花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

冬空に赤い木葉が頑張っている。ピラミッドアジサイ、ブルーベリー他。

2024-01-11 | 花の写真
昨日は通院の為に、検査、診察、点滴治療と待ち時間も兼ねて1日かかりでした。
出掛けることもないので、近所からの写真にならないようなものを撮って
投稿することにしましたが、名前で今頃の葉だけでは名前が分からず、
Google lensでもはっきりしませんので同定出来ていませんがお許し願います。

ピラミッドアジサイ
アジサイ科アジサイ属 落葉低木、日本、中国原産
暑さに強く、7~10月に花を咲かせ、一般のアジサイより遅く 夏楽しめます。
葉は普通緑ですが、石灰等入れすぎるとアルカリ性が強くなり葉も赤くなります。

ハナカイドウ(花海棠)   別名:カイドウ
バラ科リンゴ属、落葉低木、
葉は楕円形で縁にはギザギザがあり、枝から互い違いに生じる
若い葉は紅色を帯び、成葉では、表面は暗緑色、脈上に残る。
葉柄は赤味を帯びることが多く 、まれに秋に花咲いているのを見ることもある。

ナンテン(南天) メギ科ナンテン属 常緑低木
ンテンの葉は常緑で、秋から冬には真赤に紅葉することもあります。

ツツジ(躑躅) 
ツツジはツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属の植物の総称です。
葉が赤くなるのは、我が庭はアルカリ性が強いためと思われます。


野いちごの種類も多いので? ナワシロイチゴの仲間と思いますが、

▼?? ユキヤナギにしては葉が細すぎる花芽の付き方?
 これはユキヤナギらしいですね。

コナラ(小楢) ブナ科コナラ属 小木が草むらにあちこち生えています。


メギ(目木)   メギ科メギ属、落葉低木 花期:4-5月
花よりも赤い実が目立つ 、葉が変化した鋭いとげがある紅葉したメギ。

ブルーベリー
ツツジ科スノキ属、落葉低木、北米原産、花期:4月~5月、果樹です。
今年も大いに実を付けて暮れました、野鳥の餌と収穫で満足でした。
今は葉もまばらで木枯らしにゆれています。

花の無い時期は、葉を見ていても植物自身の有終の美を飾ることを特に思い、
人間も最後まで有終の美で終わりたいと実感しています。
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針葉樹の代表格のスギの雄花、雌花。

2024-01-08 | 花の写真
今日はもう1月8日で松の内も昨日で終わり、
お正月飾りも下して片付ける日でした。
この時期は、お目出たいことから松は良く投稿されますが、
スギの投稿は見ることが少なく興味は薄いが、自然の花が少ない時期ですので
花粉症がはやる頃には目を向ける人は多いでしょうが、、我慢して下さい。

スギ(杉)   ヒノキ科スギ属、   花期:2月~4月。 
スギは樹高25m〜50m程になるヒノキ科の常緑針葉高木です。
スギの花は雌雄同株で、雄花は褐色で長さ5mm程の楕円形になり枝先に密生します。
雄花:雌花は緑色の径2cm程の球形で枝先に単生します。
雄花は花粉が多く、晴れた日に風が吹くと大量の黄色い花粉が放出されます。  晴れた日に風が吹くと大量の黄色い花粉が放出されます。 
今はまだまだ飛ぶじきではないですが、

雌花:雌花は緑色の径2cm程の球形で枝先に単生します。



  

スギの葉は螺旋状に密に互生して、長さ1cm〜2cm程の先端が尖った鎌状の針形で、
春〜夏は緑色ですが、秋~冬には茶色を帯びます。
また、葉が枯れると小枝ごと落ちるという特徴があります。

家の前にヒノキとスギが並んで生えていましたが、既に切り倒されていますので、
花粉症の心配は無くなりましたが、チョット寂しいです。
ヒノキとスギの違いについては、2019/2/9投稿済を参照して下さい。

主に太平洋側の山地の沢沿いに自生しているものを「オモテスギ(表杉)」と呼び、
日本海側に自生しているものを「ウラスギ(裏杉)」と呼んで区別することがあります。
両者には遺伝子に違いがあり、ウラスギは積雪によって枝葉が垂れ下がり、
着地した枝から根を生じるという特徴を持ちます。  

スギは風媒花で、3月〜4月の開花期は大量の花粉を飛散させます。
大量に花粉を飛ばすため、花粉症の原因として嫌われもののイメージがありますが、
平成4年頃に突然変異によって花粉を全く放出しない「無花粉スギ」が発見され、
林業として間伐したスギ林に、無花粉スギや少花粉スギの苗木を植えて、
スギの人工林を花粉の出ないものに植え替える作業も行われています。 
しかし コストなどで間伐されずに放置されているスギ林も多く、
無花粉スギはあまり普及していないのが現状のようです。  

以上を
”スギ(杉)の育て方と花や花粉など植物の特徴をわかりやすく解説” 
(green-piece.com) の一部を抜粋、参照しました。
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春を待つ花先撮り、ユキヤナギ、ロウバイ、ホトケノザ、他。

2023-12-29 | 花の写真
この時期は10℃以下の日があったり、15℃前後の日があったりと
年寄には体調管理が難しくなっています。
それでも春は必ず来るので、その兆しも散歩途中で見ることがあります。
春の真っ盛りの時には及びませんが、慰めになることにはなります。

ユキヤナギ(雪柳)
バラ科シモツケ属、落葉低木、中国原産、花期:4月、
開花は4月頃ですが、もちろん春先の白一色と言う訳にはいきませんが、
それでもあちこちで咲いているのを見掛けます。  

ロウバイ(蝋梅)
ロウバイ科ロウバイ属、落葉低木、中国原産、早生種は12月頃、晩生種は2月にかけて咲く。
ロウ細工の様な黄色い香り高い花がやや下向きに咲く。

オウバイモドキ(黄梅擬) 別名:ウンナンオウバイ(雲南黄梅)
モクセイ科ソケイ属、常緑低木、中国西南部原産、花期:3月~4月、
枝はつる性で、四角形をしており、 枝垂(しだ)れる。
花の直径は4~5センチほどでオウバイより大きい。花びらが6~10枚に分裂するため、
二重あるいは八重先に見えるのが特徴。


エンドウ   別名:ノラマメ 食用はエンドウ豆
マメ科エンドウ属 1,2年草 花期:4‐5月
エンドウには、未熟なサヤを食べるサヤエンドウや豆を大きくしてサヤごと食べるスナックエンドウ、
サヤの中の豆を食べる実エンドウ(グリーンピース)の3種類があります。
花には、白花種と紅花種があります。  

オオカワヂシャ(大川萵苣 )
オオバコ科クワガタソウ属、多年草、欧州~アジアにかけての原産 花期:春~夏、
葉腋に穂状の花序を出し、直径5mmほどの淡紫色〜白色の4深裂した花を多数つける。
湿地に咲く帰化植物の花で特定外来外来生物。

ホトケノザ(仏の座)  別名:サンガイグサ、漢字で、「元宝草」や「宝蓋草」 とも書く。
シソ科オドリコソウ属、越年草、花期:3月~6月、
名前は、葉が仏の蓮華座に似ていることからの名前 、茎に葉が段々とでて三階草。
花は、上部の葉腋に長さ約2cmの紅紫色の唇形花。

ナズナ(薺)    別名:ペンペングサ
アブラナ科ナズナ属、越年草、花期:3月~6月、
ナズナの花は下から順に咲き、蕾を作りながら上方へどんどんと伸びていく。
花は直径2~2.5mmで小さいながらも4枚の花弁があって十字型になり、
その中央には6個の雄しべと1個の雌しべがある。開花期は春先だが、
暖地では年末に咲くこともある。

ユウゲショウ(夕化粧)   別名:アカバナユウゲショウ
アカバナ科マツヨイグサ属、多年草、南米原産、花期:5月~9月、
名の由来は午後遅くに開花して艶っぽい花色を持つことからですが、
実際は昼間でも開花が見られる。
上部の葉腋に径約1cmの淡紅色の花をつけ。

年の瀬もいよいよ迫ってきてお正月の用意にと何かと忙しくしておられる方が多いと
思いますが、春を待つ気分で幾つかを載せておきました。
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吉祥のシンボルの竹の仲間、モウソウチク、マダケ、他。

2023-12-26 | 花の写真
毎年花が少ないこの時期に竹について投稿してますが、今年も又です。

日本に於ける慶事、吉祥のシンボルに松竹梅があります。
もともとは中国の「歳寒三友」として絵に描かれたものが日本に伝わり、
使われたのが始まりと言われています。
日本では、松竹梅を等級名として使うことがあるが、
瑞祥としてのこれらに優劣があるわけではない。

松と竹は冬でも緑色を失わず、松は不老長寿のシンボル、
竹は真っすぐに伸びる様子から子孫繁栄の象徴で、
梅の良い香りは人の心を和ませる、寒い冬に清らかな花から気高さや長寿の象徴として、
この3つは清廉潔白なもので、文人画で好まれる画題の一つで、
歳寒三友(さいかんのさんゆう)と言われたものです。
今回はそのうちから竹のみを選んでみました。

モウソウチク(孟宗竹) 
イネ科 稈の直径18cm位、高さ22m位
中国原産の古くから日本に入り、各地で栽培されて、竹類の中で最大級のものです。
節には環が一つ、節間は比較的に短く、材質部は厚く、弾力性は無い、建築、農漁業用
資材として利用される。
家の周りの孟宗竹の竹林は広がる一方です。
春の筍はイノシシの大好物のようです。


マダケ(苦竹、真竹)
節に環が2つあり、節間が長く、材質は薄く、弾力性があり、建築、竹細工に用いられる。


メダケ(女竹)
中型種で、材は柔らかく粘り強いので、竹細工、農業の資材に使用される。
又、節間が長く大きさが一定や曲がりに対する強度が高く矢に使われるものを、
ヤダケ(矢竹)と言う。
田舎では,みんな併せて篠竹(シノダケ)と呼んでいました。
葉鞘がついていますので、笹の範疇ですね。

スズコナリヒラダケ(鈴小業平竹) 
イネ科トウチク属 台湾原産の唐竹の園芸品種です。 
葉に淡黄白色の条斑が入るのが特徴です。

ナリヒラタケ(業平竹)
はじめ緑色ですが古くなると紫褐色を帯びます。 
日に照らされると紅紫色に見える棹の美しさから、もっとも多く庭園に使われる竹の一つ

ホテイチク(布袋竹)
マダケに似るが棹の元のほうが、画像のように膨らみ、節間も不揃いになっている。


クロチク(黒竹)  イネ科マダケ属の常緑タケ類 。
桿の直径は2~3センチほどで、高さは3~5メートルほどになる。
桿ははじめ緑色で、夏を過ぎるとだんだん黒くなり、2年ほどで真っ黒になる。


クマザサ(隈笹)
日本庭園に多用される笹、葉の縁取りが美しくて人気がある。


オカメザサ(阿亀笹)
和風庭園の下草として広く使われる。背が低いので「笹」に見えるが、「竹」に分類される。
(大きくなると直ぐに茎の周りの皮(鞘)が落ちてしまう)

** 笹(ササ)と竹(タケ)の違い **
笹も竹も植物学上は同じ分類となり、一般的には、背が高いものを「竹」、低いものを「笹」
とされるが、笹の中にも大きく成長するものがあるので、丈だけでは区別出来ない。
大きな違いは、竹はタケノコが大きくなっていく時に皮が剥がれて落ちるのに対して、
笹はそのまま皮(鞘)が付いている、葉が腐るまで残る。
笹は節目から3本以上の枝を生やすが、竹は2本までしか生やさない。

個人的には、正直に言えば竹が何故めでたいのか?
竹などは冬は枯れ葉も多く、竹は絵の題材としては書きやすいので、
かなりのこじつけに思われますが、冬に強い植物には違いない。
竹は竹でもどの種類の竹なのか絵を見ても色々あるのでよく分かりませんでした。
そういえば昔中学生の頃の卒業時のことばで、若竹の如くに真っすぐに成長しましょう
等と書いたこともあったような気もしています。
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綿毛が名前に関係のセンニンソウ、セイタカアワダチソウ。

2023-12-04 | 花の写真
秋が過ぎて花が咲き終わりそれぞれの花は種子をつくりますが、
その種を少しでも遠くに飛ばす為に、綿毛にのせて種子を運ぶものがあります。
花の綿毛と言えば一番良く知られているのはタンポポかと思いますが、
身の周りには結構多くの花が綿毛を付けていますが、あまり気にかけてないものです。

センニンソウ (仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属、つる性半低木(木質の多年草)、花期:7月~8月、
名の由来、諸説あるようですが、
種子に生じる綿毛が仙人の頭を想起させるとして命名が納得しやすい。 

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
 キク科アキノキリンソウ属、多年草、北米原産、花期:10月~11月、
各地の土手や荒れ地に群落
花は小さな黄色い花が集まって、円錐型を作ります。
泡立草、実はこれは綿毛(わたげ)が泡立つようになる様子からきています。


ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)
キク科ムカシヨモギ属 越年草 北米原産 花期:8~10月
茎の上部に小さな頭花を円錐状に多数つける。頭花は直径約3mm。
果実は長さ約1mm、冠毛は長さ約2.5mm。  

ノゲシ(野芥子)
キク科ノゲシ属 越年草 花期:4〜7月 
花のあと総苞の下部はふくれ、そう果が熟すとそり返る。
そう果は長さ約3mmの狭倒卵形で、縦の脈と横じわがある。
冠毛は白色で長さ約6mm。

ハキダメギク(掃溜め菊)
キク科コゴメギク属、1年草、北米原産 花期:6月~11月
上部の枝先に小さな頭花を1個ずつつける。頭花は直径約5mm、
そう果には白い鱗片状の冠毛がある。筒状花の果実、長さ約1.3mm。


ノハラアザミ(野原薊)
キク科アザミ属、多年草、花期:8月~10月
ノアザミは花の総苞が、僅かに凹凸はありますがほぼ平滑で、春に咲くこと、
ノハラアザミの総苞は粘らず、総苞片は棘のように尖って斜上します。

ススキ(薄 )   イネ科ススキ属、
果実は倒披針状楕円形で暗赤褐色、光沢があり長さ2.1〜2.3mm。

アキノノゲシ(秋の芥子)
キク科アキノゲシ属、1~越年草、花期:8月~11月、
淡黄色で約2cmの頭花は円錐花序につく、花の咲いた後は下の方が膨れ、上部が狭くなる。
そう果は長さ約5mmで、短いくちばしがある。

 
▼?  どんな花が咲いていたか思い出せませんでした。

クレマチス  多分シルホサ系のものだったと思いますが、


メンカ(綿花)  植物名:ワタ
アオイ科ワタ属 1年草(本来は多年草)
夏にムクゲやフヨウに似た花を咲かせます。
綿花は、花の字がついていますがはなでなく、ワタの果実のことを指します。

まだまだ多くありますが、散漫になってしまいますのでこの辺でやめておきます。
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秋の露地栽培の小菊達です。

2023-11-23 | 花の写真
今日も20℃超えで小春日和です、
秋を代表する花にキクもあります、散歩していても今は花盛りです。
この時期になると菊栽培の愛好家による品評会や菊人形展などが開催されていますね。
菊は仏壇花のイメージしかなく、育てる技量もないので散歩で、
今では露地栽培の園芸菊の花を楽しむだけですが、

菊は、観賞園芸的には和菊、生産園芸的には洋菊が中心に栽培されている。
野草の菊は野菊と呼ばれています。
菊は皇室の紋にも使用されています。原産は中国で、
日本に渡ってきてから国内でブームが起こり多くの品種が排出されました。
菊は竹、梅、蘭と並んで四君子と呼ばれ愛されてきました。
君子とは徳が高く品格のある人という意味。
菊は四君子に含まれるほど、美しく尊い花として扱われていました。

キク(菊)
キク科キク属の植物  花の時期:9月~11月 短日植物*1
観賞園芸的には和菊、生産園芸的には洋菊が中心に栽培されている。 
菊は皇室の紋にも使用されています。原産は中国で、
日本に渡ってきてから国内でブームが起こり多くの品種が排出されました。
観賞用に育てられる菊は花のサイズと咲き方で大きく分けられています。
大菊、中菊、小菊、スプレーマム、ポットマム等多くの分類があります。 
<小菊>
小菊は、花の直径が9cm以下に分類される菊の総称で、花壇の寄せ植えや盆栽などさまざまな用途で親しまれています。  









   

こうして並べて見ると色々は花色があるように見ええますが、やはりブルー系統がないですね。
花色は花びら表皮細胞の中に含まれる色素によって決まるが、
キクは青い色素が定着しにくい種類です。
そこで青い色の菊(キク科)の花を過去に撮った写真から選んでみました。
ブルーデージー キク科ルリヒナギク属 ▼フェリシア(ルリヒナギク)
 
ブラキカム キク科ブラキカム属(ブラキスコメ)花期:3月~11月

*1:生物には日照時間の変化に対して反応する性質を光周性といい、
短日植物と長日植物に分かれます。
夏の終わりから秋にかけて日照時間が短くなるのが短日植物です。
キクは1日に暗闇が14時間以上にならないと開花しません、
従って日が短くなったら、電光を当て開花を遅らせることが出来るので、温室栽培と電照栽培で、菊は1年中見ることが出来るようになりました。

キクの詳細名は多くてわかりませんが散歩途中ではまだまだ多くの花を見掛けます。
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晩秋の花木と言えばサザンカですね。キヅタ、チャノキ、他。

2023-11-16 | 花の写真
晩秋は花と言うより、花木は実が沢山付いているのが目に入ります。

サザンカ(山茶花)
ツバキ科ツバキ(カメリア)属、常緑中高木、花期:10月~12月.
晩秋の花として親しまれています。
ツバキとよく似て難しいです。
花弁は平らに開き、のちに散り落ちる。園芸品種には色々ある。自生種は白色。


ジュウガツザクラ(十月桜) 
バラ科サクラ属、 花期:10月~4月 断続的に咲くようです。
川向こうの庭に咲いていたので近くで撮れませんでした、拡大してみると八重咲きの様ですので、
「江戸彼岸(エドヒガン)」と「豆桜(マメザクラ)」をかけ合わせた「小彼岸桜(コヒガンザクラ)」を原種とし、
江戸時代に園芸品種として生まれたといわれます。
この時期に咲く似た桜のフユザクラは一重咲きのようです。

チロリアンランプ   別名:ウキツリボク(浮釣木)、
アオイ科アブチロン属、つる性低木、ブラジル原産、花期:3月~9月、
赤い小さなちょうちんのような花が枝につり下がって咲く姿が印象的です。
暑い国が原産ですが、日本の風土にもあっていてどこにでも、いつでも見られる。

シキミ(樒)
シキミ科シキミ属、但しマツブサ科、モクレン科等の記述もある。
(よく、ある時から分類が変わり呼び方が変わるので、、モクレン科は古そうです。)
 常緑小高木、花期:3月~4月、名は果実が猛毒で「悪しき実」が転訛した説もある。
全草に有毒成分を含む。
花はシキミと思いますが普通は春に咲くのでこれは返り咲き?又は違う花?

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)
マンサク科トキワマンサク属、常緑小高木、花期:4月~5月
秋に咲くベニバナトキワマンサクと白花のトキワマンサク別の場所の生け垣です。
春と違い花数は少ないです。
 

キヅタ(木蔦)    別名:フユヅタ、オカメヅタ
ウコギ科キヅタ属、常緑つる性広葉、花期:10月~11月、
五弁の花を咲かせる。同じウコギ科のヤツデに似たボール状で、咲き始めは紫色を帯びて美しい。
花の後には直径8ミリほどの実ができ、翌春に黒紫色に熟す。

チャノキ(茶の木)
ツバキ科ツバキ属、常緑低木、中国南西部原産、花期:10月~11月、庭木、飲用、
白い花を下向きにつける、花弁は5~7枚、縁はひだ状になり雄しべを多数つける。
実もいっぱい付いていました。
 

キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)
ナス科キダチチョウセンアサガオ属ブルグマンシア属、低木、英名:エンジェルトランペット(ツリー)
花の長さ30cm程あり、白、ピンク、赤、黄色等がある。花期:9月~11月
花が下向きに咲く種類をキダチチョウセンアサガオ属

チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔) 学名ダチュラ、別名:キチガイナスビ、マンダラゲ、
ナス科チヨウセンアサガオ属ダチュラ属、1年草、熱帯アジア(インド)原産、花期8月~9月、
茎は太く、葉は互生し、広卵形で先端は尖り長い葉柄があり、葉腋からロート状のアサガオに似た白い花を付ける。
花が上向きに咲く種類をチョウセンアサガオ属
分類上では花木ではないですが、キダチチョウセンアサガオと対比の為に取り上げました。

まだまだあったような気がしますが、今日はこの辺でお終いにしておきます。
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黄昏時のコセンダングサと虫は虫でもひっつき虫。

2023-11-14 | 花の写真
今年の夏の暑さは何だったのかと思う位に、昨日今日の朝夕は寒くなりました。
本当に秋が短くて冬が早くきてしまうのですね。
歳のせいか夜は電気毛布がないと足が冷たくて眠れません。

植物も花から実を付けるようになりましたが、今回はその中でも”ひっつき虫”を
取り上げてみました。


コセンダングサ(小栴檀草)  
キク科センダングサ属、1年草、熱帯アメリカ原産、花期:9月~11月 
道端、空き地にある雑草。
センダングサより小さいからコセンダングサと呼ばれているが、実際には小さくない。
センダングサは黄色い5枚舌状花が付く、この辺では見たことがないが、
外来種のコセンダングサと生息域が重複するために、その領域が侵食されて、
殆ど見ることがなくなったようです。
 

アイノココセンダングサ(合の小栴檀草)
キク科センダングサ属、1年草、花期:9月~11月、
基本はセンダングサと同じであるが、外周の筒状花のうちの何個かが大きく白くなる。
コシロノセンダングサとコセンダングサの雑種と言われている。

コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)  別名:シロバナセンダングサ、
キク科センダングサ属、1年草、熱帯原産、花期:9月~11月、
全体の姿はセンダングサにそっくりだが頭花には白色の舌状花が4~7個ある。


アメリカセンダングサ(セイタカタウコギ)
キク科センダングサ属、1年草、北米原産、花期:9月~10月、別名:セイヨウタウコギ
黄色の頭花を囲む総苞は葉状で四方に開くのが、他のセンダングサと違う特徴。


”ひっつき虫”
ひっつき虫(ひっつきむし)は、動物の体やヒトの衣類に張り付いて分布域を広める種子散布様式をもつ植物の種子(果実)の俗称

「コセンダングサ」の生態的な特徴は果実(種子)になったときと言えるでしょう。12月以降の冬になるとコセンダングサの花は果実(種子)になる時期です。
種がトゲ状になっているので散歩や遊びに野原や河川敷に来たとき、知らずに人の衣類や動物の毛にひっついてそれを払い落すのが厄介です。
そのことから「ひっつき虫」や「くっつき虫」と言われるようになりました。

又、ひっつき虫と言われるものは他にも多くの種類がありますが、
オナモミ、ヌスビトハギ、ノブキ、チヂミザサ等も
オオオナモミ(大葈耳)
キク科オナモミ属、1年草、北米原産、花期:8月~10月、
衣服にとりつく、イガイガの実です。
茎が赤茶色で、葉の先端が尖っている。
 
見かけ上の果実は最初は緑、熟すると灰褐色となり、とげも堅くなる。
このとげは、先端が釣り針のようにかぎ状に曲がっている構造をしており、
動物の毛にからみついて運んでもらうため役立っているものと考えられている。
また一方では、このとげは、果実の中にある種子を動物に食べられないように守る役割がある。
オナモミは強力な“ひっつき虫”であり、その藪を通れば、たいていどんな服でもからみついてくる。
オナモミは、道端や河川敷でよく見かけられる代表的なひっつき虫です。しかし在来種のオナモミは外来種の影響で、いまではレッドリストに指定された絶滅危惧種です。 

ヌスビトハギの実          ▼ノブキの実
▼チヂミザサの実


布に張り付いたら取るのが厄介です。
▼コセンダングサ           ▼チヂミザサ

うっかりと花を撮るのに夢中になりズボンの裾に粘り付くひっつき虫が一杯なんてよくあります。
植物も子孫の繁栄の為には、風媒花の様に風に種をのせて遠くに生息域を広めたり、
鳥などに食べて貰って、種を適当な所に撒いていたり、生き物等の動くものに取付いたり、
色々と考えられています。
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季節外れの花も、朝顔、昼咲き月見草、ルコウソウ、他。

2023-11-06 | 花の写真
11月に入っても夏日が続く異常気象の年と言ってもいいですが、
先日テレビでもトウモロコシ植物もの二期作を流していましたが、
植物も今の気象に戸惑い迷っているかもしれませんね。
今頃咲いているアサガオややお疲れ気味に見えました。

アサガオ(朝顔)
アサガオは分類上、ヒルガオ科、サツマイモ属に属する植物です。
大輪アサガオや変化咲きアサガオなど様々な園芸品種が作られてきました。
 ・日本アサガオの花期:7月~10月頃 花が咲くのは午前中。
 ・西洋アサガオの花期:8月~11月頃 午後3時頃迄は咲く。
 

ノアサガオ(野朝顏)  別名:宿根アサガオ、琉球アサガオ、
 

小輪の朝顔


ヒルガオ     ヒルガオとコヒルガオは非常によく似てるが、葉の形から。
 
コヒルガオ     ヒルガオとコヒルガオは非常によく似てるが、葉の形から。
コヒルガオは三角状ほこ型 部が張り出す。張り出した部分が2裂.。

ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)
アカバナ科マツヨイグサ 属、多年草、花期:5月~7月、
マツヨイグサの仲間は夜咲き、涼味を誘うものが多いのですが、この種は昼に咲き、
株全体を覆うほど多数の花が咲きます。

メマツヨイグサ(雌待宵草)  別名:アレチマツヨイグサ
アカバナ科マツヨイグサ属、越年草、北米原産、花期:6月~10月、
各地にふつうに見られる。道ばた、荒れ地、川原などに生える。
マツヨイグサの仲間は、たくさんあります。花も終わりですが、、


ルコウソウ(縷紅草) 
ヒルガオ科サツマイモ属、1年草、熱帯アメリカ原産、花期:7月~10月、
 

マルバルコウソウ  ルコウソウの仲間で葉が丸いから
他にハゴロモルコウソウ(19/7/3)等がある。


センニンソウ (仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属、つる性半低木(木質の多年草)、花期:7月~8月、
ボタンヅルとの違いは葉の形と萼片の長さと花糸の長さの違い等が分かり易いですかね。
葉は羽状複葉で、小葉は3~7個つく。小葉は全縁で先の尖った卵形が普通である。
変化が多く、小葉に切れ込みがあるものもみられる。
今頃咲いているの初めてみました。違う種類かとも思いましたが。

アジサイも色々なものが花を付けているのを見掛けます。

ツツジサツキも花を付けているのを見掛けます。

マメアサガオ等もみかけましたが、うっかり撮り損ねてしまいました。
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似た花同士、オケラ、カシワバハグマ、コウヤボウキ。

2023-10-25 | 花の写真
似た花同士のものはいくらでもありますが、今回のこの3つも似ていると
思いませんか?
コウヤボウキだけが我が家の近くでは花がやや遅くなりました。

オケラ(朮 )
キク科オケラ属 多年草 花期:9月~10月、
雌雄異株。雌花と両性花がある。 根茎は木質でかたく、太くて長く、節があって芳香がある。
茎頂に白色または淡紅紫色で目立つ花をつけ、径2 cmのアザミに似た筒状花だけの房状の頭状花となる。
花を囲む苞葉が、魚の骨を並べたようでそれが特徴です。  
雄しべと雌しべの両方を持つ両性株と、雌しべだけが機能する雌株がある。
葯筒から伸びた雌しべは柱頭が2裂するのが見られるのでこれは両性株のようです。 
苞葉の魚の骨を並べたような部分を撮りそこねてましたので追加しておきます。
花後の苞葉です。

カシワバハグマ( 柏葉白熊 )
キク科コウヤボウキ属、多年草、花期:9月~11月、
茎は枝分かれせず高さ30~80cmになる。先に穂状に頭花をつける 。
ハグマとはチベットに産するヤクの尾の毛のことです。
葉はやや大きく、長さ10~20cmになる卵状長楕円形で、カシワの葉に似ています。



コウヤボウキ(高野箒)
キク科コウヤボウキ属、落葉小低木、花期:9月~10月、
枝は細く、灰褐色でいちじるしく枝分かれする。
1年生枝に卵形の葉を互生し、枝先に白色の頭花を付ける。筒状花が10数個集まったもの 。
和名は、この枝を高野山で箒に利用したことによる。
葉は2型あリ、1年目の枝には卵形の葉が互生し、2年目の枝にはやや細い葉になりますが、
1年目の枝の先に花が咲くので目立つのは卵形の葉です。

いずれの花も近縁種で似た名前オオバナオケラ、ホソバオケラ、カコマハグマ等
あるようですが、代表的なものとしてください。
又、花の細かい部分まで表現出来ていませんが、
似た花の雰囲気だけでも感じていただけたら幸いです。
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