本、放射状に広げる。

オヒシバ(雄日芝) オヒシバ属 メヒシバに比べて逞しいことからの命名 


シマスズメノヒエ     スズメノヒエ属、多年草、南米原産、ごく普通に見られる雑草。

トウモロコシ(玉蜀黍 )  トウモロコシ属、地方により様々な呼び名がある。 

▼飼料用トウモロコシ 乾物収量と栄養価に優れた飼料の王様的な作物 。

イネ科の植物は目立たないが、限りない位にあるが、名前の仕分けが難しいので、順次アップしていきたい。
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コケ植物(蘚類、苔類)と地衣類(菌類の仲間)

2020-02-11 | 植物
 (^^♪ 花も無ェ、鳥もいねェ、人もそれほど歩いて無ェ、・・・
   ♪2時間チョットの散歩道、投稿する写真も無ェ、知恵も無ェ・・
 ♪ 俺らこんな寒い冬嫌だ、、  春に暖かくなったら少しは頑張るだ~。)

 散歩も滞りがちですので、最近撮った中で投稿もれのものからです。
 
 普通は私は、コケと言っていましたがコケ植物というべきかもしれません。
 難しく考えると問題だらけ、知識が全くなくて、名前も分からないことです。
それなりに見て面白いければいいのかなの気分です。(調べた結果は後述参照)

<蘚類>  蘚類の数の方が断然多い。盆栽などに使われるのもほとんどがこの種。
蘚類の胞子体      胞子体をもつものはほとんどが蘚類です。

茎と葉があり、葉は尖ったものが多い、
冬に枯れている。           新しく新芽が出てきた

ブロック塀にもびっしりと付いている。


<苔類> 単細胞で、べったりと地に這う塊状のものが多く存在し、
葉が丸いのが多く、葉は深く切れ込んでいます。 
 


地衣類?  正直言って良く分かりませんが、藻類と共生するものとあるが、
そもそも藻類(そうるい)の定義が曖昧なものです。
酸素発生型光合成を行う生物のうち、コケ植物、シダ植物、種子植物を除いた生物の総称です。
虫の定義と同じで、虫とは、人類・獣類・鳥類・魚類以外の小動物の総称。
”その他”ですので、こちらもよく分からないものを並べました、見ないで下さい。

??キノコ? 虫の幼虫?  陸の海藻のように見えますので載せてしまいました。

以上、間違いもありそうで、詳しい方にご指摘いただきたく思っています。
少しずつでも、知識を増やしていきたいものです。

<苔に付いて>
コケは、世界に約2万種、日本に約1800種、分類が難しい植物で、未知の部分も多い植物。

コケ植物の三大分類は、蘚類「ゼニゴケ植物門」苔類「マゴケ植物門」ツノゴケ類「ツノゴケ門」です。
*「 」:2006年頃から再検討され2012年頃に類から門に格上げされているようです。
地衣類もコケと呼ばれているがコケ植物ではない。

大辞林(第三版)によると、 
蘚類(せんるい)は、  
湿った日陰などに群生する。茎・葉の分化がみられ、雌雄異株または同株。
造卵器は茎の頂か枝の先につき、胞子体の若い蒴(さく)には蘚帽(せんぼう)がある。
スギゴケ・ミズゴケ・ヒカリゴケ・クロゴケなど。      

苔類(たいるい)は、 
コケ植物のうち、概して茎を欠き、茎があっても多少軸状の形態をなすにとどまり、
葉状扁平の体をなすもの。
子囊(しのう)の中に胞子とともに弾糸が形成され、熟すと四裂して胞子を飛ばす。
代表種はゼニゴケ・ジャゴケ・ウキゴケ・ウロコゴケなど。

実用的区別法 - 知っておくと便利
  1. 植物体が偏平葉状のものは苔類かツノゴケ類(殆どがゼニゴケ類かフタマタゴケ類)
  2. 褐色、赤褐色等に色づいた、固い柄のついた胞子体を持つものは全て蘚類
  3. 葉に深い切れこみのあるものは全て苔類
  4. 葉に多細胞層の中肋と呼ばれる葉脈状の筋のあるものは全て蘚類 
  • 苔類は葉に当たる構造に葉脈がないこと。蘚類の場合、葉には1本の主脈がある。
地衣類とは、  
菌類と藻類(主に緑藻やシアノバクテリア)が共生関係を結んでできた複合体です。
また、分類学上は、その複合体を構成する菌類(共生菌)のことを地衣類とみなしています。by日本地衣学会            
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冬しか撮れないものも、枯れ木&花に残されたものから。

2020-01-27 | 植物
冬花が少なはく投稿するものが無い時は、
あるもので集めたものの中からの紹介です。
冬でしか撮れないものもので花殻や実等です、記録として残します。

ヤマアジサイ(山紫陽花)の枯れ花   ▼ホソバアオゲイトウ(細青鶏頭)の枯れ花

センニンソウ(仙人草)の実、
花もセンニンソウとボタンツルはそっくりでしたが、実もそっくりです。葉がないと分かりません。

キササゲ(木大角豆 )の実      ▼サルスベリ(百日紅)の実

フヨウ(芙蓉)の実

アサガオ(朝顔)の実

マルバルコウソウ(丸葉縷紅草) の実

花が咲いていても名前を調べるのは大変ですが、枯れた綿毛では自信がありませんので省略。
▼ヒメムカシヨモギ? 
 
▼? 
▼? 
急な思いつきで投稿の為に不完全で面目ありません。
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枯れ木にキノコ類(サルノコシカケ科) サルノコシカケ色々

2020-01-20 | 植物
 ☆キノコは木を育て、森を作っている。

普段は、キノコと言えば、マツタケ、シイタケ、シメジ等の食材を思い出します。
しかし、自然界の中では、キノコ(本体は菌類)は重要な役割を果たしている。
地球上の生物、植物、動物の死骸を最終的に分解するのは菌類だけで、
キノコは、木と大きな関わりを持っている。木から養分をもらっているように見えますが、
土の中で分解した養分を木がもらい複雑な共生関係を築いています。

少し大きな話になりましたが、
少し歩けば、枯れ木にキノコ類がいっぱい付いているのが目に入ります。
しかしキノコ類には種類が多いので、今回はサルノコシカケ科から幾つか選びました。

サルノコシカケ(猿の腰掛け)
サルノコシカケ科やその近縁のキノコの総称。
日本では4科約40属300種が知られ,ブナ林に日本特産種が多い。
樹木の幹につき,半円形,木質で厚く堅く,上面には同心円紋があるものが多い。
下面には無数の穴があって,内壁に胞子ができる。多くは樹木を腐らす害菌であるが,
細工用とし,発汗,利尿などの薬用ともなる。(by 百科事典マイペディア)

種類が多く、見た目が似ているサルノコシカケの判別は難しいようなので名前記入はやめました。
(サルノコシカケという和名をもつ種は存在しないため、科名をサルノコシカケ科とするのは暫定的な処置である,
まだ国際藻類・菌類・植物命名規約上の決着をみていない。 by Wikipedia抜粋)




*ヒイロタケ   




                 カワラタケ(タマチョレイ科としてるのもある)

*カワラタケ

??(サルノコシカケ科でないかも)

キノコと言えば、
部位が、カサ(上部)、ヒダ(カサの裏側の細かいヒダ状部)、柄(カサを支える棒状部)ですが、
今回は枯れ木に付いている半円形のもののみを選んでアップしました。
これ以外は別の機会に譲ります。

*TANJIさんに名前を教えていただきました、ありがとうございました。23/4/2
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