お彼岸もここ。
台風前の今朝。
雨降りです。
畑の様子を見に行ってきました。
ネットを張っても鹿の侵入の形跡在りです。
どこから脱出したのか、追跡不十分なまま帰ってきました。
こんなどんよりしたお天気の朝は、彼岸の入りのせいか、ちょっと、家を継ぐということを考えました。
この間書いていた、若狭からこられた先祖にあたる、周吉さんのことを考えました。
この方とは、血縁的につながらないのですが、家を継ぐという点でつながっています。
簡単な調べとして、お隣の若狭、今寺というところから来ておられます。
いつだったか、どんな家なのかと敦賀からの帰り道、立ち寄ったこともありました。
その村は建築材を産出するところで、だから大工さんなのかと察しています。
何故か若狭には大工さんが多いなあという感じです。
偶然にも、その家は、母方とのつながりもあり、縁という不思議に驚かされます。
私も家を通して、縁があるわけです。
蔵に、周吉さんが用意された漆器の箱がいくつかありました。
が、何年か前、蔵を修理した際、誰かが、中身の漆器を持ち去っていたことがありました。
こんなふうに、人の大切にしているものを持ち去るなんてと憤慨したものです。
これがあらためて、犬を飼うきっかけでした。
女所帯は、なにかと隙だらけのようです。
このようなことを通して、家を守ることの大変さを思ったものです。今も蔵に至る角に電灯を用意したのですが、ケースがおかしく
割られています。最近きずいたのです。
長年空家だったおとなりにも、若い一家が引っ越し来られ、て明るくなったので、少し安心。
以前離れた畑にいる頃、前飼っていた犬のダリが異常に吠えていることがありました。
そのころ、誰かが蔵の物色中だったのでしょうか?
狭い、静かな村でもこんなことがあるのです。
こんな環境の中で、家を守り抜くことの大変さを思います。
先人たちがコツコツきずいて、守ってきたたであろう家を守り続けることの大切さを60才後半で思い締めています。
お隣の村の古文書に現れた周吉さんとの出会いで、いろいろ考えてみました。
同志のように、身近にかんじられるからふしぎ!
おばあさんになったから思う心模様でしょう。
年を重ねるのも悪くないわ。