花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

針葉樹(その4)ヒノキ科より、カイズカイブキ、コノテガシワ、他。

2023-02-09 | 樹木(花木)
咲いている花があまりないので、針葉樹でもと思い撮り始めました。
その4ともなると、樹木の名前が難しくなり難易度が格段に上がり、名前にも
自信がありません、もし間違っていたらご教示を強くお願いいたします。
今回は、庭木やら生垣等のものに多く使われている針葉樹からです。
そこで、生垣用の木をみても、庭木もキレイに剪定されていれば、どう見ても
遠目には我の様な凡人には違いが分からん。
普通に、花の名前は花の色や形、葉の形等から判断しますが、
針葉樹の花は、色が地味で目立たず、形も地味、葉は針の様に細いものと言う
位だから参考にし難いです。

と言うことで、ともかく生垣の葉をよく見ることにそました。
コノテガシワの葉を見ていたら、何やら他と違う形の葉が混じっています。
スギ葉のものとヒノキの葉のものが混在している、別の木になっているもの等。
 
これは、「杉葉(すぎば)」と呼ばれ、原種の特徴をもって生えてきてしまった葉です。
カイズカイブキは、古木になったり強剪定をすることで、
このように「先祖返り」した杉葉が出やすくなります。
また、栄養不足や水不足、高温障害などの生育上のストレスによっても発生しやすくなります。
一度生えた杉葉は元に戻ることはありませんから、発見し次第、根気強く手で取り去るか、
枝全体が杉葉の場合は枝元から切り落とすしかありません。

カイズカイブキ(貝塚伊吹 )
ヒノキ科ビャクシン属 常緑針葉小高木、高さ 普通は6~7mだが20mにもなる。
海辺などに自生するイブキ(ビャクシン)の園芸品種(あるいは変種)とされる。
登場した頃はコニファー類が今ほど普及しておらず、他の庭木にない洋風な雰囲気が好まれ、北海道南部以南の各地で一般家庭の生垣としてさかんに植栽された。昭和時代を代表する生垣樹種といえる。 
名の由来は、大阪の「貝塚」で作られた、あるいは樹形が巻貝のようになることから 。 


ブルーエンジェルコニファー  別名:コロラドビャクシン
ヒノキ科ビャクシン属 常緑針葉高木  高さ3~5m
コロラドビャクシンの仲間です。ブルーヘブンをスリムにした美しい円錐形品種です。
 春に最も美しい葉色を見せます。青銀色の葉色は年中灰色を帯び、冬でもそれほど変色しません。

ゴールデンモップ  ヒノキ属      ゴールドクレスト  イトスギ属

コノテガシワ(児の手柏)
ヒノキ科コノテガシワ属、雌雄同株・異花 朝鮮、中国原産、常緑針葉高木、花期:3月~4月、

ハイビャクシン(這柏槙)゜ブルーカーペット’
ヒノキかビャクシン属 常緑針葉低木 別名:イワダレネズ、イソナレ 高さ0.3~0.6m
ビャクシンの変種、枝葉や幹が地を這うように育つこと以外はビャクシンと変わらない。 
グランドカバーによく使われる。葉の色は、春は灰青色、冬は茶褐色 。

ヒヨクヒバ(比翼檜葉)  別名:イトヒバ
ヒノキ科ヒノキ属  常緑針葉小高木  高さ3~6m
サワラの変種(園芸品種)で、小枝・細枝は伸長・下垂して長く、
葉先は鋭先頭で先端が外反し、下面は白色。まれに結実し、球果はサワラと同じ。
ヒバは「桧葉」でヒノキ科の園芸品種を表す。
同属のサワラの園芸品種であり、野山には見られない。
ヒヨクヒバとイトヒバは異なるという説もあるが、
一般的には見分けがつかず、同一視される。
 

フィリファラオーレア  別名:オウゴンヒョクヒバ
ヒノキ科ヒノキ属 常緑針葉低木 サワラの仲間。 高さ 4~5m
糸状に垂れ下がる黄金色の枝葉が特徴の、最もポピュラーなグランドカバーのひとつです。
本来は高木性なので、単木としても利用できます。

ニオイヒバ(匂檜葉)   別名:ニオイネズコ
ヒノキ科クロベ属 常緑針葉樹高木 北米東部原産 
葉を揉むと特徴的なパイナップルあるいは柑橘系のさわやかな香りがする。 
季節によって葉の色が変化し、冬期はくすんだようになるため、好みが分かれる。


以下は前回までの積み残し分を含みます。
ヒノキ(檜)   
ヒノキ科ヒノキ属 常緑針葉高木  高さ30~50m  花は4月
山地に自生し、スギとともに優良材として各地で栽培される。
葉は鱗片状で先は鋭く、裏面は上下左右の葉が接するところに白い気孔線がY字形に見える。
前回もヒノキをのせましたが、葉の白い気孔線がY字形の写真の追加分です。

ラジロモミ (裏白樅 )
マツ科モミ属、常緑針葉高木 日本特産種 高さ10m
葉の裏側が白いためこの名が付いている。モミ よりも寒冷な 気候 を好む。
これも前回のマツ科モミ属の時に載せるべきだったが葉の裏が白いが無かった為ここで。

コウヤマキ(高野槙 )   別名:ホンマキ
マツ目コウヤマキ科コウヤマキ属 常緑針葉高木 日本の固有種。 高さ20~30m
コウヤマキ科には本種しかなく「一科一属一種」の珍しい植物。
和名は、高野山真言宗の総本山である高野山に多く生えていることに由来する。


当然まだまだ針葉樹は、ありますが今回はこれで閉めておきます。
又、いつの日か再挑戦してみます。
散歩して生垣等を見て以外と杉葉に先祖返りしている木が多いことにビックリしました。
又、針葉樹の花は風媒花で、これから花粉をふりまくので、花粉症の方には切ない時期になります。
2023年 春の花粉飛散予測は、
スギ花粉の飛散開始は、九州から東北まで例年並みとなるでしょう。
2月上旬に九州や四国、中国、関東の一部から花粉シーズンがスタートする見込みで、
九州では例年並み、四国と中国、近畿、北陸ではやや多くなるでしょう。
東海と東北では多く、関東甲信では非常に多く飛ぶ見込みです。
北海道は例年よりやや少ないでしょう。
とのことですので、お気を付けて下さい。
私は、幸いにもまだ花粉症を経験したことありません。
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針葉樹(その3)ドイツトウヒ、イヌマキ、イチイ、ヒノキ、等。

2023-02-06 | 樹木(花木)
針葉樹は、葉が針の様に細長い樹木で、代表的にはマツやスギなどで、
ほとんどが常緑で風媒花が多いとしています。
針葉樹として、今までマツ科を主に選んできましたが、
イヌマキ、マツ、カヤ、カイズカイブキ、コニファー等の名前を聞きますが、
見分けが知識が乏しく見分けが難しくなりましたので、小分けして投稿してみます。

ドイツトウヒ(独逸唐檜)   マツ科トウヒ属、 常緑針葉高木、
モミノキの仲間、モミノキと同様にクリスマスツリーに利用される。 
本来大きくなるが我が家は鉢植えの小さな木です。写真は散策途中の木です。

シラビソ(白檜曽 )
マツ科モミ属 常緑針葉高木 高さ20~30m  6月頃開花。
モミノキの仲間だが、より寒い所をこのむ、
小葉が綺麗に整列するため、軸がよく見える
遠目ではモミやウラジロモミと見分けにくい のでもしかしたらモミかも 

イヌマキ(犬槙)   別名:マキ、クマサキ、ヒトツバ
マキ科イヌマキ属 常緑針葉高木
名の由来は諸説あるが、上品なイメージを持つコウヤマキをホンマキと呼ぶのに対して、
葉や姿形が劣る本種をイヌマキと呼ぶようになったというのが一般的な説。
マキは「真木」で、元来真っすぐに伸びて優れた材木となるスギ、ヒノキ、アスナロ、
コウヤマキ等の総称です。

アリゾナイトスギ
ヒノキ科ホソイトスギ属 常緑針葉樹 北米、メキシコ原産 樹高は15m-35m 
日本ではアリゾナイトスギの園芸品種のブルーアイス・サルフレアなどで流通している。
メタリックブルーの葉が人気のコニファーだが、根の発達が悪く、倒れやすいという欠点がある。 
 葉は鱗葉で、白青緑色ないし灰青色を呈し観賞樹木としての価値が高い 。

イチイ(一位)
イチイ科イチイ属 常緑針葉樹 
秋に実る赤い実(仮種皮)は、食用にできる。
生長が遅く年輪が詰まった良材となり、弓の材としてもよく知られる。
イチイ属の総称で、別名が数多くあり、シャククノキ、アララギ、キャラボク、スオウなど。
和名イチイは、神官が使う笏がイチイの材から作られたことから、
仁徳天皇がこの樹に正一位を授けたので「イチイ」の名が出たとされている。


ヒノキ(檜)   
ヒノキ科ヒノキ属 常緑針葉高木  高さ30~50m  花は4月
山地に自生し、スギとともに優良材として各地で栽培される。
葉は鱗片状で先は鋭く、裏面は上下左右の葉が接するところに白い気孔線がY字形に見える。

スギ(杉)   
ヒノキ科スギ属、常緑針葉高木  花期:4月頃 大きいものは高さ65mにも
日本特産で、各地に広く自生、有用樹種として最も多く植林されている。
葉は小型の鎌状針形でらせん状につく。

メタセコイア 
ヒノキ科メタセコイア属、落葉針葉高木、針葉樹でも全て落葉する木です。
秋になると葉が色づき、その美しさ増します。いまでは殆ど落葉しています。
落葉前の葉の状態11月頃のものです。

コニファーと言う言葉をよく聞きますが、針葉樹の総称で、
厳密には、裸子植物が丸みを帯びた実を付けることからコニファーと呼ばれます。
一般的には、外来種を中心とした園芸用の品種をさすことが多いようです。
コニファーにはマツ科・トウヒ属・ヒノキ科・クロベ属・ホソイトスギ属・ビャクシン科などを指します。
見ただけで名前を当てるのは容易でないので、垣根に使われていたりする、
コノテガシワ、カイズカイブキなど名前は出て来るがどれを言うのか含めて
後日への宿題として後回しにしました。
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花木(5月-3)シャリンバイ、ニセアカシア、ヤマボウシ、クロバナロウバイ、他

2021-05-15 | 樹木(花木)
花木の3連チャンになりますが、ボツにしようと思っていましたが、
折角撮ったものですので載せちゃいました。

シャリンバイ(車輪梅)
バラ科シャリンバイ属、常緑低木、日本。東アジア原産、 花期:5月~6月、
道路の緑地帯や公園によく植えられているが、
これは近くの道の駅八王子滝山の駐車場に植えられていたものです。

   

ニセアカシア 和名:ハリエンジュ(針槐)
マメ科ハリエンジュ属、落葉高木、北米原産の外来植物、花期:5月、
街路樹、庭園樹に植えられることが多い。やせた土地でも繁殖しやすい。
白い花は甘い芳香を放ってミツバチが好む。 ちなみにアカシアは黄色い花です。
   

ハコネウツギ(箱根空木)
スイカズラ科タニウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、別名:ゲンペイウツギ、
花は開花中に色素が変化し、白色から順次、薄ピンク、紅色と三段階に移り変わる。 
似た花にニシキウツギがあるが、花筒が細く、葉も薄い近縁種。
ハコネウツギとのニシキウツギ等の雑種もあるので中間種かもしれない。 
   

ヤマボウシ(山法師)
ミズキ科ミズキ属、落葉高木、花期:6月~7月、山地に生える。 
花は中央に小さな花が多数球状の頭状花序をつくり、その周りを4片の白い花弁のような
総苞片が囲む、ハナミズキと同様に花びらと思っているのが総苞片(花のつけ根の葉) ですね。
   

ホオノキ(朴の木)
モクレン科モクレン属、落葉高木、花期:5月~6月、
枝先に黄白色の花径15~20cmほどの芳香がある花を上向きに開く。
花弁は6~9枚、萼片は3枚。
中央部には、たくさんの雄しべと雌しべが集まって円錐状についている。
   

クロバナロウバイ     和名:ニオイロウバイ
ロウバイ科クロハナロウバイ属、落葉低木、北米南東部原産、花期:5月~6月
香る濃緑色の葉、多数の花弁からなるチョコレート色の甘く香る花が特徴です。
樹高は1mほどにしかならず、多数の枝を出して茂る。
以前からあったのでしょうが、他の人のブログで今年初めて知りました。

   

以下間違っていましたので訂正します。ショカさんご指摘ありがとうございました。
プラタナス  別名:モミジバスズカケ/カエデバスズカケノキ
スズカケノキ科スズカケノキ属、落葉高木、アジア西部原産、 花期:4月~5月、
プラタナス(学名:Platanus L.)は、スズカケノキ科スズカケ属の落葉広葉高木の総称です。
鈴をぶら下げたような実がなることで、別名:スズカケノキ(鈴掛木)の方が有名、
結実期:10月~12月。 
一般にスズカケノキと呼んでいるのは、モミジバスズカケノキであることが多い。
東大病院構内にあるので、待合室から撮ったので分かり難い写真です。
 
ユリノキ(百合の木)
モクレン科ユリノキ属、落葉高木、花期:5月~6月、
花は枝先に上向きにつき、チュ-リップの花に似ている。花被片は9個。
内側の6個が上向きの花弁状になり、黄緑色、基部にオレンジ色の班紋がある。
4月末なので、まだ先始めかもしれません。もう少しカップ状になるのかも。
   
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つる性の花木より、フジ、モッコウバラ、ノイバラ、テイカカズラ、他

2021-05-14 | 樹木(花木)
前回の花木つながりで、つる性の花木を2,3並べてみました。

フジ(藤)
マメ科フジ属、つる性落葉低木、日本原産、花期:4月中旬~5月初旬
右巻き(ノダフジ)と左巻き(ヤマフジ又はノフジ)花穂は短めがある。
これは、ノダフジかな。*右巻き(上から見て時計回り) 
近くのフジの花もほとんどが終わっています。


モッコウバラ(木香薔薇 )  八重咲
バラ科バラ属、常緑つる性低木、中国原産、花期:4月~5月、
花は白か淡い黄色で、それぞれ一重咲と八重咲があり、直径2-3cmの小さな花を咲かせる。
黄花の一重や白花には芳香はある。
茎にトゲがなく好きです、よそ様は黄色い花がいっぱい咲いています、
しかし、我が家の白色はまだ遠慮がちにパラパラです。
   

ノイバラ(野茨 )   別名:ノバラ
バラ科バラ属、落葉つる性低木、花期:5月~6月、果期:9月~11月、
 バラの中でも生命力が強く丈夫な種類で、品種改良や貴重なバラの品種を増やすための
台木として使われることでも有名です。
枝先の円錐花序に、芳香のある白い花を多数つける。花は直径約2cm。
花弁は倒卵形で、ふつう5個。雄しべは多数。雌しべは無毛。
花よりも目立つ実(偽果)は、秋から冬にかけて赤く熟し、
ジャムや果実酒あるいは装飾用に使われる。   
   

サルトリイバラ(猿捕り茨)       別名:サンキライ(山帰来)
サルトリイバラ(ユリ)科シオデ属、蔓性低灌木、花期:4月~5月、雌雄異株、
刺があり繁茂したところに、猿が引っかかって捕まってしまうことから。
葉の展開と同時に葉腋から散形花序をだし、淡黄緑色の小さな花を多数つける。
花被片は6個、長さ約4mmの長楕円形で、上部はそり返る。
雄花の雄しべは6個。雄花の雌しべと雌花の仮雄しべは共に退化し、殆ど目立たない。
雄花
   
4月の始めに撮ったもので、雌株を撮ってからと思って忘れていましたので雄花のみ。

テイカカズラ(定家葛)
キョウチクトウ科テイカカズラ属、つる性常緑低木、有毒植物、花期:5月~6月、
白い花を付ける、花は芳香があり、白色から淡黄色に変化する。

   

スイカズラ(吸葛)   別名:キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
スイカズラ科スイカズラ属、半常緑もしくは常緑つる性植物、花期:5月~6月、
甘い香りのする白い花を咲かせる日本原種の植物です。
花や実は生薬に利用される、果実は液果です。
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花木なのに花が小さくて分かり難いニシキギ科、マユミ、ニシキギ、コマユミ、他

2021-05-12 | 樹木(花木)
花木でも大きな花が咲くのは名前も比較的に覚えていますが、
流石にニシキギ科の花は小さくてそっくりです。小さい花は(?)分かりません。
実になった時の方が分かり易いですね。


マユミ(真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、庭園樹、盆栽に、
本年枝の葉より下の芽鱗痕のわきから集散花序をだし、緑白色の小さな花を1〜7個つける。
花は直径約1cm、花弁は4個。雄しべは4個。花より実が楽しめる。
果実はさく果。直径1cmほどの倒三角形で4個の稜があり、10〜11月に淡紅色に熟し目立つ。   

ニシキギ(錦木)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
若い枝は緑色で稜があり、稜上に褐色の薄い板状の翼がある。
本年枝の芽鱗痕のわきから集散花序を出し、淡緑色の花を数個つける。
花序の柄は長さ1〜3cm。花は直径6〜8mm。花弁は4個、ふちには鋸歯がある。
雄しべは4個。雌しべは1個。萼の上部は4裂する

コマユミ(小真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
本年枝の芽鱗痕のわきから集散花序を出し、淡緑色の花を数個つける。
花序の柄は長さ1〜3cm。花は直径6〜8mm。花弁は4個、ふちには鋸歯がある。
雄しべは4個。雌しべは1個。萼の上部は4裂する。


ヤマウルシ(山漆)
ウルシ科ウルシ属、落葉小高木、花期:5月~6月、有毒植物、
山地に普通に生える。樹高は8mになるが、普通は2~3m。
体質によりかぶれるが、毒成分は少ない。 
葉は長さ5~12センチの小葉が6~10対集まって羽根状になる。
枝の先の葉腋から円錐花序を出す。雌雄異株。 
中国などを原産とするウルシとは別の木であるり、漆塗りに使われることはない。
ウルシとの違いは、葉に違いがある、
ウルシの方が葉が大きい、厚み、濃緑色で艶があり、小葉が3~7対ほど集まる。  
 


コゴメウツギ(小米空木)
バラ科コゴメウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、
小米(=砕けた米)のような小さな花を付けることからコゴメウツギと名付けられた。 
花径は5mm程だが、びっしりとまとまって咲く。
葉はモミジやモミジイチゴに似た特徴的な形になる。
ウツギと名乗る花木はたくさんあるが、花がウツギっぽいだけで分類上はあまり関係のないものが多い。

イボタノキ(水蝋の木)
モクセイ科イボタノキ属、落葉低木、花期:5月~6月、
新枝の先に長さ2〜4cmの総状花序をだし、白い小さい花をつける。
花冠は長さ7〜9mmの筒状漏斗形で、先は4裂する。裂片は短く長さ約3mm。
雄しべは2個、葯は花筒から少しつきでる。雌しべは短い。

4月25日に撮ったものですが、投稿する機会がなかったので、今回に追加です。

ハナイカダ(花筏)
ミズキ科ハナイカダ属、落葉低木、花期:4月~5月、果実:8月~9月、
葉の表面中央にできる奇抜な花や果実に観賞価値があり庭木として使われるほか、
若葉を山菜として利用する。
ハナイカダという名は、花や果実の様子を筏(イカダ)に乗った船頭に見立てたもの。
雌雄異株で雄株には雄花が3~5個ずつ、雌株には雌花が一個ずつ咲く。
葉の中央に伸びた短い柄の先にでき、雄花には黄緑色の花びらが3~4枚、雄しべも3~4本ある。   
雌花には同じく3~4枚の花弁があるが雄しべはない。花の大きさは雌雄ともに直径5ミリほど。     
        右は、本日撮ったものでこれから夏以降黒くなることでしょう。

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春の花木、白色~黄色~ピンク色への彩り、春は止まらない。

2021-03-19 | 樹木(花木)
前回はハクモクレンの白色中心でした。
その続きとして白色、黄色及びピンク色の花が目立ってきましたので、
今後咲くサクラ(ソメイヨシノ)の前座として集めてみました。

ユキヤナギ(雪柳)
バラ科シモツケ属、落葉低木、中国原産、花期:4月、
花壇や庭園でもよく植えられていますが、近くの川沿いに多く咲いています。
ユキヤナギの和名は、葉がヤナギに似て、白い多数の花が雪を被ったように見えることから付けられた。 

ユスラウメ(山桜桃梅)
バラ科サクラ属、落葉低木、中国原産、花期:3月下旬~4月上旬、
サクラの花が咲きだすころ、ウメに似た5弁の白~淡紅色の花を枝いっぱいに咲かせます。
よく似た近縁種にニワウメ(Prunus japonica)があります。ニワウメは葉面が無毛ですが、
ユスラウメの若い枝や葉は柔毛で覆われているので区別がつきます。  


スモモ(李)
バラ科スモモ(サクラ)属、中国原産、花期:3月~4月
葉の展開に先立って白い五弁花をつける。 時期的には、梅が終わって桜が咲き出す前で、
ウメや桜に似た花が咲きます。 
スモモの花柄は梅や桃に比べて長く、花芽1節につき3~5個、花びらが丸いのが特徴です
花柄と萼は明るい緑色なので間違いないかと、畑の中ほどにあり近寄れませんでした。

ハナモモ(花桃)
バラ科モモ属、落葉低木、花期:3月~4月、
花を観賞するために改良されたモモです。ピンクや赤は良く見ますがこれは白色です。
樹形には立ち性、枝垂れ性、ほうき立ち性があり、狭いスペースにはほうき立ち性、
広い場所には立ち性や枝垂れ性など栽培されている園芸品種が多くあります。
 

トサミズキ(土佐水木)
マンサク科トサミズキ属、落葉低木、四国原産、花期:3月下旬~4月、
5~7個の丸みのある黄白色の小花が連なり花序になって下垂します。
花弁は5個でヘラ形。雄しべは5個で花弁より短い。ヤクは帯紅色。  

  

ヒュウガミズキ(日向水木)   別名:ヒメミズキ
マンサク科トサミズキ属、落葉低木、近畿地方北部原産、 花期:3月~4月、
葉の出る前に穂状の黄色い花を多数ぶら下げる。ただし、花も葉もトサミズキより小さいのが特徴。
2~3個の丸みのある黄白色の小花が花序  。
宮崎県の日向地方が名前の由来ではないようです。

トサミズキと似て間違い易いですが違いは、
花と花の間隔が狭く、花が多い、花房が小さい(短い),蕊が黄色など

レンギョウ(連翹)   別名:レンギョウウツギ
モクセイ科レンギョウ属、落葉低木、中国原産、花期:3月~4月、
一般にレンギョウ属の植物を総称してレンギョウと呼んでいます。
2 - 3cmの黄色い4弁の花が、細い枝に密に多数開く。 雌雄異株。
枝は竹のような節を持ち、 節の部分を除いて中空になる。
このことから“空の木”、レンギョウウツギ(連翹空木)とも呼ばれる。 
 

サンシュユ(山茱萸)   別名:ハルコガネバナ
ミズキ科サンシュユ属、落葉高木、中国原産、花期:3月  
既に投稿済ですが、今頃歩いていてもあちこちで見ることがあります。
*.

いよいよサクラの便りが聞かれますが、
ソメイヨシノは未だこの近辺では時間がかかりそう。
遠くから見ても、モモかコヒカンザクラ等なのか名前が良く分かりません。
   

モモと思います。

サクラの仲間、 枝垂桜

早咲きのサクラです、メジロやヒヨドリが花の中で啄んでいますが、
▼オオカンザクラ?



ヒカンザクラ(緋寒桜)  別名:カンヒザクラ(寒緋桜)  花期:1月~4月、
バラ科サクラ属、落葉小高木、
寒い早春に、葉より先に、緋色または濃桃色の小花を枝一杯に咲かせますが、
樹姿はまとまりのある姿をしています。 
花は開ききらず俯きかげんに咲きます。 花弁ばかりでなくガク(萼)も緋色をしています。 

  ヤマザクラも混じっているかもいるかも?
サクラは勾配種を含めて多くあるので、公園の名札のある木以外は全くわかりません。
次の機会にソメイソシノが多く咲くと思いますので、今日は不本意ながら
中途半端なサクラになってしまいました。
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モクレンの仲間、ハクモクレン、サラサモクレン、コブシ、シデコブシ

2021-03-17 | 樹木(花木)
3年前の3/17にハクモクレンの並木道としてブログにアップしたので、
昨日その場所に買い物の合間に立ち寄ってみましたが、もう散り始めていました。
今はハクモクレンの高い木が家並から頭を出して存在感を示しているのも目に付きます。

ハクモクレン(白木蓮)    別名:ハクレン、ハクレンゲ
モクレン科モクレン属、落葉高木、中国原産、花期:3月~4月
川口川沿いのハクモクレンの並木です。
葉より先に大型の白い花うぃ付ける、花径10-15cm。


        
 

近くの小さな公園や、家庭の庭など至るところで見られます。
      
  
     

  


サラサモクレン(更紗木蓮)   別名:ソトベニハクモクレン (外紅白木蓮) 
モクレン科モクレン属、落葉小高木、花期:3月~4月、
モクレンとハクモクレンとの勾配種で、花弁の内側が白く、外側が紅紫色を帯びている。

近所のモクレン(シモクレン)はまだ蕾状態です。
モクレンかと思いましたが、これは違う種類かもしれません。
石塀越しなので、詳細撮れず、マグノリアの仲間?

モクレンとハクモクレンは、花色以外も大きく異なります。
ハクモクレンは樹高20mに達する高木で、単幹で幹が太くなりますが、
モクレンは樹高4~5mほどの中高木で、株立ちになりやすく、やや横に広がります。
また、ハクモクレンは、花弁は9枚で、開花後に葉が出るのに対して、モクレンは、花弁が6枚、
開花中に葉が出て花が終わるころには葉に隠れてしまいます。

ハクモクレンが出ればコブシもはずせませんね。

コブシ(幣辛夷)    
モクレン科モクレン属、落葉高木、花期:3月~4月、
葉が展開する前に直径7〜10cmの香りのよい白色の花をつける。
花のすぐ下に小形の葉がある。外側の花被片3個は広線形で小さく、内側の6個は大きくて花弁状。
   

シデコブシ(幣辛夷)    別名:ヒメコブシ
モクレン科モクレン属、落葉小高木、花期:3月~4月、
花びらが注連縄などに使われるシデ(四手/紙垂)に似ることからシデコブシと名付けられた。
コブシよりも花びらが細長くて数が多いのが特徴。
通常は花びらが12~18枚ほどある。 
花には微香があり、色は白が普通だが個体差が見られ、薄紅色のものもある。

一気にに春の花木が花を付け始めてきました。
次回から白中心でなくより春らしい彩りあるものをアップする予定。
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春を誘う花木達、サンシュユ、フサアカシア、ツバキ、ボケ、他

2021-03-06 | 樹木(花木)
春の花木と言えば、梅や桜が一番に見応えがありますが、
その他にも色々とあります。
桜の咲く本番前に、春を誘う花木達を幾つかをお届けします。

黄色い花三部作。
サンシュユ(山茱萸) 集まっていると目立ちます。
                                       

シナマンサク  後ろもマンサクですが、色合いが違い濃い黄色です。

フサアカシア  普通はミモザと呼ばれる方が多いですかね。

ツバキ(椿)   サザンカの後はツバキばかりです。
黄色い椿は、金花茶交配椿 黄鳳 の名札があった気がします。

▼赤いボケ(木瓜)    見事にたくさんの花を付けていました。

クサボケ(草木瓜)  草藪の中のあちこちで咲き始めていました。


シキミ(樒)   高いところに咲いていました。

ウグイスカグラ(鶯神楽)  まだまだ咲き始めたばかりです。

ハクモクレン(白木蓮) 
近くには未だ咲くのは少し先です、出先でしたので、再度キレイに撮り直しですね。

以前にも投稿してますので、サラッと負担をかけずに流してしまいました、
これからもドンドン花を咲かせてくれる樹木にも楽しみにしています。
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早春の彩りを飾る花木、ツバキ、ギンヨウアカシア、シナマンサク、他

2021-02-20 | 樹木(花木)
春遠からじと言えども、朝起きて池に氷が張っているのを見ると、
思わず寒いと感じてしまいます。
雪国の積雪量を見てしまうと、寒いと嘆いては申し訳無いと思い直しています。
それでも、近くの木々は確実に春に向かって花を咲かせようとしています。

サザンカ(山茶花)
ツバキ科ツバキ属 常緑小高木、花期:10月~12月、
品種は多いので、サザンカは晩秋の花ですが、今頃咲いているのも良く見かけます。
花がツバキから比べて平面的で薄い。
基本的な性質はツバキと似ていますが、概略は以下で区別されます。
新梢と葉柄、葉の裏表の中央脈、花弁は基部で合着しないので花が終わると1枚ずつばらばらと散ります。

ツバキ(椿)   別名:ヤブツバキ、ヤマツバキ
ツバキ科ツバキ属、常緑高木、花期:12月~4月、
花がやや筒状で立体的で厚みがある
花首から落ちるツバキの散り際から「首が落ちるので縁起が悪い」と武士には嫌われたというエピソードが有名。
なんと花にも血液型をもつものがあるという、勿論赤い血が流れてはいないが、
人間の血液中にある型物質が植物にも含まれて、血清に対して反応を示す物質で、
A,B,O,ABの反応があり、サザンカ、ツバキはO型のようです。自分と同じだ!
これは型があるのは全植物と言う訳ではなく、10%程度のようです。因みに代表的な
植物は、
A型:アオキ、ヒサカキ、等、B型:イヌツゲ、ツルマサキ、
O型:ダイコン、サザンカ、ツバキ  AB型:スモモ、アセビ、イタヤカエデ、等
上記以外でもまだまだありますので、興味があったら調べて見て下さい。

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)  別名:モミザアカシア
マメ科アカシア属、常緑高木、オーストラリア南西部原産  花期:2月~4月
ギンヨウアカシアと間違えられやすい樹木に、フサアカシアという別種があります。 
フサアカシアは、ギンヨウアカシアよりも一足早い2月頃から花が咲きはじめ、
一般家庭では育てることは無く、公園や街路樹として見かけることが多いです。 
葉の付き方も異なり、羽片が短く小葉が20個以下なのでギンヨウアカシアとした。
ギンヨウアカシアの羽片が2~4対(最大6対)、各羽片に葉が12~20(8~24)対ついており、
フサアカシアは羽片が10~20対、各羽片に小葉が30~40対ついています。
尚、ミモザの言葉は、フサアカシア、ギンヨウアカシアなどのマメ科アカシア属の植物の俗称。 
又、オジギソウなどのマメ科オジギソウ属(学名 Mimosa)の植物の総称で、オジギソウを指すこともある。 

ハクバイ(白梅)   バラ科サクラ属の落葉高木、 

▼紅梅  今の時期には咲き始めてあちこちで見られます。

オウバイ(黄梅)  漢名は「迎春花」、英名は「ウィンター・ジャスミン」
モクセイ科ソケイ属、落葉低木、花期:2月下旬~4月、
葉が出る前に、梅に似た高杯形の六枚花弁の黄色い花を、垂れさがる細長いツル状の枝に咲かせる。
少し葉も見えるので、この木が常緑だったか記憶が定かでありませんが、
常緑ならウンナンオウバイ(オウバイモドキ)です。


ソシンロウバイ(素心蝋梅)  
ロウバイ科ロウバイ属 落葉低木、花期:1月~2月、ロウバイ等投稿済ですが、

シナマンサク(支那満作 )
マンサク科マンサク属、落葉小高木、中国原産、花期:1月~3月、
 前年の大きな茶色い枯葉を残しながら、新葉が出る前に強い芳香のする黄金色いヒラヒラした花を咲かせます。
写真の花は花盛りを少し過ぎてしまいました。 枯れ葉に埋もれているのもあります。
日本のマンサク(満作)は、春に逸早く咲くが、シナマンサクはそれより一ヶ月程先に咲きます。
マンサク科の花には、マンサクや、 花弁が白いトキワマンサク(常盤満作、別名:白花常盤万満作)、 
花弁の赤いベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作、別名:赤花常盤万作)の品種があります。  

似た様な花が多いですね、オウバイモドキがあると思えば、アカシアには、
ニセアカシアで、アカシアと同じマメ科ですが、花の形も開花時期もまったく違います。
 ふわふわして黄色い花を咲かせるアカシアに対し、ニセアカシアは蝶のような形の白い花を咲かせます。 
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春が来たかの様な花木です。ユキヤナギ、エゴノキ、ボケ、他

2020-12-08 | 樹木(花木)
来週から又少し気温が下がるようですが、
春に満開状態になる花木に、今頃にホツポツと咲いているのを見ました。

ユキヤナギ(雪柳)   別名:コゴメザクラ
バラ科シモツケ属、落葉低木、花期:2月~4月、
毎年今頃でも流石に満開状態にはなりませんが、川土手でよく花を見ます。

エゴノキ
エゴノキ科エゴノキ属、落葉小高木、花期:5月~6月、
流石に鈴なりに咲いていることはありませんが、今頃初めて見ました。

ボケ(木瓜)
バラ科ボケ属、落葉低木、花期:3月~5月、
ピンク色の花を見ると春が来たように思います。

アブチロン’ドワーフレッド’
アオイ科イチビ(アブチロン)属、常緑低木、花期:4月~11月、
これは早く咲いたのではなく、遅咲きのもののようですね。
アブチロンと言えば、ウキツリボクの方が出回っていると思いますが、

ヒイラギナンテン’マホニアチャリティー’
メギ科ナンテン属、常緑低木、花期:11月~2月、日本、中国原産、
ヒイラギナンテンは、3~4月に花を咲かせ、ホソバヒイラギナンテンは9月頃に、
このマホニアチャリティーは冬咲きでした。まだ咲き始めのようです。

ツバキ(椿)
ツバキ科ツバキ属、常緑高木、花期:11月~12月、2月~4月、
サザンカは、今何処にでも咲いていて、椿は遅くと思いがちですが、
早咲きのツバキもあります。カンツバキかも知れませんが種類が多く名は不明です。
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