花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

庭の花(9月-2)タマスダレ、トレニア、アゲラタム、ペンタス、ジニア、他

2021-09-30 | 花の写真
9月も早や終わりです、中秋の名月は綺麗だったね。9月は長月とも言います。
その由来は、長い月夜「夜長月(よながつき)」であるとする説が有力です。 
(旧暦9月を長月(ながつき)と呼び、現在では新暦9月の別名としても使用)
庭に取り立てる花もなかったので投稿してませんが、区切りとしてアップします。

タマスダレ   9月中旬頃の撮影、現在は花も終わりました。
 

トレニア                スーパートレニアカタリーナ
トレニア(サマーミスト)

アメリカンブルー            ルエリア・サザンスター
どちらも花数が少なくて寂しいです。

アゲラタム(カッコウアザミ)

ペンタス

ロベリアスカーレットプリンセス の咲きそこないかも?


シソ(紫蘇)             バジル (メボウキ 目箒 )


ジニア(百日草)

八重咲きマツバボタン          カリブラコアグッドナイトキッス
兎に角花が咲いているのが終わったと思ってもまだ咲いているのとの感じです。

 ハマギク               サンパチェンス


センニチコウ(千日紅) 
球状の目立つ部分は苞で、その間から小さい花が出ています。 


シュウメイギク(秋明菊)
 
八重咲きのアカバナはこれからです。ぽつ咲き始めました
シロバナも見頃はこれからですね。
 
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朝顔に似た花から、アサガオ、マメアサガオ、ヒルガオ、チョウセンアサガオ、他

2021-09-29 | 花の写真
朝顔と言えば爽やかな夏の朝を楽しませてくれ花なのに、
何を寝ぼけているんですかとお𠮟りを受けそうですが、今年朝顔を投稿してなく、
最近は、地味な野草花を相手していて、少しでも彩をと考えたら朝顔でした。

アサガオ(朝顔)
ヒルガオ科サツマイモ属、1年草、花期:7月中旬~10月上旬、
大輪アサガオや変化咲きアサガオなど、様々な園芸品種があります。
花色には白やピンク、青、紫のほかに、覆輪部(ふくりんぶ)と花弁の中心に向かって
筋状に白い模様が入る「曜白(ようじろ)」と呼ばれる模様などもあります。



セイヨウアサガオと呼ばれるソライロアサガオ‘ヘブンリー・ブルー’


マメアサガオ(豆朝顔)   別名:ヒラミホシアサガオ (平実星朝顔)
ヒルガオ科サツマイモ属、つる性1年草、北米原産、花期:月~10月、
花は葉腋から出る花序に1~3個つき、花序の長さは葉より短いです。
花は径2cmほどの漏斗形で、浅く5裂し、裂片の先がとがり、正面から見ると星形になります。
花色は淡い紫色~白色です。
似た花にホシアサガオがありますが、薄い紅紫色で花はマメアサガオより
やや大きくて、雄しべ先の葯の色が白です、(マメアサガオの葯には赤色が入る)

ヒルガオ(昼顔)
ヒルガオ科ヒルガオ属、つる性多年草、花期:6月~8月、
夏にアサガオに似た桃色の花を咲かせ、昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。 
奈良時代に朝廷が派遣した遣唐使が、中国(唐)よりアサガオ(朝顔)が持ち帰られたときに、
アサガオに対する呼び名としてヒルガオと呼ばれるようになったといわれている。
薄いピンク色で直径5 - 6cm の花を咲かせる。花の形は漏斗形。
葉は長楕円状披針形で,基部の両側が耳となって下向きに突き出す。
似た花にコヒルガオがあるが、コヒルガオは花は一回り小さく、葉の違いで見分ける。
コヒルガオは三角状ほこ型 部が張り出す。張り出した部分が2裂.。下写真参照。
コヒルガオの花と葉

以下は直接ヒルガオ科とは関係ないですが、無理に何か似せているようにと思ったものです。

ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)
アカバナ科マツヨイグサ 属、多年草、花期:5月~7月、
マツヨイグサの仲間は夜咲き、涼味を誘うものが多いのですが、この種は昼に咲き、
株全体を覆うほど多数の花が咲きます。
勿論、よく見れば違いますが、花だけちょっと見ではヒルガオと似てませんか?

チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)/(園芸用名:ダチュラ)
ナス科チョウセンアサガオ属、1年草、花期:7月~9月
長さ10~15センチメートルほどの漏斗状の白い花を上向きに咲かせる。
原産地は南アジアであって、「チョウセン」は、後述の通り特定の地域を表すものではなく、
朝鮮半島原産という意味は持たない。
名の由来は、”海外から来たアサガオに似た花だ”からとのこと。

黄色の朝顔もありますが、まだ見たことないとないですね、いつかきっと見てみます。
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地味な野草花9月-2、ノブキ、ヤブタバコ、タカサブロウ、カラスノゴマ、他

2021-09-27 | 野草
地味な野草花で余り人に見られる事がなく、代り映えしないものですが、
今年も並べてみました。

ノブキ(野蕗)
キク科ノブキ属、多年草、花期:8月~10月、
フキの葉にやや似ているが、葉の先がややとがり葉柄に狭い翼があるので見分けがつく。
頭花はまわりに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しない。
頭花は直径約7mm。 そう果は放射状に並び、冠毛はなく、先の方に腺体がある 。


クワクサ(桑草)
クワ科クワクサ属、1年草、花期:9月~10月、
地味な草で目立ちにくい。葉がクワの形に似ていることが和名となった
葉腋に球状の花序を形成し、目立たない紫色を帯びた緑色の花を咲かせる。
1つの花序の中には雄花と雌花がある。
球状の花序は直径約5mm、雄花と雌花が混在している。


ヤブタバコ(藪煙草)
キク科ヤブタバコ属、1~越年草、花期:9月~10月、
上部の葉腋に黄色の頭花を下向きに1個ずつつける。頭花は直径約1cmで、
ほとんど柄がない。総苞は鐘状球形。

ミゾカクシ(溝隠 )   別名:アゼムシロ
キキョウ科ミゾカクシ属、多年草、花期:6月~10月、水田雑草、
和名は、溝を隠すほど茂ることから付けられた。また、
田の畦に筵を敷いたように生える様子からアゼムシロ(畦筵)ともいう。
葉腋から長い花柄をのばし、淡紅紫色を帯びた花を1個つける。
花が終わると花柄は下を向く。花冠は長さ約1cmでほぼ同じ大きさに5裂する。
花冠の裂片は 、横向きに2個、下向きに3個と片寄ってつく。

タカサブロウ(高三郎)
キク科タカサブロウ属、1年草、花期:8月~9月、
頭花は直径約1cmで、まわりに白色の舌状花が2列に並び、内側に緑白色の筒状花がつく。 
タカサブロウという和名の語源については諸説あるが、不明となっている。
よく似たアメリカタカサブロウがあるが、総苞片の幅が狭い傾向があり 
先端が花弁より長くでる。
タカサブロウは、総苞片の幅が広く、花弁より短い。

ヤマホトトギス(山杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月、
花は茎頂や上部の葉腋に散房状に上向きにつく。 
花被片は斑点が大きく、上半部が反り返る。
ホトトギスは花の模様が鳥のホトトギス(不如帰)のおなかの模様に似ているから。
ひっそりと草陰に埋もれてあちこちに咲いていました。

少しは花らしいものも、

ゲンノショウコ(現の証拠)  別名:ミコシグサ
フウロソウ科フウロソウ属、多年草、花期:7月~10月、
葉は3~5個に中~深裂し、紅紫色~白色の花を付ける。
昔から下痢止めとして薬効が現れることから名前だが、
果実の裂開した形がミコシの屋根に似ていることからミコシグサの別名もある。
 
カラスノゴマ(烏の胡麻)
アオイ科カラスノゴマ属、1年草、花期:8月~9月、
茎はまっすぐ伸びて、草丈は30cm~80cm。 葉は互生、長さ2~7cm、幅1.5~3.5cm。
花は葉腋に1個ずつつき、黄色で直径1.5~1.8㎝。
花弁は5個、萼弁は線状披針形で反り返り、雄しべは多数ありその間に雄しべより長い
仮雄しべが5個あります。 キツネノマゴと混同してますね。

最後は、ツルボ(蔓穂)キジカクシ科でお見送りです。

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色々なカタツムリ、でんでんむしの目は触角(つの)の先にあります。

2021-09-26 | 生き物
梅雨時でもないのにカタツムリに出合います。
童謡「かたつむり」で皆に歌われて親しんでいたと思いますが、
撮ったものを並べても、カタツムリの種類の名前は分かりませんので、

ここで素人レベルですが、カタツムリについて簡単にまとめてみました。

カタツムリ(蝸牛)は、陸に棲む巻貝の通称。
特にその中でも有肺類のうちの殻が細長くないものを言う場合が多い。(wikiより)
陸貝のうち、殻のないものを大雑把に「ナメクジ」、
殻を持つものを「カタツムリ」「デンデンムシ」などと呼ぶ。(マイマイとも) 
しかし、殻に蓋があるヤマタニシや細長い殻のキセルガイなどはカタツムリと言わない。
日本では一般的にカタツムリと呼ばれるものとしては
オナジマイマイ科やニッポンマイマイ科の種類が代表的なものである。 
しかし、日本には、約700から800種類がいるようですが、移動範囲が狭いので、
地域により、異なる種類が生息しているようなの、今回種名は調べるのをやめています。

一番良く見るカタツムリですね。
ミスジマイマイ(オナジマイマイ科)かと、(右巻き)
移動する時には体が長く伸びて落ちないように移動します。
触角の先に目があります。
頭には大きな角のような触覚と小さな触覚がありますが大きな触覚の先に目がある。
目と言っても明るさを感じる程度で、何かにぶつかると触覚をひっこめる程度です。

ニホンマイマイ科のカタツムリかな。
 

小さな殻の中にこんなに長くなるのが居るんですね。
 
小さな種類か?まだ幼虫でこれからは大きくなるのか見分けがつきません。


大部分の種は右巻きであるが、ヒダリマキマイマイなど少数の左巻き種がいます。
こちらでは、少数でもいる所では、多く見掛けますね、
表から左巻きですが、裏も模様が右巻きに見えるのでは?
返してが見ても模様がなく裏と分かり易いです。
1cm以下の小さなカタツムリいっぱいいたが、

食餌は、葉や苔を食べるようですが、
殻を作る為にカルシウムが必要でコンクリートなどから染みでる炭酸カルシウムを食べるようです。
葉の無いところでも良く見掛けますね、これは、電柱です。


キセルガイ?

以下は、カタツムリについての参考程度のメモです。

オスとメスの区別のない雌雄同体です。ですので、一匹でオスとメスの両方の役割を果たします。
ただ、自家受精(同一の個体で受精すること)はできないため、他の個体と交尾する必要があります。
 

カタツムリの天敵は、ホタル類の幼虫やオサムシ類のマイマイカブリがよく知られているが、
ザトウムシ等もカタツムリを食べるようです。

カタツムリにはさまざまな寄生虫が宿るので気をつけましょう。

カタツムリは変温動物で、冬は冬眠します。15℃以上で活動で5℃以下で、
落ち葉や石の下に潜り込んで殻の入り口に膜を張って冬眠します。

カタツムリの寿命は、
寿命は1年〜15年です。小型で殻が薄い種類は1年ほどで死んでしまいますが、
5センチ以上の大きいものになると8年〜15年生きるものもいます。
平均寿命は、3年~5年程度のようです。
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野草の地味な花9月、オオニシキソウ、コニシキソウそしてニシキソウまで、

2021-09-24 | 野草(花)
地味な野草を投稿するつもり、ノブキやヤブタバコなど用意してましたが、
急遽変更してこちらになりました。

散歩してる道端で、地味なオオニキソウを良く見ます。

花らしい花を付けていないので、素通りしてましたが、ふとコニシキソウもあったはずと
思い出して地を這う草を探して見ることにしました。
探すも何も家を出ると直ぐにアスファルト舗装の脇に生えていました。
何か違うように感じました、葉に班紋がない等でコニシキソウではなさそうです。
そこで、調べてまとめ直しておきます。

オオニシキソウ(大錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米原産、花期:6月~10月、
茎は淡紅色を帯び、直立または斜上して高さ20〜40cmになる。
腺体は円形。腺体の付属体はよく発達し、白い花びらのように見える。
さく果は直径約1.7mmの卵球形で無毛。(腺体とは、蜜などの分泌物を放出する部分)
草姿は上手く撮ることが出来ない難しいですね。



コニシキソウ(小錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米原産、花期:6月~9月、畑、道端等に生える。
茎は長さ10〜20cmになり、地を這って広がる。葉は対生し、長さ0.7〜1cmの長楕円形で、
表面の暗紫色の斑紋がよく目立つ。
花は小さく、腺体の付属体は白色または赤色を帯びる花弁状です。
花序の直径は約0.6mm、長さ約1.2mm。
さく果には白色の寝た毛が密生する。  
 まだ被写体は少し早過ぎました。
下にアリがいましたが、この花で主に受粉を手伝う虫はアリです。
地面にへばりつくような草で、小さな花にはアリとは良い組み合わせですね。
   
葉に班紋が薄い又は見当たらないがさく果に毛があるのでコニシキソウ。

ニシキソウ(錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、花期:7月~10月、
葉は長さ0.4~1cmで長い楕円形をしており、毛はほとんどありません。
葉の根元にあたる基部が、左右不ぞろいなのが特徴です。 
名の由来は、ニシキソウの緑の葉と赤い茎鮮やかなコントラストから、錦に例えられたとか、
なんと大袈裟なことと思ってしまいますね。

見分け方概略
オオニシキソウ:草丈が高く、茎が立ち上がる。
コニシキソウ:茎は地面を這い、葉にに黒いまだら模様があること。
        葉で見分けがつかないときは、く果に毛が生えている。 
ニシキソウ:茎の分布が多く、地面を這うさく果に毛がない
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秋空向かって咲く花達、ヒガンバナ、コスモス、マルバルコウ、他

2021-09-22 | 花の写真
秋空と言えば、「男心と秋の空」又「女心と秋の空」の言葉があります。
変わりやすい秋の天気と移り気な心模様を重ねたことわざと言うことです。
もともとは「男心と秋の空」です。 男性の変わりやすい心を例えていますが、
主に女性に対する愛情が変わりやすいこと をさしていました。
大正時代になり、西洋文化の影響で女性が素直に意思表示できるようになったこともあり、
この頃から「女心と秋の空」とも言われるようになったそうです。 

秋の空は、すがすがしい青空が広がります。「天高く馬肥ゆる秋」といったりします。
秋は移動性高気圧の乾いた空気のために澄み渡り、いつもより上空の雲までよく見えるからです。 

今回は、その空に向かって咲いている花をピックアップしてみました。

彼岸花(曼珠沙華)
白いマンジュシャゲもあちこち見ます。

コスモス(秋桜)  白花、ピンク色も、秋には一番良く似合う。


キバナコスモス(黄花秋桜)

マルバルコウ(丸葉縷紅) マルバルコウソウと呼ぶこともある。

アイノコセンダングサ(合いの小栴檀草)コセンダングサとコシロノセンダングサとの雑種 

セイヨウアサガオ(西洋朝顔)  緑のカーテンに適している。
何を投稿しようか迷い、時間の関係で手抜きの内容の投稿です、容赦してください。
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野草花の雄花、雌花で思うこと。アレチウリ、カナムグラ、イタドリより

2021-09-21 | 花の写真
草花に雄花、雌花を別々に咲かせるものが多くあります。
一つの株に雄花、雌花を別々に付けるのを雌雄同株、別々の株に花を付ける雌雄異株としていますが、
実は余り気にしていないこ、知らなかったことも良くあります。
雄花、雌花については記録として後述しておきます。

家近くの谷地川沿いに多くのアレチウリの蔓が茂っています。
河原でも数十m四方一面に生えている場所もあり凄い繁殖力です。
他の植物を根こそぎ駆逐する恐れがあることから「特定外来生物」にも指定されているアレチウリです。


アレチウリ(荒地瓜)
ウリ科アレチウリ属、1年草、北米原産、花期:8月~9月、雌雄同株。
黄白色の花をまばらにつける。雄花と雌花はそれぞれ別の花序につき、
雄花序は長さ10〜15cmでまばらに雄花がつく。
雄花は直径1cm。雄しべは花糸も葯も合着し、キノコのような形になっている。
これは雄花、右:花の中心の黒いのはアリが入り込んでいる
雌花序は短く、雌花が頭状に集まってつく。雌花の柱頭は3個。
果実は長卵形の液果が数個集まってつき、金平糖のように見える。
ウリと名がついていますが、実も花も食用にならず厄介なだけの植物になっています。

カナムグラ(鉄葎)
アサ科カラハナソウ属、つる性1年草、花期:8月~10月、雌雄異株。
葉や葉柄に下向きの刺がある。
花粉をまき散らす雄株雄花です
雄花は、枝先に大きな円錐状の花序に付く。花径約7mm、5個の雄しべの葯が垂れ下がる。
  
ヒメウラナミジャノメやナミテントウの幼虫が来て受粉のお手伝い(?)
雌株は雄株に隠れる感じでむぐらの下の方にある。数個の雌花が花被片に包まれている。
若い雌花で、花後は赤茶色く変色する。
雌花の雌しべが伸びている?余りこんな写真がないので半信半疑ですが、
雄株より遅れて伸びてくるのは、自家受粉を避けるため。

イタドリ(虎杖)   別名:スカンポ
タデ科ソバカズラ(イタドリ)属、多年草、花期:8月~10月、雌雄異株。
荒れ地や斜面のどこにでも見られるが、花の色や毛の多少など変化が多い。
薬用植物で、秋に根を取り乾燥したものが虎杖根で、便秘、蕁麻疹などに煎じて使う。
和名は、疼(いた)みを取り去る効果があるので疼取りと名付けられた。
雄花では萼は深裂して裂片は開出し、雄しべは8個、萼より長く、雌しべはふつう発達しないが、
一部の花では発達して両性花となる。 
雄株雄花
雌株雌花の若い果実。3個の翼が張り出す。雌花の拡大版は撮り損ねています。 
花や実が赤いものをベニイタドリ(メイゲツソウ)と呼ぶそうです。
雌株雌花と若い果実。
雌株は、花が終わるとハート型の3稜ある果実ができ、秋に熟する。
 

ここで、雄花、雌花について基本的なことを記しておきます。
多くの花には、一つの花に雄しべと雌しべがあり虫等の助けを借りて受粉し、
種子を作り子孫を残していきます。
しかし、環境の変化で、種全体が無くならないようにするには遺伝子の多様性が必要になります。
そこで同じ固体との自家受精ではなく、別の固体との他家受精が必要になりました。
一つの花に雄しべ、雌しべがあるのは両性花、雄しべだけをもつのを雄花、雌しべをもつのを雌花としています。

両性花の中には、オシベとメシベの成熟の時期をずらす雌雄異熟システムがあります。

環境の変化があった場合に、種全体が全滅しないためには遺伝子の多様性が必要です。 
その為には同じ固体との自家受精ではなく、別の固体との他家受精が必要です。
少しでも強い子孫を受け継げる仕組みですね。
これは、人間でも同じではないでしょうか、遠い地域の人と結婚した方が良い。
外国人との結婚もこれからは多くなるのでしょうか?
そして、コロナのウイルスも近くの人から移ると強いウイルスに変移するのかもと思っています。
余り強くなりすぎて他人に迷惑をかけるようでは良いことではないですが、
そんなことを感じてしまいました。
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ハギと名がついているが萩でないものがある(?)ミヤギノハギ、アレチヌスビトハギ、他

2021-09-20 | 花の写真
秋の京都を代表する花が萩(ハギ)だとか、
秋の七草にもハギが入っています。
万葉集で一番詠まれている花がハギだそうです、昔から親しまれている花です。
私も山野にハギが咲き乱れるのを見るともう秋の風景だなとの感がします。
種類は非常に多く、私にはまだ主見分けが出来ません。

ミヤギノハギ(宮城野萩)  別名:ナツハギ
マメ科ハギ属、落葉低木、花期:8月~10月、 
細長い3枚の葉と、枝が枝垂れるのこと。また花がびっしりと多く付くので、園芸用として栽培されることが多い。
 
我が家の萩は日陰の為に花付きが悪くびっしりと咲く感じではないです。
 

マルバハギ(丸葉萩)   別名:ミヤマハギ(深山萩)
マメ科ハギ属、落葉低木、花期:7月~9月、
葉が円形に近いことが多く、丸葉と名がついているが、小葉が丸いとは限らない。 
花序が短くて葉の基部からあまり突き出ず、竜骨弁が短く、ほとんど前に突き出ない。
 

ヤマハギかと思っていたが、葉が違うので、これもミヤギノハギ?

シロバナハギ(白花萩)   別名:シラハギ
マメ科ハギ属、落葉低木、花期:7月~9月、
葉の脇から長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い蝶形の花をつける。


キハギ(木萩)   別名:ノハギ
マメ科ハギ属、落葉低木、花期:7月~9月、
花は長さ2~7㎝の総状花序につき、長さ約1㎝、淡黄白色の蝶形花。
翼弁が紅紫色、旗弁の中央部分にも紅紫色の筋がある。
 

ネコハギ(猫萩)
マメ科ハギ属、多年草、花期:9月~10月、
全体に小さく、軟毛が多く、地を這うのが特徴である。茎にも長毛が生える。 
花は葉腋につき、葉より短い総状花序になる。花柄は短い。 
花冠は白色~黄白色。旗弁は楕円形、長さ7~8㎜、旗弁の根元に紅紫色の斑紋がある。
少し大きいイヌハギもあるようです。

*10/23メドハギ追加
メドハギ(目処萩 )       別名:メドクサ
マメ科ハギ属、多年草、花期:7月~9月、
花には有弁花と閉鎖花の二通りがあり、7~9月に咲く有弁花には旗弁と呼ばれるクリーム色の花弁があり、
紅紫色の斑紋が入る。閉鎖花は長さ3mmほどの円形で、いずれも葉の脇に数輪ずつ咲く。


ここからハギの名がありますが、ハギの仲間でない雑草です。
     (ハギは、マメ科ハギ属の総称です)

ヌスビトハギ(盗人萩)
マメ科ヌスビトハギ属、多年草、花期:7月~9月、
豆のような実がドロボウの足跡に似ることに由来するという。
花は細長い花序にまばらにつき、淡紅色で長さ3〜4mm。
節果には長さ1〜3mmの柄があり、ふつう2個の小節果からなる。
節果の表面に密生したカギ状の毛で動物などにくっつく。 引っ付き虫 
正直言って似た花があるので100%の自信はありません。

ヤブハギ(藪萩)かも ヌスビトハギの変種。


アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
マメ科ヌスビトハギ属、1年草、北米原産、花期:7月~月、
花は帯青紫色で、長さ7〜8mmとヌスビトハギよりやや大きい。夕方にはしぼんで赤くなる。
       実は、4~6節にくびれています。厚みはあまりありません。
       節の形は三角形に近いですが、角は丸みを帯びています。 
 
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昆虫観察バッタ目編、こんなオンブバッタあるか? ショウリョウバッタ、ヤマトフキバッタ、他

2021-09-19 | 昆虫
昆虫も色々と投稿しましたが、秋の虫の声と言えばバッタ目でしょうが、
声はすれども姿は捉えられずその虫はこれだと言う所まではいきませんでした。
しかし、足元にはオンブバッタが随分といます。

オンブバッタはどんな野菜にも発生する虫です。 
オンブバッタは、おんぶしているバッタは小さいので、子供かと間違われてしまいますが、
オスが上に乗っかりメスから逃がさない為にしっかりと押さえているようです。
移動も乗っかったままで行うようです。
 
これはどういうこと?上の方が大きいよ、オスが尻に敷かれているのか?
どちらもメスなのか? 実は、親子だったりするのか? 分かりません。 

オンブバッタ(負飛蝗)
オンブバッタ科、大きさ (翅端まで)♂20-25mm ♀40-42mm、時期 8-12月
頭がとがった、やや小さめのバッタ。緑色のものが多いが、褐色のものもいる。
姿形が似たショウリョウバッタが有りますが、オス約5cm,メス約7cmとオンブバッタバッタより遥かに大きい。

オンブバッタの脱皮

オンブバッタとショウリョウバッタの違いは?
その違いは、体長はオンブは約25mm、ショウリョウは約50mmと倍程の違いと、
又、オンブバッタには、顔にイボがあるのも特徴
左:オンブバッタ            右:ショリョウバッタ 
 

ショウリョウバッタ(精霊蝗虫) 
バッタ科ショウリョウバッタ亜科、大きさ(翅端まで)♂40-50mm ♀75-80mm、時期 8-11月、
頭部が尖った大きなバッタ。特にメスは大きく、8cmにもなる。
オスは細身で4~5cm程度と小さい。緑色型と褐色型がある。 
オスは飛び跳ねながらチキチキと鳴くため、チキチキバッタともいわれています。
ショウリョウバッタ似たショウリョウバッタモドキもいますが、体長は少し短く、
止まった時に胴体と脚が直線状に見え、イネ科の葉影に直ぐに隠れます。

ツチイナゴの幼虫 大きさ35mm前後。これは良く見掛けます。


田の畦を通るとイナゴが一斉に飛び立っていきます。
田の近くのカラスウリの葉の上にもいっぱい休んでいます。分かり難く申し訳ないです。
イナゴ(蝗、稲子、螽)は、直翅目・バッタ亜目・イナゴ科に属するバッタ類の総称
(イナゴ科をバッタ科と分けない場合もある)。
日本では稲を食べる害虫とされると同時に水田から得られる重要なタンパク源とされ、
多くの地域で食用とされた。
多分これは、コバネイナゴと思われますが、詳細名はわかりません。 

ヤマトフキバッタ(セトウチフキバッタ)
バッタ科フキバッタ亜科、大きさ ♂22.3-28mm ♀27.4-38mm、時期 7-9月、
短く茶色い翅を持った、飛ぶことのできない、青いバッタ(この仲間は、移動距離が短いからか、
種の分化が進んでおり、分類上たくさんの種類に分けられている)。

アオマツムシ(♀)
マツムシ科 大きさ 22mm前後、時期 8-11月、
葉っぱのような形をした、きれいな緑色のマツムシの仲間。
オスは、はねの模様が複雑になっているが、メスは緑色一色です。 
残念ながら、すでに虫の息でした、合掌。

ヒシバッタ
体長6~11mm。上から見た翅の形がひし形をしている。右:幼虫(ひし形が小さい)

エンマコオロギ(♀)
コオロギ科 大きさ 26-34mm、時期 8-11月、
焦げ茶色で、頭部に光沢のある大きなコオロギ。日本産のコオロギの仲間では最大。 
これはメス。翅の筋模様は整然としている。また、おしりに長い産卵管を持つ。右:幼虫
左の後ろ脚がないようですが、結構早く逃げていきました。
 

マダラスズ(終齢幼虫)
コオロギ科ヤチスズ亜科、大きさ 6-7mm、時期 6-11月、
小型のスズムシ類[2]。全体にやや灰色を帯びた黒であり、歩脚の白い斑紋がよく目立つ。  
 

セスジササキリモドキ  別名:ウスイロホシササキリモドキ
ササキリモドキ科、大きさ 11-14mm、時期 8-11月、
スマートな体型をしたササキリモドキ科の一種。
緑色で背面は頭部から翅先まで褐色。灯火に飛来する。眼の赤い色が美しいが、これは「夜の眼」。 

▼ササキリの幼虫 大きさ15mm前後。

いつもの通り名前は分かりませんので、主に「虫の写真図鑑@昆虫エクスプローラ 」を、
参考にさせて頂きました、それで間違っていましたら教えて頂けたら幸いです。
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イネ科の植物似たもの同士(続編)ススキ、タカノハススキ、キンエノコロ、他

2021-09-17 | 花の写真
8/26イネ科の植物の同名の続編です。
稲の穂も黄金色にだんだん色ずいて秋の気配が漂い始めました。

田の畦には彼岸花が咲いています。田舎の風景さながらです。

ススキの穂も夕陽に輝くようになりました。
ススキ(薄)   別名:オバナ、カヤ   イネ科ススキ属、

タカノハススキ(鷹の羽薄)   別名:ヤハズススキ(矢筈薄)
葉に虎斑模様の入るススキの園芸品種で、庭園などに古くから利用
 

パンパスグラス  和名:シガネヨシ   
冬でも葉が枯れないことから常盤ススキは寒ススキ。大形のスススキ。
草丈が高く3mくらいまで生長します。雌雄異株で、花穂だけでも50㎝以上になります。 
パンパスグラス’プミラ’など、高さ1m~1.5m程度までしか生長しない矮性の品種もあるようです。


エノコログサの仲間も目立つようになりました。
アキノエノコログサ   イネ科エノコログサ属、1年草、花期:9月~11月、
花穂は長さ5-12cmの円柱状で先は垂れる。
 
ムラサキエノコロ
 
キンエノコロ


パニカム チョコレータ  別 名 : スイッチグラス
イネ科 宿根草、花期:夏~秋、 
耐寒性、耐暑性に優れた強健なパニカムの園芸品種
真っ直ぐ立ち上がる姿が美しく、葉先はチョコレート色になり、秋には全体が赤く紅葉する。

イネ科はまだまだありますが、今回はにしておきます。
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