花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

暑い夏を代表する花木、サルスベリ、ノウゼンカズラ、他。

2023-08-04 | 花木の写真
連日の猛暑がまだまだ続いていて全く散歩に出ることもなくなりました。
歩かないと下半身の筋力が落ちますので、気休めに電動のパワーローラーで
マッサージを試しています。
そこで、初夏から夏の花木と題して、7月に撮ったものからも含めてのアップです。

ナツツバキ(夏椿)  別名:シャラの木
ツバキ科ナツツバキ属、落葉高木 花期:6月~7月
「シャラの木」という別名が付けられた由来は、お釈迦様が入滅するときに近くに生えていたと言われる沙羅双樹に似ているからとのことです。  

バショウ(芭蕉)   英名:ジャパニーズ・バナナ、
バショウ科バショウ属、多年草、中国原産、花期:夏~秋
花や果実は,バナナにとてもよく似ていますが その見分け方は 、
バナナの苞は紫色なのに対し バショウの苞は緑色~薄黄色。
 
大きな樹が何本も生い茂っていたと思っていましたが、全て切り倒されていました。
しかし今年見た時にはすでに大きく茂っており成長が早いのにビックリです。

セイヨウニジンボク(西洋人参木)
シソ(旧クマツヅラ)科ハマゴウ属、落葉低木、ヨーロッパ原産、花期:7月~8月、
 開いた手の形の細い葉が朝鮮人参に似て、ヨーロッパ原産であることからセイヨウの冠むりが付く。
ニンジンボクとセイヨウニジンボクはチョット見た目には同じように見えますが、
セイヨウニジンボクは、葉が小葉が5枚~7枚切れ込みなし
ニンジンボクは、葉が小葉が3枚~5枚で、葉に鋸歯がある
 
スモークツリー  ウルシ科ハグマノキ属、雌雄異株の落葉樹。 
ケムリノキと言われるようにモクモクしてますので雌株かと。


ボタンクサギ(牡丹臭木) 
シソ科クサギ属 落葉低木 中国南部原産 花期:7月~8月
枝先に集散花序を出し、密に花をつけます。
花は紅紫色-淡紅紫色、花冠は5裂し、花筒部は長さ2.5cmあります。

ムクゲ(槿) アオイ科フヨウ属    ▼ヤエムクゲ(八重槿) (赤色)
 

フヨウ(芙蓉) アオイ科フヨウ(ハイビスカス)属
フヨウとムクゲの違いは?
・花は、雌しべの先が5本に分かれ上向きに曲がっているのがフヨウ、
 真っ直ぐ伸びているがムクゲ。
・葉は、五角形で大きさが花と同じ位か大きめがフヨウ、 
 形は卵形で葉縁に荒い鋸歯で花より小さく濃い緑色がムクゲ。

モミジアオイ(紅葉葵)  アオイ科フヨウ属 


ノウゼンカズラ(凌霄花 )
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属、落葉性つる性植物、花期:7月~8月、
似た花にアメリカノウゼンカズラがあるが、
花の花序が短い為にまとめて咲く、花筒が長く、少し赤みが強い。
夏の暑い日にこの花と下のサルスベリはは目立ちます。

サルスベリ(百日紅)        ミソハギ科サルスベリ属

グリーンアナベル?   アジサイ科アジサイ属
このグリーンになる前は真っ白花だ、その花をそのままにしておくと
だんだんとグリーンになっていく


 

色とりどりのアジサイの花の見頃が終わったころに、
開花期もアジサイより遅く、花の少ない夏にはありがたい樹種です。
ノリウツギ(糊空木)
アジサイ科アジサイ属、落葉低木、
アジサイの仲間で、円錐形の花序で一般的なアジサイより遅く初夏から夏に咲く。

別に珍しい花もないので、簡単に載せておきました。
もう少し気温も下がってくれると昆虫同様に活動的になれると思うのですが、
皆様も熱中症などにお気を付けて下さい。
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散策途中の花木(5月) 色変わりのスイカズラ~小花のコゴメウツギ等。

2023-05-22 | 花木の写真
散策と言っても最近の様に気温が上がり30℃近くになれば、熱中症も怖いので、
以前に倒れたことがあるので足取りは重くゆっくりとした行動になってしまいます。

スイカズラ(吸葛)   別名:キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
スイカズラ科スイカズラ属、半常緑もしくは常緑つる性 花期:5月~6月、
甘い香りのする白い花を咲かせる
日本原種の植物です。花や実は生薬に利用される、果実は液果です。
花びらは、上下2つに分かれ、時間がたつにつれて白から黄色へと変化します。 
花言葉は、「愛の絆」ですが、これには一つの言い伝えがあります。
とりたてて持てそうのない青年が、村一番の美少女に一目惚れし、
青年の真面目さに打たれて結婚する、白いスイカズラを植えて可愛がっていた。
しかし、青年は思い病に倒れてしまい、妻は「わたしの命にかえても、この人を
助けて下さい」と祈った。
森の神は、この願いを聞き入れ、妻の命をとる代わりに白いスイカズラを一夜にして
赤いスイカズラに変えてしまった。美しい献身的な妻の愛に神も心打たれたとのことです。

ハニーサックル’ゴールドフレーム’  
スイカズラ科スイカズラ属、半常緑つる性木本、花期:5月~9月、
ハニーサックルには多くの種類がり、自生種だけでなく園芸用に品種改良が行われたものもあります。
比較的コンパクトに伸び、花が一面に咲き揃う多花性タイプで、ロニセラの有名品種。
外側が濃いピンク色、内側がオレンジ色(咲き始めの頃はクリーム色)を帯びた黄色をしています。

シャリンバイ(車輪梅)
バラ科シャリンバイ属、常緑低木、日本。東アジア原産、 花期:5月~6月、

バラ(薔薇)
バラはバラ科バラ属の総称で、種類も多いので詳細名は調べていません。
「ばら」の名は和語で、「いばら」の転訛したもの 。漢語「薔薇」の字をあてるのが通常だが、
この語はまた音読みで「そうび」「しょうび」とも読む。

ノイバラ(野茨 )   別名:ノバラ
バラ科バラ属、落葉つる性低木、花期:5月~6月、果期:9月~11月、
バラの中でも生命力が強く丈夫な種類で、品種改良や貴重なバラの品種を増やすための
台木として使われることでも有名です。


ガマズミ(莢蒾)   別名:アラゲガマズミ、ヨソゾメ、ヨツズミ
レンプクソ科ガマズミ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:9月~11月赤く熟す
枝先に直径6~10cmの散房花序で白色小さな花を多数付ける。
花冠径5~8mm、5深裂して平開する。

ヤマボウシ (山法師)
ミズキ科ミズキ属、落葉高木、花期:6月~7月、果実:8月~9月、 
枝先に4枚の白い花びらのように見える部分は、苞です中央部ごく小さな緑色が花です。

ハコネウツギ(箱根空木)
スイカズラ科タニウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、別名:ゲンペイウツギ、
花は開花中に色素が変化し、白色から順次、薄ピンク、紅色と三段階に移り変わる。
似た花にニシキウツギがあるが、花筒が細く、葉も薄い近縁種。

コゴメウツギ(小米空木)
バラ科コゴメウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、
小米(=砕けた米)のような小さな花を付けることからコゴメウツギと名付けられた。
花径は5mm程だが、びっしりとまとまって咲く。

コミノネズミモチ(小実鼠黐)
モクセイ科イボタノキ属 半落葉低木  中国原産  花期:5~6月
枝先に円錐花序を出し小さな白い花を多数咲かせる。花冠は筒状漏斗形で4裂。
雄しべは花冠裂片とほぼ同長で、花冠から飛び出す。

色々な花を目にすることがありますが、全てのものをフォローできませんので
この辺で次の機会回しとします。
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今年の春も、桜三昧でした。

2023-04-07 | 花木の写真
数日前に家にいても山桜の花びらチラチラと舞っていましたが、
家の周辺でもとうとう桜の花のシーズンも終わりです。

サクラは日本人にとって、特別な意味を持つ花です。
サクラは、もともと大衆に愛されてきた花だが、国の花とされた根拠の一つに
本居宣長の「敷島の大和心を人問わば朝日ににほふ山桜花」と
日本精神の象徴であると解釈されたようです。
*にほふは、花の匂いでなく、色が美しく輝き、照り映えるの意味です。
また、サクラと言えばたいていの学校にサクラの木が植えてありました。
明治政府はサクラのパッと散る散り際の美しさに目を向けて、”いさぎよく散る”を
軍人精神の象徴として、陸軍を中心の兵舎に植え、軍国主義が学校に及ぶにつれ、
校庭に植えて、”この花のように、いざという時にはお国の為に散れ”と
教え込んだとか。
実は日本の国花は定められていないのです。
ただ、昔から親しみがあって、これこそ日本を代表する花、と
認められている花が桜と菊です。
(国花は、国により法律で定められている物もあれば、
昔からの歴史的な慣習で国の花と認識されている物までさまざまです。)

前置きが長くなりましたが、
サクラの下で花見や宴会をやるなどは遠い昔の話になります、今では近所に咲いている
花を遠くから眺めてしみじみと春の桜はいいなぁと癒されました。

サクラ(桜)
バラ科サクラ属の落葉広葉樹の総称。
サクラは、主に北半球の温帯に広範囲に自生している。
歴史的に日本文化に馴染みの深い植物であり、その変異しやすい特質から
特に日本で花見目的に多くの栽培品種が作出されてきた。
このうち観賞用として最も多く植えられているのがソメイヨシノです。

人混みを避けて4/2の滝山城址桜祭り前に出掛けてみました。(3/29)
中の丸からの眺望です。
中程に流れる多摩川、そして拝島方面の街並みを眺める。

広場に仮設舞台の骨組みのみ。
                右側の瓦屋根の建物は旧滝山山荘跡です。
 本丸址側から戻り反対側に大池址の桜があります。 
道中の山桜


お寺(長江寺)に桜は良く似合う。

畑の中程にある見る人もない枝垂桜。

赤と白、何か田舎を思わせる構図でした。


萌黄色の山にも山桜が多く見られます。

4月に入り桜も散り始めました。白く見えるのは散った花びらです。

桜の華やかな雰囲気が届けられなくて投稿を躊躇しましたが、これも年中行事と思い
投稿しました。
桜も又来シーズンまでお預けですね。
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モクレンの仲間、

2023-04-02 | 花木の写真
ハクモクレンの花はどこでもよく見ますが、
私の近所では1ヶ所のみキバナモクレンが庭に咲いています。

キバナモクレン(黄花木蓮)   別名:キモクレン、マグノリア・エリザベス
モクレン科モクレン属 落葉高木 北米原産 花期:3月~4月
芳香のある淡黄色の花をつける。
ハクモクレンとマグノリア・アクミナータの交配種です 。
モクレンは中国原産ですが、キバナモクレンは、北アメリカ原産の園芸品種の植物です。


モクレン(木蓮)   別名:シモクレン(紫木蓮)
モクレン科モクレン属 落葉低木 中国原産 花期:3月~4月
葉に先立って枝先に暗赤紫色の大型の花を開く。花弁6個、長さ5-13cmほど。

外側が紅紫色で内側は白色の花を咲かせます。
最もピンク色したモクレンもあったはずですが、咲き終わったか見当たらず。

赤花モクレン マグノリア・バルカン
バルカンは花びらの表も赤色です。 バルカンは、キャンベリイとシモクレンの交配種 
バルカンは丸みを帯びた花弁で、セミダブルの花形も美しいです。

*ハクモクレンとコブシは、3/22に白い花が咲く木々に載せましたので割愛します。

シデコブシ(幣辛夷)    別名:ヒメコブシ
モクレン科モクレン属、落葉小高木、花期:3月~4月、
花びらが注連縄などに使われるシデ(四手/紙垂)に似ることからシデコブシと名付けられた。
コブシよりも花びらが細長くて数が多いのが特徴。
通常は花びらが12~18枚ほどある。 
花には微香があり、色は白が普通だが個体差が見られ、薄紅色のものもある。

もっとピンク色の花を探したかったですが、間にあいませんでした。
何を載せたらよいのかまとまりがつきませんでした。
これからもマイペースでの投稿になります。
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春の小さな花を付ける木、アオキ、ヒサカキ、ニワトコ、他。

2023-03-31 | 花木の写真
3月の最後は、桜など咲き誇る花木を差し置いて、
前々回と同様な極めて小さな花を咲かせる木を並べてみました。

小さな花の為にトリミングしてますのでピンボケは容赦して下さい。

アオキ(青木)
ミズキ科アオキ属、常緑低木、花期:4月~5月、庭園樹、公園樹、
小枝の先の円錐花序に紫褐色の小花(1cm程度)を付ける。雌雄異株、
果実は、卵状楕円形で長さ2cm程、赤熟する。
雄株の花序は大きく、花の数も多い。雄しべは4本で、雌しべの痕跡がある。 

雌株の方が花序は小さく、花が少ない。花弁は4枚で紫褐色。雌花は雄しべが退化して無い。

ヒサカキ(柃)
ツバキ科ヒサカキ属、常緑低木、花期:3月~4月、
姫榊(ヒメサカキ)が短縮されたと言われている。
神事で使う玉串には、本来は「サカキ」を使用するのですが、
関東より北ではサカキが入手しにくいため、代わりにヒサカキを使用します。
雌雄異株のようで、花径2.5~5mmで下向きに咲く。
雌花の方が花は少し小さく、雌花は雄しべが退化し雌しべが1個、雌しべの花柱は3裂する。
雄花は、雄しべが12~15個で雌しべが退化するとあるが、中には両性花もあるようです。
雄花 (花径5mm、長さ5mm )

雌花   (花径3.5mm、長さ3mm)だがまだ撮れていない。

ニワトコ(接骨木 )
ガマズミ科ニワトコ属 落葉低木 花期:4月~5月
枝先に円錐花序を出し、淡黄白色の小花を多数付ける。
果実は3~5mmの卵球形で赤く熟す。まれに黄色に熟すものもある。

コクサギ(小臭木)
ミカン科コクサギ属、落葉低木、花期:4月~5月、雌雄異株、
葉の臭気がクサギに似るが、葉や木全体が小さいため、コクサギと名付けられた 。
雄花は10輪ほどがまとまって咲き、雌花は単独で咲くので見分けやすい。
いずれも直径は4~5mmほどで花弁は4枚(稀に5枚)ある。


イロハモミジ(いろは紅葉 )  別名:イロハカエデ、タカオカエデ 
ムクロジ科カエデ属 落葉高木 花期:4月~5月
葉が手のひらのように5 - 7つ裂片があり、この裂片を「いろはにほへと」と数えたことに由来する。
雌雄同株で、雄花と両性花をつける。
若葉の芽生えと同時に、直径 4 - 6mm の花を下垂してつける。
同じ花序(花の集り)に雄花と両性花が20輪ほど混ざって枝先に垂れ下がる。  

桜などの彩がある花木は次の機会にまわします。
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春の花木(3月)レンギョウ、トサミズキ、ジンチョウゲ、他

2023-03-25 | 花木の写真
前回は白い花咲く木でしたので、今回はそれ以外の花色から幾つか並べてみました。

レンギョウ(連翹)
モクセイ科レンギョウ属、花期:3月~4月、
広義にはレンギョウ属の総称。狭義にはレンギョウ属の一種。
シナレンギョウ、チョウセンレンギョウ、ヤマトレンギョウなどにレンギョウ(実は中国原産)があり
紛らわしくなっているが、一般的に見るのは、シナレンギョウが多いようです。
 

オウバイモドキ(黄梅擬) 別名:ウンナンオウバイ(雲南黄梅)
モクセイ科ソケイ属、常緑低木、中国西南部原産、花期:3月~4月、
枝はつる性で、四角形をしており、 枝垂(しだ)れる。
花の直径は4~5センチほどでオウバイより大きい。花びらが6~10枚に分裂するため、
二重あるいは八重先に見えるのが特徴。

似た花にオウバイがあるが、オウバイは落葉低木で、一重の黄色い花が多いです。 
花期は2~4月で、葉が出る前に、6枚の花びらが根元で合着した「合弁花」を咲かせます。

トサミズキ〈土佐水木)
マンサク科トサミズキ属、落葉低木、花期:3月~4月、庭園、公園樹、
トサミズキとヒュウガミズキは間違い易いですが、
一房の花の数が、3個ならヒュウガミズキ、
8個以上に連なっていたらトサミズキです。

ツバキ(椿)   別名:ヤブツバキ、ヤマツバキ
ツバキ科ツバキ属、常緑高木、花期:12月~4月、
花がやや筒状で立体的で厚みがある
花首から落ちるツバキの散り際から「首が落ちるので縁起が悪い」と武士には嫌われたというエピソードが有名。  
結構今頃でも多く咲いているのが見りことが出来ます。

ジンチョウゲ(沈丁花)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属、常緑低木、中国原産、花期:3月~4月、
花弁のように見える部分は萼が花弁状に変化したもので、本来の花弁ではありません。
香りが強いので、三大香木と言われて、春はジンチョウゲ、夏はクチナシ、秋はキンモクセイ。

キブシ(木五倍子)   別名:キフジ
キブシ科キブシ属、落葉低木、花期:3月~4月、雌雄異株
葉に先立ち、昨年の枝の葉腋から、穂状花序を下垂させて、淡黄色の花を多数付ける。

▼アカシデ、イヌシデ、クマシデは、見分け難い木の代表的なものですね。
アカシデの雄花穂は長く4~10cm、イヌシデの雄花穂は短い約5cmらしいので、
多分アカシデと思われるが葉脈や毛の生え具合など違うようなので宿題とします。

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白い花咲く木々、ハクモクレンとコブシ、モモとスモモの花等、他。

2023-03-22 | 花木の写真
春は、桜が咲くとピンクに染まりますが、また黄色い花も多いです、
それでも白い花のかたまりを見ると、なぜか嬉しくなります。
花後はあまり歓迎できませんが、
昔、”白い花の咲く頃”の歌がありましたね、知らない人が多いかもね、、

ハクモクレン(白木蓮)    別名:ハクレン、ハクレンゲ
モクレン科モクレン属、落葉高木、中国原産、花期:3月~4月
葉より先に大型の白い花を付ける、花径10-15cm。
 

コブシ(幣辛夷)    
モクレン科モクレン属、落葉高木、花期:3月~4月、
葉が展開する前に直径7〜10cmの香りのよい白色の花をつける。
花のすぐ下に小形の葉がある。外側の花被片3個は広線形で小さく、内側の6個は大きくて花弁状。


ハクモクレンとコブシは遠くから見ると直ぐに見分けがつきませんが、
大雑把に言えば、
ハクモクレンの花は大きく上向きに咲き花びらが平開することがない
コブシは花がモクレンよりは小さく花は色々な方向を向いて咲き、花びらもかなり開く。

ハナモモ(花桃)
バラ科モモ属、落葉低木、花期:3月~4月、
花を観賞するために改良されたモモです。ピンクや赤は良く見ますがこれは白色です。
樹形には立ち性、枝垂れ性、ほうき立ち性があり、狭いスペースにはほうき立ち性、
花の特徴は、花柄が短く、花芽が1節につき花が2個、花びらの先が尖っている。


スモモ(李)
バラ科スモモ(サクラ)属、中国原産、花期:3月~4月
葉の展開に先立って白い五弁花をつける。 時期的には、梅が終わって桜が咲き出す前で、
ウメや桜に似た花が咲きます。
花の特徴は、花柄が長く、花芽が1節につき花が3~5個、花びらの先は丸い


モミジイチゴ(紅葉苺)   別名:キイチゴ
バラ科キイチゴ属、落葉低木、花期:4月~5月
花は下を向いて開き、しばしばとげがある。まだ咲き始めたばかりですが、
5弁花で径3cm程の白色。 果実は球形で橙黄色に熟し味が良い。

ユキヤナギ(雪柳)
バラ科シモツケ属、落葉低木、中国原産、花期:4月、
花壇や庭園でもよく植えられていますが、近くの川沿いに多く咲いています。
  


アセビ(馬酔木)
ツツジ科アセビ属、常緑低木、日本、中国など原産、花期:3月~4月、庭園樹、公園樹、
有毒植物、葉や茎に有毒なアセトポキシンがふくまれて、馬が食べると酔ったように苦しむことから命名。


桜も咲き始めたばかりです。
近くの滝山城址の桜祭り4月1日予定されています。


まだまだ色々な花が咲き乱れていますが、今回はこれで締めます。
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まさに春爛漫! 梅が咲いて桜も咲いた桃はどうだ、

2023-03-10 | 花木の写真
20℃越えの日が続きまさに、あちこちで花は咲き乱れています。
八王子で梅まつりといえば、高尾梅郷ですが、(梅郷梅まつり3/11、12(日))
高尾梅郷は、 約4.5㎞の間に7つの梅林合わせて約1万本と言われています、
梅の見頃は、2月下旬から3月上旬です。(2018/3/14木下沢梅林投稿)
東京では他の名所より少し遅くなります。

しかし、わざわざ人が混む所に出掛けなくても身近な所数限りなく梅が咲いています。
今回は詳細な花の名前より、花がよう咲いとりますなぁ~と感じて頂けたなら嬉しいです。

ウメ(梅)  バラ科
梅には500種以上の品種があるといわれている。
近縁のアンズ、スモモと複雑に交雑しているため、花梅について諸説の分類もあるが、
梅は、野梅系、緋梅系、豊後系に大きく3系統に大別されている。
寒い初春に咲く白梅、紅梅はその香りと共に春の訪れを告げてくれます。
5月になると実をいっぱいつけて、収穫の楽しさと健康食品としてるのも魅力です。


梅の次はやはり桜ですね。
ソメイヨシノはまだまだ咲きませんが早咲きの桜は所々には
早咲きの桜とは、日本で最もメジャーな桜であるソメイヨシノと比べて早い時期に咲く桜の総称。 
よく知られるものとしては、河津桜、カンヒザクラ(寒緋桜)、寒桜、あたみ桜などがある。
写した場所も日も違うので名前が違うかもしれませんが熟知していないので全て早咲きの桜とした。 
 


ハナモモは未だ咲いていませんでした、これからもうすぐに満開になるでしょう。
ハナモモ(花桃)
バラ科モモ属 落葉高木、中国原産 花期:3月~4月、


ハクモクレンは家の周りでは咲き始めたばかりです。
ハクモクレン(白木蓮)    別名:ハクレン、ハクレンゲ
モクレン科モクレン属、落葉高木、中国原産、花期:3月~4月

参考までにシモクレンはまだ少し時間がかかりそうです。


コブシも咲き始めですね、日ごとに多くなっていくでしょう。


赤と黄色でウメとサンシュユ(山茱萸 )  ミズキ科の落葉小高木です。
サンシュユ(山茱萸 )  別名:ハルコガネバナ、アキサンゴ
ミズキ科ミズキ属、落葉小高木、中国、朝鮮半島原産、花期:3月~4月

サンシュユの黄色が目に引きます。

ロウバイはすでに終わりかけていますが、夕陽に輝いていました。


クサボケですが枝が横に広がる落葉低木です。

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)  別名:モミザアカシア
マメ科アカシア属、常緑高木、オーストラリア南西部原産  花期:2月~4月
尚、ミモザの言葉は、フサアカシア、ギンヨウアカシアなどのマメ科アカシア属の植物の俗称。


花が咲いてくると虫さんならずともやはり人間も元気になってきますね。
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針葉樹(その2)マツ科マツ属より、クロマツ、アカマツ、ダイオウマツ、他。

2023-02-02 | 花木の写真
以前に針葉樹として、ヒマラヤ杉をとりあげましたが、そのつながりとして、
今回は、マツ科マツ属から散歩中で見たものを取り上げます。

マツ科は、北半球を代表する針葉樹のグループであり、
針葉樹では現在最も繁栄しているとみられている一群のようです。 
ちなみに南半球ではマツ科ではなく、マキ科とナンヨウスギ科の分化が著しく、
ヒノキ科は両半球の温帯地域に分布する。 by  Wikipedia .


クロマツ(黒松)      別名:雄松
マツ科マツ属 常緑針葉高木、花期:4月~5月、雌雄同株 。
樹皮は灰褐色。葉は2個ずつ束生し、長さ5~16cmの針状。

樹高が30mにもなり寿命も長いため、長い年月をかけて枝づくりと樹形を維持していくと、
風格がある庭の主木となる代表的な樹種です。

アカマツ(赤松)   別名:雌松
マツ科マツ属 針葉常緑高木、花期:4月
二葉松の代表品種です。樹皮は赤茶色で、内陸や低山に自生します。
葉は2個ずつ付く、雄花は若枝の下部につき、雌花は先端に付く。


ダイオウマツ、ダイオウショウ(大王松)
マツ科マツ属、針葉常緑高木、花期:4月~5月、
長さ20~60cmの葉っぱが3本ずつ束になっており、長く垂れ下がるのが特徴的。
松ぼっくりも15㎝と巨大です。

テーダマツ、タエダマツ
マツ科マツ属 針葉常緑高木、北米東南部原産  花期:4月~5月、
ダイオウショウと並んで大木となることで知られる。
アメリカンな名前の由来は学名「taeda(樹脂が多い)」にある。
見た目や触感はアカマツに似るが、アカマツよりも枝ぶりなどが荒い。
また、アカマツは葉が二本一組で生じるが、テーダマツは三本一組で生じるので区別できる。
葉の長さは10~15センチ程度で松類の中では長めだが、ダイオウショウよりは短い。   

枯れた松葉を長さ比較の参考までに載せておきます。青いスケールは長さ15cmです。


ゴヨウマツ(五葉松)   別名:ヒメコマツ、マルミゴヨウ
マツ科マツ属、針葉常緑高木、花期:初夏
五葉の松葉が特徴です。長さ2~6cmの松葉が5本で一房になっていることから五葉の松、
そこから五葉松の名がつきました。
樹皮は黒みを帯びていて、葉は青みのある灰緑色をしています。
ゴヨウマツは、自然に大きくしているものと庭で手入れしているものでは印象が違ってみえます。

マツの開花時期は春なので、きれいな雄花、雌花は撮れませんでした。
穂の下部にかたまっているのが雄花ですがまだ成長途中のようです。
雌花は穂先に付けるのですが春にならないと芽が出ていないですね。
 

松かさ、または松ぼっくりとは、松(マツ科マツ属)の果実のようなもの(毬果あるいは球果)のことである。
 松かさが一杯な木もありました。

松かさ(松ぼっくり)のうろこ状のひだ(鱗片)は、どんなマツ科植物の松かさでも軸に対して螺旋状に付くという特徴を持っているのです。

マツ科マツ属の中にも10数種類の樹木があるようですが、
日本に自生しているのは、上記の他にハイマツ、リュウキュウマツ、チョウセンゴヨウの6種のようです。
他の針葉樹にモミ属、トウヒ属、カラマツ属など多くありますが、
どれだけ見掛けるかわかりませんが、後日回しといたします。
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針葉樹から今回はヒマラヤ杉を選びました。

2023-01-30 | 花木の写真
花も適当なのがないので、それでは常緑樹である針葉樹と思い
散歩途中の物を写してみたが、意外に多くなったので、
今回はヒマラヤスギに絞ってアップしておきます。

ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)(ヒマラヤシダー) 杉ではなく松の仲間。
マツ科ヒマラヤスギ属、常緑高木、花期:10~11月 雌雄同株、雌雄異花。
ヒマラヤ山脈西部の標高1500 mから3200 mの地域が原産地。
自生は無い、庭木、公園樹などの植採は多い。

葉はまさしく松の針葉にそっくりです。
雄花ですが、既に遅く殆どは地面に落ちていました。
雌花も殆どが球果になり落ちていましたが、松ぼっくりになりかけているものです。
右側の尖った棒状のものは、松ぼっくりが落ちた後の軸のみです


松ぼっくりの先端のみが落ちた小型なものです。(シダーローズ)
松ぼっくり下部はバラバラになって地面に広がっています。
落ちた枯れ葉とシダーローズ、     松かさとシダーローズ
 
ヒマラヤスギは、近辺では武蔵野ゴルフクラブ周辺にしか見ることができません。
少し来るのは、時期が遅すぎましたね。
松の仲間なのに何故杉としたのでしょうか?
実は、ヒマラヤ杉が、日本に初めて入った時、英語名の、
 「Himalayan Cedar」の「Cedar」 を「杉だ」という意味にとってしまい、
それで、この名前になってしまったようである。
ちなみに、スギはヒノキ科スギ属で全く違います。

最初にも書きましたが、針葉樹として赤松、黒松、檜など撮っていましたが、
長くなりますので、他は後日回しとします。
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