花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

秋の野草花 コシオガマ、ヤマハッカ、コウヤワラビ、他。

2023-10-29 | 野草(花)
秋らしい花を載せるつもりでいました、順に並べたら最初のつもりと違った
ものになってしまいました。

コシオガマ(小塩竈)
ゴマノハグサ科コシオガマ属 半寄生 1年草 花期:9〜10月 
葉は対生し、三角状卵形で羽状に裂片は深裂する。
秋には淡紅色の可愛い唇形花が咲く。

ヤマハッカ(山薄荷)
シソ科ヤマハッカ科 多年草 花期:9〜10月 
枝先に長い花穂を出し、青紫色の小さな花を数個ずつ数段につける。
花冠は長さ7~10mm。

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
 キク科アキノキリンソウ属、多年草、北米原産、花期:10月~11月、
今は何処に行っても見られ、各地の土手や荒れ地に群落をつくっている。 
種子でも繁殖するが、地下茎が地中にはびこり植物に害になる分泌物をだす。
猛烈な繁殖力などのゆえ各地で話題にされる植物。
草丈は2~3mにもなる。茎の先端に大きな円錐状の花序を付け、黄色の頭花を多数開く。
 
 

フユノハナワラビ(冬の花蕨)
ハナヤスリ目ハナヤスリ科ハナワラビ属、多年草 見頃:11月~12月 、
シダ植物なので、葉に見えるものは栄養葉(えいようよう)、
花に見えるものは胞子葉(ほうしよう)という。
オオハナワラビと似ていますが,こちらは小形で、栄養葉の羽片の頂片は鋭くギザギザしていない。

これもフユノハナワラビかと似ていましたが、、

コウヤワラビ(高野蕨 )
コウヤワラビ科コウヤワラビ属
湿った場所でよくみられる夏緑性の地生シダ。
葉に2つの形があり、胞子葉と栄養葉はふゆのハナワラビと同じです。

近くに葉が少し違うものも混在していました、
イヌワラビ(犬蕨)
イワデンダ科メシダ属 多年草 ワラビには食べられるものもありますが、
イヌワラビは食べられない品種なのが名の由来とか。

茎と葉の区別がない葉状体の葉は小羽片の形が卵形の長楕円で、
葉の縁にはたくさんの鋸歯(デコボコ)があり葉柄からまばらにはえます。
葉の裏側には三日月形や馬蹄形をした胞子嚢があり、
葉の中間~中助(葉柄に添う形)寄りに群をなして発生。
葉の裏側比較です。左:コウヤワラビ、右:イヌワラビ

シダ植物を載せるつもりでないでしたが、フユノハナワラビのいきががり上
変な終わり方になってしまいました。
ルコウソウやセンニンソウなどのつもりだったのですが、又の機会回しです。
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極小花のザクロソウに挑戦したが、アカネ、ハナイバナ、他。

2023-10-20 | 野草(花)
またまた地味な野草からです、少なくとも私の家近くでは一番小さな花だと思う
ザクロソウ等です。

ザクロソウ(柘榴草)
ザクロソウ科ザクロソウ属、1年草、花期:7月~10月、
高さ10〜25cm。下部の葉は3〜5個ずつ偽輪生し、披針形で長さ1〜3cm。無柄 。
花被片は5枚、楕円形長さ1.8mm、黄緑色。兎に角小さい花、コンデジで写すは大変です。
今は花が咲いているのは殆どなく良い被写体のものもなく不満足でした。

クルマバザクロソウ  花期:7月~10月、 2019/10に撮影分です。
ザクロソウとクルマバザクロと大変似ていますが、違いは葉の輪生につく形。
 

アカネ(茜)   アカネ科アカネ属 つる性植物 花期:8-10月
名の由来は由来は、根を乾燥すると赤黄色から橙色となり、赤い根であることからアカネと名づけられたと 。
多数の淡い黄緑色や淡黄色の目立たないごく小さな花が咲く。
花冠は5裂して、雄しべが5本つく。アカネの花は多数分岐した枝の先に咲く。花径は約4mm


ハナイバナ(葉内花)
ムラサキ科ハナイバナ属、1,2年草、花期3月~12月、
枝の上部の葉腋に淡青色の花を付ける、花冠は径2~3mmで5裂する。

                                                                 何処に咲いているのかわかりませんね。

コゴメギク(小米菊)   別名:ハキダメギク(掃溜菊)
キク科コゴメギク属 1年草、熱帯アメリカ原産、花期:6月~10月、
葉は対生し、葉、茎ともに毛が多い、頭花は5mm程で、5個の白い舌状花が
可愛らしい。


オオニシキソウ(大錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米原産、花期:6月~10月、
茎は淡紅色を帯び、直立または斜上して高さ20〜40cmになる。
腺体は円形。腺体の付属体はよく発達し、白い花びらのように見える。
花序は長さ約1.5mm
さく果は直径約1.7mmの卵球形で無毛。(腺体とは、蜜などの分泌物を放出する部分)
花の時期は既に過ぎ去っています。

▼地面を這うニシキソウも花の時期は終わっていました。


ミズヒキ(水引)
タデ科イヌタデ属、多年草、花期:8月~10月、
上から花穂を見ると赤く、下から見ると白いので水引にたとえた名、花柱の先はかぎ状に曲がる。
花被片が全部白色もある。鈎状になった花柱以外は萼に包まれ、長さ約2.5mm。


ナス科の似た花を幾つか載せておきます。
ナス科野草花の実20/11/12で、ホオズキの各種の違は参照してみて下さい。
アメリカイヌホオズキ
ナス科ナス属、1年草、北米原産、花期:7月~9月、
イヌホオズキ、アメリカイヌホオズキ、、テリミノホオズキが似て見分けが難しい、
一番実がなった時の形や照り具合で判断すのが分かりやすい、ここでは花びらの切れ込みが、
基部近くまであるのと、葉や茎に毛があること、小果柄が1カ所からでていることで判。

ワルナスビ    これも花だけ見ればよく似ている。
ナス科ナス属、多年草、北米原産、花期:6月~10月、
厄介な外来種です。茎や葉には鋭い棘があり、実には毒がある。


ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
ナス科ナス属、多年草、花期:8月~10月、
他の樹木等に絡み付いて繁茂する。 全草に柔らかな毛を持つ。
葉はアサガオに似た三裂したものから、卵状のものまで部位によって大きく変形する。
まばらに集散花序をつけ、小さい白色で花冠(径1cm)5裂、反転した花がつきます。

小さな花は毎度ですがマクロレンズで撮れない限りは無理を感じています、
印象だけでも残せたらのつもりですので、ご容赦願います。
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イネ科雑草の秋に目立つ、エノコログサ、ススキの穂波、他。

2023-10-17 | 野草(花)
イネ科植物の第二弾として至る所に生えているエノコログサやススキ等を
珍しく何ともありませんが、取り上げてみました。

エノコログサ (狗尾草)
イネ科エノコログサ属、1年草、花期:8月~11月、
先端に緑色の円柱状の花穂を付ける。関東ではネコジャラシと呼ぶ。
夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、
犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になったとされ、
漢字でも「狗(犬)の尾の草」と表記する。 


キンエノコロ   花期:8月~10月、
穂にびっしり生える毛が、黄緑色のエノコログサと異なり、 黄色でありこれに光が当たると
金色に見える。

ムラサキエノコロ    花期:8月~11月、
茎先に緑紫色、もしくは紫褐色をした円柱状の穂状花序(剛毛)をだす。

アキノエノコログサ    花期:9月~11月、
花穂は円柱状で先は垂れる。


ススキとオギとヨシ(アシ)は似ていますが分かりますか?
ススキ(薄)   別名:オバナ、カヤ   イネ科ススキ属、


▼オギススキ?                                     ▼タカノハススキ(鷹の羽薄)別名:ヤハズススキ

ススキの枯れ尾花は風情がありますが、未だ少し時間がかかりそうです。

オギ(オギヨシ)
イネ科ススキ属、多年草、 花期:9月~10月、
泥の堆積した河原や水辺などの湿地に生える。ススキによく似ているが花穂は大きく、
ススキは毛(芒)が黄色みを帯びているのに対し、オギは純白である点が異なる。
又、葉の中心に白い線があるのがススキとオギ。ないのがヨシ(アシ)。 
この写真では分かり難いですが葉の中央が白い線があります。

ヨシまたはアシ(葦、芦 )
イネ科ヨシ属、多年草、花期:8月~10月、河川及び湖沼の水際に背の高い群落を作る。
茎は高さ1〜3m、直立して叢生する。 花序は円錐状で大形、長さ15〜40cmで先端は下垂する、
淡紫色。小穂は長さ10〜17mmで、2〜4個の小花からなる。 花序枝の基部に毛がある。
アシは悪しに通ずるのでヨシ(良し)になったと言う。


メリケンカルカヤ
メリケンカルカヤ属、多年草、北米原産、花期:9月~10月、要注意外来生物。
茎上部の葉は葉身が退化し,葉鞘のみになる.葉鞘の縁には長毛.葉鞘の中に小穂をつける.
小穂は2つの小花からなるが,実るのは片方のみ,1~2cmの芒がある.
小穂の根元には白い綿毛が多数生え,風で運ばれる.
イネ科植物はまだまだありますが、今回はこの辺で閉めておきます。
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秋の野草から、ヤマホトトギス、ヒヨドリバナ、ブタナ、他。

2023-10-12 | 野草(花)
秋の山野草も既に終わったものこれからのもの等、活動範囲が狭まったので、
多く見掛けられませんですが、幾つかアップしておきます。

ヤマホトトギス(山杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月
花は茎頂や上部の葉腋に散房状に上向きにつく。 花被片は斑点が大きく、上半部が反り返る。
ヤマジノホトトギス等似た花が多いが以前の17/09/19投稿済を参照して下さい。

ツリガネニンジン キキョウ科    ▼アキノタムラソウ   シソ科
 

▼アキカラマツ(秋唐松)
キンポウゲ科カラマツソウ属 多年草 花期:7‐9月
花は8mm程、萼は花びら上で、長さ4mmで早く落ちる、花は殆ど終わっていました。

ヒヨドリバナ(鵯花)
キク科フジバカマ属、多年草、花期:8月~10月、
淡紫色または白色の小さな筒状花が多数集まって、散房状に咲かせます。
茎には紫色の斑点や短毛があります。 葉はざらざらしており短い葉柄があり、
対生に付きます。
この花にもフジバカマ、ヨツバヒヨドリ、サワヒヨドリ等似た花が多い。

ブタナ(豚菜)   別名:タンポポモドキ
キク科ブタナ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:6月~10月、要注意外来生物 、
外観はタンポポに似るが、30〜60cm程度の花茎が途中で数本に枝分かれし、
それぞれの頭に直径3cmほどの黄色い花をつけるのが特徴。
今は殆どが綿毛状態でした。


ノハラアザミ(野原薊)
キク科アザミ属、多年草、花期:8月~10月、
アザミの仲間は、世界中に300種類以上り日本でも100種類以上あるといわれます。
ノハラアザミの頭花は紅紫色で、枝先にしばしば2~3個集って上向きにつきます。
似たノアザミは春に咲くので区別できる。

アキノノゲシ(秋の芥子)
キク科アキノゲシ属、1~越年草、花期:8月~11月、
淡黄色で約2cmの頭花は円錐花序につく、花の咲いた後は下の方が膨れ、上部が狭くなる。
葉が細いのはホソバアキノゲシです。

ヤマウド(山独活)   別名:ウド
ウコギ科タラノキ属、多年草、花期:8月~9月、
ウドは山菜として有名で、山ウドはややアクが強い。
両性花序の下に雄性は序が付くなど結構複そうです、実はいずれは黒くなります。

ノダケ(野竹)
セリ科シシウド属、多年草、花期:9月~花期:9月~11月、
茎は上部で枝を分け、暗紫色を帯びる、秋に紫黒色の細かい花が多数開く。
果実には、カレーのような香りがある。

秋の彩と言えば近所では一番コスモスが目立っています、次の機会にはアップして
みたいです。

昨日は、通院で点滴を含み1日がかりになりました。転院した最初はやはり、注意事項の
説明が多く時間を取られます。心や体の調子具合の記入や心配ごとなどないか、
ミス防止の為には慎重ですね。
暫くは副作用が出ないことを願って無理せずにブログもやっていきます。
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イネ科の花、フウチソウの花を見ることはあまりないです。

2023-10-09 | 野草(花)
この時期になると、イネ科植物が道端に生い茂ります。
イネ科の花と言っても、小さくて地味過ぎて興味を持ってもらえそうもないですね。
特にフウチソウ等は葉の色を楽しむもので、その葉も枯れると直ぐに刈り取られ、
花を見る機会はないのではないでしょうか?

フウチソウ(風知草)   別名:ウラハグサ(裏葉草)
ウラハグサ属、多年草、花期:8月~9月(細かな穂を付け、地味な色合い)
花は、小穂(しょうすい)と呼ばれる構造をしています。
これはイネ科など一部の植物に見られる独特の構造で、
穂がついているだけのように見えますが、この中に花が含まれています。
 色も黄緑や褐色で一見すると花とわからないような見た目です。
 
風知草23/0516を参照。

▼ススキ(薄)
イネ科ススキ属、多年草、花期:7月~8月、尾花ともいい秋の七草の一つ。
隙間なく小穂が密生する。小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっている。


アシボソ(脚細)
イネ科アシボソ属、1年草、花期:9月~10月、
小穂に15mmほどになる芒(のげ)があるものとないものがあり、芒があるものをヒメアシボソ、
ないものをアシボソと呼んでいた。最近の図鑑では同一種内の変異であるとされ、
両者をあわせてアシボソと呼ぶことになっている。

カズノコグサ(ミノゴメ) ミノゴメ属 1~多年草 花期:6月~7月
短い枝の片側に2列の小穂を付ける。


スズメノヒエ(雀の稗)
スズメノヒエ属 多年草 花期:8〜9月
茎の先が3〜5個に分枝し、各枝に小穂を下向きに2列につけ、
小穂は楕円状円形、長さ2.5〜3mm、柱頭は黒色、葯は黄色、小穂は無毛。   

シマスズメノヒエ(島雀稗)
イネ科スズメノヒエ属、多年草、南米原産、花期:9月~10月、

ヒシバ(雌日芝)
イネ科メヒシバ属、1年草、花期:8月~10月
細い茎で地表を這い、立ち上がった花茎の先に、数本の細い穂を放射状に伸ばす。
勢力の強い雑草としても知られる。▼

オヒシバ(雄日芝)  オヒシバ属 1年草 花期:8~9月
花序は掌状に数個の花軸に分かれ、各花軸の外側に2列に小穂をつける。


セイバンモロコシ
イネ科モロコシ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:7月~9月、帰化植物。
ススキに似ていて茎は太く、束生して大きな株となり、高さ1~2mにもなる。

イヌビエ(ケイヌビエ) イヌビエ属、1年草、稗に似ているが食用にならず。
ヒメイヌビエ、タイヌビエ等あるが、大きさや芒(のぎ)のあるなしで決まるが、


アブラススキ(油薄)
イネ科アブラススキ属、多年草、花期:9月~10月、
茎や枝に油を引いたような艶があり、油臭く、外形がススキに似ているのでこの名がある。
茎は葉より高く立ち、90~120cmになる。


チジミザサ/コチヂミザサ(小縮笹)  ▼ケチヂミザサ(毛縮笹)
毛が多いものをケチヂミザサ、毛の少ないものをコチヂミザサと分ける場合がある。

チカラシバ(力芝)
イネ科チカラシバ属、多年草、花期:8月~10月、路傍や土手の周辺など群生する 。
茎の高さは50〜80cm、花序は円柱状、長さ10〜20cm。小穂は長さ7〜8mm。
第1小花は護穎だけで、1つの小穂に2つの小さな花がつきます。

ヌカキビ(糠黍)
イネ科キビ属、1年草、花期:8月~9月、湿った草地に多い。
花序の枝は細くよく枝分けし先端に長さ2mm程の小穂が小さく疎らに付く。


ミューレンベルギア・カピラリス 
ネズミガヤ属(ミューレンベルギア属)

イネの花と銘打ちながら、マクロレンズで撮っている訳でなく、
載せた写真はひどいですね、取りあえず雰囲気だけですのでお許し下さい。
イネ科はまだまだありますが、少し多くなりましたので、
エノコログサ等の分かりやすいのは後回しとしました。
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地味な野草花、キツネノマゴ、キンミズヒキ、イタドリ、他。

2023-10-03 | 野草(花)
またまた地味な野草からです、小さな花でよく咲いていますが、注目度は今一つ無いです。

キツネノマゴ(狐の孫)
キツネノマゴ科キツネノマゴ属、1年草、花期:8月~10月、花径 7~8mm、
 野原や道端に普通に見られる、枝の先に穂状の花序を付け淡紅紫色の唇形の花を付ける。
名前の由来はよく分かっていない。
花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、
花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説も見かけるが、根拠に乏しい。


シロバナキツネノマゴ(白花狐の孫)
キツネノマゴの白花の品種、ある所にはよく見られます。

オオバコ(大葉子)
オオバコ科オオバコ属、多年草、花期:5月~9月、道端、空き地などに普通に生える。
大葉子は、幅の広い葉にちなんだ名で、中国名は、車前草(シャゼンソウ)といい、
この葉や種子(車前子)は咳止めや利尿薬として薬用に利用される。
花茎は10~20cmで先端に小花を多数穂状につけ、下から順に咲き上がり、
雌しべが熟した後雄しべが出る。(雌雄異熟の風媒花 )

キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属、多年草、花期:7月~10月、
花は、径6~11mmの黄色い5弁花で細い花穂に多数つく、果実はかぎ形の刺があり動物につく。

ヤブマメ(藪豆)
マメ科ヤブマメ属、つる性1年草、花期:8月~10月、野原、裏山で見れる。
花は15~20mmの淡紫色の蝶形の花を付ける。

イタドリ(虎杖)
タデ科タデ属、多年草、花期:7月~10月、雌雄異株、
葉は広卵形で長さ6~15cm、花の色や毛の多少など変化が多い。
花は、雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見える。
雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。

ベニイタドリ(紅虎杖)   別名:メイゲツソウ 

ノブキ(野蕗)
キク科ノブキ属、多年草、花期:8月~10月、
フキの葉にやや似ているが、葉の先がややとがり葉柄に狭い翼があるので見分けがつく。
頭花はまわりに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しない。
頭花は直径約7mm。 そう果は放射状に並び、冠毛はなく、先の方に腺体がある 。

シソ(紫蘇 )の実も野生化して空き地にいっぱい。


今回も花らしい花はないですが、近くを歩いていると良く目にするものばかりでした。
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秋の野草花、ツリフネソウ、ツルボ、カラスノゴマ、他。

2023-10-01 | 野草(花)
花の顔ぶれも秋になってきました。
最初は花の形として花びららしくないものを集めていたのですが、
写真写りがよくなかったので、変更したら中途半端なものになってしまいました。

ツリフネソウ(釣船草 )
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、1年草、花期:8月~10月、
花序は、葉の上部に斜めに立ち、紅紫色の花を付ける。
距はいちじるしく後ろに突き出て渦巻状になる。
この花が咲き始めると秋が来た感がします、初めてこの花を登山道で見て感動したが、
近所にいっぱい咲いているのにこれまた珍しくないんだとビックリしました。
キツリフネは6月末頃咲いていますが、道路より離れているのでボケ気味ですが、
 2021/05/24投稿済参照。 

ツルボ(蔓穂)   別名:サンダイガサ(産内4傘)
キジカクシ(ユリ)科ツルボ属、多年草、花期:8月~9月、
ツルボの名前には、球根の外側の皮をはがすとつるつるとした坊主頭に似ており
「つるぼうず=ツルボ」になったという面白い説があります。
秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。花は密につき、
淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。

カラスノゴマ(烏の胡麻)
アオイ科カラスノゴマ属、1年草、花期:8月~9月、
茎はまっすぐ伸びて、草丈は30cm~80cm。 葉は互生、長さ2~7cm、幅1.5~3.5cm。
花は葉腋に1個ずつつき、黄色で直径1.5~1.8㎝。
花弁は5個、萼弁は線状披針形で反り返り、雄しべは多数ありその間に雄しべより長い
仮雄しべが5個あります。 キツネノマゴと混同してますね。
秋にできる黒い種子はゴマのようだが、特に役に立たない=カラスが食べるゴマとして命名。

ノササゲ(野大角豆)
マメ科ノササゲ属、つる性多年草、花期:8月~9月、
花は総状に、淡黄色蝶形の花で長さ1.5~2cm、萼は筒形、豆果は倒披針形2~5cm。

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
マメ科ヌスビトハギ属、1年草、北米原産、花期:7月~9月、
花は帯青紫色でヌスビトハギよりやや大きく長さ7~8mm、節果は3~5節が多い。
実は特徴的で、ひっつき虫とも呼ばれていて、草叢でズボンに付くと取るのが大変です。
ヌスビトハギは、節果はふつう2個の小節果からなり 見分けやすい。

ユウガギク(柚香菊 )
キク科シオン(ヨメナ)属、多年草、花期:7月~10月、
和名は柚子の香りがするとつけられているが、ほとんど匂わない。
葉は薄く、長さ3~8㎝の披針形~卵状長楕円形、縁はしばしば羽状に中裂し、葉形は変化が多い。
花は直径約2.5㎝、淡紫色~白色。青味の強さ、花弁の幅や数も変化が多い。
カントウヨメナ等とよく似ていますが、茎上部で 細長い枝を四方に広げる。


野草花ではありませんが、畑で栽培されているものです。
パッションフルーツ     和名:クダモノトケイソウ(果物時計草)
トケイソウ科トケイソウ属 常緑多年草 ブラジル原産 花期:5月~7月  
さわやかで甘い香りと心地よい酸味が特徴の果実を付ける、八王子では良く見掛ける。
時計の文字盤を思わせる独特の花が咲きます。
果実は黒色の種を含む半透明のゼリー状の黄色い果肉で満たされ、種もプチプチと食べられます。

ノブキやヤマウド、ノダケなどは次回回しと致します。
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地味な蔓性野草花、カナムグラ、ヤブガラシ、アレチウリ他。

2023-09-26 | 野草(花)
朝夕は涼しくなり秋を感じさせる時期になりました。
少しは歩かないといけないと思い自宅近くを散策するようにしています。
華やかな所、事が似合わない者ですのでやはり地味な草花に目がいきます。
その中から幾つか選んでみました。

カナムグラ(鉄葎)
アサ科カラハナソウ属、つる性1年草、花期:8月~10月、雌雄異株。
葉や葉柄に下向きの刺がある。
花粉をまき散らす雄株雄花です、何処にでもはびこっています。
雄花は、枝先に大きな円錐状の花序に付く。花径約7mm、5個の雄しべの葯が垂れ下がる。
雄花               雌花 数個の雌花が、花後は赤茶色く変色する。 

ヤブガラシ(藪枯) 
ブドウ科ヤブガラシ属、つる性植物、花期:7月~8月、
あっという間に藪を覆いつくし日照権を奪われた草木は枯れる事が名の出どころです。
地下茎で増えるので根絶しにくい草です。
花は径5mm。薄緑色で雄しべ4本、雌しべ1本でできています。花はすぐに散ってしまう、
 花盤は平らに広がり、はじめ紅色、のちに橙色に変わる。  

アレチウリ(荒地瓜)
ウリ科アレチウリ属、1年草、北米原産、花期:8月~9月、雌雄同株。
侵略的外来種として認定されており、その繁殖力の高さでも有名です。
黄白色の花をまばらにつける。雄花と雌花はそれぞれ別の花序につき、
雄花序は長さ10〜15cmでまばらに雄花がつく。
▼雄花は直径1cm。雄しべは花糸も葯も合着し、キノコのような形になっている。  
▼雌花は球状につく。                         実の周りにはびっしりとトゲが生えています。

スズメウリ(雀瓜)
ウリ科スズメウリ属、1年草、花期:8月~9月、
果実は直径1〜2cmの球形または卵形で、熟すと灰白色になる。


マルバルコウ(丸葉縷紅)  別名:ルコウアサガオ、マルバルコウソウ
ヒルガオ科サツマイモ属、1年草、熱帯アメリカ原産、花期:8月~10月、
花は朱赤色、高坏形で長い筒があり、径1.5〜1.8cm。帰化植物。
左巻きで草丈は3-4mになる。

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)   別名:トゲソバ
タデ科イヌタデ属、1年草、花期:5月~10月
ママコノシリヌグイは、花色はピンク色です。
和名は、この草の棘だらけの茎や葉から、憎い継子の尻をこの草で拭くという想像から来ている。
ミゾソバと似ていますが、見分けは
葉が三角形で 、茎も葉柄にも鋭いトゲが 、托葉鞘の上部は腎円形葉状。 


暫く、散歩をお休みしていたので、毎年見ていた、センニンソウやボタンヅル等は
咲き終わっていました、ツリフネソウ、ツルボ等見ましたので満足でした。
これから少しずつでも投稿していきます。
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地味な野草花、ミズタマソウ、オオニシキソウ、オモダカ他。

2023-08-25 | 野草(花)
まだまだ日中は危険なほどの暑さが続いています。
何をするにも暑すぎて元気がでませんが、こんな時に元気になりそうもない
地味な野草花の投稿で申し訳ありません。

ミズタマソウ(水玉草)
アカバナ科ミズタマソウ属、多年草、花期:8月~9月、
毛の生えた果実が露が付くと水玉に見えることから。

オオニシキソウ(大錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米原産、花期:6月~10月、
茎は淡紅色を帯び、直立または斜上して高さ20〜40cmになる。
腺体は円形。腺体の付属体はよく発達し、白い花びらのように見える。
さく果は直径約1.7mmの卵球形で無毛。(腺体とは、蜜などの分泌物を放出する部分)

コニシキソウ(小錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米原産、花期:6月~9月、畑、道端等に生える。
茎は長さ10〜20cmになり、地を這って広がる。葉は対生し、長さ0.7〜1cmの長楕円形で、
表面の暗紫色の斑紋がよく目立つ。
花は小さく、腺体の付属体は白色または赤色を帯びる花弁状です。
まだ花が咲いている状態になっていませんが、 
他にコニシキソウに似たニシキソウもありますが、
興味があれば、以前の投稿21/9/24を参照してみて下さい。

タカサブロウ(高三郎)
キク科タカサブロウ属、1年草、花期:8月~9月、
頭花は直径約1cmで、まわりに白色の舌状花が2列に並び、内側に緑白色の筒状花がつく。
タカサブロウという和名の語源については諸説あるが、不明となっている。

ナガバハエドクソウ(長葉蝿毒草)
ハエドクソウ科ハエドクソウ属、多年草、花期:6月~8月、
茎の高さ30-70cm、
葉は下の方にかたまってつき、荒い鋸歯のある長卵形〜長楕円形、基部はくさび形で対生する。
枝先に穂状花序をだし、白色〜淡紅色を帯びる長さ約6mmの唇形花を下から順に咲かせる。


オモダカ(面高)   別名:ハナグワイ、トリノアシ
オモダカ科オモダカ属、多年草、花期:8月~9月、
河川や湿地で生活する湿地性・抽水性の植物。
長い葉柄がある独特の矢じり形で、特に葉が細いものをホソバオモダカと言う。
茎の上方に雄花、下方に雌花を付ける。花弁は3枚で白色、雄しべ、雌しべ多数。
雄花                 雌花
雄花だけの花序や雌花だけの花序もある。 

<番外編>
オモダカの花を撮る為に田の畦を歩いていたら、こんなものを見つけました。
大きさは鶏卵のSサイズ位の大きさでした。
この辺でよく見る野鳥と言えば、ダイサギやアオサギ、カルガモ、等です。
大きさからいくとサギにしては小さ過ぎるのでカルガモかもしれません。
どうしてここにこの状態であったのでしょうか? 
その後どうなったか確認していませんが、気になりますね。

火曜日に大学病院に通院しました、検査結果がやや悪かったので、追検査した、

心身ともに低調ですので、静養のためにブログの投稿も控えようと思っています。
約1ヵ月位様子を見てその後続けるかを考えたいと思っています。
今迄訪問して頂いた皆さんには本当に感謝いたしております。

同じ月でも時が違うと見え方が違います、時は流れて繰り返しています。
 
又、人の運気も良くなることを期待しています。
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カラスウリの花は夜ひらく~♪  雄花、雌花があります。

2023-08-08 | 野草(花)
家の裏に昼間は萎れていたカラスウリの花がありました。
夜を待って撮っておきましたが、
残念ながらそこは雄株のみで雄花しか撮ることが出来ません、
近所で雌株の場所に、出掛けてみましたが既に刈り取られた後でした。

カラスウリ(烏瓜)
ウリ科カラスウリ属、つる性多年草、東アジア原産、花期:8月~9月、雌雄異株、
夏の夜に、花弁の縁が糸状に長く伸びる花を咲かせます。
この複雑な花弁は、蕾の時にはきれいに折りたたまれているのですが、
時が訪れると一糸乱れずに展開していき、短時間で完全に開ききります。
一般に夜咲く花は、月の光の下でよく目立ち、花粉を媒介してもら為に目立つ 白っぽいです。
雄花  花の中央は雄しべの葯が密になっている。
昼間の日中はこんな感じになっています。
雌花 雌しべが3つに分かれ、花の元部分に子房が膨らんでいます。

さすがウリ科にクロウリハムシが多数、又、テントウムシの仲間も取りついている。

実は、最初は緑色で縦じま模様があり、緑 → だいだい色 →  と色が変わっていく。
昨日撮影で1個実が付いていました。    昨年の11月に撮ったものです。
 
似た花にキカラスウリがありますが、これは、実の色が黄色になるもので、
皆さんも実は見たことがあると思います。
又、ウリ科の花として、アレチウリ、スズメウリ等を19/09/14投稿済です。

実は、今迄載せこぼしの花を最初並べていましたが、あまりつまらなかったので
後送りにして、急遽こちらにしました、最近テンションもイマイチですので、
投稿が途切れ途切れになりそうですが、心配無用ですのでよろしくお願いいたします。
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