花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

晩秋の木の実(2)から、ソヨゴ、サカキ、トキワサンザシ、サネカズラ、他。

2022-11-17 | 樹木(実)
前回の晩秋の木の実の続編です。
珍しいものはありませんが、今年も散歩中に出合いましたと言うことです。

ソヨゴ(冬青 ) モチノキ科モチノキ属、常緑小高木、花期:5~6月、果期 :10~11月
光沢のあるグリーンの葉と赤い果実が美しいのが特徴です。 
雌雄異株なので赤い実をつけるのは雌株です。また雄株が近くにないとうまく結実しないこともあります。  


サカキ(榊) 別名:マサカキ モッコク科サカキ属 
白い花が6~7月頃に咲き、11~12月頃に実が黒く熟します。 
花後に緑色の実をつけ、秋になると実が黒くなり種がとれます。  

トキワサンザシ(常盤山査子) 別名:ピラカンサ  バラ科トキワサンザシ属
直径6㎜ほどで10月から11月頃にかけて真っ赤に色づき、枝を埋め尽くすようにつややかに実ります。
熟した実は野鳥のえさになり、さまざまな場所へ種子が運ばれ仲間を増やしていくのです。


サネカズラ(美男葛)    別名:ビナンカズラ
マツブサ科サネカズラ属、常緑つる性木本、 花期:7月~8月、雌雄異株又は同株、
美しい果実は花のない時期には目立ちます。


クサギ(臭木)
クマツヅラ(シソ)科クサギ属、落葉低木、花期:8月~9月、
果実は核果。直径6〜7mmの球形。10〜11月に熟すと光沢のある藍色になる。 


ニシキギ(錦木) ニシキギ科ニシキギ属 、落葉低木、
コマユミに似ていますが、枝に翼がある事から見分ける。
最初は、翼がないのでコマユミと思っていましたが、良く調べたら木の幹に翼があるようです。

ナンテン(南天)  メギ科ナンテン属、常緑低木、熟果期:11月~2月、
紅葉と秋から冬まで付ける赤い実が魅力。瑞祥の実として正月に欠かせない。
シロミノナンテンも合わせておきます。赤い実に比べるとあまり見かけないですね。

カリン(花梨) バラ科カリン属、落葉高木、花期:4月、
果実は生薬名を和木瓜(わもっか)、喉の薬として利用。

秋の木の実に赤い色の物が多いですが、
どうやら これは鳥に見つけてもらいやすくする為らしいです。
鳥の視覚は、人間同様に赤色を見分けることが出来、その実を食べることで、
種が運ばれ様々の場所に撒かれ、その種を増やしていけるからなのでしょう。
鳥の色彩や模様が豊富なのも、鳥類が色彩やパターンを認識する視覚機能が特に優れているからです。
花が春に黄色が多い理由は、昆虫に気付いてもらう為でした、花粉を運び受粉の為でした。
又、タンポポの様に種子を綿毛に付けて遠くに飛ばしたり、
オナモミ(引っ付き虫)の様に、人間や動物に棘で引っ付いて遠くに行くなど
センダングサの実など、散歩から帰ってきたらズボンから払うのが大変です、
様々な工夫がされてその植物の生息域を拡大しているんだと考えられているんですね。
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晩秋の木の実から、ツルウメモドキ、トウネズミモチ、カナメモチ、他。

2022-11-16 | 樹木(実)
晩秋となれば多くの草木もシーズン終わりとなりますので、寂しくなります。
散歩途中のものから幾つか集めてみました。

ツルウメモドキ  ニシキギ科ツルウメモドキ属、
10〜12月に黄色に
熟す。熟すと3つに割れ、橙赤色の仮種皮に包まれた種子は存在感ある。

トウネズミモチ(唐鼠黐)
モクセイ科イボタノキ属、常緑小高木、中国原産、花期:6月~7月、
ネズミモチより、葉も実もやや大きい。緑色から紫黒色に変わりました。
実はたくさん付けて垂れ下がっている。果実はネズミモチよりやや球形になる。

▼カナメモチ     別名:アカメモチ
バラ科カナメモチ属、常緑小高木、花期:5月~6月上旬、生け垣向き。
モチノキに似ているが、果実は楕円形で約5mm程で赤く熟す。

キヅタ(木蔦)    別名:フユヅタ、オカメヅタ
ウコギ科キヅタ属、常緑つる性広葉、花期:10月~11月、
花の後には直径8ミリほどの実ができ、翌春に黒紫色に熟す。

スモークツリー  ウルシ科ハグマノキ属、雌雄異株の落葉樹。
別名ケムリノキと言われるが、モクモクなるのは雌株らしいです。
開花の時期は6月~8月、開花後の花柄(かへい)がふわふわとした煙のようになり、
どこか幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。

▼タチバナモドキ(橘擬き) ? こんなに寂しいタチバナモドキがあるのでしょうか?


カキ(柿)             ▼ロウヤガキ(老鴉柿) カキノキ科 
柿の種類は色々あると思いますが、近くには取り損ねたどうか分かりませんが、
鈴生りなのに取る気配がないものが多く見られます。
我が家の様に収穫したかったがアライグマに丸ごと取られ羨ましがっている人もいる。

ナツメ(棗 ) クロウメモドキ科ナツメ属
和名は夏に入って芽が出ること(夏芽)に由来する。
果実は乾燥させたり(干しなつめ)、菓子材料として食用にされ、また生薬としても用いられる。
毎年取ったのを見たことがないです、かなりしなびれた実がまだついています。

蔓性のミツバアケビキウイも何時取るのでしょうか?  
取って食べないとフードロスになるのでしょうか。
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秋の木の実(10月)ツルウメモドキ、ヤマブドウ、ミツバウツギ、他。

2022-10-28 | 樹木(実)
前回は、赤い木の実として投稿し、今回それ以外の投稿しますが、
考えてみたら木の実の色は、成熟過程で色が変わるものが多いですので、
余り色にこだわらないつもりです、皆さんが感じているのと印象が違うかもしれません。

ツルウメモドキ(蔓梅擬)   ニシキギ科ツルウメモドキ属、
10〜12月に黄色に熟す。熟すと3つに割れ、橙赤色の仮種皮に包まれた種子は存在感ある。
はじめは緑色ですが、次第に黄色っぽくなり完熟すると皮が3つに裂けてはじけます。
そして、中から赤い実が現れます。果実の直径は7〜8mmほどの球形です。


シャリンバイ(車輪梅 )   バラ科シャリンバイ属  10-11月:果実に
果実(液果)は秋に黒紫色に熟し白い粉(ブルーム)をふく。
薄い果肉を取り除くと茶褐色をした大きな球形の種子が1個ある。


ヤマブドウ(山葡萄)  ブドウ科ブドウ属  蔓性落葉低木、
果実は径0.8~1cmほどの球形の液果で、黒紫色に熟して食べられます。

ナツハゼ(夏櫨)   ツツジ科スノキ属
夏の終わり頃から秋にかけて黒い果実を実らせます。


ミツバウツギ(三葉空木)  ミツバウツギ科
名はウツギであるが、実際は空木ではない、花がユキノシタ科のウツギに似ているから。
果実は蒴果で、折り紙の奴さんの袴に形はそっくり。
偏平で膨らみがあり、中には1~3個の淡黄色の種子がある。

ナツツバキ(夏椿) 別名:シャラノキ ツバキ科ナツツバキ属 
花の後には乾いた果実ができ、9~10月頃に熟すと自然と五つに裂け、
中から種子がこぼれ落ちる。空になった実はその後も長い間、枝に残って越冬する。


アオツヅラフジ ツヅラフジ科    ▼サルトリイバラ サルトリイバラ科シオデ属


ハナイカダ(花筏) ハナイカダ科  ▼クルミ(胡桃 )  クルミ科


クヌギ(椚木 )ブナ科コナラ属    ▼カシワ(柏 ) ブナ科 果期は10 - 11月 

ナツツバキ(夏椿) ツバキ科ナツツバキ属
花の後には乾いた果実ができ、9~10月頃に熟すと自然と五つに裂け、
中から種子がこぼれ落ちる。空になった実はその後も長い間、枝に残って越冬する。
  

クサギ(臭木 )  クマツヅラ科クサギ属
花の後にできる果実は直径6~7ミリの球形。10~11月、光沢のある藍色に熟す頃には、
果実を覆っていた卵形の萼が紅紫色の星形となって開き、そのコントラストが人目を惹く。

ハナミズキ(花水木)ミズキ科    ▼オトコヨウゾメ レンプクソウ科ガマズミ属

まとまりのないものになってしまいましたが、10月分として丸めてしまいました。
酷い写真も入ってしまいましたが、容赦願います。
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秋の木の実(10月) 赤い木の実、ガマズミ、ゴンズイ、ニシキギ、他。

2022-10-26 | 樹木(実)
昨日は内視鏡検査で。都内の病院まで出掛け丸1日何も食べてないこともあり、
ぐったりとして帰ってきました。
10月に入り帰省したこともあり、近所含めてあまり散歩をしなくなっていました。
身の周りでも秋の花木も実を付けているものばかりしか撮っていませんでした。
今回はその内の赤い実は多かったのでそれだけを選んでみました。

ガマズミ(莢蒾)   別名:カリンカ
ガマズミ科ガマズミ属、落葉低木、花期:5月~6月、
晩夏から秋にかけて3-5mm程度の果実をつけ、食用となる。果実は赤く熟し、
最終的に晩秋の頃に表面に白っぽい粉をふき、この時期がもっとも美味になる。

ヤマボウシ (山法師)
ミズキ科ミズキ属、落葉高木、花期:6月~7月、果実:8月~9月、
果実は赤く熟し食用になり、果肉は柔らかく甘さがあり、ジャムや果実酒に利用する。  

ゴンズイ(権萃)  別名:クロハゼ、コゼノキ
ミツバウツギ 科ゴンズイ属 落葉小高木 花期:5月~6月 果実:9月~11月
秋に熟した赤い実が割れ、なかの黒い種が顔を出し、面白い姿を見せます。


ニシキギ(錦木)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
小さな果実は秋の深まりとともに熟して果皮が裂ける蒴果で、
晩秋に橙赤色の仮種皮で覆われたタネが垂れ下がる姿もかわいらしいものです。
また、緑色の若い枝には浅い土色でコルク質の翼(よく)がある特徴的な枝をもつ。

ノイバラ(野茨 )   別名:ノバラ
バラ科バラ属、落葉つる性低木、花期:5月~6月、果期:9月~11月、
花よりも目立つ実(偽果)は、秋から冬にかけて赤く熟し、
ジャムや果実酒あるいは装飾用に使われる。

マユミ(真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
朱色がかった赤色の四角い果実で、熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に
覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。
虫がいるとどうしても撮りたくなります。(キバラヘリカメムシ?)

コマユミ(小真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
果実はさく果。1〜2個の分果に分かれる。分果は長さ5〜8mmの楕円形。
熟すと裂開し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。

木の実でも黒いものや黄色いもの等色々ありましたが、赤いのだけで多くなりそうなので、
次回回しとしました。
一部ピント合わせがなってないものもありますが大目にみて下さい。
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木の実似たもの同志、ネズミモチVsトウネズミモチ、シロヤマブキvsスイカズラ、他

2020-12-24 | 樹木(実)
今頃多くの樹木が実を付けています。
中でも、ネズミモチとトウネズミモチは似ていて間違い易いです。
葉脈が裏面から透かして見て見えるのが、トウネズミモチ、見えなければネズミモチ、
と言われていますが、私は果実の形が楕円形がネズミモチ、球形に近いがトウネズミモチとしています。

ネズミモチ(鼠黐)
モクセイ科イボタノキ属、常緑小高木、花期:5月~6月、
葉がモチノキに似ていて、果実がネズミの糞に似ているところからの命名なのです。
葉は長さ4-8cm、全縁。厚くて両面無毛。楕円形であるが、日光を強く受ける葉は
より丸くなる傾向があり、若い個体やシュートでは細長く先端が尖る傾向がある。
実は紫黒色の1cm弱の楕円形

トウネズミモチ(唐鼠黐)
モクセイ科イボタノキ属、常緑小高木、中国原産、花期:6月~7月、
ネズミモチより、葉も実もやや大きい。
実はたくさん付けて垂れ下がっている。果実はネズミモチよりやや球形になる。

〇〇モチの名前がついて似ていますが、バラ科モチノキ科で別系統です。 
カナメモチ(要黐)  別名:アカメモチ
バラ科カナメモチ属、常緑小低高木、花期:5月~6月、
果実は、冬に赤く熟す。直径5mmくらいの楕円上球形で、先端に萼片が黒く残る。
この実の特徴はバラの実を含めて、共通性がある。

シロヤマブキ(白山吹)
バラ科シトヤマブキ属、落葉低木、花期:4月~5月
秋にできる実は黒く熟すが、野鳥に人気がないのか、長い間枝に残る。
黒い実が四つで一セットになる。

スイカズラ(吸葛)  別名:ニントウ(忍冬)
スイカズラ科スイカズラ属、つる性木、花期:5月~7月、
果実は液果。直径5〜6mmの球形で、2個ずつ並んでつく。

ハナミズキ(花水木)  別名:アメリカヤマボウシ
ミズキ科ミズキ属、落葉高木、アメリカ東部原産、花期:4月~5月、
花の後にできる実は10~11月頃になると深紅に熟す。
写真は葉、上に合わせて4個ですが、枝先に数個がまとまって実るのが普通で す。


コクサギ(小臭木)
ミカン科コクサギ属、落葉低木、花期:4月~5月、雌雄異株、
葉の臭気がクサギに似るが、葉や木全体が小さいため、コクサギと名付けられた 。
花の後にできる実は四つの「分果」に分かれ、10~11月に熟すとそれぞれが二つに裂け、
中から黒い種子が勢いよく飛び出す

トキワサンザシ(常盤山査子)
バラ科タチバナモドキ属、常緑低木、西アジア原産、花期:5月~6月、
果実は鮮やかな紅色。 果実は直径約9mmのやや扁平な球形。

似た仲間にタチバナモドキやヒマラヤトキワサンザシがあり、合わせてピラカンサと呼ばれる。

タチバナモドキ(橘擬き)
バラ科タチバナモドキ属、常緑低木、中国原産、花期:5月~6月、
果実は橙黄色に熟す。 果実は直径約9mm、 厚みは約5mm。

ツルウメモドキ(蔓梅擬き)
ニシキギ科ツルウメモドキ属、つる性落葉樹、花期:5月~6月、
果実は黄色に熟す。熟すと3つに割れ、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。


マサキ(柾)
ニシキギ科ニシキギ属、常緑小高木、花期:6月~7月
マサキの実. 熟すと3~4つに裂けて、種子が飛び出す.。果実は球形で径7mm。

センダン(栴檀)
 センダン科センダン属、落葉高木、有毒植物、別名:オウチ(楝)、アミノキ

イブの夜、皆様如何お過ごしでしょうか?
不覚にも私は風邪を引いてしまいました。(熱はありません ホッ)
ブログ投稿途中でしたので、木の実の分は取りあえず投稿しますが、
しばらくは休養の為にお休みします。
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秋、木々の赤い実、マユミ、ニシキギ、コマユミ、ウメモドキ、他

2020-11-05 | 樹木(実)
北国の方では初雪の便りがあちこち聞かれますが、
朝の冷え込みもだんだん多くなってきます。
春咲いていた木々の花も今ではどんどん実が色づいてきました。

マユミ(真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
朱色がかった赤色の四角い果実で、熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に
覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。
 

ニシキギ(錦木)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
小さな果実は秋の深まりとともに熟して果皮が裂ける蒴果で、
晩秋に橙赤色の仮種皮で覆われたタネが垂れ下がる姿もかわいらしいものです。
また、緑色の若い枝には浅い土色でコルク質の翼(よく)がある特徴的な枝をもつ
 

コマユミ(小真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
果実はさく果。1〜2個の分果に分かれる。分果は長さ5〜8mmの楕円形。 
熟すと裂開し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。
 

ツルウメモドキ(蔓梅擬き)
ニシキギ科ツルウメモドキ属、落葉つる性本木、花期:5月~6月、果実:10月~12月、
果実はさく果。直径7〜8mmの球形で、黄色に熟す。熟すと3つに割れ、
橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。
 

ウメモドキ(梅擬)
モチノキ科モチノキ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~12月、
果実は核果。直径約5mmの球形で、9〜10月に赤色に熟し、落葉後も落ちずに残り美しい。

ガマズミ(莢蒾)   別名:カリンカ
ガマズミ科ガマズミ属、落葉低木、花期:5月~6月、
晩夏から秋にかけて3-5mm程度の果実をつけ、食用となる。果実は赤く熟し、
最終的に晩秋の頃に表面に白っぽい粉をふき、この時期がもっとも美味になる。
 

ハナミズキ(花水木)  別名:アメリカヤマボウシ
ミズキ科ミズキ属、落葉高木、花期:4月~5月、果実:10月~11月、
アメリカヤマボウシの名は、アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。
花の後にできる実は深紅に熟す。枝先に3~4個がまとまって実るのが普通で、
実は落葉後もしばらくは木に残る。アオキのように光沢があって美しく、
小鳥の御馳走になるが、毒性があるため人間は食用しない。
 

ピラカンサ(トキワサンザシ)
バラ科トキワサンザシ属、常緑低木、花期:5月~6月、果実:10月~2月、
ヨーロッパ原産のトキワサンザシは鋸歯がある葉は濃緑色で秋に赤色の果実を多数付ける。
中国原産のタチバナモドキは、葉の裏面はフェルト状の毛が密生し、果実はオレンジ色です。

コトネアスター     別名:ベニシタン(中国原産)
バラ科シャリントウ属、常緑低木、花期:5月、 観賞期:10月~1月、
コトネアスターは、寒さに強く、また果実や紅葉が美しく、庭園樹としてよく栽培されています。 
ピラカンサによく似ていますが、コトネアスターの葉には鋸歯がないこと、枝には棘がないことで区別。 
50種近くの品種があるが、多くはインド北部、チベットを原産地とする。
種類によって特徴は千差万別である。地面を這って伸びて行く匍匐性のコトネアスターも多くい。 
 

珍しいものはありませんが、毎度秋にあると目にするものばかりです。
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実りの秋、身近な果実より、イチジク、アケビ、ナツメ、他

2020-10-18 | 樹木(実)
昨日の冒頭に、雨模様の寒い日と書き出しましたが、
この「雨模様」の正しい使い方は、「雨が降りそうな様子」という意味で、
 「雨が降ったり止んだりしている様子」と意味を間違えていました。
mm単位の小雨ながらも降っていましたので、言い方が間違いでした。
言葉は難しいですね。

今日は身近な果実の画像のみを並べてみました。

イチジク(無花果 )  田舎では夏頃採っていた気がしますが、

クリ(栗) シバクリ(柴栗)又はヤマクリ(山栗)


アケビ(木通)  
子供の頃は甘くて良く採りに行きましたが、今は食することもなくなりました。
今頃、一ヶ所のみ花が咲いているのもありました。


キウイ(フルーツ)  和名はオニマタタビ
▼野生のキウイ  小振りで丸い形のものがぱらぱらと付いていました。

ザクロ(柘榴)

ナツメ(棗) 和名は夏に入って芽が出ること(夏芽)に由来する 。 

カリン(花梨)   花梨酒にするのが一般的です。


カキ(柿)  柿の品種は様々ですね。
我が家の柿は甘柿ですが、熟す頃にはアライグマの餌となっています。


ロウヤガキ(老爺柿)   柿が出たついでに載せちゃいました。
渋柿で食用には向かないが、盆栽や庭木として広く用いられている。 
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ローズヒップのバラの実とは(?)

2020-10-01 | 樹木(実)
秋になり、草木の実が多く見られるようになりました。
その中でバラの実も見ることがありました。
バラの実と言えば「ローズヒップ」と言う言葉がありました、
バラのピップ? お尻ではないよな、とよく分かっていませんでした。

そこで、ローズヒップとは?  Wikipediaによると、
ローズヒップ (rose hip) は、バラ科バラ属の植物(いわゆる「バラ」)の果実である。
「ヒップ」は「尻」とは無関係で、本来は「ヒップ」だけでバラの果実を意味する単語である。
”ローズヒップティーには女性に嬉しい美容成分が豊富に含まれています”等の
キャッチコピーを目にすることはあっても、全く縁のなかった言葉でした。 

それでは、バラの実なら何でもいいのかな?
と並べてみましたが、庭のバラには実を付けないのも多いです。

ローズヒップと呼ばれるのは、何の種類のバラでしょうか?
ネットで見ると、”ハマナス”や”イヌバラ”とありました。
イヌバラこれはあまり馴染みの無い名前でした。
ドッグローズ(イヌバラ)は、ヨーロッパ原産とするワイルドローズの一種ので、”ロサ・カニーナ”のようです。
イヌバラの犬が付いている名は、”栽培用に比べて価値が低い”意味で付けられた、
又、18-19世紀に狂犬病の治療に用いられたことに由来している可能性も考えられるようです。
ヨーロッパ・北アフリカ・西アジアに自生する。 
園芸店では販売されているようですが、私は見たことがない(?)と思います。
イヌバラは投稿むりなので、自分の周りでは、ノバラ(ノイバラ)が一番近そうです。

ノイバラ(野茨)
バラ科バラ属、落葉低木、花期:5月~6月、河原や原野、林縁などにふつうに生える。 
果実は、径6~9mmの卵形で9〜11月に赤熟する。
5月に咲いていた花。

ハマナス(浜茄子)    別名:ハマナシ
バラ科バラ属、落葉低木、花期:6月~8月、海岸の砂地に生える。
和名ハマナスの語源は、浜(海岸の砂地)に生え、熟した果実が甘酸っぱいので、
ナシに例えて「ハマナシ(浜梨)」という名が付けられ、それが転訛したとしている。
果実は、径2~3cmの偏球形で赤く熟す。
ローズヒップとしてお茶やジャムになる 。
現在では自生している野生のものは少なくなってしまい、
多くの県で絶滅危惧種もしくは準絶滅危惧種に指定されています 。
近くにあるハマナスの実はまだ未熟でした。
花は、4年程前の春に佐渡の海岸で撮影。

今回も又イヌバラにたどり着くことが出来ませんでした。

<一口メモ> ローズヒップの効用
そのままでもおいしく食べられますが、実を乾燥させたり、種を圧搾してオイルを抽出したりして、
古くからハーブティーや料理・スキンケアなどに用いられてきました。
ハーブ用ローズヒップの栽培・収穫に用いられるバラは、ヨーロッパ原産のイヌバラ(ドッグローズ)、
茨城県・鳥取県から北海道までの海岸に自生するハマナスが代表的です。 
ローズヒップにはビタミンCが豊富に、他にも様々栄養分が豊富に含まれています。 
美容・健康効果1 美肌効果 (ビタミンC,A、E)
美容・健康効果2 便秘解消・腸内環境を整える。(食物繊維)
美容・健康効果3 ホルモンバランスを整える。(ビタミンE)
美容・健康効果4 貧血予防。(鉄分) 他にも疲労回復・風邪予防、利尿作用等。
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秋の木の実まだ完全に熟していないが、コクサギやツルウメモドキの実、他

2020-09-17 | 樹木(実)
秋になり朝夕はやや凌ぎ易くなったとは言え、関東地方の3ヶ月予報によると、
9月、10月はやはり平年よりは高いと予想されています。
実りの秋と言われて木の実も色付きますが、今はまだまだ未熟ですが、参考程度に
アップしてみました。

コクサギ    ミカン科コクサギ属、  花は、2020/04/27投稿済

ツルウメモドキ  ニシキギ科ツルウメモドキ属、
10〜12月に黄色に熟す。熟すと3つに割れ、橙赤色の仮種皮に包まれた種子は存在感ある。 

マユミ  ニシキギ科ニシキギ属、これも熟した実の方が花よりキレイだと思います。

ガマズミ  ガマズミ科ガマズミ属、
果実は赤く熟し、最終的に晩秋の頃に表面に白っぽい粉をふき、この時期がもっとも美味になる。


ホオノキ(朴の木 )  モクレン科ホオノキ属、 花は、2020/05/08投稿済

ヤマボウシ  ミズキ科ミズキ属、苺のような実 花は、2018/05/18投稿済


コムラサキ  クマツヅラ科ムラサキシキブ属、葉柄の所から少し離れて実を付ける。

ツバキ(ヤブツバキ) ツバキ科ツバキ属、▼ナツツバキ ツバキ科ナツツバキ属、

ハナミズキ ミズキ科ミズキ属、  ▼シロヤマブキ バラ科シロヤマブキ属、
 花はどちらも、2020/04/25投稿済 


ウリカエデ ムクロジ科カエデ属、  ▼ミツバウツギ  ミツバウツギ科


クリ  ブナ科クリ属、       ▼トチノキ ムクロジ科トチノキ属、
クリの実とトチの実は似ていますが別物で、トチの実は少し大きいですが、灰汁が強くて食べられず。
 

クヌギ ブナ科コナラ属、      ▼コナラ  ブナ科コナラ属、

シラカシ  ブナ科コナラ属、東日本で単にカシの木という場合は本種を示す、 
堅果は、アラカシとよく似ているが、殻斗 の横縞がはっきりと目につき、堅果に深くかぶさっている。
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実りの初夏(?) サクランボ、キイチゴ、ナツグミ、ヤマグワ

2020-06-09 | 樹木(実)
春に花が咲いた木は、その後実を付けて食用出来るものもあります。
子供の頃は、これらを楽しみに山に出掛けたこともありました。

サクランボ(桜桃)
バラ科サクラ属、
サクラには、鑑賞用の花を見て楽しむ桜と、食用サクランボの桜があります。
花見で見るソメイヨシノは実が付いても、食べても美味しくないようです。
食用のサクラの代表種は、セイヨイミザクラです。
これは、市販品ほどの大きさではないが、やや小粒で摘まんでみましたが、
甘味はほとんどありませんでした。
酸味が強いシナミザクラ(別名カラミザクラ)かもしれません。


キイチゴ(黄苺)  正式名:モミジイチゴ
バラ科  野生のイチゴの中で最も美味しい。

ヘビイチゴ(蛇苺)
バラ科キジムシロ属、田のあぜや湿った道端に生える。 
和名の語源については実が食用にならずヘビが食べるイチゴ、ヘビがいそうな所に生育する、
イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことからなど諸説がある。 
ドクイチゴとも呼ばれるが、無毒。食したことはありません。


ワイルドストロベリ-   和名:エゾヘビイチゴ
バラ科イチゴ属、北米原産、常緑多年草のハーブです。 花期:4月~7月
イチゴの野生種なので性質がとても丈夫な植物です。

ナツグミ(夏茱萸)
グミ科グミ属、落葉低木、花期:4月~5月、庭のあちこちに赤い実を付けている。
果実は偽果。長さ1.2〜1.7cmの広楕円形で、5〜7月に熟す。


ウグイスカグラ(鶯神楽)
スイカズラ科スイカズラ属、落葉低木、花期:4月~5月、
果実は液果。長さ1〜1.5cmの楕円形。6月に赤く熟す。

ニワウメ(庭梅)   別名:アカバナユスラウメ」
バラ科スモモ属、落葉低木、中国、朝鮮原産、花期:3月~5月
6月頃に赤く熟し、生で食べることができる 。まだまだ熟していません。


ヤマグワ(山桑) 
クワ科クワ属、落葉高木、雌雄異株(稀に同株)で、4~5月ころに花が咲く 。
かつては中国産のマグワと共に養蚕のための重要な飼料として栽培され、「蚕が食う葉」から「クワ」と呼ばれる。 
クワは、クワ科クワ属の総称。別名:マルベリー、ミュール
美味しい! あっさりとした甘さ、酸味もきつくなく食べやすいです 。

子供の頃、クワを口の回りを黒くして食べていました。今食べても美味しいです。
勿論、熟さないうちは苦かったり、酸っぱかったり、毒性があったりして美味しくないのです。
クワとヒメコウゾの花は、20/4/28に投稿済です。

ヒメコウゾ(姫楮)
クワ科コウゾ属、落葉低木、花期:4月~5月、雌雄同株。
雌花の後には球形の果実ができ、6月頃に熟す。
キイチゴのような外見だが甘味があり、生で食べることができる。

ヒイラギナンテン(柊南天)    別名:トウナンテン
メギ科メギ属、常緑低木、中国原産、花期:3月~4月、
早春に長い花穂に多数つく黄色い花、初夏に熟す黒青色で粉を吹いた果実と、
1年を通じて観賞できる植物です。 
青く熟した実はとても苦くて酸っぱく、見た目と違い不味いようです。

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