花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

秋なのに未熟な実、バショウ、パパイア、ハヤトウリ、他。

2023-11-03 | 草木の実
食欲の秋は、秋はさまざまな食材が旬を迎えることから、
美味しいものを食べる機会が増すというのが最も有力な説 と
夏バテで低下していた食欲が回復してきます。そのため、
秋は食欲が増したように感じることから言われているようです。
植物の実が完熟する前のものを地味が好きな者は、もう少し頑張れの意味を込めて
幾つか集めてみました。

バショウ(芭蕉)   英名:ジャパニーズ・バナナ、
バショウ科バショウ属、多年草、中国原産、花期:夏~秋
花や果実は,バナナにとてもよく似ていますが その見分け方は 、
バナナの苞は紫色なのに対し バショウの苞は緑色~薄黄色。
雌雄異花で 最初に苞の基部近くの雌花が咲き 果実ができ 
花序はそのまま伸び続けて 先端の苞の間に雄花が咲き始めるという雌性先熟です。

バショウは、寒さに強い植物で一見食べられそうに見えますが、
種が非常に多く、タンニンを含むので渋くて食用には適しない。
何処にある木もも場所だけ取り大きくなりますので、直ぐに切り取られています。
又、下から上にハスの様に花序を伸ばす、チュウキンレン(地湧金蓮花) 
別名:耐寒バナナ、チャイニーズ・イエロー・バナナ(20/6/7投稿)があります。

パパイア(パパイヤ、蕃瓜樹、万寿果) その他に色々と呼ばれるようです。
パパイア科パパイア属、常緑小高木、熱帯アメリカ原産、年間を通じて収穫できる 。
野菜利用の場合は、青いパパイヤ、野菜パパイヤと呼び、
沖縄等では、果物としてよりもむしろ野菜として扱うわれているようです。

イチジク(無花果)田舎では夏頃だった ▼カリン(花梨)  花梨酒に利用

ムベ(郁子) トキワアケビ、 7~9cmの楕円形の実 食べることも無いです。 

キンカン(金柑)          ▼ブンタン(分旦)? 種類が多く不定


ハヤトウリ(隼人瓜 )  別名:センナリウリ、
ウリ科ハヤトウリ属 つる性野菜  原産:南アメリカの熱帯地域  花期:9~10月
果実は白色種と緑色種があるが、白色種のほうが質がよいとされる。
果実を食べるときは、皮をむき、種子を取り除いてから使われる。
きんぴらや漬物の定番野菜。

左:雄花、右:雌花  花だけみればアレチウリなどと見分けがつきませんね。
大正時代のはじめに日本へと持ち込まれ、鹿児島から全国へと広まっていきました。
 このことから、鹿児島の薩摩隼人にちなんで、隼人瓜(ハヤトウリ)と名付けられました。

クダモノトケイソウ(パッションフルーツ) 
 

ナツメは未熟ではなく完熟ですが、
田舎の庭に大きな木があり食べた懐かしい気がしたが、今は全く食べてる気配もないですね。
ナツメ(棗) 和名は夏に入って芽が出ること(夏芽)に由来する 。
中国では古くから食用とされており、「1日に3粒のナツメを食べると、一生老いない(日食三顆棗、終生不顕老)」といわれ、世界3大美女の1人である楊貴妃も好んで食べていたといわれています。

散歩していても、柿、キウイフルーツ等を含めて多くの果物など旬を迎えています、
少しマイナーなものでしたがこれで締めます。
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未熟な実(その2)熟した時と随分趣きが違いますが、

2023-08-19 | 草木の実
前回は自宅からの未熟の実でしたので、今回はご近所からの未熟の実です。
散策していて、花を撮とろうにも端境期のようなものですの実でご容赦ください。
皆さんの良く見る熟した時の実のイメージと大きく違うと思います。

ヤイトバナ(サオトメバナ)  別名:ヘクソカズラ 
果実は核果で直径約5mmの球形。熟すと黄褐色になる。

ウツギ(空木) 
花の後にできる果実は直径5ミリほどの椀型。木質で硬く、先端が少し凹む。できはじめは緑色だが、10~11月になると黄褐色に熟して種子を蒔き散らす。

ミツバウツギ(三葉空木) 果実は先の尖った軍配形。
 
ハコネウツギ  果実はさく果。 長さ2.7〜3cmの円筒形、先端は細くなる

マサキ(柾)  熟すと3~4つに裂けて、種子が飛び出す 


ツルウメモドキ(蔓梅擬)
秋になり黄色い実は完熟すると果皮が3つ裂ける「さく果」で、
実が裂けると中から「仮種皮(カシュヒ)」と呼ばれる赤い付属物をまとった
種子(大きさ約4mm)が外にでます。全く印象は違い過ぎですね。


ノブドウ(野葡萄)    地方名でイヌブドウ、カラスブドウ などもある。
熟すと青紫や赤紫になります。
ノブドウの実はブドウタマバエやブドウガリバチの幼虫が
寄生するため、ほとんど食べることができないでしょう。

エノキ(榎)
エノキの実は8月頃から色付き始め、9~10月に熟す、直径は6~8ミリほど。


チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔) 別名:ダチュラ  有毒植物
最初はシロバナヨウシュチョウセンアサガオかと思いましたが、葉に鋸歯が無いので、

ノイバラ(野茨 )   別名:ノバラ 
花よりも目立つ実(偽果)は、秋から冬にかけて赤く熟し、ジャムや果実酒等に、


キツネノカミソリ
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)です。


ガマズミ(莢蒾)
秋は真っ赤な丸い実を枝いっぱいにつけ、野生動物もよくこの実を食べる。
まだまだ赤くなります。 


オニグルミ(鬼胡桃) 
黄緑色の厚い果皮に包まれた実の収穫時期は10月ごろになります
 

ヤマブキ(山吹)  実がつくのは一重咲きのみです。

クリスマスホーリー
常緑の葉と美しい赤い実が特徴、緑と赤のクリスマスカラーは、装飾に好まれます。

実はまだまだ多くありましたが、長くなり過ぎますのでこれで締めます。
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草木の実も熟していますが、サクランボ、モミジイチゴ、クワ、等。

2023-06-02 | 草木の実
花が咲けば実をいっぱいにつけているのを、見掛けることが多くなりました。
実の出来方には、単果複合果集合果の言い方があり、
*1つの花に1つの実ができる(単果)モモ、リンゴ等
*1つの花から沢山の実ができる(複合果)キイチゴ、ダイコンソウ等     
*たくさんの花が集まって1つの実ができる(集合果)パイナップル、クワ、イチジク等
又、含まれている水分によって、液果乾果と呼ばれています。
果物は、たいていが液果で、穀物るいはみな乾果です。

サクランボ(桜桃)
バラ科サクラ属サクラ亜科の果樹であるミザクラ(実桜)類の果実。
多分、暖地桜桃の種類かと思います。花時期・収穫時期も他と比べて早めです。 
一般的なさくらんぼの木は寒冷地を好みます。
しかし「暖地桜桃」の場合、温かい地域でも良く育ち実をつけます。

モミジイチゴ(紅葉苺)   別名:キイチゴ
バラ科キイチゴ属、落葉低木、花期:4月~5月
花は下を向いて開き、しばしばとげがある。
5弁花で径3cm程の白色。 果実は球形で橙黄色に熟し味が良い。

ナワシロイチゴ(苗代苺)   別名:ワセイチゴ
バラ科キイチゴ属 落葉小低木 花期:5~6月
開花後に赤い実をつけ、実は食べることができます。


ウグイスカグラ(鶯神楽)
スイカズラ科スイカズラ属、常緑低木、花期:4月~5月、淡紅色のを葉腋から花柄を伸ばし1~2個つける。
 別名はウグイスノキで、ウグイスがこの木の枝から枝へ舞い飛ぶ姿がまるで神楽を舞っているように見えることから
なおカズラ科なのにカズラにしなかっのは蔓性ではなかったから。
花が終わったあとに楕円形の赤い液果を実らせます。
味はグミほどの濃さはなく、ほんのりのした甘みの優しい味だといわれています。   

ナツグミ(夏茱萸)
グミ科グミ属、落葉低木、花期:4月~5月、6月頃に赤く果実が熟す。
名は、夏に実が熟す、トゲのある木の実の説がある。
花後に半透明のつやつやした楕円形の赤い実をつけます。
この実は食用にもなり、酸味の強い味わいが特徴です。

クワ(桑)      別名:ヤマグワ、マルベリー
ワ(桑)は、クワ科クワ属の総称。落葉低木または高木、花期:4月~5月
カイコの餌としてクワが栽培されていたので、この辺りで多くの木がある。
桑の実は、成りはじめは白く、徐々に赤くなり、完全に熟すと赤黒くなります。
果実はラズベリーなどと同じように小さな粒が集まって1個の果実になっていて、
真ん中の軸は果実の先近くまで中心を貫いてます。
葉っぱは縁にギザギザがあり、木にたくさん付いています。
ヤマグワ
マグワ


ヒメコウゾ(姫楮)
クワ科コウゾ属、落葉低木、花期:4月~5月、雌雄同株。
和紙の原料として知られるコウゾは本種とカジノキの雑種とされるが自然界では
両者の中間種もあり、コウゾとヒメコウゾを区別せずに扱うことが多い。

ヘビイチゴ
バラ科キジムシロ(ヘビイチゴ)属 多年草 花期:4~6月
和名は、実が食用にならずへびが食うと考えられたから。
花のあと、花床がふくらんでつやのない淡紅色。
毒があるとの俗説があるが、人間が食べても体に害はない。
似たものにヤブヘビイチゴがあるが、
両者の違いは一目では分からないが、葉や果実の大きさ、果実の表面の艶などが少し異なる。 
ヤブヘビイチゴはヘビイチゴ比べ実も葉も大きく、副ガク片も大きく突き出しているが、
最大の違いは果実の粒々の表面が滑らかで、ヘビイチゴのように皺が無く、
従って果実に艶があるが現実てきには分かり難くもしかしたらこれはヤブヘビイチゴの方?

モミジイチゴやクワの実などちょっとつまんでみると美味しいですが、
クワなどは手や口が黒くなるので注意が必要ですね、つまみ食いがバレてしまいます。
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木の実には有毒な実のセンダン、メギ。花と実を同時に見るチャノキ、イチゴノキ。

2022-12-07 | 草木の実
今頃の木の実を幾つか集めて見ました。

センダン(栴檀)
センダン科センダン属、落葉高木、有毒植物、別名:オウチ(楝)、アミノキ、
センダンは樹高7~15mで、中にはもっと大きくなる木もあり、花期:5月~6月
10~12月の時期に楕円形の実をつけ、大きさは直径1.5~2cm程度です。果実は最初は緑色で、
秋の深まりとともに黄褐色に熟します。多数の実は落葉後も枝に残り、とても印象的です。
センダンの実はヒヨドリ、ムクドリなどの鳥が食べます。
しかし人やペットにとっては毒性があり、食べると食中毒を起こすので注意が必要です。

メギ(目木)
メギ科メギ属、落葉低木、花期:4月~5月、
黄色い花、赤い果実、紅葉と、1年を通じて観賞でき、生け垣や庭木として栽培される。
葉の付け根や枝の節々には葉が退化した鋭い棘があるため、別名を「小鳥止まらず」「鎧通し」などという。
花の後には楕円形の果実ができ、10-11月になると艶のある赤色に熟し葉が落ちても残る。
は液果で、長さ7 - 10 mmの楕円形で、アルカロイドの1種のベルベリンを含むので生物には有毒です。

ウツギ(空木)    別名:ウノハナ
アジサイ科ウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、
和名のウツギは、幹が中空であること「空木(ウツギ)」に由来しています。
花の後にできる果実は直径5ミリほどの椀型。木質で硬く、先端が少し凹む。
できはじめは緑色だが、10~11月になると黄褐色に熟して種子を蒔き散らす。
野鳥に人気とはいえず、シジュウカラやウソが稀にこれを啄む。


ハコネウツギ(箱根空木)  別名:ベニウツギ
スイカズラ科タニウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、別名:ゲンペイウツギ
花の後には乾いた果実ができ、10~11月頃、灰褐色に熟すと自然に裂けて翼のある小さな種子を
こぼれ落とす。果実は細長い徳利のような形で長さは2~3センチ。
この時期に一枝に花を付けているのがありました。

マサキ(柾)
ニシキギ科ニシキギ属、常緑低木、花期:6月~7月
山地にも自生するが生け垣に多く利用される。
果実は球形で径7mm、黄赤色の仮種皮を持ち種子が4個入っている。

スイカズラ(吸葛)   別名:キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
スイカズラ科スイカズラ属、半常緑もしくは常緑つる性 花期:5月~6月、
秋の終わりには画像のような真ん丸の果実ができる。
果実は液果で、球形の実が2個ずつなる。果実の直径は5 - 7 mmほどで、先端には萼の残骸が残る。
若い果実は緑色をしているが、黒く熟する。  


オトコヨウゾメ   別名:コネソ
スイカズラ科ガマズミ属、落葉低木、果期は8-11月。
果実は長さ5-8mm、厚さ4.5-6mmになる球形から広楕円体の核果で、赤く熟し光沢がある。
苦味が強いため生で食べられませんが、ジャムや果実酒などに加工すると美味しいようです。

サネカズラ(実葛 )   別名:サナカズラ、ビナンカズラ、他多い。
マツブサ科サネカズラ属 常緑蔓性低木 花期:8月~9月 雌雄異株(稀に同株) 
果実は水分を含んだ直径3ミリほどの小さな果実の集り。10~12月に赤黒く熟すが野鳥の人気はなく、
メジロ、ムクドリ、ヒヨドリが稀に啄む程度。苦味があって生では食べられないが、果実酒として使うことはできる。


チャノキ(茶の木)
ツバキ科ツバキ属、常緑低木、中国南西部原産、花期:10月~11月、庭木、飲用、
白い花を下向きにつける、花弁は5~7枚、縁はひだ状になり雄しべを多数つける。
果期は花の翌年9月頃に成熟し、果実は花と同じくらいの大きさに膨らむ。
普通は2 - 3室を含み、それぞれに1個ずつの種子を含む。
花が咲いているのに次のイチゴノキと同様に実を見ることもある。

イチゴノキ(苺の木)    別名:ストロベリーツリー
ツツジ科イチゴノキ属、常緑低木、地中海沿岸原産、花期:11月~12月、
果実がなる時期:10月~11月、
バラ科の苺とは別の植物です。イチゴノキの果実が苺に似ていることから名付けられた。
白やピンクのつりがね状の小花を、晩秋の今頃咲かせます。
花と実が同時見えますが、花後に約1年かけて果実を実らせます。


オニグルミ(鬼胡桃)
クルミ科クルミ属、落葉高木、花期:5月~6月、雌雄同株。
雄花が雌花より遅れて咲くことで、一本の木の中で受粉すること(自家受粉)を避け、
異なる遺伝子を持つ別の木の花粉を受け取るための工夫をしているのです。
果実は直径3センチほどの球形で9~10月頃に熟す。核の子葉部分を取り出し、菓子や豆腐、和え物などに使う。
しかし、現在我々が食べるクルミの多くはシナノグルミやテウチグルミといった殻の
割りやすい外来種であり、本種とは異なる。

ニセアカシア 和名:ハリエンジュ(針槐)  ▼サルスベリ(百日紅)
   
今日はネットの繋がりが少し機嫌が悪いようなのでこの辺でお終いにします。
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未熟な実の草花編(6月)ニゲラ、オルレア、クレマチス、ウマノアシガタ、他。

2022-06-20 | 草木の実
6/14に未熟な実の樹木の実編をアップしたので、その続編としての草花編です。
あまり良く見ることもしないので、見応えがないつまらないものばかりですが、
これも記録の一つと思い、そしてその花を少しでも知ると言うことで容赦願います。

ニゲラ(クロタネソウ) キンポウゲ科クロタネソウ  果実:8‐10月

オルレア(ホワイトレース) セリ科  緑色イガイガがやがて褐色に中から種が

クレマチス  キンポウゲ科 これ実を放っておくと白い毛が生えて尚一層 絵になる。

ムラサキナハナ(オオアラセイトウ アブラナ科 サヤが茶色く変色したら、中にある種を採取 

ホオズキ  ナス科ホオズキ属  花より赤やオレンジに色づいた、提灯の様なものに親しみ。

キショウブ アヤメ科 果実は断面がほぼ三角形、長楕円形、成熟すると3裂し、銅褐色で偏平な種子。  

ツルマンネングサ  ベンケイソウ科 日本のものはふつう結実しない 。

オヘビイチゴ バラ科キジムシロ属 この実が赤でなく褐色とは知らず、難儀した、
草むらの中のものを撮った違う花と勘違いし、再度葉を確認して決めた。

チチコグサモドキ キク科チチコグサモドキ 属
そう果は楕円形。冠毛は基部が環状に合着しているので痩から離れてもばらばらにはならない。
 

オヤブジラミ せり科ヤブジラミ属、 茎や葉は紫色を帯びる。
ヤブジラミに似るが、小果柄が 短く果実はやや長く、先がカギ状に曲がった刺毛がある。 

ツルハナシノブ ハナシノブ科クサキョウチクトウ属、 花は紫色、果実は蒴果です。

カタバミ  カタバミ科 果実は円柱状で 種子は1メートル前後に広がって飛び散ります。 

ナヨクサフジ マメ科ソラマメ属 花は片側、 果実は約3cm、大小6個の種子がある。 

コメツブツメクサ マメ科シャジクソウ属  豆果は枯れた花弁に包まれて成熟 。

ウマノアシガタ キンポウゲ科 集合果は球形。そう果は倒卵円形、長さ2〜2.5mm、無毛 。
よく似ているキツネノボタンは、花柱の先がひどく曲がる。 

ハナウド せり科シシウド属
全て同じ場所ではないが、全部ハナウドの実として良いのか迷ってしまいました。
似た花にオオハナウドがあります、違いもイマイチはっきりとしないです。
若い実、だけでは説明がつきません。あまりこれらの実を撮っている例が少ない。

このブログを書いて思ったこと。
植物は花から実になるが、実だけを見てその花の名前を当てるのは難しい。
こんな「ダサい」ことをしても何になるの、膨大な花があるので、完全に熟すのを待つべき、
チョット虚しい気分にもなりました。
花にとって一番輝かしい時に撮って貰いたいと思っているかもしれませんね。

<実に関しての言葉一口メモ>
「子房(しぼう)」がふくらんで大きくなったものが、実のことを果実ともいいます。
「子房」の中の「胚珠(はいしゅ)」が熟したものが種子です。 

単果とは、1つの花から1つの実ができるもの 。(モモ・リンゴ等)
複合果は、1つの花からたくさんの実ができ るもの。(キイチゴ・ダイコンソウ等)
集合果は、たくさんの花が集まって1つの実ができるもの。(クワ・イチジク等)

実は、ふくまれている水分によって液果乾果にわけることができます。 
液果とは、多肉化した果皮が成熟後も水分を多くもっている果実である。 
蒴果とは、果皮が乾燥して,基部から上に向って裂ける、
     成熟すると心皮と同数の裂片に裂け、種子を散布する。
痩果とは、小さな乾いた果実で,果皮は硬くて裂開せず,中に1種子をもっているもの。 
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最後まで頑張れ!未熟な実達(6月)(樹木の実編)

2022-06-14 | 草木の実
多くの植物は花を咲かせて実がなります。
特に果樹のなる木は収穫が待ち遠しいですね。
そこで花が咲いている期間より実が熟すまでの期間の方が長く感じます。
しかし、花の写真は多く撮らいれてますが実が育っている時の関心は薄いようです。
そこで今回は、身の回りから実の状態のものを拾ってみました。

我が家の周りから   ( ):収穫時期
ブルーベリー  (6月~8月)    ▼サルナシ (9月下旬から10月)黄緑色 
ハナズオウ   (秋)黒褐色   ▼ロウバイ 果実(偽果)は (9月長くつける) 
メギ      果実は液果で赤く熟す (10-11月)

オトコヨウゾメ  (9-11月)赤  ▼ヤマブキ (9‐10月)一重のみ八重は実つかず。
カキノキ  (9‐11月)       ▼サンショウ (6月)緑  (秋)赤
ナツグミ   (夏)        ▼ビワ  (5-6月)

散歩途中から
ヤマナシ  (8-10月)       ▼プラタナス 果球 種子分散(11月)
ヒノキ  (10-12月)赤褐色    ▼マユミ (10-11月)薄紅色の実熟すと赤い実が中から)
ハナイカダ  8-10月)紫黒色    ▼ヒイラギナンテン (7月)黒っぽい紫色
オニグルミ  (10月)       ▼ヤマグワ   (6月)
ヒメコウゾ (6‐7月) 橙赤色   ▼ピラカンサ (10‐11月)赤

草花の花にも実がなるものはあります、樹木で多くなりましたので別の機会に回します。
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黄金色に輝く葛の枯れ実他、コセンダングサ、センニンソウの枯れ実等

2022-01-15 | 草木の実
寒さのこの時期は花はありません、それでも花後で既に枯れていますが、
この状況でも草花で夕陽に当たり輝いているのもあります。
今しか撮れないものを幾つか選んでみました。

*お詫び
この投稿の作成途中のものを間違って投稿していまいました。
一部の方々から既にリアクションを頂きましたが停止し再度投稿しています。
お手数をおかけし申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。

花は既に投稿済のものばかりですので、詳細は省略します。
クズ(葛)の枯れ実  葉は既に落ちています、蔓だけでも輝いて見える。

コセンダングサ(小栴檀草 )
群落の中で撮ろうとしたら引っ付きの棘がズボンにいっぱい付きました。

センニンソウ(仙人草) 
ボタンヅルの実も似ていますが、数少なく既に跡形もなしでした。

セイタカアワダチソウ(背高泡立草 )


フヨウ(芙蓉)


オオオナモミ(大雄菜揉)

ヌカキビ  イネ科植物、小穂が小さく疎らにつくことから糠キビと言う。


イタドリ(虎杖 )           ▼エノコログサ

ススキ(薄)

ススキとオギ(荻)

一時パニクリましたので、雑になってしまいました。
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木の実、ネズミモチとトウネズミモチの実、他に赤い実以外より。

2021-12-02 | 草木の実
11月の始め頃、秋に赤い実がなる木を投稿した時に、そのうち赤以外の木の実を
11月中に載せようと思っていましたが、かなわず12月になりましたが、11月撮った分を
アップしておきます。色や形や実になり始めや枯れ終わり等から選びました。

ネズミモチ(鼠黐)
モクセイ科イボタノキ属、常緑小高木、花期:5月~6月、
葉がモチノキに似ていて、果実がネズミの糞に似ているところからの命名なのです。
葉は長さ4-8cm、全縁。厚くて両面無毛。楕円形であるが、日光を強く受ける葉は
より丸くなる傾向があり、若い個体やシュートでは細長く先端が尖る傾向がある。
実は紫黒色の1cm弱の楕円形。トウネズミモチに比べて表面の光沢がない

トウネズミモチ(唐鼠黐)
モクセイ科イボタノキ属、常緑小高木、中国原産、花期:6月~7月、
ネズミモチより、葉も実もやや大きい
実はたくさん付けて垂れ下がっている。果実はネズミモチよりやや球形になる。

ネズミモチとトウネズミモチの実の違いは、結実数が少ない場合が多さと形、色艶が
判断の目安です。

センダン(栴檀)  別名:オウチ(楝)、アミノキ、センダン
センダン科センダン属、落葉高木、有毒植物、

ミツバウツギ(三葉空木)  ミツバウツギ科ミツバウツギ属、果実は先の尖った軍配形。 
 

アカメガシワ  トウダイグサ科アカメガシワ属、雌雄異株、  雌花 

コクサギ  ミカン科コクサギ属、   ▼シロヤマブキ バラ科シロヤマブキ属、
 

ハナイカダ(花筏)ハナイカダ科、 ▼アオキ(青木) アオキ科 雌株で未熟は緑、成熟すると赤に。
 
  
ロウヤガキ(老鴉柿) カキノキ科、  ▼ナツメ(棗 ) クロウメモドキ科
 

ザクロ(柘榴)ミソハギ科ザクロ属、 

ムベ(郁子 )別名:トキワアケビ アケビ科ムベ属、熟し過ぎた、種多く2度と食べないでしょう。
 

バショウ(芭蕉)バショウ科 茎についてるのが果実(食用に向かず)

キササゲ(木大角豆)ノウゼンカズラ科  ▼ニセアカシア マメ科ハリエンジュ属、
 

キヅタ(木蔦) ウコギ科キヅタ属、  ▼シラカシ(白樫) ブナ科コナラ属、
 

サルスベリ(百日紅)ミソハギ科サルスベリ属、▼キリ(桐)キリ科キリ属、
 
少し多くて内容が不十分でした、花の時にも取り上げていますので勘弁して下さい。
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秋に赤い実がなる草木、クコ、ガマズミ、ツルウメモドキ、クロガネモチ、他

2021-11-08 | 草木の実
散歩途中でクコの赤い実がいっぱい付いているのを見ました。
クコの木はあちこちで見掛けましたが、この場所は少し位採っても無くならない程多いです。
そこで、赤い実を投稿する事にしましたが、何分実になった花の名が、
特にモチノキ科は似ていて分かりませんでした。間違っていたら教えて下さい。

クコ(枸杞)
ナス科クコ属、落葉低木、東アジア原産、花期:8月~10月 、
薬膳料理でお馴染みのクコです、花後に赤い可愛い果実を付ける。
花は、19/8/5投稿を参照。
 

ハナミズキ(花水木)  別名:アメリカヤマボウシ
ミズキ科ミズキ(ヤマボウシ)属、落葉高木、花期:4月~5月、果実は10月頃赤くなる。
春は花、秋の紅葉や赤熟した果実なども楽しめる。写真は9月末なので葉は緑ですが、
花は、19/4/23投稿分参照。


ガマズミ(莢蒾 )   別名:アラゲガマズミ、カリンカ
レンプクソ科ガマズミ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:9月~11月赤く熟す。
花は、19/6/24投稿を参照。

ピラカンサ    別名:トキワサンザシ
バラ科トキワサンザシ属、常緑低木、花期:5月~6月、 


ツルウメモドキ(蔓梅擬)
ニシキギ科ツルウメモドキ属、つる性落葉、花期:5月~月、果実:9月~12月、
実は、秋にかけて黄色く熟し、その後、開裂し中からオレンジ色の種が顔を出す。

マユミ(真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
朱色がかった赤色の四角い果実で、熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に
覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。花は、19/6/24投稿を参照。


ニシキギ(錦木)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、庭園樹、公園樹、盆栽、
枝にコルク質の翼が付くのが特徴、蒴果は熟して裂けると赤い仮種皮に包まれた種子が覗く。


ウメモドキ(梅擬き )
モチノキ科モチノキ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~12月、 
和名は、多くの枝を出す樹姿や葉の形がウメに似ることにちなんでいる。
果実は核果。直径約5mmの球形で、9〜10月に赤色に熟し、落葉後も落ちずに残り美しい。  

クロガネモチ(黒鉄黐) モチノキ科モチノキ属、常緑高木、花期:5月~6月、雌雄異株 
 
モチノキと見間違うが実は少し小さく葉は大きく、葉柄が濃い紫色してる。

ソヨゴ(冬青 ) モチノキ科モチノキ属、常緑小高木、花期:5~6月、果期 :10~11月 

▼オトコヨウゾメ   別名:コネソ   ▼コブシ(辛夷)
スイカズラ科ガマズミ属、落葉低木、   モクレン科モクレンゾ属、落葉高木、
 

ヒヨドリジョウゴ  ナス科ナス属、  ▼サルトリイバラ サルトリイバラ科シオデ属、
  

最後は付け足しのようで簡略化してしまいました。別途投稿済です。
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木の実が熟して食べられますが、ヒメコウゾ、クワ、モミジイチゴ、ナツグミ、

2021-06-10 | 草木の実
暑さに気を付けて、近所を歩いてきました。
ヒメコウゾの実があちこちになっていました。思わず手を出してみましたが、

ヒメコウゾ(姫楮)
クワ科コウゾ属、落葉低木、花期:4月~5月、雌雄同株。
和紙の原料として知られるコウゾは本種とカジノキの雑種とされるが自然界では
両者の中間種もあり、コウゾとヒメコウゾを区別せずに扱うことが多い。
その違いは、葉柄の長さがコウゾは1cm以上、本種は1cm以下と短い。
コウゾは雌雄異株。
新枝の基部の葉腋に雄花序、上部の葉腋に雌花序をつける。
葉は縁にギザギザがあり、先端は尖る。  時折、こうした形の葉も現れる(若い葉?)
 
雌花:イソギンチャクのような形(黒いのは雄花の蕾)雄花

食べられるので食してみます、それなりに甘さがありますが、
毛なのか種なのか口に何か残る感じがして、
人により好き嫌いは分かれるでしょう、あまり私は食べたくなかったです。

クワ(桑)      別名:ヤマグワ、マルベリー
ワ(桑)は、クワ科クワ属の総称。落葉低木または高木、花期:4月~5月
カイコの餌としてクワが栽培されていたので、この辺りで多くの木がある。
桑の実は、成りはじめは白く、徐々に赤くなり、完全に熟すと赤黒くなります。
果実はラズベリーなどと同じように小さな粒が集まって1個の果実になっていて、
真ん中の軸は果実の先近くまで中心を貫いてます。
葉っぱは縁にギザギザがあり、木にたくさん付いています。

 
4月から5月頃に花を咲かせて実を付け始めます。6月初旬から下旬にかけて桑の実が熟し、
赤黒くなれば食べ頃です。桑の実は甘みと酸味のバランスが良く、そのままでも美味しく食べることができます。
美味しいだけでなく、ビタミン類やカルシウム、カリウムなどの栄養素を豊富に含むスーパーフードです。 
近所ではもう盛りは過ぎて下に実が落ちていますが、手で摘んで食べると手が赤く汚れます、
この時期、マスクをしてるので触ると色が付くかもしれません。

モミジイチゴ(紅葉苺)   別名:キイチゴ
バラ科キイチゴ属、落葉低木、花期:4月~5月
花は下を向いて開き、しばしばとげがある。
5弁花で径3cm程の白色。 果実は球形で橙黄色に熟し味が良い。
これは摘んで食べると甘くて一番好きですね。

ナツグミ(夏茱萸)
グミ科グミ属、落葉低木、花期:4月~5月、6月頃に赤く果実が熟す。
名は、夏に実が熟す、トゲのある木の実の説がある。
花後に半透明のつやつやした楕円形の赤い実をつけます。
 この実は食用にもなり、酸味の強い味わいが特徴です。

生ではなかなか酸っぱいので食べにくいです。

木も実がなって食べることが出来るのは嬉しいですね。
庭の木で、ナツグミは特に食べませんが、
先日青梅を取って、ハチミツ漬け、梅シロップ、梅ジャムを作ってもらいました。
サンショウの実は、サンショウのチリメンジャコ煮とサンショウの実の佃煮。
これからは、ビワも黄色く色づいてきましたが、ほとんどが野鳥の餌ですね。
ブルーベリーの収穫が楽しみです。
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