花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

秋の野草から、ノブキ、ツルボ、ツリフネソウです。

2022-09-30 | 野草(花)
私の散歩エリアのなかで色々な野草に出合いますが、ノブキを見るのは数少ないほうです。
年寄りの歩く普通の道では、草刈りが良くなされていますので、次に写そうと少し油断していると、
次に行った時には綺麗に刈り取られていることが多々あります。
このノブキも綺麗に撮れていませんが、2度目はないです。

ノブキ(野蕗)
キク科ノブキ属、多年草、花期:8月~10月、
フキの葉にやや似ているが、葉の先がややとがり葉柄に狭い翼があるので見分けがつく。
頭花はまわりに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しない。
頭花は直径約7mm。 そう果は放射状に並び、冠毛はなく、先の方に腺体がある 。
全体を捉えるのは難しい花です。
一部には、既に実になっているものもありました。

反対に至る所で見掛けるのがこれで、時期的にはもうお終いです。

ツルボ(蔓穂)   別名:サンダイガサ(産内4傘)
キジカクシ(ユリ)科ツルボ属、多年草、花期:8月~9月、
ツルボの名前には、球根の外側の皮をはがすとつるつるとした坊主頭に似ており
「つるぼうず=ツルボ」になったという面白い説があります。
秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。花は密につき、
淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。


秋で一番思い入れがあるのはこの花ツリフネソウです。花写真の切っ掛けの花です。

ツリフネソウ(釣舟草)   別名:ムラサキツリフネ
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、1年草、花期:8月~10月、
茎はやや赤味を帯び節はふくらむ、葉は菱状楕円形で先は尖り縁に鋸歯がある。
花は紅紫色で、距は著しく後ろに突き出て渦巻き状になる。
正確には花弁3個、萼片が3個で、萼片も紅紫色で花弁のように見える。
この花は川沿いに咲いていますが、道端付近のものは綺麗に刈り取られています。
小さな川の土手沿いに一杯咲いています。
川沿いにこんな立て札が立っています。
町会でこの運動を推進してますのでこれからはもう少し整備されることでしょう。
楽しみですね。
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昆虫観察カメムシ目 オオツマキヘリカメムシ、クモヘリカメムシ、スケバハゴロモ、他

2022-09-29 | 昆虫
9/9にカメムシ目を投稿してますが、今日はこれの続編です。
相変わらず地味な人気のないカメムシ目の集まりです。

<カメムシ目>
オオツマキヘリカメムシ
ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科   大きさ 8.5-12mm  時期 5-10月
光沢のない黒褐色で、体の後ろ半分が幅広になったカメムシ。
ツマキヘリカメムシに似るが、やや大きい、"ツマキ"とは,触角の先端が黄色いことを指すようです。 

ホオズキカメムシ
ヘリカメムシ科カメムシ亜科  14-17mm  4-1月濃茶色で、腹部側面に縞模様があるカメムシ。
体表面に細かい短毛がはえている。 
イネの穂を食害するプチヒゲカメムシかと思ったが、背面中央部に白紋がないのでこちらにした。


クモヘリカメムシ 
ホソヘリカメムシ科  15-17mm      5-10月
淡い緑色で背中が茶色っぽい、とてもスマートなカメムシ。死ぬと、体色が黄色に変わる。 
小さな虫ですが家のの周りの草むらで多くみられる。地下づくと面白いように逃げていきます。
▼クモヘリカメムシの幼虫?
イネ科雑草がお好きなようです。

シマサシガメの若齢幼虫
サシガメ科モンシロサシガメ亜科  13-16mm  6-8月
黒色で、腹部の側部と脚が白黒の縞模様になった、やや細身のカメムシの若齢幼虫。

ヒメナガカメムシ
マダラナガケメムシ科ヒメナガカメムシ亜科   5mm前後   4-10月
灰淡褐色で、一見ハエの仲間のようにも見える小さなカメムシ。
カップルだらけで、子孫繁栄に励まれている?

メンガタカスミカメ
カスミカメムシ科カスミカメムシ亜科  7-8mm 5-10月
前胸背に一対の黒い班紋があり、それをお面の目に見立てて名がついた。

プチヒメヘリカメムシ
ヒメヘリカメムシ科ヒメヘリカメムシ亜科  6-8mm  4-10月
淡褐色で、上翅が透明のカメムシ。


ハラビロヘリカメムシの幼虫
ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科  13-15mm  4-10月
成虫とは違って全身が淡緑色。腹部が幅広なのは成虫と同じ。
 

スケバハゴロモ
ハゴロモ科  (翅端まで) 9-10mm  7-9月
黒褐色帯で縁どられた透明の翅を持つハゴロモの仲間。

ベッコウハゴロモ
ハゴロモ科  (翅端まで) 9-11mm  7-9月
褐色地に2本の白線が入った翅を持つハゴロモの仲間。

ツマグロオオヨコバイ
ヨコバイ科オオヨコバイ亜科  13mm前後  3-11月
黄緑色で、頭部と胸部に黒班があり、翅端が黒くなった大きなヨコバイ。
色彩や形状がバナナに似ているため、俗に「バナナ虫」とも呼ばれる。


 よく見れば家の周りにも多くのカメムシの仲間が多くいることがわかりました。
ハゴロモの仲間、ヨコバイ、ヘリカメムシの仲間等きりなくいました。
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昆虫観察(チョウ目ガの仲間)お世辞にも綺麗と言えない蛾エビガラスズメです。他。

2022-09-27 | 昆虫
本日散歩中にこれを見つけました。
最初見た時は草むらで杭に枯れ葉かごみが付いている位でした、
草を分けて撮って見ましたがまだ良くわかっていませんでしたが、
そっと棒切れで触れてみたら飛んでいきました。
追いかけて行ったらまた道路の手摺り柵に止まっていました。
と言う訳で、他に手持ちの写真は沢山ありますが、ブログ投稿は急遽これ蛾にしました。
エビガラスズメ
スズメガ科スズメガ亜科  大きさ(開張) 80-105mm  時期  5-11月
茶褐色~灰褐色で、腹部に淡赤色と黒色の筋模様があるスズメガ。
エビガラスズメの幼虫は、9/11別の場所で撮っていました。
後部のみしか見えてなかったので、別角度から頭部分横からです。
エビガラスズメの終齢幼虫は、19/10/23に投稿済です。

以下は、蛾のアップでしたので、9月撮ったなかから蛾の仲間を集めてみました。

ホシホウジャク  スズメガ科ホウジャク亜科  40-50mm 7-11月
茶色っぽく後翅のイエローが目立つスズメガの仲間。腹部には白い帯がある。
昼間に飛び回り、ツリフネソウ、ホウセンカなどの花で、ホバリングしながら長い口を伸ばし吸蜜する。
胴体が太く、素早く羽ばたくのでハチのように見える。

ヘリジロキンノメイガ  ツトガ科ノメイガ亜科  20mm前後  6-9月
両翅共に黄色で前翅に3本の横線がある。 葉の裏に隠れて止まるので写し難い。

コベニスジヒメシャク ?       ▼フトベニスジヒメシャク  シャクガ科
▼シャクガの仲間と思われますが、画像が不鮮明につき未定

▼ミスジアツバ  ヤガ科   フダスジオエダシャクにも似ているが、


ホタルガ  マダラガ科ホタルガ亜科 45-60mm  6-7月、9月
黒地に、1本の太い白帯が印象的なガ。頭部は赤く、触角が立派で、
何となく悪魔っぽい雰囲気を持つ。
  

キハラゴマダレヒトリ  ヒトリガ科 41mm前後  4-9月
白く小さい斑模様があるヒトリガの仲間。

ヨツスジヒメシンクイ ハマキガ科ヒメハマキガ亜科  10-14mm 5-9月

▼ネホシウスツマヒメハマキ?  ハマキガ科  コクリオビヒメハマキにも似ているが、


シロオビノメイガ ツトガ科ノメイガ亜科 21-24mm  6-11月
濃褐色に白い帯の入った翅を持つ。

アワノメイガ  ツトガ科ノメイガ亜科  23-32mm   6‐8月
寄生する植物に孔(あな)をあけてもぐりこみ、中の芯や髄(ずい)と呼ばれる部分を食べる害虫です


オオウンモンクチバ♀  ヤガ科シタバガ亜科  45-50mm  5‐9月
前翅の黒点は,♂では特に目立つ個体が多い。また♂では横線の縁取りが明瞭で、外縁が直線的であることも目安になる。


今更ですが、分からない名前が多く、また間違い等ありましたらご教示して頂きたいです。
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庭の花(9月)秋の花咲く、シュウメイギク、シュウカイドウ、ヤブラン、他

2022-09-25 | 自宅の花
庭の花でシュウメイギクも咲き始めてきました。
暫く庭の花を投稿していず代り映えはしてないですが、記録の一つですのでここで投稿します。

シュウメイギク(秋明菊)   別名:キブネギク
キンポウゲ科イチリンソウ属、多年草、中国原産、花期:9月~11月、
花弁は無く中央の半球形が雌しべ、その外側に雄しべがあり、キくと名が付きますがキク科ではない。
夏の終わりごろから花茎が伸び出し、先端にまず1輪、そしてその両わきに1輪ずつ、
さらにそのわきというように順に花を咲かせます。
花びらに見えるのは萼片です。

シュウカイドウ(秋海棠)   別名:ヨウラクソウ(瓔珞草 )
シュウカイドウ科シュウカイドウ(ベコニア)属、多年草、中国原産、花期:8月~10月、
バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせていることから、この名がつきました。
夏の終わりの涼風とともに明るい桃紅色の花を咲かせる。

ヤブラン(藪蘭 )      別名:リリオペ
キジカクシ科ヤブラン属 、多年草、花期:8月~10月
暑さ寒さに強くとても丈夫な性質です。 根が張れば乾燥にも耐え、多少土のやせた場所でも充分に育つ 。
花色の違うものや斑入り等園芸品種は多い。
ジャノヒゲに似ているが、ジャノヒゲは青紫の実がなり、ヤブランは黒い実がなるので区別できます。
鉢や地植えなど至る所に今花が咲いています。

ギボウシ(擬宝珠)
キジカクシ(ユリ、リュウゼツラン)科ギボウシ(ホスタ)属、多年草、日本,東アジア原産、花期:7月~8月、
庭の植え込み等に使われ、日向でも日陰でも楽しめる。
欧米でも盛んに栽培されて、多くの園芸品種がある。
オオバギボウシは早い時期に咲いていましたが、コバギボウシはやっと咲き始めました。
6本の雄しべとチョット長い雌しべが1本、よく見ると雄しべの葯が表と裏で色が違うのが印象的でした。

ポーチュラカウエルデルマニー     ▼バラザキインパチェンス

アカバセンニチコウ(赤葉千日紅、アルテルナンテラ・レッドフラッシュ)
ヒユ科アルテルナンテラ属 、1年草扱い、インド、ブラジル原産、花期:10月~2月、
千日紅に似ていますが、一回り花のサイズが小さい花が咲きます。
寒さには弱いので、日本では木枯らしが吹く頃までの一年草扱いです。
良く日光に当てると葉がきれいな色になります。

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)
ヤマゴボウ科リビナ属、多年草、北米南部から南米原産、花期:6月~10月、
花と実が同時に楽しめる観賞期間の長い植物。
果実の基本種は赤色ですが、園芸品種では黄色やピンク、オレンジ等ある。


コスモス(秋桜)
キク科コスモス属、1年草、メキシコ原産、花期:8月~11月、
どこでも見られるほどに普及してますね。花弁の形が桜の花びらに似てることから。


ブルースターの実 (キョウチクトウ科)
ついでにブルースターの実は今迄投稿したことがなかったので、綿毛が出てきたら再度もあるかも。
台風が去ってこちらも天候が回復してきました。
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花と蝶の共生、ヒガンバナとクロアゲハ、キバナコスモスとベニシジミ等他。

2022-09-23 | 昆虫
花には昆虫との間に、花の蜜の与て、花粉を運んで貰うと言う”共生関係”があります。
花の多くは、受粉の為に花粉の運搬を昆虫に依存しています。
9月23日は秋分の日、彼岸の期間は、9/20~9/26日となり、この時期は流石にヒガンバナはどこでも見られます。

ヒガンバナ(彼岸花)   別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)沢山の別名を持つ。
ヒガンバナ科ヒハンバナ属、多年草、球根植物、中国原産、花期:9月中旬頃、
道端や田んぼのあぜなどに群生し、秋の彼岸の頃(秋分の日を含む前後3日間 -名の由来)に、
花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけが咲き、秋の終わりに葉が伸びて夏に枯れる。
花は1週間経つと傷みだし、花茎共々枯れてしまいます。

▼ヒガンバナとクロアゲハ(アゲハチョウ科)



ニラの花が土手いっぱいに咲いている
ニラ(韮)
ヒガンバナ科ネギ属、多年草、中国原産、花期:8月~10月、
白い小花を20-40個付ける。花弁は3枚だが、苞が3枚で花弁が6枚に見える。
雄しべ6本、子房が3室で熟すと割れて黒い小さな種を散布する。
ニラヒョウモンチョウ?(タテハチョウ科)
ニラオオチャバネセセリ(セセリチョウ科)
ニライチモンジセセリ(セセリチョウ科)
ヒメジョオンイチモンジセセリ(セセリチョウ科)
ヒメジョオンヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科)
ハルジオンツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科)

キバナコスモスベニシジミ(シジミチョウ科)
アカツメクサキタキチョウ(シロチョウ科) 
  
ブルーセージマエベニノメイガ(ツトガ科)  
家のまわりのブルーセージ等では一番これを多く見ます、但しこれは蝶でなく蛾の仲間です。

当然花には蝶だけでなく多くの昆虫が来ていますが、これを載せているときりがないので、
今日のところでは。これにてお終いにして又別の機会にまわします。
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昆虫観察トンボ目編 ヤマサナエ、シオカラトンボ、アキアカネ、他。

2022-09-22 | 昆虫
西日本で大きな被害をもたらした台風14号、
遅ればせながら災害被害に合われた方にはお見舞い申し上げます。
20日は都内の大学病院に通院の日でした、
血液、骨密度、MRI検査、診察および点滴治療とフル予定で心配でしたが、
大きな問題もなく済んでよかったです。

先日、ヤゴのアップをしましたので、今回はトンボを取り上げて見ました。
何故か今年は、大きなオニヤンマにあまり出会わなかったように思います。

<トンボ目>
▼ヤマサナエ
サナエトンボ科サナエトンボ亜科  大きさ 63-69mm 時期 4-8月
胸部側面に黒条を2本持つ、大きなサナエトンボ。
キイロサナエと非常によく似て判断が難しいが、翅胸前面の黄色L字状の下方の幅が広いことにより判断。
  

ハラビロトンボ♀
トンボ科トンボ亜科  33-40mm  4-10月
腹部の幅が広くて、ボテッとした感じのトンボ。
メスは、鮮やかな濃いめの黄色と黒色とのまだら模様(写真)。オスは濃い青色。
撮影位置が悪いのでハラビロの感じがしないが、腹部の節がまだら模様が目られるのでこれかと。

ダビドサナエ
サナエトンボ科サナエトンボ亜科 42-49mm 4-7月
胸部側面に黒い筋が2本あるサナエトンボ。

シオカラトンボ♂
トンボ科トンボ亜科 49-60mm   4-11月
もっともなじみ深いトンボのひとつ。シオカラトンボとは、成熟して水色になったオスにつけられた名前です。
シオカラトンボ♀  茶色いメスは俗にムギワラトンボと呼ばれる。 
家の池に多く来てるのはシオカラトンボなので、これのヤゴかもしれない。

▼?? 最初はシオカラトンボと思っていたが少し違うかも
 

オオシオカラトンボ♂
トンボ科トンボ亜科 51-61mm   5-11月
シオカラトンボを立派にしたようなトンボ。本種は尾の先までほぼ同じ太さ。オスは濃いめの水色で、メスはくすんだ黄色。


アキアカネ
トンボ科トンボ亜科 33-46mm   6-12月
アカトンボの代表種。成熟しても、頭部や胸部はあまり赤くならない。胸部の側面には、明瞭な黒条を持つ。

マユタテアカネ
トンボ科アカトンボ亜科  31-43mm   6-12月
スマートで可憐なアカトンボ。顔に眉にような黒い紋があるので、この名がついた。


ミヤマアカネ
トンボ科アカトンボ亜科  32-39mm  6-12月
翅の先端部に褐色の太い帯を持つアカトンボ。

アオハダトンボ
カワトンボ科カワトンボ亜科   51-64mm  4-11月
羽が濃い青色をしており、体は全体的に金属的な光沢を持った青緑色。
メスのアオハダトンボは翅が黒く、翅の先に白い斑紋を持っている事が特徴です。
 

ハグロトンボ
カワトンボ科カワトンボ亜科   53-68mm   5-10月 
細長く、黒っぽい翅を持った、ヒラヒラと飛ぶトンボ。オスの胴体は金緑色に輝き、メスは全身が黒い。

アサヒナカワトンボ 
カワトンボ科カワトンボ亜科   45-57mm  4-8月
金緑色の胴体を持ったトンボ。オスには、透明の翅を持つタイプと、褐色の翅を持つタイプがいる。メスの翅は透明。
 
トンボも子供の頃は親しんだ昆虫の方ですが、あまり大形のトンボが撮れませんでした。
特に珍しいものもありませんでした。
例により全ての名前に絶体の自信があるわけではないので間違いはご教示をお願いいたします。
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水辺の生き物、池からヤゴ、川にはモズクガニが久し振りに見たような。

2022-09-19 | 生き物
先日久し振りの息子が、池の掃除をしていたらヤゴが数匹見つかりました。
ヤゴとはトンボの幼虫です。
ビオトープと言うには、切ない位の我が家の小さな空間ですが、知らないうちにトンボが
卵を生みつけていたんですね。

ヤゴ(水蠆) 
トンボ類の幼虫。水中にすみ、羽化までふつう1〜3年かかる。
体は円筒形でやや平たく、下唇の先端にあるはさみを突き出して小動物を捕らえる。
幼い頃は自分の体と同程度の大きさの微生物などを食べますが、
羽化間近になるとメダカやオタマジャクシなど大型の生物を捕食します。  

メダカが少なくなったのはアライグマでなくヤゴに食べられた可能性が高いですね。
シオカラトンボが良く飛んで来たのはみていますが、どの種類のヤゴなのかは分かりません。

水辺の話になりましたので、併せて近所の川で見付けたものを載せておきます。
大雨が降り水嵩が増した川でカニを見ました。
川の中程にいたので、写真上は小さく見えますが、この川では初めて見る大きさです。

モクズガニ(藻屑蟹) 
エビ目イワガニ科モクズガニ属 大きさ 甲幅 7-8cm
川に産するカニの中では大型種である。鋏脚に濃い毛が生えるのが大きな特徴。
"Mitten crab(手袋ガニ)"という英名もこの毛に由来している。
どうも上流から流れて来たようです。サワガニと違い迫力満点です。

近くの谷地川にて工事が始まり川水が汚れていることがあり清流とはいきませんが、
ミドリガメや鯉など誰かが放したものだろうが、
みんなみんなそれぞれに生きている。

少しまとまりがありませんでしたが、今日はこの位にしておきます。
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形に魅せられた花、ネコノヒゲ、ヒガンバナ、カリガネソウ、ヤマウド、他。

2022-09-18 | 野草(花)
花には色々な形がありますが、雄しべに特徴の花中心に
比較的にユニークで好きな花を並べてみました。

ネコノヒゲ(猫髭)  別名:キャッツウィスカー、クミスクチン等
シソ科クミスクチン(ネコノヒゲ)属、多年草(1年草扱い)、インド原産、花期:6月~11月、
ピンとした雄しべが猫のヒゲに似ていることから、和名がネコノヒゲ。
茎先に輪散花序を出し、茎の下の節から開花します。
花は白色または紫色を帯びる長い筒状の唇形花です。


ヒガンバナ(彼岸花)   別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)沢山の別名を持つ。
ヒガンバナ科ヒハンバナ属、多年草、球根植物、中国原産、花期:9月中旬頃、
道端や田んぼのあぜなどに群生し、秋の彼岸の頃(秋分の日を含む前後3日間 -名の由来)に、
花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけが咲き、秋の終わりに葉が伸びて夏に枯れる。
花は1週間経つと傷みだし、花茎共々枯れてしまいます。

トケイソウ(時計草)
トケイソウ科トケイソウ(パッシフロラ)属,多年草、花期:5月~10月(種により異なる)
個性的な花の形を時計の文字盤に見立てたことから時計草の名があり、
特徴的な造形美のある美しい花が魅力の熱帯植物です。

カリガネソウ(雁草、雁金草 )   別名:ホカケソウ
シソ(クマツヅラ)科カリガネソウ属、多年草、花期:8月~9月、
葉の付け根から花茎を伸ばしその先に数輪ずつの花(1cmほどの大きさ,色は青紫糸)。
花びらは5枚で、下の一枚が大きめで白い斑点が入ります。雄しべと雌しべの姿が
非常に特徴的で、最初上向きに伸びて途中でくりっと大きく下に湾曲します。



ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:8月~10月、
花は茎の先や葉腋に1〜3個つき、上向きに咲く。花被片は紅紫色〜暗紫色の斑点があり、
上半部は平開するが、ヤマホトトギスのようにそり返ることはない。
時期も少し遅い。
花被片の反り返りだけでは先始めかもとも思われるが、花柄に毛があるのでこちらに。

ヤマホトトギス(山杜鵑草 )
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月、
ヤマジノホトトギスとよく似ていて判別は非常に難しいが、
花被片が強く反りかえっているのでヤマホトトギスとした。


ツリフネソウ(釣船草 )
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、1年草、花期:8月~10月、
花序は、葉の上部に斜めに立ち、紅紫色の花を付ける。
距はいちじるしく後ろに突き出て渦巻状になる。
この花が咲き始めると秋が来た感がします、まだ咲き始めてたばかりで蕾状態が多い。
雄しべは5本ありますがお互いに合着して柱頭を囲んでいます。

キツリフネもありますが、夏に咲いていたので、2022/07/15投稿済参照。

ヤマウド(山独活)   別名:ウド
ウコギ科タラノキ属、多年草、花期:8月~9月、
ウドは山菜として有名で、山ウドはややアクが強い。
花は、散形花序ごとに雄性期から雌性期になり、同じ散形花序内での自家受粉を避ける仕組みになっています。
分かり難いですが雄性期の 小さい5枚の花びらと5本の雄蕊が見えます。
特に目新しいものがあるわけではありませんが、季節の風物詩的にアップしました。
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気に留めることも少ない野草花、ザクロソウ、ハエドクソウ、アカネ、他。

2022-09-16 | 野草(花)
今回も地味な野草花、第**弾でしょうか?
人間スケールが小さくなると細かい所が気になる、
いや細かい所ばかりに気をつかうと、スケールが小さくなるのかも知れませんが、、
極小の花も健気に花を付けていると応援したくなります。

ザクロソウ(柘榴草) ザクロソウ科ザクロソウ属 花期:7-10月
花は直径約3㎜、花被片5個、帯緑色(白緑色)楕円形~円形、長さ1.5~2㎜、
和名の由来は葉がザクロの葉に似ていることから。  
類似のクルマバザクロソウは茎が丸く、4~7個偽輪生し、
根生葉がロゼット状になり、花が葉腋に固まってつく。

ハエドクソウ(蠅毒草 )  ハエドクソウ科 有毒植物 花期:7-8月
花は長さ5mmの筒状で、先は唇形となり、しばしば淡い桃色を帯びる白色です。
花ははじめ上向きで、開花すると横向き、果実の時期には下を向きます。  

アカネ(茜)   アカネ科アカネ属 つる性植物 花期:8-10月
名の由来は由来は、根を乾燥すると赤黄色から橙色となり、赤い根であることからアカネと名づけられたと 。
多数の淡い黄緑色や淡黄色の目立たないごく小さな花が咲く。 
花冠は5裂して、雄しべが5本つく。アカネの花は多数分岐した枝の先に咲く。花径は約4mm

ハシカグサ(麻疹草)  アカネ科ハシカグサ属  花期:8-9月
茎の先端や葉腋に直径約2mmの白い花を数個束生する。
花冠は筒状で4裂する。花筒内に雄しべ4個、花柱2個がある。


ハグロソウ(葉黒草 ) キツネノマゴ科ハグロソウ属 花期:9-10月
花は淡紅紫色。枝先および上部の葉腋に長さ5-15mmになる花枝をだし、
花が2-3個入った葉状の総苞がつき、ふつうそのうち1個の花が発達する。
花径は、1.5-2.5cm 。名の由来は暗緑色の葉によるものから。

スズメウリ(雀瓜)   ウリ科スズメウリ属  花期:8‐9月
茎が細いうえに花も葉も実も小さく、花は直径約6mm、雌雄同株、
葉は長さ3cm~6cmで幅4cm~8cm、実は直径1cm~2cmほどです。
実に付いては20/11/27投稿参照。 
名の由来も白く小さい実がスズメの卵を連想させることから名づけられました。
写真は実が付いていますので雌花です。雄花撮りそこないました。

ヒメジソ(姫紫蘇)   シソ科イヌコージュ属  花期:9-10月
イヌコージュと見分けがつかない位に似ているが、花と葉の形からヒメジソとした。
淡紅紫色または白色の小さな唇形花をややまばらにつける。
花冠は長さ約4mmで、筒部は短く、上唇は3裂、下唇は先端がへこむ。


アキカラマツ(秋唐松) キンポウゲ科カラマツソウ属、花期:7月~9月、
茎の先におおきな円錐花序をだし、淡黄白色小さな花を多数つける。
花径は8mmほど、萼は花びら状で3~4個あり、長さ約4mmで早く落ちる。

例により小さい花の為にピントが合わず非常に見にくくてなってしまったことをお詫びします。
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賑々しいエノコログサ仲間。キンエノコロ、ムラサキエノコロ、アキノエノコロ。

2022-09-14 | 野草(花)
夏から秋にかけてどこにでも見られるイネ科の雑草は、
これでないかと思われるくらい道端や空き地に生えています。

エノコログサ (狗尾草)
イネ科エノコログサ属、1年草、花期:8月~11月、
先端に緑色の円柱状の花穂を付ける。関東ではネコジャラシと呼ぶ。
長さ3~8cmほどで先はやや垂れる、小穂は長さ約2mmで付け根に長さ6~8cmの(芒)ノギを数個付ける。 
花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になった とされる。
一部小穂の苞頴をそぎ落としてみました。
  
キンノエノコロ(左)とエノコログサの小穂の大きさを比べてみました。
1mmの差分かりますね。

キンエノコロ   
他の畦や道端などに生える1年草、花期:8月~10月、
穂にびっしり生える毛が、黄緑色のエノコログサと異なり、 黄色でありこれに光が当たると
金色に見える。小穂は長さ約3mmで苞頴は短く、横にしわの多い護頴が頭半分ほど露出する。
 

ムラサキエノコロ
乾燥した土地に生える1年草、花期:8-11月、全体に小形でやせたものが多い、
小穂のノギが紫褐色を帯びる。
小さくてよくわからないと思いますが、雄しべ、雌しべがでています。

アキノエノコロ
各地の道端や空き地に多い1年草、花期:9月~11月、
花穂は長さ5-12cmの円柱状で先は垂れる。
小穂は長さ約3mmで苞頴は短く、横にしわの多い護頴が頭半分ほど露出する。

 
今の時期こちらの方が多く見られる気がしています。

ただただつまらないどこにでもある雑草のエノコログサ三昧でした。
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