春は桜、秋は菊、国の国花と思っている人も多いですが、
日本では法定された国花はありません。
しかし、国花の定義は、その国民に最も愛好されて、その国の象徴とされる花である。
とされるならば、間違いなく桜と菊は国花でしょう。
広辞苑には、桜または菊と記載されているようです。
最も愛好されていると言えば桜、国の象徴と言えば皇室の象徴が菊なので、どちらも国花?
この機会にキクに付いて少しまとめてみました。
秋は菊が至る所で見られます。









キク(菊) クリサンセマム 和名:イエギク(家菊)
秋ギクとして見て下さい。
キク全般の花言葉、「高貴」、「高潔」、「高尚」、色別の花言葉もあります。
キクはキク科キク属で1年草又は多年草の植物の総称。
キクの仲間には、山野に自生している野菊と鑑賞用に栽培される園芸種があります。
日本で改良された菊を和ギク、欧米で改良発達した菊を洋ギクとしているがその区分も不明確。
和ギクは営利目的で栽培されて切り花ギクと愛好者による鑑賞ギクに分けられる。
切り花ギクに5月~7月に咲く夏ギク、早咲きギクとして(8月咲き、9月咲き)、
10月~11月咲きを秋ギク、12月~1月咲きを寒ギクとしている.
菊の種類
栽培品種のイエギクが日本に渡来したのは奈良時代で江戸時代に大菊が作られた。
大菊(花径18cm以上)、中菊(花径9cm以上)、小菊(花径9cm未満)
洋菊
日本の菊がヨーロッパやアメリカに送られて19世紀後半から日本や中国の菊をもとに
品種改良が進み日本に逆輸入されたものを洋菊と呼ぶ。
スプレー菊
アメリカで作られた品種で1970年代に日本に導入された、スプレーとは先が分かれた枝で
小枝の先に多数の花を咲かせる。(切り花や仏花として出回る)
電照菊
本来キク(イエギク)は秋に咲く花です。
菊は短日植物であり、1日のうち暗闇が14時間以上にならないと開花しないと言われている。
人工的に光を当てたり、太陽光を遮ってリして開花時期を遅らせたり早めたりしている。
食用菊
食用として栽培される菊で鑑賞用の菊より苦味が少なく甘味があり、お浸し、天ぷら等に利用。
咲き方
ポンポンマム: 半球から球形に近い咲き方の菊で、完全な八重咲きで舌状の花びらは短く
素の先端が丸い。
ピンポンマム:ピンポン玉の様に完全な球形に咲く菊でポンポンマムと同じ八重咲きです。
”花言葉の由来”サイトから参考にさせていただきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー