この時期には花が少ないのでどうしても花後の綿毛に目が行きますが、
みんな似たようなものなので迷ってしまうものもあります。
綿毛と言えばタンポポは多くの人に知られていますが、タンポポと同じキク科の
花で多く見られます。
綿毛は実になる子房がありこれが熟して種が出来その上に冠毛が生えて綿毛となり、
弾けて飛び出し、風に乗って種を遠くにばらまかれているようです。
▼セイタカアワダチソウ キク科アキノキリンソウ属、
花が泡立ってと言うより白い毛が固まって泡立っているように見えるからで、
花が泡立ってと言うより白い毛が固まって泡立っているように見えるからで、
それが名の由来。
上記は、誤りでアワダチソウという名前はアキノキリンソウの別称であり、
その大型版であるから背高なアワダチソウと名付けられたもの。との説もありました。
アキノキリンソウが、酒造りの際に生じる泡に見立てた「アワダチソウ(泡立草)」という別名 で、
セイタカアワダチソウの別称をセイタカアキノキリンソウと言う。
いずれにしろ綿毛がふわふわとしたようすを泡に見立てた ことには違いないようです。
▼ノボロギク(野襤褸菊 ) キク科ノボロギク属、
花後につける綿毛がボサボサにつくため、その様子をボロ布という意味をもつ「襤褸(ボロ)」に例えた名前。
ボロとは少し可哀想な名前になりましたね。
▼ノアザミ(野薊 ) キク科アザミ属、
まだ他にも撮ったのがありましたが、似た花が多くて名前が分からない為割愛しました。
▼オニノゲシ(鬼野芥子 ) キク科ノゲシ属、
12月9日撮影時まだ綿毛には早かったが、12/20ではこんもりとしてました。
▼セイヨウタンポポ(西洋蒲公英) キク科タンポポ属
綿毛と言えば一番タンポポを思い出しますが、セイヨウタンポポは1年中見ることできる。
花後1ヵ月位で綿毛になりますので花と綿毛どちらも年中見てる気がします。
▼ヤクシソウ(薬師草) キク科オニタビラコ属、
もう少し前だと綿毛が開き切らずに株一杯に白い花が咲いてる様に見えます。
▼オオアレチノギク(大荒地野菊 ) キク科イズハハコ属、荒れ地に生える。
開花時期のガクはあまり開かず花が枯れてからガクが開き冠毛も広がって丸い綿毛状になります。
綿毛はすっかり乾燥すると風に乗って飛び、種を運ぶ役目をはたします。
似た仲間にアレチノギク、ヒメムカシヨモギがあります。
ひょっとしたらこちらかもしれませんが花や葉の付き方からないと断定出来ない。
▼センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科センニンソウ属、
実にふわふわした白いひげのようなものがついているのを、
仙人のひげに見立てたからの名のようです。
仙人のひげに見立てたからの名のようです。
▼コウヤボウキ(高野箒)
キク科コウヤボウキ属、落葉小低木、花期:9月~10月、
キク科コウヤボウキ属、落葉小低木、花期:9月~10月、
和歌山の高野山で本種の幹や枝を束にして箒を作ったことに由来で綿毛は関係ないですね。
▼トネアザミ(タイアザミ) キク科アザミ属、
ノハラアザミに似ているが、総苞片がやや下向きに湾曲していればまずトネアザミです。
▼チガヤ(千萱) イネ科チガヤ属、日当たりのよい草地に群生する。
花穂は花が終わるとやがて種子に付いた毛が生長し、綿毛となる。
イネ科にも綿毛を付けるのが幾つかあります。
▼ガマ(蒲) ガマ科ガマ属、 水辺の植物。
茶褐色の雌花穂が、(上部中央に突き出た細い棒部分が雄花穂)
秋の終わりが近づく頃になると、風に吹かれたガマの穂が自然とはじけ、ふわふわの綿毛が飛散していく。
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