花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

裏山の雑木林散策 目につくのはキノコばかりなり

2023-12-18 | 植物
最近は裏山に登っていないので1時間位様子をみようと行って見ました。
昔は、愛犬みみが山を駆け巡っていた懐かしい所です。
最近は人が入らなくなり倒木ばかりで無理せずに奥に立ち入ることをやめました。
枯草の踏みしめる音しかせず、花は勿論、虫もいず、鳥の声も殆どなく、
静寂の中でしばし孤独をかみしめていました。
あるのは、倒木などにもついているキノコだけが目に付きましたので幾つか撮ってみました。
勿論、名前など分かりませんし、とても皆様に見て下さいとは言い難い投稿です。
かなりの人でも名前を同定するのは難しいようです。
元来キノコは菌類であり、カビと同じような微細な組織からなる生物である為。


この付近は熊こそいませんが、イノシシ、アライグマ、タヌキ、イタチ等がいますので、
決して一人で行かないで下さいとカミさんに釘を刺されてしまいました。
多分もうこれから行くことはないでしょう。

倒木にかなり大きいキノコと思っていましたが、
上から見たら、サルノコシカケになにやら付加して珍しいものでした。
立木にもびっしりと生えています。
▼ヒイロタケ?



▼ウツワタケ?
▼シロハカワラタケ?

▼カワラタケ?            ▼コフキサルノコシカケ?

キノコ(茸、菌、蕈)とは、 (by Wikipedia )
特定の菌類のうちで、比較的大型の(しばしば突起した)菌類が
胞子整形のために作り出す複雑な構造、あるいは担子器果そのものをいう俗称である。
キノコと言えばより大きい、傘状になるものを指す。
しかし不正確だが、それを作る生物の種そのものを指す場合もあるということ。
枯れ枝の表面などに張り付いていたり埋もれていたりする微小な点状のものもキノコと見なす。

山にはまだまだ色々ありますが、キノコは知識不十分の為に深堀りしませんでした。
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竹の花後は枯れるを確認、これはラッキーか?

2022-03-01 | 植物
普段はあまり行かない場所で散歩中に見つけました。

この場所の大部分の竹は枯れ始めています。
竹の花は珍しいとされていますが、少し時期的には遅いですが、枯れ花らしいものは見られました。
イネ科の花らしいものも付けているのもあります。

マダケの開花はなんと120年にいちど! しかも一斉に開花したあとは、竹林ごと枯死!? と言われていますが、、
これはマダケかどうか分かりませんが、少し小ぶりの竹の様でハチクかもしれません。

竹の花は、めったに咲きません。笹ではおよそ50年、竹の類ではおよそ100年にいちど。
きっと一生見ない人も多いことでしょう。そして一斉に咲いたあとは、なんと竹林ごと枯死してしまいます。  

それじゃこれは、吉報いや不吉の前触れ、花は咲かなくとも、竹は地下茎で
殆どが繋がっているので、普通は花が一本だけ咲くとは考えられないです。
しかし地下茎で繋がっていない竹は違う時に花を咲かせてもおかしくはないですね。

そこで調べてみたら、
実は竹笹の開花のスタイルというのは実に多様です。
竹は、温帯性竹類、汎熱帯性竹類、草本性竹類の3群に大きく分類され、
草本性竹類(日本では身近にない)は毎年開花します。
一方で、温帯性竹類、汎熱帯性竹類の開花は滅多に起こらないことが知られています。
同じ温帯性の竹でもモウソウチクとハチクでは、開花周期が異なります。
(モウソウチク67年周期、マダケ、ハチクは120年周期と言われているが)
更に様々な点で驚くほどモウソウチクとハチクは異なっています。
例えばウソウチク部分開花(竹林内で一部の稈でのみの開花)が主である一方で、
ハチク一斉開花(竹林で花が一斉に咲いて竹林ごと枯れてしまう)が起こることが知られています。

木は年輪を見るとおおよその樹齢が分かりますが、竹の年齢は?
大型竹類の年齢を見分けるには、まず「ざっくりとしか分からない」ことを前提に、
稈の皮や色などの複数の方法を組み合わせて見分ける方法が妥当で、
細かく見るなら別の方法が必要です。

タケは広義には、イネ目イネ科タケ亜科に属する植物 、狭義にはササと区別され、
稈が成長するとともにそれを包む葉鞘(竹皮)が早く脱落してしまうものをタケといい、
枯れるまで稈に葉鞘が残るものをササという。

竹の種類については、21/12/17に投稿してますので、割愛します。
以下ササの名も出て来ましたので余談ですが、

オカメザサ(阿亀笹)
和風庭園の下草として広く使われる。背が低いので「笹」に見えるが、「竹」に分類される。
(大きくなると直ぐに茎の周りの皮(鞘)が落ちてしまう)
東日本では冬季に葉の縁が白くなりやすい
先端部近くには、竹皮の名残ような白い殻が目に付きます。
付近には枯れたオカメザサです。

クマザサ(隈笹)
日本庭園に多用される笹、葉の縁取りが美しくて人気がある。
開花は夏だが、その周期は30年ともいわれ、目にする機会は少ない。未だ見てません。
やや紫色を帯びた緑の花は直径6ミリほどで、茎の下部から伸びた花柄の先に小さな穂状になって咲く。
新葉のうちは全面が緑色だが、秋が深まって寒気にさらされると葉の縁が白く枯死して模様のようになる。
この様子を歌舞伎のメイクである「隈取(くまどり)」にちなんで、牧野富太郎氏がクマザサと命名した。

クマザサに似ていますが小振りなので、ミヤコザサ(都笹)かも。
葉は長さ10~25センチ、幅2~5センチで枝先に5~7枚ずつ生じる。
表面は明るい緑色で無毛、裏面には軟毛が密生し、葉の先端は少しずつ細くなるため、イトザサという別名がある。
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花が咲かない植物、いつも見ているが名が分からないシダ植物。

2022-02-17 | 植物
寒い冬には、花が咲かない植物は多いですが、
暖かくなっても花が咲かない植物があります。
その中から身の周りからシダ植物を探してみました。

シダ植物の特徴は、
根、葉、茎の区別があり、花が咲かないので種子もできない植物。
シダは耐陰性があるものが多く、室内で育てやすい植物です。
葉が特徴的なものが多いため、観葉植物としても人気がありますが、
散歩して見つけたものだけですので、野生で見慣れたものだけです。

シダ植物は、マツバラン類・ヒカゲノカズラ類・トクサ類・シダ類の4群から構成。

全く名前が分からないので、葉の形から名前を調べてみました。
松江の花図鑑 のシダ植物等を参考にささせてもらいましたが、品種が多くて
 よく分かっていませんので、間違っていたらご教示お願い致します。
*(シダ植物は世界に約1万種類あり、日本には約700種類があるようです)

ヤマイタチシダ(山鼬羊歯)
オシダ科オシダ属 常緑性シダ植物、本州〜九州の山地の林縁に生える。
2回羽状浅裂~全裂、先端は長細くなる、羽片は光沢のない緑色で、辺縁は反曲する  羽片先の辺縁は全縁 。

▼??   胞子嚢の付き方が違うので上のものと違うのかどうか?葉だけ見ても良く分かららず


ハシゴシダ(梯子羊歯)
ヒメシダ科ヒメシダ属、関東以西~九州の林下のやや乾いた所に生える。
葉身は広披針形の2回羽状深裂、光沢のない黄緑色〜緑色、柔らかい紙質。

オクマワラビ(雄熊蕨)?
オシダ科オシダ属 常緑シダ植物 北海道〜九州の低地から山地までの林縁に生える。 
根茎は太く直立。葉柄基部に広披針形、光沢のある黒褐色〜褐色の鱗片が密生し、
中軸では黒褐色で狭披針形の鱗片がまばらにつく


ヤブソテツ(藪蘇鉄)
オシダ科ヤブソテツ属、常緑シダ植物、本州〜九州の平地から山地までの林床、林縁に生える。 
葉身は単羽状複葉。側羽片は10〜25対つき、基部は円形〜切形で耳垂が目立たない。
辺縁は波状で先端には鋸歯がある。


▼アイノイノモトソウ(あい井の許草)
イノモトソウ科イノモトソウ属、東北南部以西〜九州の人里近い所に生える。イノモトソウ×オオバノイノモトソウの雑種と推定 され、
外見はイノモトソウ似とオオバノイノモトソウ似のものがあるが、
いずれも中軸にイノモトソウと同じような翼ができる。  下右:葉の裏側
 


オオバノイノモトソウ(大葉井許草)
イノモトソウ科イノモトソウ属、
丘陵地から山地の林内に生え、1年中緑の葉をつける、写真は小さな個体。
同じ仲間のイノモトソウより葉が大きいことからその名が付いたが、
オオバノイノモトソウは葉軸に平たく突き出た部分がないことでも見分けがつく。



ノキシノブ(軒忍)
ウラボシ科ノキシノブ属、常緑シダ植物、
樹の樹皮や崖、傾斜が急な場所の地表などに生える。 
葉は長さ12〜30cm。先端側、基部とも細くなる。

番外編
フユノハナワラビ(冬の花蕨)
ハナヤスリ科ハナワラビ属、冬緑性シダ植物、本州〜九州の向陽の山野に生える。 
上部につく胞子嚢穂は2回〜3回羽状に分岐し、円錐状に丸い胞子嚢をつけ、秋に熟した後に枯れる。

カタヒバ(片檜葉)
イワヒバ科イワヒバ属、常緑性シダ植物、宮城県以南〜九州の山林中の岩上や樹冠に生える。 
葉は黄緑色で、葉状枝は集まらずに開き、垂れ下がる。 
背葉の辺縁には白膜はなく、先端は鋭尖状。右:葉の裏側
似たイヌカタバミかもしれないです。 


当初シダとして葉の表面を撮っていましたが、花が咲かず種がなし、で胞子で増えるとなると、
その胞子嚢(ほうしのう)が、葉先や、ふちに付いたり、葉の裏に付くもの等があり、
これらにより見分けることになります。随分と色々な付き方があります。
又、花が咲かない植物にコケ植物もありますが、その違いは、
葉や茎や根の区別がない胞子植物です。
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待ち望む春よ、早く来い、植物はみんな待っている。ハクモクレンの花芽。

2022-02-12 | 植物
先日10日、関東地方は警報級の大雪かと報道されていましたが、
八王子の自宅付近は対して積もらず、全くスコップでの雪かきをする事なく終わりました。

雪がないなら早く春になって欲しいですね。
今時の冬景色といっても、単に枯れ木も山の賑わいだけですが、春の兆しも少しずつあります。

メタセコイヤの並木ですが、既に全て落葉しています。
 

花の形のような、ユリノキの実     昨年の4月に撮ったユリノキの花です。
 

上のユリノキと花が似ているプラタナス(アメリカスズカケノキ)の実
プラタナスは、鈴をぶら下げたような実がなることで、別名「スズカケノキ」 と呼ばれるが、
一般にスズカケノキと呼んでいるのは、モミジバスズカケノキであることが多い。
葉の切れ込みが大きい順に、スズカケノキ>モミジバスズカケノキ>アメリカスズカケノキとなる。 
見分け方は、葉の半分以上まで切れ込みが入る。また、実のなる数が、
アメリカスズカケノキは1個ずつ、モミジバスズカケノキは2~4個、スズカケノキは3~7個がまとまってできる。

ハクモクレンの花芽、           ハナミズキの花芽がポチっと
 

葉が色づいているのは、オタフクナンテン
矮性なのでオタフクナンテンかもしれないが、葉形はナンテンです。
ナンテンの葉は緑色ですが、日当たりのよい場所では紅葉するようです。

今頃咲いているのは、ロウバイです。少し遠慮っぽく咲いています。

梅はあちこちで咲いています。紅梅の方が早く咲いています。

メリケンカルカヤの綿毛、イネ科の北米原産の要注意外来植物に指定されている。

ススキの穂先の種子の先に毛が生えるがもう全て飛んでしまっている。
右:中央上部にジョウビタキがいるのが分かりますか?

花と言えばフクジュソウ(福寿草)咲き始めは葉がないですが、既に葉が一杯のもある。
又、今日の天気予報で、日曜の夜から月曜の朝にかけて雪の予報が出ています。
2月14日は、コロナワクチン接種3回目の日です。交通機関に混乱ないように祈ります。
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木の幹に張り付く大きなもの,小さいものまで、サルノコシカケ

2022-02-07 | 植物
いつの時期でも見られるものですが、花が無い時期には気になるものに、
木の幹に張り付いているサルノコシカケがあります。

サルノコシカケとは、サルノコシカケ科やその近縁(*1)のキノコの総称です。
日本では4科約40属300種が知られ,ブナ林に日本特産種が多い。
樹木の幹につき,半円形,木質で厚く堅く,上面には同心円紋があるものが多い。
多くは樹木を腐らす害菌であるが,細工用とし,発汗,利尿などの薬用ともなる。 
担子菌類の中の1つで、これを調べていくと複雑になり、又名前も特定が難しいので止めました。 
(*1マンネンタケ科、キコブタケ科など)

サルノコシカケ(猿の腰掛)
名前は、ちょうど猿が腰をかける椅子のような形からで、 「科名」であり総称です。
そのため、椎茸や松茸のようにきのこを指す名前ではありません。
木から栄養分をt撮り取り大きくなりますが、それで木が枯れると自分も枯れます。
傘の大きさや色模様などにより名前を探すことになりますが、種類が多く
素人では名前に責任を持てませんので、未定としておきます。





サルノコシカケはブナの木やナラの木などの広葉樹が生えてい所にできるきのこなのです。
立枯れ木や生きた木に発生します。
ひとつ特徴的なのがコフキサルノコシカケは倒木に発生することが多いと言われていることです。

<番外編>
似たものに蘚苔類と地衣類があります。
コケ植物の分類. 世界で約2万種,日本ではその1/10に相当する約1800種が知られています.
コケ植物は,蘚(せん)類,苔(たい)類,ツノゴケ類の3つに大別できる。
これだけ見て名前を調べるのはやめにしてすべてコケとしておきます。

苔は胞子で増えるため花を咲かせることはありません,
苔類の仲間のほとんどは低地で春先に胞子をまき
蘚類の仲間は苔類よりも複雑になります。

コケの胞子体 

新芽が出て来たばかりでこれからどんどん育ちます、ヒメジャゴケかも?

地衣類 
地衣類は、藻類と菌類が共生している植物。コケのようにごく小さな植物で、
「○○ゴケ」と名のつくものも多いが、現在では地衣類はコケとは別分類されている。
サルノコシカケは以前にも投稿したことがありましたが、
またまたしょうもないものの投稿になってしまいました。
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寒い日に、常緑つる性の木が目立っています。キヅタ、セイヨウキヅタ、オカメヅタ他

2022-01-30 | 植物
当然ながら落葉樹は冬には、葉を落として枯れ木同然の寂しい佇まいです。
しかしそれらの樹木にしっかりと取りついている木もあります。
散歩途中でかなり大きな木に巻き付いているのもありました。

キヅタ(木蔦 )  別名:フユヅタ(冬蔦)
ウコギ科キヅタ属、常緑つる性植物、花期:10月~12月、
他の樹木や岩に付着しながら成長する。
葉は直径2~7センチの肉厚な革質。表面は光沢のある濃緑色で裏面は淡い黄緑色。縁は波打つ。
花後にできる果実は直径6~8ミリほどの球形で水分を含む。
果実が黒紫色に熟すのは翌春4~5月で、中には数個の種子が入っている。
 
11/5に撮った時のものに花弁は落ちて僅かに雄蕊のみが少し写っていました。

常緑樹も葉は枯れて落葉となりますが時期をずらしているので年中緑色に見えているだけです。


エノキにびっしりと張り付いている木、キヅタとは違うようです。

▼?  多分つる性の木と思いますが、直ぐ近くでなかったので、後日調べ直しです。
*1/31追加分です。
10m以上の高木に張り付いています。  根元付近では蔓とは言えない太さです。 
 緑色の葉も見られます。
別の木ですが、蔓が木に張り付いて根が出ています(付着根型樹木です)
以上のことから現在のではテイカカヅラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属) と思われます、
花が咲く時期に決めます。

ハツユキカズラ    (同じキョウチクトウ科 / テイカカズラ属 です)
**まで追加分

セイヨウキヅタ(アイビー)   別名:ヘデラ
ウコギ科キヅタ属 常緑つる植物 花期:6月~7月、
崖や壁などによじ登って成長する。また、垂直面以外の場所でも地面を覆うようにして成長する。

ツタは、落葉するブドウ科ツタ属ですが、今の時期崖一面に垂れ下がっているので、
セイヨウキツタの仲間ウコギ科キヅタ属のオカメヅタかと思います。

オカメヅタ   別名:カナリー・キヅタ、ヘデラ・カナリエンシス 
カナリー諸島原産、アイビー と似ているが、それより葉が大きい。
掌状に3中裂し、光沢がある。 葉柄も7~30センチと長く、互生する。
老木になると葉が小さくなり、裂け目も 小さくなって卵形に近くなる。 
本種は、見かけはツタのようであり、名前にもツタ(ヅタ)の文字があるが、
ツタの仲間(ブドウ科ツタ属)(ナツヅタ(夏蔦))と分類上は全く違うもので、
日本産のキヅタ(フユヅタ(冬蔦))の近縁種である。  

家周りのあちこちにあるアイビー
    
                   ツルマサキ エメラルドガイティー

樹木はあまりよくわからないので間違っていたらごめんなさい。
ご教示頂けたら幸いです。
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2021ファイナル投稿です、いろいろとありがとうございました。

2021-12-30 | 植物
いよいよ年も終わりに押し迫って来ました。
今年の1枚等、自分として満足のいく写真等を載せて締め括りかったのですが、
無理と分かり、各分類から最近撮った写真で今年を締めたいと思います。

<花の部>
ササの花は、60年〜120年に一度咲くといわれる、非常に珍しい花と言われていますが、
これはササの枯れ花でしょうか?

ササ(笹、篠 ) 
イネ科タケ亜科に属する植物のうち、その茎にあたる稈を包んでいる葉鞘が枯れる時まで残るものの総称 。    
場所は違いますが、少し以前にも花を見たことがありました。
笹は、花をつけると枯れてしまいます。また、笹は地下茎で互いにつながっているため、
一つ開花すると一斉に他の笹も花をつけ、そして同じ時期に枯れてしまうのです。
と言うことはもうしばらくするとこの付近は枯れるはずですね、覚えておきます。 

又、笹の花が咲くと不吉なことが起こる前兆であるともいわれていますが、 
昔は、一斉に枯れて悪い病気(伝染病等)がはやるんじゃないかと考えられたり
そんなことはありませんが、
葉が枯れて地盤が緩み崖崩れが起きやすいことがあったのかもしれません。

笹原によっては、毎年のように笹の花が発見されています。
地下茎でつながっている笹同士でなければ、枯れる時期はバラバラです。
毎年のようにどこかしらで花が咲き、笹が更新されていきます。
自然の流れですので、笹の花が咲いたからといって必ずしも不吉だとは限らないのですね。

竹と笹の違いについては、先日の21/12/17”身近にある竹と笹”を参照して下さい。

<草花の実の部>
オモト(万年青 )
ユリ(キジカクシ)科オモト属、多年草、花期:5月~6月、観葉植物。
オモトの見どころは、葉の芸(葉の変化)、斑(模様)、そして大きさです。 
年間を通じて観賞する観葉植物ですが、冬には赤や朱色の実も楽しめます。


<木の実の部>
フヨウ(芙蓉)
アオイ科フヨウ属、落葉低木、中国原産、花期:8月~10月、
美しいピンクの大輪の花を咲かせるフヨウは、夏を代表する花木として親しまれています。

コノテガシワ(側柏 )
ヒノキ科コノテガシワ属、常緑針葉高木、雌雄同株で3~4月になると雌雄それぞれの花が咲く。 
でき始めの実は青みを帯びるが・やがて褐色になって開裂する。

▼ケヤキ(欅)   ニレ科ケヤキ属、落葉高木、
雄大な樹形も冬は葉が枯れ丸坊主です。身近に見る中で一番の大木かも。

 
<昆虫の部>
トドノネオオワタムシ(椴之根大綿虫 )
カメムシ目アブラムシ科、体長は最大で4mm程度,
北海道、東北地方を中心に、10月~12月頃空中を漂う姿が見られ、
まるで雪が舞っている様に見えることから、雪虫(ゆきむし)の愛称で知られる。


今年の投稿の取りは、鳥です。

<野鳥の部>
モズ(百舌・百舌鳥 )♀
スズメ目モズ科 全長20cm、
日本では、留鳥としているが、北方では、秋季に南方や低い山に移動する(冬鳥)。
                   右は、♂ 21/4/6に撮影

カワセミ(翡翠 )   ブッポウソウ目カワセミ科
最後はやっぱりカワセミをと思いましたがこれが精一杯でした。

今年を振り返りブログももう少し趣を変えるつもりでしたが、実現出来ませんでした。
今年はテレビなどでも普通に使われている”バズる”と言う言葉、以前から使われていましたが、
昔には無かった言葉で、インターネット上で投稿が話題になり、多くの人の注目を得ることを指します。 
そこまで行かなくても少しでもお役に立てればなぁなんて考えてしまいます。
とにかく元気でこの1年を乗り越えてきたことに良しとしましょう。

皆さんにいろいろと教えていいただき感謝しています。
どうぞ良いお年をお迎えください。
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この時期になって宿り木が目に付きました。

2021-12-18 | 植物
この時期大きな樹が葉を落として

宿り木とは、他の植物の幹に根を張る寄生木で,日本で,セイヨウヤドリギとして親しまれている 。

ヤドリギ(宿り木 ・ 宿木 ・ 寄生木)
ビャクダン目ビャクダン科ヤドリギ属、常緑多年生植物、
日本のヤドリギはセイヨウヤドリギの亜種とされ,基亜種の果実が白く熟すのに対し、淡黄色になる。
宿主樹木はエノキ・クリ・アカシデ・ヤナギ類・ブナ・ミズナラ・クワ・サクラなど で、
写真は多分エノキとケヤキに寄生しているものと思われます。
枝は緑色の円柱で、二あるいは三股状に分かれます。葉は対生で、葉質は厚くて細長く、
先は丸く、長さ3~6 cm、幅0.5~1 cm程です。
雌雄異株で、2~3月に黄色の花は咲きますが、小さくてあまり目立ちません。
 受粉は虫が行ってくれるんだそうです。 
11月~2月ごろに実をつけます、果実は直径6 mm程の球形で、早春に薄黄色に熟し、半透明になります。
これとは別に橙赤色の実を結ぶものはアカミノヤドリギといいます。
ヤドリギやアカミノヤドリギの枝や葉を乾燥させたものを生薬ソウキセイ(桑寄生)といい、
血圧を下げ、利尿、頭痛の緩和、リウマチ 等に薬草として利用されているようです。
 
枝分かれ部分についているのが花芽と思いますので、春先に撮れると良いですが、

歌手五木ひろしの「宿り木の花」と言う演歌の曲があるようでした。
目立たない花だと言うのに、どの様な歌詞が付いているか気になり、
調べてみたら、3番に、”♪出来る事なら人並み咲きたいだろう宿り木の花よ♪、、♪”
とありました。歌い方と相まってしんみりとするのでしょうね。

明るい色彩の無い投稿になってしまいましたがこれでお終いです。
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庭の植物の斑入り葉の集合です。ツワブキ、ラミウム、アイビー、他

2021-06-25 | 植物
花の投稿もややマンネリ感だ出てきたので、一息入れて、庭にある植物の
葉、中でも斑入りと呼ばれているものを主に集めてみました。
葉の斑入り、カラーリーフと楽しむ人も多いとか、
記録として残しておく為ですので、花は出て来ませんので悪しからず。

斑入り(ふいり)とは、植物においてもともと単色で構成される組織が、本来持っているべき色、
つまり緑色の葉の一部が白や黄色あるいは赤の模様になることを指すことが多い。
この白や黄色あるいは赤の模様を斑(ふ)という

ツワブキ 浮雲 白斑品種 、     ▼ツワブキ  天星 星斑品種 

ユーフォルビア ’ゴールデンレインボー’


ラミウム・マクラツム’ロゼウム’    ▼ラミウム’ビーコン・シルバー’

▼斑入りフウチソウ          ▼左からオウゴン、フウチソウ、斑入りの各フウチソウ、


▼斑入りヤブラン

▼斑入りクサヨシ  水性植物


スイートアリッサム(庭ナズナ)    ▼ツルマサキ エメラルドガウティ                 
 

▼斑入りツユクサ            ▼アルテルナンテラ  種類は多い


ティアレラ ’ハッピートレイル’


アイビー(ヘデラ、セイヨウキヅタ)


ヒメツルニチニチソウ(ビンカミノール)
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イネ科の雑草、カモガヤ、カラスムギ、スズメノチャヒキ、ネズミムギ、他

2021-06-02 | 植物
イネ科の植物の名前は姿形が似ていて厄介です。
カモジグサ、イヌムギ、ネズミムギ、スズメノチャヒキ等難しいです。
もし間違っていましたらご教示お願い致します。

カモガヤ(鴨茅)   英名:オーチャードグラス
イネ科カモガヤ属、多年草、ユーラシア原産、花期:5月~7月、
高さ50~150cmになり、短い根茎をもち、株立ちとなります。
茎の上部に長さ8~30cmの円錐花序を出し、枝の片側に小穂を多数密につけます。
小穂は長さ0.5~1cmほどの楕円形で、数個の小花からなります。
花粉が飛ぶため、スギのシーズン後に起こる花粉症の原因としても知られる。
セイバンモロコシと思いましたが、これもカモガヤ?

イヌムギ(犬麦)
イネ科スズメノチャヒキ属、多年草、南米原産、花期:5月~8月、
乾燥した草地、道端や荒れ地などに生える帰化植物。茎は3-4本束成し、高さは40-100cm。 
茎先に10-25cmの円錐花序をだす。小穂は緑色で光沢があり、長さ2-3cmの偏平な披針形。
和名のイヌムギは麦に似ているが穀物としては役に立たないのでこの名がついた
 


カラスムギ(烏麦)
イネ科カラスムギ属、越年草、ヨーロッパ原産、花期:6月~7月、
路傍や荒廃地に生育し、散生またはやや群生する。. 茎は中空、直立・叢生する。. 高さ60〜80cm。
強い繁殖力が特徴で、迷惑な雑草としての一面もあります。  
特徴は、小穂(稲穂のような部分)と呼ばれる部分です。
茎から垂れ下がり、長い芒(のぎ)のある、細い釣鐘のような形をした小穂を持ちます。
小穂は長楕円形、長さ20〜25mm、2〜3個の小花からなる。苞穎は大きく、長さ20〜23mm。  

スズメノチャヒキ(雀の茶挽)
イネ科スズメノチャヒキ属、1年草、花期:6月~7月、
散生またはやや群生する。全体に軟毛が多い。茎の高さ30〜60cm。
円錐花序は一方に傾き長さ10〜25cm、枝は細く4〜6個半輪生し、小穂を下垂してつける。
小穂は扁平、長さ2〜3cm、6〜10小花からなる。


セイバンモロコシ   別名:ジョンソングラス
イネ科モロコシ属、多年草、アフリカ原産、花期:8月~10月、
ススキに似た植物で空き地や草原、河川敷や道端に生えるいわゆる雑草です。
外来種で、在来種のススキやヨシ、農作物などの成長を脅かす強害雑草です。 
いつもセイバンモロコシを撮っている場所は既に綺麗に刈り取られていました。


ネズミムギ(鼠麦)  別名:イタリアン・ライグラス
イネ科ネズミムギ属、越年草、ヨーロッパ原産、花期:7月~8月、
ネズミがつく植物は役に立たない種類が多く、ネズミムギも食べられないことが名前の由来です。 
花序の軸はざらつきます。 外来生物法で要注意外来生物に指定されている。
枝を出さずに小穂を直接つけます。小穂の数は15~25個で左右交互に互生し、
穂は長いです。小穂の形状は扁平で芒(のぎ:殻などに生える針状の毛)がある。


カモジグサ(髢草 )
イネ科エゾムギ属、花期:5月~7月、
道端でごく普通に見られる。大きめの小穂をつけた細い穂がたれ、また小穂に長い芒が出るのが目立つ。
高さ40~100cm、 穂状花序で、曲がって垂れ下がる。
花穂は、10~20個の小穂が2列につき紫色を帯びる。(緑色のものもある。)
小穂は、イヌムギの小穂に長い芒がついているような感じで、中軸からばらける。
和名のかもじ草は、女の子が若い葉を集めて揉み、女の雛人形を作ったことによるとしている。
また、子供がこの株を取り、かもじ(付け毛)を作って遊んだことからともいわれている。


スズメノテッポウ(雀の鉄砲)  
イネ科スズメノテッポウ属、 越年草、 花期:4月~6月、
名前のスズメは”小さい”ことを表し、鉄砲は花穂(かすい)の形状から。
より大型な近似種にカラスノテッポウ(烏の鉄砲)なるものがある、
カラスノテッポウはカラスビシャク(烏柄杓)の異名。
草丈は30cm〜40cmほどで、茎が横に這って増えていくので密集したように生えます。
やや乾き気味な畑などに生える小型なものをノハラスズメノテッポウ(野原雀の鉄砲)と呼び分けることがある。



クサヨシ(草葦)
イネ科クサヨシ属、多年草、花期:5月~6月、
水辺や湿地に長い根茎を伸ばし群生する。
茎は高さ70〜180cm、 葉は長さ20〜25cm、幅8〜25mm、広線形。
花序は複総状で直立し、小穂は密集し、淡紫褐色をおび光沢はなく、長さ5〜10cm。
小穂は卵形で長さ4〜5mm。苞穎は広披針形で同形。  

▼コバンソウ(小判草)
イネ科コバンソウ属、1年草、花期:5月~6月、
花序は幅の広い円錐形をして、繊細な枝先に4〜7個の小穂をつけ下垂する。
小穂は長さ約2cm 。
小判に似た形の小穂をつけることから名付けられた 。

カニツリグサ
イネ科カニツリグサ属、多年草、花期:5月~6月、
先に長さ10~20センチで先の垂れる細い円錐花序を立て、 長さ6~8ミリの小穂をつける。
小穂は長くて外側に反る芒をもち、 光沢があって、熟すと黄褐色になる。
カモジグサ に似ているが、全体に柔らかく、花序が細く、 花穂は毛が多くて黄褐色になる点が異なる。
軟弱なイネ科植物。初夏に穂を出す。よじれたような芒が特徴。
名前の由来は蟹釣り草で、子どもの遊びにこの草の茎をカニの穴に入れて釣り出す、というのがあったことによる。  

写真の写りはイマイチですが芒(のぎ)が兎に角長いので載せてみました。

繰り返しになりますが、イネ科の植物の名前難しいので、間違いは教えて下さい。
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