花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

昆虫観察、無謀にもユキムシ撮るに挑戦、

2023-12-07 | 昆虫
昆虫も寒くなりめっきりと見掛けなくなりました。
それでも雪虫が飛んでいるのを見ると撮ってみたくなります。
コンデジでAutoしか撮らない人間には無謀だと分かってはいましたが、、、

雪虫(ゆきむし)とは、アブラムシのうち、白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称。
体長5mm前後の全身が、綿で包まれたようになる。
具体的な種としては、トドノネオオワタムシ、ヒイラギハマキワタムシなどが代表的なものです。

トドネオオワタムシ(椴之根大綿虫 ) ▼ケヤキフシアブラムシ *1訂正12/8
カメムシ目アブラムシ科 体長最大4mm程度 10-12月頃空中を漂う姿が見られる。
まるで雪が舞っている様に見えることから、雪虫の愛称で知られる。
*1名前訂正理由:(確実な事とは言えませんが)
ユキムシの代表的ものがトドネオオワタムシとのことでこの名にしたが、
良く調べてみたら、トドネオオワタムシは秋にトドマツからヤチダモの木に移動して飛行する、それに対してケヤキフシアブラムシは、ササからケヤキに移動すとありました。
又、北海道などはトドネオオワタムシの大量発生等多いですが、関東圏ではケヤキフシアブラムシが多いとあり、写真はササの上にいるのを写したもので、近くにケヤキもありました。
飛んでいる所はコンデジのAutoでは何度撮っても無理ですね。 
仕方なく止まった所を撮ってみました。
トドノネオオワタムシかどうかははっきりとは分かりませんが、
 

ヒイラギハマキワタムシの主な発生樹木は「ヒイラギ」と「キンモクセイ」で
発生期は4月~5月とありましたので違うと判断しました。

ブヨ? メマトイ
留まっている所を撮れませんのでどんな虫が分かりません、
集団をつくって飛んでいるのはユスリカですが、どうでしょうかね。


▼翅が痛々しい程のシジミチョウ    ▼キチョウ(キタキチョウ)

キンバエの仲間           ▼ニクバエの仲間
ハナバエの仲間           ▼イエバエの仲間 生ゴミや家畜の糞を好む
イエバエの仲間


ホソヒラタアブ
ハエ目ハナアブ科ヒラタアブ亜科、大きさ 8-11mm 時 期 3-11月
腹部は黄橙色と黒色の縞模様で、各々の節に(太い帯と細い帯の)各2本ずつの黒帯があるスマートなアブ。

オオハナアブ?           ▼ハネカクシの仲間


ナナホシテントウ                                 ▼ナミテントウ

ホタルトビケラ
トビケラ目エグリトビケラ科 体長:15-20mm  時期:9‐12月
黒い体色に前胸部は橙赤色をしており、ホタルを思わせる色合いから
ホタルトビケラの和名がある。ホタルとは関係がありません。


ハエの仲間やアブの仲間しか見られなくなりましたね。
あまり興味の低い虫ですので、種類も多く名前の方がよく分かっていませんが、
参考程度としてお許し願います。
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昆虫観察(11月)ミドリハガタヨトウ、オオハナアブ、他。

2023-11-09 | 昆虫
散歩も身近な所で僅かの時間に限られていますが、
下のヨトウガに1匹出合っただけでもうれしく感じてしまうこの頃です。
昆虫も例年なら見かけなくなる頃ですが、最近の暑さで虫もどう感じているのでしょうか?
昆虫観察も今年もおわりになるかな。

<チョウ目>
ミドリハガタヨトウ
ヤガ科モクメキリガ亜科 大きさ開張  48-55mm 時期 10-12月
灰色っぽく茶色っぽく、薄緑色の部分が所々に出る。 
同属のハイイロハガタヨトウに類似します。
▼ヤガ科ヨトウ類?          ▼シャクガの仲間?
ヤマトシジミ シジミチョウ科    ▼ヒメシジミ シジミチョウ科


<ハエ目>
オオハナアブ
ハナアブ科ハナアブ亜科 大きさ 11-16mm 見られる時期 4-11月
黒色で、腹部の太い赤黄色の帯が目立つアブ。頭部は大きくて半球状になっている。
ナミハナアブ(ハナアブ)      ▼シマハナアブ ハナアブ科
マガイヒラタアブ  ハナアブ科         ▼ミドリイエバエ  イエバエ科
  
アメリカミズアブの交尾?


<ハチ目>
ヒメハラナガツチバチ ツチバチ科  ▼キオビコシブトヒメバチ ヒメバチ科
クマバチ(キムネクマバチ) ミチバチ科


<シリアゲムシ目>
ヤマトシリアゲ(シリアゲムシ)
シリアゲムシ科 大きさ (前翅長)13-20mm 時期 4-9月
体は黒色で、翅に2本の太い黒帯を持つシリアゲムシの仲間。
頭部が長く前に伸び、オスはお尻をクルリと巻き上げている。

<トンボ目>
アキアカネ  トンボ科       ▼ミヤマアカネ トンボ科
赤いトンボは、秋の赤トンボと言ってしまいますね。

▼アリの羽アリ
通常のアリやシロアリには羽が付いていませんが、巣から飛び立つ女王アリと王アリ(雄アリ)は
他の巣の羽アリと出会うために遠くへ飛び立つ必要があるため、羽が付いています。
シロアリと他のアリの仲間の見分け方は、
白アリは、触角が直線数珠状 、翅が網目模様が薄い 、胴体は寸胴
アリの仲間は、触角がくの字型、翅の網目模様がハッキリ、胴体はくびれている。

<バッタ目>
ツチイナゴ バッタ科        ▼ツユムシ?  ツユムシ科
オンブバッタ(負飛蝗)
オンブバッタ科、大きさ (翅端まで)♂20-25mm ♀40-42mm、時期 8-12月
頭がとがった、やや小さめのバッタ。緑色のものが多いが、褐色のものもいる。
 
アオマツムシ(♀)
マツムシ科 大きさ 22mm前後、時期 8-11月、
葉っぱのような形をした、きれいな緑色のマツムシの仲間。
オスは、はねの模様が複雑になっているが、メスは緑色一色です。
アジサイの枯れ葉に隠れていましたが、チョットお顔拝見しました。
エンマコオロギ(♀)
コオロギ科 大きさ 26-34mm、時期 8-11月、
焦げ茶色で、頭部に光沢のある大きなコオロギ。日本産のコオロギの仲間では最大。
これはメス。翅の筋模様は整然としている。また、おしりに長い産卵管を持つ。


<カメムシ目>
ツヤアオカメムシ   カメムシ目カメムシ科カメムシ亜科

アオバハゴロモ
アオバハゴロモ科 9-11mm 7-10月
きれいな淡緑色で、翅の縁がピンクがかったハゴロモの仲間。
ベッコウハゴロモ  ハゴロモ科


<カマキリ目>
カマキリ(蟷螂、鎌切)
カマキリ目にはカマキリ科、ヒメカマキリ科があり、日本には10種類が確認している。

▼シャクガの幼虫(尺取虫
全てのシャクトリムシは、枝のようにとても細長い体をしている点については共通しています。
全長は大きな種類では9cmにまで達し、小さなものではわずか1~2cm程度にしかならない種類も。
脚は体の前方と後方だけに寄り集まって進化した特徴がありますが、
これはあの独特な歩き方が関係しています。

まだ整理出来ていないものもありますが、比較的に多くの種類から選抜してみました。 

この歳になると、何時までもあると思うな体力と気力ですが、
年取ると前頭前野の機能低下により、怒りっぽくなるといわれています。
脳の老化と言うと記憶力の低下のイメージがありますが、記憶を司る「海馬」より先に、
前頭前野が萎縮するようです、70才を超えると3割位の人に萎縮がみられ、
感情を抑えるブレーキが弱くなるようです。
最近、あおり運転や、自動虐待などの怒りが抑えられず事件になるニュースも
多いですが、あまりキレる人間にはなりたくないですね。
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昆虫観察(10月)アケビコノハの幼虫~各種昆虫選抜まで。

2023-10-23 | 昆虫
明日は、霜降(二十四節気)で朝晩の冷え込みが厳しくなり、
朝霜が見られる冬の到来が感じられる時期です。 
昆虫の活動もいよいよ終わりになりそうですが、アケビコノハの幼虫に、
見ましたので、今回は昆虫の各種類から選抜してみました。

アケビコノハ (幼虫) 
ヤガ科エグリバ亜科、体長 (終令)50-75mm、発生時期 4-10月(年2化)
越冬形態 成虫、 
いつ見ても印象的な形態をしています。
茶色や黒色の体に大きな黄色の目玉模様(眼状紋)を持った特徴的なイモムシです。
体の全体に青っぽい点状の模様が、少し暗いところで見ると、まるで星空のような美しい模様です  。


<カメムシ目>
キマダラカメムシ(*の幼虫) (右:成虫23/6/5投稿済から成虫で越冬*追加訂正)   
ホシハラビロヘリカメムシ 小さな黒点を持つ
クモヘリカメムシ  ホソヘリカメムシ科  大きさ 15-17mm 時期 5-10月
淡い緑色で背中が茶色っぽい、とてもスマートなカメムシ。死ぬと、体色が黄色に変わる。


<チョウ目>
ホタルガ  マダラガ科      ▼フトベニスジヒメシャク  シャクガ科


<トンボ目>
オナガサナエ? サナエトンボ科 大きさ 55-65mm 時期 6-9月
似たトンボが多いので断定し難いが一番近そうかな。
マユタテアカネ  トンボ科 顔が写っていずマユタテが見えず、

<甲虫目>
ナガチャコガネ  コガネムシ科   ▼スグリゾウムシ  ゾウムシ科


<ハエ目>
▼キンバエ属の仲間 ミドリキンバエ?  クロバエ科


<バッタ目>
ショウリョウバッタ バッタ科(褐色型)▼? オンブバッタではない。

<クモ目> 昆虫の種類ではありませんが、
ジョロウグモ ジョロウグモ科 大きさ ♀20-30mm ♂6-10mm 時期 9-11月
腹部に黄色と暗青色の縞模様のある大きなクモ。
ナガコガネグモ コガネグモ科 大きさ ♀20-25mm ♂8-12mm 時期 8-11月
腹部に黄色と黒のこまかい縞模様がある大きなクモ。

どちらもクモと言えば良く見るクモです。

余り手を広げ過ぎて脈絡のないものになってしまいましたが、この辺でお終いです。
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昆虫観察、幼虫編 アゲハチョウ、セスジズズメ、ツマグロヒョウモン、他。

2023-10-06 | 昆虫
暑かった夏もやっとしのぎ易くなり、昆虫も多くみるようになり、
また幼虫も多くなりました。
家に来る野鳥も餌に困らなくなったせいか寄り付かなくなりました。
そこで、幼虫を集めてみました。

昆虫には、成長過程が、1)無変態 2)不完全変態 3)完全変態と3つあります。
蛾や蝶は同じく、完全変態をして成虫になります。
完全変態とは、卵→幼虫→さなぎ→成虫 と4つの過程があります。
不完全変態は、さなぎ(蛹)の過程を飛ばして成虫になるものです。 
トンボやカメムシ、バッタ等は不健全変態です。

例によって昆虫の名前特定も難しいのに、幼虫(芋虫、毛虫)は脱皮ごとに、
大きさは勿論、色や文様も変えていくものがあり、ネットの写真を見ていても
どれが当てはまるのか、判断は私には大変難しいです。
従って名前は自信がありませんので、お気付きの点はご教示をお願い致します。

アゲハチョウ(ナミアゲハ)
アゲハチョウ科  体長(終齢)45mm前後  発生時期 4-11月  越冬態 蛹
蛹になるときは食樹を離れることが多い。人家の塀で見つかった前蛹。
アゲハチョウ(ナミアゲハ)の中齢幼虫
▼アゲハチョウの越冬蛹  柑橘系樹木にいた多分アゲハチョウの蛹かと。

▼サルビア・ガラニチカ(メドーセージ)に多くの幼虫が付いていますが、
違う種類のものかどうか判断がつかず、名前も特定できていません。
ハスモンヨトウ、オオタバコガなど似ているような気もするが断定できず。

▼??
ビロードハマキ、ウスベニオオノメイガなど多数候補でしらべましたが特定できず。

セスジズズメ
スズメガ科  体長 (終齢)75mm前後  発生時期 6-10月  越冬態 蛹 
ヤブカラシのつるにいた終齢幼虫。体側に並ぶ眼状紋が印象的。

ツマグロヒョウモン
タテハチョウ科 体長(終齢)43mm前後  発生時期 1年中 越冬態 幼虫
家の周りに一番多い蝶です。 
棘があり赤と黒の危険な色をしていますが刺されることはありません


フクラスズメ
ヤガ科 体長(終齢)65mm前後 発生時期 6-11月 越冬態 成虫 
イラクサ、カラムシの生えている所でが葉を食い荒らしています、
威嚇行動は体をフリフリさせて見ていても面白いです。

クロキシタアツバ 
ヤガ科  体長は約22mm  発生時期 6-10月 越冬態 蛹
体色は淡緑色で、前後両端はやや黄色を帯びます。
頭部に数個の黒紋があり、刺毛の根元は黒色に突起します。
イラクサ科のヤブマオやカラムシの葉を食べます。


▼スズメガの仲間の幼虫?       ▼?  
 

クワゴマダラヒトリ  
チョウ目ヒトリガ科  50mm前後  9‐5月
マイマイガの幼虫と似ていますが、
背中中央に白い線がみえるのでクワゴマダラヒトリです。 

▼ヒトリガの仲間??

▼ハバチの仲間??
ツマジロクロハバチ、アケビコンボウハバチ、チュウレンジハバチ等決めてがない。

トガリハチガタハバチ
コンポウハバチ科  体長:23-25mm  食餌:ホトトギス
体は気門線より背面は黒く各節気門線上に特に黒い紋があります。

ナナホシテントウムシ
テントウムシ科 体長:約10mm 時期 4-10月
丸々と太ったナナホシテントウの幼虫。アブラムシを食べて育つ。
 
ナナホシテントウの蛹。成虫の色彩に似ている。


多分、もう昆虫の幼虫は投稿する事が無いと思い、並べてみましたが、
なんと名前が全くわかりません、Googleレンズも殆ど役にたちません。
時間を掛けてしかたないので、不本意ながらこれで締め、
これも一つの記録としておきます。
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涼しくなり昆虫も活発化して、チョウ目、ホシホウジャク他。

2023-09-28 | 昆虫
昆虫も暑さが峠を越したので、活発に活動しているのが見られます。
少し間が開いたので今回は、昆虫のチョウ目からです。

家の周りで一番良く見るのがホシホウジャクです。蛾の仲間には見えませんが、、
<チョウ目>
ホシホウジャク(星蜂雀 )
スズメガ科ホウジャク亜科 大きさ (開張)40-50mm 時期 7-11月
茶色っぽく後翅のイエローが目立つスズメガの仲間。腹部には白い帯がある。
ホバリングしながら長い口を伸ばして吸蜜する。胴体が太く、素早く羽ばたくのでハチのように見える。  
 
止まっている姿は全く目立たず、飛んでいる時は忙しなく動くので何枚撮って上手く撮れず。
ヒメクロホウジャク
体は淡黄緑色で腹端が黒いスズメガ。翅は茶褐色とありましたのでこれかも。


ツマグロヒョウモン ドクチョウ亜科 (前翅長)27-38mm
これはオスです、翅を閉じて止まっている時は♂♀の判別は迷いますが、
後翅のへりが黒くなっていることで他のヒョウモン類と見分けられる。
▼こちらはメス。前ばねの端の黒色がよく目立つ。
体内に毒を持つマダラチョウの仲間、カバマダラに擬態しているといわれる。
 

ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目 )
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 大きさ(前翅長)18-24mm 時期 4-9月
目玉模様のある薄茶色のチョウ。はねの裏面には細かい波形のもようがある。
後翅裏面の目玉模様は、左右各5つずつ。モンシロチョウより少し小さい。


コミスジ(小三條) タテハチョウ科     ▼ツマグロキチョウ(褄黒黄蝶 ) シロチョウ科

ホシコヤガ   ヤガ科       ▼シロオビノメイガ  ツトガ科

アヤナミノメイガ  ツトガ科     ▼リンゴコブガ  コブガ科 

アメリカピンクノメイガ
ツトガ科ノメイガ亜科  大きさ 13mm 時期:3~11月
メド・セージと呼ばれる青いサルビアにピンク色の小さな蛾がとまっていた。

マエベニノメイガに似るか、体と前翅後縁の黄色い部分が無く、全体が暗桃紅色。
以前投稿したマエベニノメイガもこれだったかもしれない。
 
チャバネセセリ      セセリチョウ科         ▼オオチャバネセセリ セセリチョウ科

イチモンジセセリ セセリチョウ科


今回も地味目の昆虫でしたが、家の周りではこんなもんなのでしょうね。
チョウ目の幼虫も載せようとしましたが、多くなりそうなのでこれで閉めます。
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昆虫観察 キボシカミキリ、アシナガキンバエ、アオアツバ、他。

2023-08-23 | 昆虫
昆虫観察も時々投稿しておきたいですが、分類別で投稿したかったのですが、
むりせずに、撮っているものからランダムに集めてみました。

キボシカミキリ
甲虫目カミキリムシ科フトカミキリ亜科、大きさ 14-30mm、時 期 5-11月
深緑色の体に薄黄色の斑点があるカミキリムシ。住んでいる場所によって、色や斑紋に変異が大きい。
 
最初はゴマダラカミキリと思っていましたが、斑模様も少なく黄色感じがしたのでこれに。

キスジホソマダラ 
チョウ目マダラガ科クロマダラ亜科 大きさ(開張)11-16mm 時期 6-7月
黒色で、はねに黄白色の条状の斑紋があるガ。オスの触角は櫛歯状。

アシナガキンバエ
ハエ目アシナガバエ科   大きさ 5mm~6mm 時期 6-9月
体は緑色~藍青色で、金属光沢を持ちます。 
胸背は幅より長く、わずかに灰粉を装います。翅は透明で、前翅部は多少曇り


スグリゾウムシ
甲虫目ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科 大きさ 5-6mm 時期 4-8月
黒色だが、鱗片で覆われているので灰白色に見える、丸い体型のゾウムシ。
上翅に褐色の帯が2本ある。口吻はあまり長くない。

ダイミョウセセリ  
チョウ目セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科 (前翅長)15-21mm
地方によって翅のもように違いがあり、関東型は白帯がはっきりしない。


アオアツバ
チョウ目ヤガ科アツバ亜科 大きさ(開張)20-24mm  時期 4‐5月 8-10月
外横線が逆V字型をしており、前翅の外横線よりも後方の前縁が白くなる。 
和名に「アオ」と付くようにやや青紫っぽい光沢を有する。(新鮮な個体だとかなり美しい。)
ただ、淡褐色の個体もあり変異の幅は大きいようだ。
翅頂付近には三角形の淡色部があるが、消失した個体もある。   

ツマグロスケバ
カメムシ目テングスケバ科 大きさ (翅端まで)11-15mm 時期 7-9月
黒褐色の細身の体に透明の翅を持つ。翅には黒紋があり、脚は長くて黒と白の縞模様。


アズチグモ
クモ目カニグモ科 大きさ ♀ 6-8mm ♂ 2-3mm 時期 6-9月
斑紋には変異があるが全体に真っ白なのが目を引く。
後方が膨らんだ形の腹部を持った、第1脚・第2脚が長いクモ。メスは緑白色、オスは小さくて赤褐色。脚や胸部・腹部に斑紋のある個体もいる。

サツマノミダマシ  
クモ目コガネグモ科 ♀ 10mm前後 ♂ 8mm前後
中型のオニグモ類で、鮮やかな黄緑色で目立つ。
ワキグロサツマノミダマシとはそっくりで上から見ただけでは判別出来ず。

横からの感じでは裏側が黒く見えない。
*クモ目は昆虫ではありませんが、載せておきます。

昆虫も特徴があるものは名前を探し易いですが、似たものが多いものは自信がないです。
間違いがありましたらご教示して下されば幸いです。
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昆虫観察、カメムシ目編 ハート模様が目立つカメムシです。

2023-08-14 | 昆虫
今回は昆虫の中でも比較的に悪臭を放つので嫌われるカメムシ目からです。
カメムシ目は、 昆虫 の分類群のひとつで、口が針状になっているのが特徴である。
カメムシ のほか、 タガメ 、 アメンボ 、 セミ 、 ウンカ 、 アブラムシ など、
人間に関わりのあるものも多く、非常に多様性に富む。 

<カメムシ目>
エサキモンツキカメムシ
ツノカメムシ科ツノカメムシ亜科 大きさ 10-14mm 時期 5-10月
体の周縁部が緑色、中央部が褐色で、胸の両端が尖り、
体の中央にハート型の斑紋があるカメムシ。

アカヒメヘリカメムシ
ヒメヘリカメムシ科ヒメヘリカメムシ亜科  大きさ 6-8mm 時期 4-10月
赤味がかった黄褐色で、光沢があり、体が細い毛におおわれているカメムシ。
平地・山地の草原で普通に見られる。イネ科、タデ科、キク科など、
さまざまな植物に付き、水田を加害することも多い。
 

クサギカメムシ
カメムシ科カメムシ亜科  大きさ 16mm前後 時期 4-11月  
細かいまだら模様のある暗褐色のカメムシ。
 
幼虫は、黒褐色の格子模様でトゲトゲがあり、いかにも装甲している雰囲気。

ホシハラビロヘリカメムシ
ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科  大きさ 12-15mm 時期 4-10月
褐色で、背面中央部に小さな黒点を持ったカメムシ。腹部側面には不明瞭な縞模様がある。

ハリカメムシ
ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科 大きさ 10-12mm 時期 4-11月
褐色で、やや細長いカメムシ。胸部の両端が強く突出している。


ブチヒメヘリカメムシ?  写真写りが悪く同定出来ない。

シマサシガメ
サシガメ科モンシロサシガメ亜科 大きさ 13-16mm 時期 6-8月
黒色で、腹部の側部と脚が白黒の縞模様になった、やや細身のカメムシ。
肉食性で、チョウ、ガの幼虫など他の昆虫を捕らえ、口吻を突き刺して体液を吸う。

ナガメ  
カメムシ科カメムシ亜科  8-9mm、 4-10月、
黒と赤の模様が目立つカメムシ。赤とあるが、オレンジ又は黄色もいる。
名は、菜の花に付くカメムシから。
良く見たら触角が1本無くなっていました。生きていくのに不便でしょうね。

カメムシも多くの種類がありますが、以前にもパラパラと投稿していますので、
23/6/14のカメムシ目20/12/04カメムシ目総集編等あわせれば、普段目にする
カメムシがいるかもしれません。
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昆虫観察(7月)セミ、トンボ編、蝉時雨に癒されて、

2023-07-24 | 昆虫
家の周りにも蝉の抜け殻を多く見るようになりました。
気温の暑さとセミの鳴き声、まさに夏本番です。
抜け殻があちこちに、、 朝夕はヒグラシの甲高いカナカナカナ合唱です。

セミは、カメムシ目・頸吻亜目・セミ上科に分類される昆虫の総称。
どの種類も鳴くのは、オスだけが鳴きますが、口から声を出しているのではなくて、
腹で音をだしている。勿論メスを求めて頑張って鳴いています。
腹の中に発音膜、発音筋をふるわせて、腹部を覆う腹弁で強弱や調子を変えている。

アブラゼミ
大きさ:53-60mm、時期:7月ー9月、ジージリジリジリと鳴く。
茶色のまだら模様の翅を持ったおなじみのセミ。


ミンミンゼミ
57-63mm、7-9月、ミーンミンミンミンミーと鳴く。
翅は長くて透明、黒地に緑色の斑紋があるセミ。

ヒグラシ   別名:カナカナ
53-60mm、7-9月、カナカナカナと、夕方と早朝に哀調のある声で鳴く。
翅は透明、褐色地に緑色の斑紋がある。オスは腹が長くメスは短い、
オスの腹部はメスよりずっと大きい。ほかの多くの昆虫と逆である。
これはセミ類の大きな特徴だ。
写真はメス?  メスもう少し大きく褐色のように思います。


ニイニイゼミ
32-40mm、6-9月、ジージーと鳴く。木に止まっていると見分けにくい。
翅は灰褐色の斑模様がある小振りのセミです。
左:脱皮後間もなくのものです。

ツクツクボウシはまだ今年は見てないです。

ミヤマアカネ
トンボ科アカトンボ亜科、大きさ 32-39mm、時期 6-12月、
翅の先端部に褐色の太い帯を持つアカトンボ。
このような特徴を持つ赤とんぼはミヤマアカネだけなので判別しやすい。
メスの体色はまっ赤になることはなく赤みがかかった褐色。
翅の先端の縁紋は、オスは赤く、メスは白い。写真は白いので♀です。

シオカラトンボ
トンボ科トンボ亜科、大きさ 49-60mm、時期 4-11月、
もっともなじみ深いトンボのひとつ。シオカラトンボとは、成熟して水色になったオスに
つけられた名前で、茶色いメスは俗にムギワラトンボと呼ばれる。
シオカラトンボ
ムギワラトンボ

ニホンカワトンボ          ▼アサヒナカワトンボ

▼カワトンボの仲間と思われるが、アサヒナカワトンボかも

ハグロトンボ
カワトンボ科カワトンボ亜科、大きさ 53-68mm、時期 5-10月、
細長く、黒っぽい翅を持った、ヒラヒラと飛ぶトンボ。オスの胴体は金緑色に輝き、メスは全身が黒い。 
♂                  ♀
 

家の周りの自然も伐採されたりして少しづつ環境も変わってきていますので、
セミの発生も変わってくるかもしれません、そして以前は家の池にサナエトンボ、
オニヤンマも姿を見せなくなりました。
朝夕の哀愁帯びたヒグラシの蝉時雨は、子供の頃を思い出す癒しの時間です。
何時までも続いてほしいものです。
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昆虫観察 ヒゲナガ自慢の虫さん、ササキリ、ヤブキリ、他。

2023-07-10 | 昆虫
昆虫には、、触角があります。通常は目の上、又は目の間にあります。
クモにはない(触肢が、昆虫の触角のような働きをする)。
注:触角:虫の頭に付いている突起。
  触覚:人間の五感の1つ。視覚・臭覚・嗅覚・味覚・触覚。

触角が様々な感覚機能を果たしています。
一般に、アンテナは匂いや味、風速と風向き、熱と湿気、更に接触を検出する。
ここで気になったのは、音などの感知は、後日に投稿に回します。
多くの聴覚昆虫は、空気中の音波を捕らえると振動する一対の鼓膜器官を持っています。

 ▼ササキリ
バッタ目キリギリス科ササキリ亜科 大きさ12-17mm(翅端まで)♂21-24 ♀20-28mm 時期 8-10月
ササキリの幼虫。体は黒色で、頭部は朱色。
 写真が良くないですが、画面の上部から下部まで矢印まで触角が伸びています。
体長の長さの5倍位長いですが、動くのに不自由はないのでしょうか?



ヤブキリ
バッタ目キリギリス科キリギリス亜科 大きさ(翅端まで)♂45-52mm ♀47-58mm 時期 6-9月
緑色で、背面が褐色の大きなキリギリス。脚や背面などが黒化した個体もいる。前脚に鋭いトゲを持つ。 
写真の写りが悪いですが、矢印まで触角が伸びています。
ヤブキリの幼虫と思われます。

ヤマトフキバッタ  バッタ科フキバッタ亜科

キリギリスとバッタの見分け方の一つに
キリギリス: 触角の長さが長い(体長以上)、後脚が長い、産卵管が長い
バッタ  : 触角の長さが短い(体長以下)、後脚が短い、産卵管が未発達

クビアカツヤカミキリ
甲虫目カミキリムシ科カミキリ亜科 大きさ 22-38mm 時期 6-8月
体全体は光沢のある黒色で赤色の前胸が目立つ。
黒色の触角は体長と同等かそれ以上の長さになる。
外見が似たクビアカモモブトホソカミキリもいるが10mm前後なので、
こちらにしたが、日本では2018年1月に環境省により特定外来生物に指定された 厄介者でした。

アカハナカミキリ ハナカミキリ亜科  ▼ゴマダラカミキリ フトカミキリ亜科
 

キハラゴマダラヒトリ
チョウ目ヒトリガ科ヒトリガ亜科 大きさ 32-41mm 時期 4-9月
写し方が悪いですが櫛型の触角は♂のようです。

アメリカピンクノメイガ ツトガ科ノメイガ亜科 前翅長 約7.4mm  時期 5-9月
触角が後ろ側になびいているものもいるが、、 


ミスジガガンボ
ハエ目ヒメガガンボ科クモヒメガガンボ亜科 大きさ 5-6mm 時期 6-9月
翅に3本の黒帯がある小さなガガンボ。肢にも黒帯があり、体全体に黒・白の縞模様に見える。
小さいのでよく分かりませんでした、前に伸びていたのは前脚でした、
小さな触角が付いています。

ヒメヒラタアブの仲間と思われますが、顔の色が黄色いらしいが、
顔から出ているのは触角それとも別の気管?正面からでないので不詳です。
本当はホソヒラタアブの可愛らしい触角のものがあったらよかったのですが、

ヒメシロコブゾウムシ
甲虫目ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科 大きさ 13-17mm 時期 4-8月
上翅にコブ状の隆起を持つ、灰褐色のゾウムシ
(体は黒色だが、灰色や黄褐色、灰白色の鱗片で全身がおおわれている)。
標準的な触角が付いていますね。 

昔、投稿したクロハネシロヒゲナガ がひらひらと飛んでいるのを思いだしました。
今回特に触角に重きを置いて写していたのでないので、満足な表現ができていませんが、
昆虫にとっては大事な気管ですね。
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昆虫観察 小さな昆虫の交尾編、ヒメナガカメムシ、ヨツモンカメノコハムシ他。

2023-06-30 | 昆虫
小さな虫さんも良き子孫繁栄の為に頑張っています。
6月中に見たものから集めてみました。
人間の世界でのジューンブライド(June bride)とは、
6月に結婚する花嫁は幸せになれるとされる言い伝えがある為です。諸説あります、
絶滅のおそれのある野生動植物の種を保存するために、
種の保存法が平成5年4月より施行されています。

どんな虫さんも良い子孫を残して欲しいと思っています。

ヒメナガカメムシ
カメムシ目マダラナガカメムシ科ヒメナガカメムシ亜科 大きさ 5mm前後 時期: 4-10月
灰淡褐色で、一見ハエの仲間のようにも見える小さなカメムシ。

ヨツモンカメノコハムシ
甲虫目ハムシ科トゲハムシ亜科 大きさ 7.5-9mm 時期 4-12月
扁平な体の縁が薄い板状に広がっており、その背面に凹凸が多く、大きな黒い斑紋が4つ目立つ。
熱帯アジアを中心に分布し、日本では琉球列島にいたが、近年本土にも広がりつつある。 
はじめは何かよく分かりませんでした。 


▼?? トゲサシガメ?
この写真が交尾中かどうかも分からず、全体像が見えてないので判断不可ですが、
1cm位の大きさと、マメ科、稲等の植物の汁を吸うようなので無茶振りです。

ルリクビボソハムシ
甲虫目ハムシ科クビボソハムシ亜科 大きさ 5-6mm 時期 5-8月
光沢のある暗藍色~暗緑色で、胸部が細くなったハムシ。上翅には点刻列がある。

オオヒメヒラタアブ
ハナアブ科ヒラタアブ亜科  大きさ 8-10mm 時期 3-12月
腹部は黄緑がかった黄色、背面には黒い縞模様のあるハナアブです。

ウメスカシクロバ
マダラガ科クロマダラ亜科  大きさ(開帳) 16-25mm  時期:6‐7月
体色は黒色で翅は透明度が高い。
タケノホソクロバにも似ているので正直ハッキリとわかりません。

昆虫の交尾の形は色々なタイプがあるようです、交尾後に生命を終えるものとか、
カマキリのように、交尾の最中や後にメスがオスを捕食することがしばしばあるようです。 
もっと別の機会にまとめてみたいですね。

昆虫になると全く名前に自信が無くなってきます。
調べられる所は調べてみましたが、細かい所までは出来ていないので、又、
?の場所がありましたら教えて下さい。
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