花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

ジニア -花期間が長くいろいろな色の花がある。

2017-09-30 | 花の写真

 今回は、今頃は何処でも何時でもあるジニアを取り上げました。

 和名がヒャクニチソウ(百日草)の通り花期が長い花です。 キク科、1年草、

 原産地はメキシコですが、ヨーロッパにもたらされてから、今日まで改良されて花色や花形が異なる品種が生まれている。

 花が咲き終わるごとに切り戻すと、繰り返し良い花が咲きます。

 園芸の主な品種は、ジニア・エレガンス(ヒャクニチソウ);大輪,中輪、小輪多花性、矮性種           等多彩。

          ジニア・リネアリス(ホソバヒャクニチソウ);葉が細く小輪多花性、             吊り鉢向きとして定評がある。

          プロフュージョン(エレガンスとリネアリスの交配品種一般的に                ヒャクニチソウで流通)

          メキシコヒャクニチソウ;一重又は八重でごく多花性です。

    

    ▲ジニア・エレガンス

    

    ▲ ジニア・リネアリス

    

 ▲ プロフュージョン

  その他、全員集合です。(8月以降撮影です)

  

 

   

 

 

  

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今さらながら、花の色もいろいろ

2017-09-28 | 花の写真

 野山に咲く花は、白、黄、赤、紫、、、と様々ですが、これは昆虫や鳥達を引き付け、子孫を残すために重要です。一方で園芸品種は、交配により更に花の色の幅が広がっています。

 前回、秋の七草を取り上げましたので、近頃の花の色7色(虹の色)を選びました。 色の7色と言えば虹を思い出します。

 虹の色は順番が決まって、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、です。電磁波(可視光線)が視覚を通すことで見えており、波長が長い順に並んでいます。

(余談ですが、単純に赤より波長が長過ぎて視覚で見えないものを赤外線、紫より波長が短く視覚で捉えられないものを紫外線と呼んでいる。昆虫類の多くは紫外線を見分け、ヘビ等の爬虫類は赤外線を感知して獲物を捕ります。又、外国では虹は7色と言わず、6色、5色等と色の捉え方の違いで言うようです。)

 ☆ 赤色の花

  

 ▲ ダリア                 ▲ サルビア

 ☆ 橙色の花

 

 ▲ ジニア                 ▲ カリブラコア ディープオレンジ

 ☆ 黄色の花

  

 ▲ オシロイバナ              ▲ コレオプシス

 ☆ 緑色の花

  

 ▲ パイナップルリリー            ▲ グラジオラス(黄緑色)

☆ 青色の花

  

 ▲ リンドウ                 ▲ ルリマツリモドキ

 ☆ 藍色

  

 ▲ メドーセージ(サルビア・ガルニティカ)  ▲クレマチス(篭口) 

 ☆ 紫色の花 

  

 ▲ バーベナ                 ▲ ルエリア・パープルシャワー

 

 (色に幅があるわけ分けるのに無理があるかもしれませんが、取りあえず最近(8月~9月)に、庭や近所で撮影)

 

  <メモ> 

日本の野生の花の色は、白色が32%、黄色30%、青から紫が23%でこの3つでほぼ占めらる。

又、農林省が全国の花屋さんで消費者が好きな色の調査結果は、No.1はピンク色 56%、次いで、赤、紫、

あるブログからの情報ですので、時期や正確さは分かりませんが、他で見た時も、又自分の感覚もこれ位に思う。

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秋の七草は誰が決めたの?

2017-09-26 | 花の写真

 秋を代表する七つの草花は、誰が選定したのかの記録は無いそうですが、

 万葉集の巻八に山上憶良が2つの歌を詠み1つに「萩の花 尾花(をばな)葛花(くずはな) なでしこが花 をみなへし また藤袴(ふぢはかま) 朝貌(あさがほ)が花」と7種の花が短歌に詠まれていると言われている。

 しかし、このうちのあさがほは、桔梗との説を植物学者の牧野富太郎博士が採っている。今で言う朝顏は中国からこの歌を詠まれた後からのもので他の歌や花の栽培等の関連からしても確信しているようです。

 ☆ ハギ(萩) マメ科

  

 

 ☆ オバナ(尾花)、 ススキ(薄) イネ科

   

 

 ☆ クズ (葛)  マメ科

  

 

 ☆ ナデシコ(撫子) カワラナデシコ、ナデシコ科

  

 

 ☆ オミナエシ (女郎花) オミナエシ科

  

  

 

 ☆ フジバカマ(藤袴) キク科

  

 ▲フジバカマ               ▲ヒヨドリバナ

 フジバカマとヒヨドリバナは非常に良く似ていますが、フジバカマは花の色がやや藤色で、葉が3裂するのに対してヒヨドリバナは裂けていない。最近は、平安時代から歌に出てきたフジバカマの自生種は殆ど無くなり、ヒヨドリバナは名も知られない野草の方が生き残っているのが面白い。

 

 ☆ キキョウ(桔梗) キキョウ科

 

 

 七草と言えば、春の七草も有りますが、食して楽しみ、秋は鑑賞して楽しむことのようです。

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ヒキガエルのお里帰り?

2017-09-25 | 日記

   お彼岸のなので、我が家のヒキガエルもお里帰りか?

   毎年春になるとヒキガエルのつがいが何組か来て小さな池を賑わすのですが、

   先日、久し振りに1匹だけでしたが目にしました、お帰りなさい。

 ☆ ヒキガエル

 両生類ヒキガエルで世間ではガマガエル、イボガエル等と呼ばれている。食性は昆虫全般やミミズを主食とする。

 主に2つの亜種があり、東日本では、アズマヒキガエル、 

            西日本では、ニホンヒキガエル、

   体中にいぼがあり鼓膜の後ろにある耳線から毒液を分泌する。

   

   大きさは片手のひら一杯位です。

         

            

 池に入りひと渡り泳いで出てきたところで  

 

 庭の階段を登り山に帰って行きました。大きいのでピョンピョンとは跳ねずのっしのっしと歩く感じです。

 両生類と言っても、子ガエルは水の中で生活しますが、親ガエルの生活は陸地ですからね。

 

 

 

 春になるとオスがメスの上にのる年中行事です。 (2009/3/29撮影)

 ガァガア鳴いたりしますが、オスが鳴くそうで、余り気にしていません、共生ですから。

 ガマ合戦は八王子の真覚寺の池が有名です。産卵場の周りには、大量の子ガエルが見られる子ガエルは体長10mmにも満たなく、色もほぼ真っ黒です。(子ガエルの写真も以前あったのですが気持ちが悪いといわれたのでブログするとは思わなかったので処分した)

 カエルの毒ですが、亡くなったミミ(犬)もよく噛んではむせていたのを思い出します。

 天敵のヤマカガシというヘビはヒキガエルの毒に耐性があるのでバトルの写真は後日にします。

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シュウメイギク -庭の花で名前に秋が付く花を選びました。

2017-09-24 | 花の写真

  秋を代表する花は沢山有りますが、

  その中から名前に秋の字が入っている花を並べて見ました(山野草は除く)。

 ☆シュウメイギク(秋明菊)

 キンポウゲ科イチリンソウ(アネモネ)属、中国原産、別名:キブネギク(貴船菊)

 秋に咲く八重咲きの花が菊にに似ていることから名付けられた。

 

 

  

  

 

 ☆ コスモス(秋桜)

 キク科コスモス属、メキシコ原産、花期:7月末~12月初旬、

 秋の代表花であり、知らない人はいないのでは、秋桜は主に秋に咲き花弁の形が桜に似ていることから。

 

    

  

 他に、キバナコスモス、ウインターコスモス、マーガレットコスモス、又はチョコレートコスモス等ある。

 

 ☆ シュウカイドウ(秋海棠)

 シュウカイドウ科シュウカイドウ(ベコニア)属、多年草、中国マレー原産、別名:ヨウラクソウ(瓔珞草)、花期:8月~10月、

 バラ科の海棠に似た花を秋にさかせることから名付けられた。

 雌雄異花同株で、雄花は中央に黄色く球状に集まった雄しべと4枚の花弁の内左右の小さな2枚が花弁で、上下の大きな花びらの様に見えるのは萼です。

 

  

 ▲雌花は下方に垂れ下がった状態で咲く雌しべは先で幾つかに分かれている。

   

 ▲葉はハート形だが左右非対称で互生、 ▲花はベコニアですが似ていると思いませんか?

 

 ☆ ハギ(萩)

 ハギはマメ科ハギ属の総称、花期:7月~10月

 写真はヤマハギと思いますが、

  

 

 ☆ ミソハギ(禊萩)

 ミソハギ科ミソハギ属、多年草、花期:7月~9月 別名:盆花、水辺や湿地を好み、開花期間が長い。

 旧暦のお盆(現在の7月中旬)の頃に咲き穢れを払う「禊」としてこの花を供えた。みそぎはぎが縮ってミソハギとなった。  

   

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全国都市緑化 八王子フェァ メイン会場『冨士森公園』

2017-09-22 | 日記

  前回 全国都市緑化 はちおうじフェア 北エリア高月地域の田んぼアートを掲載したので、

  次いで、メイン会場「富士森公園」花を中心に雰囲気を紹介する。

   

 

 

  

  

  

 ▲箱庭の作品の展示が多数あった。

 

  

 

 

       

 ▲ダイワハウススタジアム八王子(旧八王子市民球場)この夏、高校野球の西東京大会の予選で早実の清宮幸太郎が沸かせた球場もスタジアムアートガーデンとなっていた。スコアボードもお色直しに?

  

  来年の開催は、山口ゆめ花博 山口市 9/14~11/4 に予定されている。

 

 全体的に花のガーデンとしてふんだんに飾ってあったが、まだまだ暑い中なので、珍しい花を期待は出来ない。

 花を眺めながら、オープンカフェ等の休憩が出来、簡単なステージもありイベントが用意されている。ゆっくりと楽しめると思います。

 尚会場は八王子の市街に比較的に近いので、障害者等用の駐車場以外の一般の駐車場は用意されてないので、八王子駅南口から会場まで無料シャトルバスが運行されている。

 詳細は、下記を参照して下さい。

 http://www.hachioji-fair2017.jp/index.html

<メモ>

 全国都市緑化フェアとは、

都市緑化の推進を目的とした全国イベントです

全国都市緑化フェアは、国民ひとり一人が緑の大切さを認識するとともに、緑を守り、愉しめる知識を深め、緑がもたらす快適で豊かな暮らしがある街づくりを進めるための普及啓発事業として、昭和58年(1983年)から毎年、全国各地で開催されている花と緑の祭典です。

 (公益財団法人 都市緑化機構より)

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東京八王子の田んぼアート

2017-09-20 | 日記

 八王子市制100周年記念の事業の一つとして

 『第34回 全国都市緑化 はちおうじフェア』が八王子の様々な場所でイベントが、

  9月16日(土)~10月15日(日)で行われている。

  そのうちの北エリアの田んぼがまだ多く残っている高月地域で、

  地域住民と学生の共同制作の田んぼアート(テーマ もちづき)が行われています。

 

   

  ▲駐車場は広くないですが、高月集会所前が臨時駐車場になっていました。

  

  ▲案山子もお出迎えでお待ちしてます。

  

  

  ▲架設櫓の上から眺められます。

  

  ▲多摩川の支流の秋川の分岐する川沿いに広がる田園風景です。

  八王子で稲穂の傍で虫を探して田んぼアートが見られるなんて思ってもいませんでした。

  

   

  北エリアサテライト会場の道の駅 八王子滝山脇の第二駐車場花壇の一部です。

  前回9/9古代米について投稿しましたが、このイベントの為でした。

  詳細は、下記の第34回 全国都市緑化はちおうじフェア の会場案内参照して下さい。

  www.hachioji-fair2017.jp/guide/index.html

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ヤマホトトギス、ヤマジノホトトギスの違いは?

2017-09-19 | 花の写真

 秋になり山道を散歩するとヤマホトトギスとヤマジノホトトギスの似た花で、

 花期も近く、場所も一緒に咲いたりして迷ってしまいますが、ポイントのみ載せてみました。

  <花の特徴>   ・ヤマホトトギス        *ヤマジノホトトギス

花被片(6枚)は、  ・白花に紫斑で反り返る、    *白花に紫斑で平開き  

雄しべに、花柱    ・下部に紫斑          *白黄

花を付ける位置    ・茎先端に多くの花(散房花序)*葉腋から2~3個付く

茎          ・下向きに毛がある       *下向きに毛が密生

 

 ☆ ヤマホトトギス(山杜鵑草)

 ユリ科ホトトギス属、多年草、ホトトギスは花の模様が鳥のホトトギス(不如帰)のおなかの模様に似ているから。

  

 ▲雄しべの柱に斑点が見られないが花位置から決めたが、個体差か?

 

 ☆ ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)

  

 ▲花びらが平開きと言うことだが、かなり下がっているのも見られる、咲き終わりとかが関係しているか?

 この2つの花(ホトトギスよりやや小振り)の判定は難しいです。

 

 ☆ ホトトギス (杜鵑草)

 ユリ科ホトトギス属、多年草、別名:ユテンソウ(油点草) 

 ホトトギスは広い意味で属全体を指す通称となる。西日本中心に約10種

 

 この花に一番ヤマジノホトトギスが似ている。

 

 ☆ シロバナホトトギス

  

 

 ☆ クロバナホトトギス

  

 

 ☆ タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)

 ユリ科ホトトギス属、多年草、

 台湾では普通に生えるが、日本では園芸品種として栽培されているが、野生化しているものもある。

 茎先で枝分かれし、やや小形の花を上向きに付ける。花被片は6枚斜めに開く、花被片の付け根部分に球状の膨らみが2つづつある

 花冠の付け根に黄色い斑紋がある。

  

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クモは昆虫ではない! クモはクモ?ムシ?(クモ編)

2017-09-18 | 生き物

 花の写真ばかり撮っていたが、1か月程前から昆虫にも興味が湧いて、撮ってみているが

  クモは昆虫では無かった、子供の頃習ったかもしれないが忘れていた。

 昆虫の定義が、(節足動物門汎甲殻類六脚亜門昆虫の総称 ウィキペディアより) 

  体が頭部、胸部、腹部に分かれて、胸部に節のある脚が3対6本と2対の4枚の翔(はね)がある生物。

 クモは、頭部と胸部が融合し、脚が8本で昆虫ではない。(ムカデは脚数十本で昆虫ではない)

  正確には、節足動物門鋏角亜門クモ網クモ目に属する動物の総称(ウィキペディアより)

 又、虫は、は厳密な定義のない言葉で『不可思議な生き物』

   昆虫は、は分類学上の定義に則った特定の生物群

 定義がこれでは、混乱するだけですね、節足動物ではあるが、私はクモは単に虫で良いのではと思います。

 ちなみにダンゴムシ、ムカデ、ヤスデ、クモ、ダニ、サソリ以外は大体昆虫で、ナメクジ、カタツムリは貝の仲間です。

 <注意>以下蜘蛛の名前には自信がありませんので参考までです、間違いを指摘していただけたら幸いです。

 ☆ ナガコガネグモ コガネグモ科

 メス  

オス 

  このクモとはよく出会いますが、似たコガネグモもありますが未だ出会っていないような。

 

  ☆ ジョロウグモ ジョロウグモ科

   

  ▲やはりクモも小さい方がオス、大きい方がメス大きさが大分違います。

  庭に出るとあちこちで網を張っており一番目につくクモです。

 

 ☆ ワキグロサツマノミダマシ  コガネグモ科

  

 ▲美しい緑色の腹部を持ったクモ腹部側面は黒褐色、日中は葉の裏に潜んで、夕刻に円網を張る。

 

 ☆(アシダカグモ?  アシダカグモ科)  ☆(シラヒゲハエトリ?  ハエトリグモ科)

  

▲徘徊性で歩き回り餌を捕食、       ▲メス 逃げ込み擬態?建物や壁,塀等に生息する種

 

☆オナガグモ ヒメグモ科

  

  

 ▲まるでナナフシの様なクモで、体色は緑色型と褐色型がいるようです。

 普段は脚を伸ばして棒状になっており、松葉の短いような擬態をしている。(体長 オス12~25mm,メス20~30mm)糸を伝ってくるクモを捕食する。 これを見てクモと分かる人は相当詳しいと思います。

 

 <メモ> 

 蜘蛛と言えば近年セアカコケグモに咬まれる神経麻痺を起こす程の毒グモニュースがあり、クモは毒グモと思いがちですが、帰化したセアカコケグモをはじめ何種かはいるが日本で生息している殆どがのクモは益虫です。多くの害虫を食べるからです。

家の中にアシダカグモのような大きなクモガいたら、まずゴキブリがいると思った方が良いと言われている。エサのない所にクモはいない。

蜘蛛の巣は最初1本目を目的物まで風にまかせて飛ばして張る。その1本の糸を往復して糸を強化してから、少しずつ枠を作り1時間以内で蜘蛛の巣とするようです。

蜘蛛の糸のねばねばは全体に付いているのでは無く、粘球を等間隔に付けていて、クモ自身はそれを避けて歩いている。しかも横糸のみで縦糸には無いので行動は縦糸中心で、粘球に触れてもクモの脚が油状で付かない工夫がしてあるとか、奥が深いですね。

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オジギソウ -出会うといつもご挨拶!

2017-09-15 | 花の写真

    近所のお宅の道路脇の鉢に入っているオジギソウ、

       手を差し伸ばせばいつも挨拶してくれる。

 ☆ オジギソウ(お辞儀草)

 マメ科オジギソウ属、南米原産、日本では1年草、別名:ネムリグサ 花期:7月~10月

 花はピンク色の丸い形で、葉は小さな葉が沢山集まって一つの葉の形です。

 触ると葉の一つ一つが閉じる特徴を持つ。閉じた葉は20分位で回復する。

   

  

 ネムノキ亜科の植物なので、ネムノキの葉に似ていてネムノキの葉も夜は葉が閉じる。

  

 ▲触る前の状態。 ➡           触ると茎根元から下に深く折れ曲がった状態。

    

  ▲触り過ぎたか花疲れ気味?       軽く触るとその葉だけが閉じる((^_-)-☆)

 お辞儀をするのは、鳥や虫から葉を守る、風雨で弱るのを防ぐ、暑さに耐える為、光合成の不要な夜に水分の蒸発を防ぐ為です。

 お辞儀する仕組みは、葉の付け根、葉柄の根元に水枕のような細胞があり触ってりすると神経(電気信号)伝達されて水が移動して折れ曲がる。

 面白い話として、触ったとの電気信号は、オジギソウの近くに麻酔効果のあるエーテルを置き、ビーカーを被せて外気を遮断すると、電気信号は伝わらなくなる。 つまりは植物にも麻酔が効いていることのようです。

 詳細はat-homeこだわりアカデミーを参照して下さい。

 https://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000114_all.html

 

 ☆ ワタ (綿)

 ワタはアオイ科ワタ属の総称です。熱帯、亜熱帯地方に分布する多年草、

 ワタの花はオクラの花に似た花で、一日花で、萎むとオレンジ色に変色する。

 ワタとはワタの実(コットン)や蚕の繭(シルク)等から作られた繊維の塊。

 綿花はコットンの繊維のことで、花が咲いた後に実を付け種の表皮細胞が細長く成長した物がコットン繊維で、白い花が咲いている様に見えるのが綿花です。

 繊維を取り除いた種子からは食用油が採取出来る為に世界の各地で栽培される。

  

  

       

  

 ▲上記の綿花の写真撮影日:  16/10/28

     

  ▲ピンク色の花もありました。    

  撮影場所:谷地川近く散歩途中の畑

 

   <追加メモ>

  コットン栽培がもたらしたアラル海の危機、

 中央アジアにあるアラル海という広大な塩湖(世界の4位の内陸湖だった)が、20世紀後半に消滅の危機に瀕している、その原因の一つが、大規模な綿花栽培の灌漑の為に、水位が低下した。綿花栽培は大量の水を必要とする為にアラル海まで注ぐはずの河川の水は途中で綿花畑に使われて、アラル海に届く前に枯れてしまった。その後海はいくつかに分断され、小アラル海と大アラル海の間にダムが出来て、小アラル海は少しずつ回復の兆しがあるが、大アラル海が東西に分かれて、2014年7月に東側は完全に干上がり西側も消えていくいくしかないようです。

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