花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

庭の花(10月) 吉を呼ぶキチジョウソウ、リンドウ、他。

2022-10-30 | 自宅の花
庭の草陰でキチジョウソウがあちこちでひっそりと咲いていました。
そんなわけで、自宅の返り咲きの花を交えて集めてみました。

キチジョウソウ(吉祥草)
キジカクシ(ユリ)科キチジョウソウ属、常緑多年草、花期:10月~12月、
晩秋の頃葉の付け根に隠れるように総状の花序を立て、淡紫色の小花を付ける。
花序の軸は紫色です。花は淡い紅色の6弁花です。咲き始めのせいか白っぽいですが。
冬から春にかけて紅紫色の実を付ける。
キチジョウソウの名前は、古い言い伝えである「めったに花が咲かず、
吉事があると咲く」というものに由来していますが、花は毎年咲きます。
キチジョウソウのお蔭かどうか分かりませんが、土日の競馬久し振りに勝つことが出来ました。😊 😋 

リンドウ(竜胆)
リンドウ科リンドウ属、多年草、花期:10月~11月、
秋の山野草の代表する花リンドウは、青紫色の美しい花ですが、これは珍しい色でしたので購入。

ノコンギク(野紺菊)   別名:コンギク、ナンヨウシュンギク
キク科シオン属、多年草、花期:8月~11月、
頭花は直径約2.5cm。舌状花は淡青紫色で1列。総苞は半球形で長さ4.5〜5mm。
よく似ているのはヨメナで、葉の形、花の色形まで非常によく似ている。
薄い色は既に投稿済でした。

シレネ’ファイヤーフライ’
ナデシコ科 耐寒性多年草 ヨーロッパ原産 花期:春~初夏頃
ミニバラのように可愛らしい八重咲」品種です。
一度咲き終わったのですが、又今頃の返り咲きです。

インパチェンス    別名:アフリカホウセンカ
ツリフネソウ科ツリフネソウ(インパチェンス)属、1年草、花期:5月~11月、
開花期間が長く、初夏から晩霜の時期迄咲き続ける。

ストック
アブラナ科アラセイトウ属、1年草、南ヨーロッパ原産、花期:10月~3月、
秋もしくは春先の切り花や花壇の草花として栽培されている。花色は色々ある。

ペルシカリア・シルバードラゴン
タデ科ペルシカリア属、多年草、ヒマラヤ原産、花期:春から夏
どことなくヒメツルソバの雰囲気に似ています、夏には葉の色が緑になるがシルバー色
で、赤い葉の色のレッドドラゴンもあります。
何故かこれも今頃花を又付けています。

小さな木ですが、ハクチョウゲ(白丁花)の一重も八重も返り咲き。

虫さんも少なくなりましたので、又暫くは花を相手に撮るようですね。
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秋の木の実(10月)ツルウメモドキ、ヤマブドウ、ミツバウツギ、他。

2022-10-28 | 樹木(実)
前回は、赤い木の実として投稿し、今回それ以外の投稿しますが、
考えてみたら木の実の色は、成熟過程で色が変わるものが多いですので、
余り色にこだわらないつもりです、皆さんが感じているのと印象が違うかもしれません。

ツルウメモドキ(蔓梅擬)   ニシキギ科ツルウメモドキ属、
10〜12月に黄色に熟す。熟すと3つに割れ、橙赤色の仮種皮に包まれた種子は存在感ある。
はじめは緑色ですが、次第に黄色っぽくなり完熟すると皮が3つに裂けてはじけます。
そして、中から赤い実が現れます。果実の直径は7〜8mmほどの球形です。


シャリンバイ(車輪梅 )   バラ科シャリンバイ属  10-11月:果実に
果実(液果)は秋に黒紫色に熟し白い粉(ブルーム)をふく。
薄い果肉を取り除くと茶褐色をした大きな球形の種子が1個ある。


ヤマブドウ(山葡萄)  ブドウ科ブドウ属  蔓性落葉低木、
果実は径0.8~1cmほどの球形の液果で、黒紫色に熟して食べられます。

ナツハゼ(夏櫨)   ツツジ科スノキ属
夏の終わり頃から秋にかけて黒い果実を実らせます。


ミツバウツギ(三葉空木)  ミツバウツギ科
名はウツギであるが、実際は空木ではない、花がユキノシタ科のウツギに似ているから。
果実は蒴果で、折り紙の奴さんの袴に形はそっくり。
偏平で膨らみがあり、中には1~3個の淡黄色の種子がある。

ナツツバキ(夏椿) 別名:シャラノキ ツバキ科ナツツバキ属 
花の後には乾いた果実ができ、9~10月頃に熟すと自然と五つに裂け、
中から種子がこぼれ落ちる。空になった実はその後も長い間、枝に残って越冬する。


アオツヅラフジ ツヅラフジ科    ▼サルトリイバラ サルトリイバラ科シオデ属


ハナイカダ(花筏) ハナイカダ科  ▼クルミ(胡桃 )  クルミ科


クヌギ(椚木 )ブナ科コナラ属    ▼カシワ(柏 ) ブナ科 果期は10 - 11月 

ナツツバキ(夏椿) ツバキ科ナツツバキ属
花の後には乾いた果実ができ、9~10月頃に熟すと自然と五つに裂け、
中から種子がこぼれ落ちる。空になった実はその後も長い間、枝に残って越冬する。
  

クサギ(臭木 )  クマツヅラ科クサギ属
花の後にできる果実は直径6~7ミリの球形。10~11月、光沢のある藍色に熟す頃には、
果実を覆っていた卵形の萼が紅紫色の星形となって開き、そのコントラストが人目を惹く。

ハナミズキ(花水木)ミズキ科    ▼オトコヨウゾメ レンプクソウ科ガマズミ属

まとまりのないものになってしまいましたが、10月分として丸めてしまいました。
酷い写真も入ってしまいましたが、容赦願います。
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秋の木の実(10月) 赤い木の実、ガマズミ、ゴンズイ、ニシキギ、他。

2022-10-26 | 樹木(実)
昨日は内視鏡検査で。都内の病院まで出掛け丸1日何も食べてないこともあり、
ぐったりとして帰ってきました。
10月に入り帰省したこともあり、近所含めてあまり散歩をしなくなっていました。
身の周りでも秋の花木も実を付けているものばかりしか撮っていませんでした。
今回はその内の赤い実は多かったのでそれだけを選んでみました。

ガマズミ(莢蒾)   別名:カリンカ
ガマズミ科ガマズミ属、落葉低木、花期:5月~6月、
晩夏から秋にかけて3-5mm程度の果実をつけ、食用となる。果実は赤く熟し、
最終的に晩秋の頃に表面に白っぽい粉をふき、この時期がもっとも美味になる。

ヤマボウシ (山法師)
ミズキ科ミズキ属、落葉高木、花期:6月~7月、果実:8月~9月、
果実は赤く熟し食用になり、果肉は柔らかく甘さがあり、ジャムや果実酒に利用する。  

ゴンズイ(権萃)  別名:クロハゼ、コゼノキ
ミツバウツギ 科ゴンズイ属 落葉小高木 花期:5月~6月 果実:9月~11月
秋に熟した赤い実が割れ、なかの黒い種が顔を出し、面白い姿を見せます。


ニシキギ(錦木)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
小さな果実は秋の深まりとともに熟して果皮が裂ける蒴果で、
晩秋に橙赤色の仮種皮で覆われたタネが垂れ下がる姿もかわいらしいものです。
また、緑色の若い枝には浅い土色でコルク質の翼(よく)がある特徴的な枝をもつ。

ノイバラ(野茨 )   別名:ノバラ
バラ科バラ属、落葉つる性低木、花期:5月~6月、果期:9月~11月、
花よりも目立つ実(偽果)は、秋から冬にかけて赤く熟し、
ジャムや果実酒あるいは装飾用に使われる。

マユミ(真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
朱色がかった赤色の四角い果実で、熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に
覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。
虫がいるとどうしても撮りたくなります。(キバラヘリカメムシ?)

コマユミ(小真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
果実はさく果。1〜2個の分果に分かれる。分果は長さ5〜8mmの楕円形。
熟すと裂開し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。

木の実でも黒いものや黄色いもの等色々ありましたが、赤いのだけで多くなりそうなので、
次回回しとしました。
一部ピント合わせがなってないものもありますが大目にみて下さい。
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庭の花の実(10月) イチゴノキ、サンショウ、コムラサキ、他。

2022-10-24 | 自宅の花(実)
今は、庭の花もそんなに多く咲いていないので、今頃の実をアップしておきます。
実は、柿も帰省するまでは今年は少ないながらもあり楽しみにしていましたが、
見事に1週間留守にしたら全てアライグマに食べつくされていました。

イチゴノキ(苺の木)    別名:ストロベリーツリー
ツツジ科イチゴノキ属、常緑低木、地中海沿岸原産、花期:11月~12月、
果実がなる時期:10月~11月、
バラ科の苺とは別の植物です。イチゴノキの果実が苺に似ていることから名付けられた。
白やピンクのつりがね状の小花を、晩秋のこれから咲かせます。
花後に約1年かけて果実を実らせます。
12月頃は、花と実が同時についているのが見られます。

サンショウ(山椒)  別名:ハジカミ  
ミカン科サンショウ属、落葉低木、雄株と雌株が有り雌株のみに実を付ける
葉と球果に独特な爽やかな香りをもち、香辛料に使われる。

ハナユズ(花柚子)   別名:ハナユ、一才ユズ
ミカン科ミカン属、常緑低木、花期:5月~6月、
ホンユズよりは、果実が小形で早熟性で別種です。
庭に植えると「代々(橙)家が栄える」と言われる、縁起の良い柑橘果樹。
我が家は、柚子風呂向けですが、料理にも香り程度に使用している。

シンフォリカルポス’ワインレッド’     
スイカズラ科シンフォリカルポス属、落葉低木、花期:7月~9月、結実:9月~10月、
初夏に花が咲きますが、花よりも美しい実が売り物です。丸い真珠のような果実の房をつける。 


コムラサキ(小紫)
クマツヅラ科ムラサキシキブ属、落葉低木、花期:6月~7月、
ムラサキシキブより実は紫色の実が密生し、枝は下垂れする事が多い。
ムラサキシキブとの違いは、葉柄と花柄の位置が一緒にならムラサキシキブ、
少し離れているとコムラサキ、葉の全縁にギザギザがあるのがムラサキシキブ。

サルナシ(猿梨) マタタビ科     ▼ムベ(郁子、野木瓜)  アケビ科


マンリョウ(万両)サクラソウ科          ▼ナンテン(南天) メギ科

ヤブコウジ(藪柑子) サクラソウ科  ▼ジュズサンゴ(数珠珊瑚)ヤマゴボウ科 
 
ヤブラン(藪蘭 )  キジカクシ科   ▼ヤブマメ(薮豆)  マメ科

実として一番熟しているのと違うものが多いですが、我が家では、実が付くものでも、
ブルーベリーとハナユズの実位しか収穫するものはないです。
野鳥等に食べられてしまうものですので、ナンテン、センリョウなど正月には実がないです。
尚、花は全て過去に自宅の花で投稿済ですので割愛しました。
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庭の花(10月)ノコンギク、ツワブキ、フジバカマ、ヒメザクロ等。

2022-10-22 | 自宅の花
暫くの間、花がないので庭を眺めていないですが、庭の花10月を載せてなかったので、
月並みですがアップしておきます。

▼ノコンギク(野紺菊)   別名:コンギク、ナンヨウシュンギク
キク科シオン属、多年草、花期:8月~11月、
頭花は直径約2.5cm。舌状花は淡青紫色で1列。総苞は半球形で長さ4.5〜5mm。
よく似ているのはヨメナで、葉の形、花の色形まで非常によく似ている。
ノコンギクの葉はざらざらしているのに対し,ヨメナの葉はつるつるしています。
園芸品種には濃い紺色の花が咲くものが多いが、野生種には白花もある

ツワブキ(石蕗 )   別名:イシブキ
キク科ツワブキ属、多年草、花期:10月~12月、
花は株の中心から出て、先端に10~30輪ほどのキクに似た、花径3cm前後の黄色い花を咲かせます。
斑入りや八重咲き、丁字咲きなどの園芸品種が栽培されてきました。
日陰に斑入りもありますが、未だ蕾状態です。

フジバカマ(藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属、花期:8月~9月、
我が家のフジバカマは10月になってから咲き始めています。
フジバカマ、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリ、ヤマヒヨドリと似た花が多いです。
途中から枝分かれしている、葉が3深裂している、葉先は鋭尖頭で葉柄がある等からフジバカマと判断した。
今日はアサギマダラが飛んで来てフジバカマを止まりまわっていました。

ヒメザクロ(姫柘榴)   別名:チョウセンザクロ(朝鮮を経由して入って来たから)
ザクロ科ザクロ属、落葉低木、イラン~アフガニスタン原産、花期:6月~9月、
矮性品種で鉢での栽培です。

フェアリースター(極小輪ニチニチソウ)
キョウチクトウ科ニチニチソウ属 1年草 花期:5月~10月
夏の暑さにも強い極小輪のニチニチソウです。

ポーチュラカ・ウエルデルマニー
スベリヒユ科ポーチュラカ属 多年草 花期:5月~10月
緑の茎に白いふわふわの毛を覆う姿が珍しいポーチュラカ。 
もう咲き終わったと思っていたら突然1輪のみ咲いて、次の日に見たら咲き終わっていた。

ゼラニウム
フウロソウ科テンジクアオイ(ペラルゴニウム)属、多年草、南アフリカ原産、花期:3月~11月、
他にもありますが花期が長い花ですね。


花木の実も載せようと思いましたが、くどくなりそうなので次の機会回しとします。
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シュウメイギク、名にキクとついていますがキク科ではありません。

2022-10-20 | 自宅の花
庭の花からです、今はシュウメイギクが盛りとなりあちこちで咲いています。シュウメイギクは、コスモスと同じく秋に咲く代表的な花です。

シュウメイギク(秋明菊)   別名:キブネギク(貴船菊)
キンポウゲ科イチリンソウ属、多年草、中国、台湾原産、花期:9月~11月、
秋に咲く菊に似た花と言う意味から名付けられたののですが、別名のキブネギクは、
中国から昔に渡来し野生、京都の貴船山に多く野生していたからと言われている。
現在は類似のいくつかの種や、これらの交配種も含めて、総称的にシュウメイギクと呼ばれています。
一重、八重、半八重の他、白や様々な濃淡のピンク色の花等多く見られます。
白花、一重咲き、
 

白花、半八重咲き
 

桃花、一重咲き

濃桃花、八重咲き

花の特徴
花びらに見えるのは、萼片です。
萼片が20枚から30枚ある半八重咲きです。萼片の色は白花(紅紫色)で花弁はありません。
花のいちばん中心の半球形になっているのが雌しべです。
その外側に多数の雄しべがあります。
名にキクとついていますが、キク科ではなくキンポウゲ科です。
キンポウゲ科の特徴は、花びらは、花弁のあるものもありますが、萼片が花びらのように見える種類が多いのも特徴です。
アネモネ、クリスマスローズ、クレマチス、トリカブト等花びらと思っていたものが、
萼片のものが多いです。
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佐渡帰省編(22-4) 日本海の荒波の尖閣湾、千畳敷等、大間港跡等。

2022-10-18 | 佐渡
今回は、金山から離れて美しい海岸線をと思っていましたが、なんと、、

佐渡には多くの景勝地がありますが、中でもランキングが上位の尖閣湾等が相川にあります。
尖閣湾(揚島遊園)   相川市街地から車で15分くらいの場所です。
北欧のフィヨルドの峡尖美に似てることから名づけられた、佐渡屈指の景勝地 。
30m級の尖塔状の断崖が連なる景観が訪れる人々を圧倒します。
一帯は海中公園となっており、揚島遊園の展望台からは全景が一望でき、遊覧船からは違った景色を楽しめます。
なんとこの日は佐渡地方は、波浪警報が出るほどの荒れ模様でした。 
波が無い時は、海中透視船がこの峡尖美の間を回るはずです、沖まで白波が立っていました。

佐渡は海岸線の綺麗な所です。
特に私の故郷相川町は日本海側に面している場所なので夕陽が綺麗な所です。
以前に綺麗に撮れなかったので、今年こそリベンジするつもりでしたが、
普段の行いが悪かったせいなのか、夕方に晴れてくれる日はありませんでした。
子供の頃、夏は毎日泳ぎにいった千畳敷(相川町市街地の北端、下相川の海岸にある岩礁) です。
今回は雲厚く夕陽見られずず、     2017/10上手く撮れずこのリベンジだったのですが、
鉱石を積み出していた大間港跡     実は私有地になっいます。
トラス橋 トロッコから船に、     ローダー橋脚跡(左)とクレーン台座跡。

夕陽の代わりにこの荒れて海の状態の画像が撮れました。

荒れた海は動画と思いましたが、コンデジで振りましたので雰囲気だけでも伝わればです。

観光客では見られない波、昔を思い出すような、冬の海はこんなものではありません、
鉛色した波が繰り返し押し寄せる懐かしい感じがして大変良かったです。

佐渡帰省編を長々と投稿してしまい、これも記録として残す為ですのでお許し下さい。
お付き合いいただいた人には感謝申し上げます。

まだまだ撮りましたが、これで、取りあえず今回分は締めさせていただきます。
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佐渡帰省編(22-3) 東洋一を誇った北沢浮遊選鉱場とシックナーの跡。

2022-10-16 | 佐渡
前回は、史跡佐渡金山の坑道が主でしたが、そこから運び出された鉱石を分析する場所が、
少し山を下った所にあります。
場所は新潟県佐渡市相川北沢地区。
相川金銀山北沢浮遊選鉱場 (佐渡観光ナビより)
もともとは銅の製造過程で行われていた技術であった浮遊選鉱法を金銀の採取に応用し、
日本で初めて実用化に成功したものです。戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ、
1ヶ月で50,000トン以上の鉱石を処理できることから「東洋一」とうたわれました。
この建物は昔は発電所でした。
北沢浮遊選鉱場跡は、
ジブリの天空の城ラピュタに登場するマチュピチュのようだと人気がでてきました。
対面にシックナーがあります。
駐車場もあり、これらを見学するのは無料です。

佐渡金山採掘で平成元年まで活躍した50mシックナー(泥鉱濃縮装置)跡。
西洋の技術を取り入れた近代鉱山選鉱場跡。
荘厳で迫力ある直径50mの巨大な泥鉱濃縮装置は、
当時、輩出した泥状の金銀の鉱石を水分で分離した作業場でした。  
ローマのコロシアムのようだと話題の人気の観光名所でもあります。
地続きに相川郷土博物館(休館中:令和4年6月1日から令和6年3月31日 予定)、
相川技能伝承展示館(伝統工芸である「無名異焼(むみょういやき)」と「裂織り(さきおり)」が体験できる。 
等があり、最近は後ろにカフェが出来、結構込み合っていました。

夜間のライトアップ LED照明で時間と共に色が変化していきます。
2022年4月22日(金曜日)~2023年2月28日(火曜日)
開催時間:19時~22時(4月~9月)、17時~22時(10月~2月)  


22/10/15午前11時から、食と芸能、工芸体験を楽しむイベント「ミライノキタザワvol2」が開かれ 、
夕方からはスカイランタンを打ち上げる「ランタンフェスティバル」も開催され、選鉱場のライトアップと合わせて幻想的な情景を演出。 
東京に帰ったので見ることができませんでしたが、感動的ではないかと思っています。

次回は、佐渡はやはり海岸線ですので、荒波をお届けする予定です。
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佐渡帰省編(22-2) 佐渡金山、道遊の割戸、道遊坑の散策。

2022-10-15 | 佐渡
佐渡の前回はトキでした、今回は、佐渡と言えば必ず出てくるのは「佐渡金山」です。
佐渡金山と言う鉱山はなく、相川金銀山の坑道跡を利用して、
江戸時代の採掘の様子を再現した観光施設(「史跡 佐渡金山」)の名前です。
それが観光客により認知されるようになり、相川金銀山は通称「佐渡金山」と呼ばれるようになりました。 
 
その象徴が「道遊の割戸」です。
V字に見える部分は、江戸時代に鏨(たがね)と鎚(つち)を使って人力で真っ二つに掘り割られた露頭掘りの跡です。

見学コースは、
宗太夫坑:江戸初期の手掘り坑道跡  代表的なコース 900円
道遊坑:明治期に開削され休山時まで使用された坑道、 900円
ガイド付き山師コース:予約が必要、山師気分で、坑道を本格的探検。2400円
アイランドミラージュ:MRグラス「NrealLight」を装着した状態で坑道歩く3000円

今回は、一般的な道遊坑コースからです。
道遊の割戸 山頂が真二つに割れた道遊の割戸は、佐渡金山のシンボル的な存在。
坑道を含め、トロッコ、機械工場、粗砕場など多くの設備が操業当時の姿のままで残されています。  
坑道内をあるいてから、機械工場など見て、
                                         高任立坑、大規模な大立堅坑は工事中か幌が掛けてあった。
高任神社を経て道遊の割れ戸へ
 
山頂部の割れ目は幅約30m、深さ約74mにも達します。
粗砕場とトロッコ
ナナカマドをはじめノコンギク、イヌタデ等咲いていましたが、春には桜が綺麗だと思います。
坑道内通路(20分)及び地上散策路(20分)含めて所要時間は約40分です。

開削された坑道は、まるでアリの巣のように拡がり、
総延長は何と約400km(佐渡~東京間)に達していたそうです。

佐渡島の金山は、世界遺産(文化遺産)の登録を目指していましたが、
ユネスコから22/2/1に提出した推薦記載内容の不備があるとの理由で、
23年の登録審査が受けることが出来なくて、見送りとなっています。
また強制労働の問題がらみで、韓国からの登録反対が持ち上がっていますので、
水路の表現の不備となっているようですが、なぜ修正が出来なかったのか、
どうなるのでしょうかよくわかりません。

史跡 佐渡金山は、我が家から歩いて10分程の所にあります。
昔は家近くでも見えていあましたが、周りの木々が生い茂り見られる所は少ない。
実は、このブログのヘッダーの写真は、この道遊の割れ戸の上部部分です。
割れ戸の裏側は、こちらです。
無数の横穴が開いています。

金山と家との途中に無宿人の墓があります。
相川に眠る水替人足たちの墓
1853年に水替人足として働き坑内で亡くなった無宿者28名の出身地、戒名、名前、年齢を
刻んだ墓碑が山中に建っています。
遊郭遊女および無宿人に関わる水子の供養等も

お参りした人が鐘をついている時があります。

次回は、少し山を下った選鉱場跡に移りたいと思います。
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佐渡帰省編、佐渡の朱鷺、船上のカモメ、家の上空のトビ。

2022-10-13 | 佐渡
4年振りに佐渡に1週間程帰省してきました。
行きと帰りは最初から天気予報を見て、雨に降られないように予定を立てましたが、
なんと滞在している間中、まる一日晴れた日が1日もありませんでした。
又、行く前に水道や、プロパンガスなどの開栓や設置依頼していましたが、
家は草藪にどっぷり浸かっていてガスボンベの設置ができる状況ではありませんでした。
又、帰省と言っても、無人の家がポツンとあるだけですので、
電気と水道が使えるだけの状態でした。
テレビは地デジ前のチュナー無しのもので見ることが出来ず、ネット環境もなし、
これぞ非日常の生活の始まりでした。
とにかく草刈りしてプロパンボンベ設置場所の確保、テレビはDVDのチュナーを利用して、
数少ないチャンネルですが視聴できるように設定。
コタツを取り出し寒さにも対応、給湯器は冬の凍結で故障し使用不可なので、
取り敢えずお湯だけ出るようして何とか形を整えました。

前置きが長くなりましたが、僅かな晴れ間を見ては出掛けた所を紹介します。
今回は、
佐渡と言えば朱鷺(トキ)ですが、自然界のトキはまだまだそう簡単に見られるわけではありません。
何とか見れそうな場所へ行き探してみましたが、いそうな場所でも草刈り機の音がして、
見つけられませんでした。
その帰り道、遠くに10数羽の白い鳥が見えましたが、サギと間違えていけないので、
注視し、オレンジ色の飛んでいるのを見て、トキと確信しました。
トキは用心深い鳥ですので、あまり近づくことも出来ず、コンデジでは無理があります。
やっと撮れたのがこれです。
トキ(朱鷺)     コウノトリ目トキ科

飼育下でなく、自然のトキは初めてでしたので良しとしました。
出来たら飛んでいる所を思いましたが、次回のお楽しみとしておきます。
参考までに飛べばこんな感じになるはずです。


<トキのメモ>
日本のトキが野生絶滅状態にり、
1960年に「国際保護鳥」に指定された段階で、日本のトキの生存数は20羽前後だったと言われています。
現在、日本国内では、183羽のトキを飼育しています。
野鳥のトキの数は、推定ですが、
21/9/29の時点で、484羽(放鳥個体155、野生化で生まれた個体329)
自然に放鳥が始まったのは2008年9月(10羽)から始まっています。
しかし、最近は、増加の伸び率が鈍化してきているそうです。

佐渡の「トキの森公園」周辺にある田んぼや水田で見かけると言われていますが、
トキは警戒心が強く、自ら人間に近寄る鳥ではありません。
乱獲されていた過去があることから、ひっそりと身を潜めていることも多いです。
 
運良く野生のトキに遭遇できたとしても、不用意に近付いたり追い回したりといった行動は控えましょう。
特に繁殖期のトキは大変デリケートであるため、人間が巣に近付くと、せっかく作った巣を放棄して逃げてしまいます。
等の注意が必要です。
なお、野生ではありませんが、トキの森公園内の「トキふれあいプラザ」に行くと、飼育されているトキを至近距離で見ることができます。

トキをのせましたので、ついでに今回写した鳥も載せておきます。
カモメ(鷗) カモメ目カモメ科 佐渡航路の船上にて、新潟、両津間ずっと付いる。
 
 
 
ウミネコ(海猫)  カモメ目カモメ科  カーフェリー船上にて

ウミウ(海鵜) ペリカン目ウ科 新潟港にて

トビ(鳶) ワシタカ目ワシタカ科 佐渡自宅の上空、トビが多く飛んでいました。

次回は、佐渡金山を予定しています。
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