気温も下がり始めて虫達もいよいよ最後の活動時期となっています。
最近に出合った虫などを集めて調べてみました。
分類にこだわらずなるべく広く選びました。
虫とは言えないものも含みますので苦手な人はパスして下さい。
虫達は冬になると生命を終えるものや、土の中に潜って越冬するなどします。
▼ヒメジュウジナガカメムシ
マダラナガカメムシ科 大きさ 8mm前後 時期 4-10月
鮮やかな朱色と黒色に塗り分けられた印象的なデザインのカメムシ。
本種の生態はまだ不明な点が多いらしい。
*1カメムシの寿命については後述
▼ツマグロキンバエ
クロバエ科ツマグロキンバエ亜科、大きさ 5-7mm 時期 6-10月
深緑色で、背中に丸みがあり、翅の先端が黒くなったハエ。複眼は青緑色に輝き
筋模様がある。口器は長く突き出る。
卵→幼虫→蛹→成虫の完全変態です。幼虫は動物の死骸を食べますが、
成虫は花粉や花の蜜を食べます。 成虫で越冬。
*2ハエの寿命は後述
▼クチナガガガンボ属の一種 ヒメガガンボ科 10mm、5-10月
ガガンボ科は大変種類が多いグループで良く似てるのが多く、同定はすごく難しいと言われています。
ガガンボの寿命は約10日です。
▼クロコノマチョウ
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 大きさ(前翅長)32-45mm 時期 3-11月、
はねの端が角張り、突起状になっている、こげ茶色の大きなチョウ。
はねの裏面は枯葉に似ていて、とまると見つけにくい。
*3チョウの寿命は後述
▼ヒメアカタテハ
タテハチョウ科 (前翅長)25-33mm 4-11月、 成虫の寿命は3週間 卵からでは約1年。
幼虫または成虫で越冬するが、寒さに弱いので温暖な地域でしか冬越しできない。
前翅長は3cm前後。前翅の先端は黒地に白の斑点、前翅の中央部には橙色地に黒の斑点がある。
このチョウは翅がボロボロになっていました。
▼アカタテハ
タテハチョウ科 (前翅長)30-35mm 3-11月、 成虫で越冬
前翅は朱色と黒色、後翅は茶色のタテハチョウ。ヒメアカタテハに似るが、本種の方が大きく、
後翅が茶色いことで見分けられる。
▼ツマグロヒョウモン
タテハチョウ科ドクチョウ亜科 、(前翅長)27-38mm 4-11月
後翅のへりが黒くなっていることで他のヒョウモン類と見分けられる。(オス)
▼ナカジロネグロエダシャク?
シャクガ科エダシャク亜科、(開張)35-41mm 10-11月
ネグロエダシャクに似るが、前翅中横線の曲がり方が異なることで見分けた。
片方の翅がちぎれており完全な形ではありませんでした。
*蛾の寿命は数週間から長くて1ヵ月程です。
*卵から死ぬまでの経過を見ても成虫よりも幼虫時代が一番長いです。
▼ババヤスデ
ババヤスデ科に属するヤスデの総称。20~30mm. 4~10月
胴節数20個で背板は凸形に隆起する。体色は黄褐色、青灰色、紅褐色のものなどがある
ヤスデの寿命は約4~5年、ヤスデ類のなかではもっとも寿命が長く、8、9年に及ぶものがある。
▼ウシガエル ウシガエルが日向ぼっこをしていました。
アカガエル科アメリカアカガエル属 、北米原産、(成体)110-185mm 時期 4-10月
暗褐色~茶褐色の斑紋がある大型のカエル。鼓膜が大きい。
ブゥオーーン、ブゥオーーン と、牛のような声で鳴く。
平均寿命は、7~9年程で、最高16年という記録があるそうです。
冬には水底の泥土に半ば潜り込み、冬眠する。
▼カブトムシ 3齢(終齢)幼虫 コガネムシ科
物(プランター?)をどかした下から出てきました.
最終的にはもう少し大きくなり、6月頃土に深く潜って前蛹(ぜんよう)となり7~10日で蛹になる。
カブトムシの平均寿命は、成虫になってからは1~3か月位生きる。
▼コウガイビル 日本に数種類以上が存在
ウズムシ目コウガイビル亜目コウガイビル科コウガイビル属に属する動物の総称 。
一言で言ってしまえば「動く佃煮コンブ(クロイロコウガイビル)」と言った人いるが、、
佃煮昆布が食べにくくなる。「平べったくて長いナメクジ」のような外見の生物。
外見的に扇形の頭を持つ 。
寿命は、体の一部がちぎれてもそこから再生する自切行為にも似ている能力を持っていて、
再生能力はとても高いが永久に生きるわけではないでしょうから不明です。
▼ヒルの仲間 (ビロードイシビル?)
ヒルの種類は、日本で約60種確認している。体調:5~12cm 5~10月に活動、平均寿命2~3年。
田んぼや落ち葉などの下の土の中に潜んで越冬。
もしこれがイシビル科であれば人間から吸血することはない。
Note:
*1 カメムシの寿命は、
カメムシは、繁殖時期は6月頃、幼虫は芋虫や蛹などにならず、小さな虫同士集団で行動し、
成虫になると単独行動になり、冬は冬眠せずに温かい場所に移動し、人家等に入っているくるのもいる。
成虫の平均寿命は、約1年で、卵から成虫まで入れて長くて1年半です。
越冬した成虫は、暖かくなると繁殖のために活動をし始め、子孫を残し終えると寿命を迎えます。
*2ハエの寿命は、
ハエの寿命は、卵が産みつけられてから成虫として活動し、死ぬまでにだいたい1か月半くらいです。
* 3チョウの寿命
チョウの成虫の平均寿命は、オスで7日間、メスで9日間という結果が出ています。(byマーキング調査 )
但し、種類によって寿命は違います。 特に成虫で越冬する種類や熱帯に生息する蝶は、
他の種と比べると寿命が長いものです。
タテハチョウの中には成虫で越冬するものが多々ありますが、夏から秋にかけて世代を2・3回
繰り返すので、夏に成虫になったものと、秋に成虫になったものでは寿命が変わってきます。
モンシロチョウのように1年に何度も世代を繰り返すものは、夏だと一ヶ月ほどで、
秋に生まれたものは越冬するので5ヶ月ほど生きることになります。
成虫で越冬する蝶の仲間は7ヶ月から一年間生き延びるといわれています。
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