farm note 農便り

農業をしながら生活を楽しくをモットーに

人生の先輩の姿

2019-07-04 21:17:27 | Weblog
今日も午後から田の縁の草刈です。
近所の高齢の女性が綺麗に一辺を刈ってくださっていました。
ネットを張られているので刈っておられたのですが、綺麗な刈り方で、気持ちがいいです。
また刈られた草はきれいにまとめて彼女の田んぼはきれいに草もかたずけられて清々しい。
村一番の働き者の女性です。86才くらいの方で、いつもよく動いておられていい姿を見せてくださっています。
真似しなければといつも思っていますが、私はイノシシの走った後のトラ刈りです。
言葉でなく行為であるべき姿を見せてくださっています。
おしゃべりの輪の中にはあまり見かけない働き者さんの動きから私も真似し、学ばなければなりません。
昨日サルに野菜を食べられた嘆いたおられ、本当にサルには困ります。

いい人のものを盗らないで欲しいです、サルさん!

夕方、母を迎えに畑へ。
ここにも働き者の96才。キュウリ、ナス、トマトを収穫していました。
私もコットン畑の除草。やっと終わり、支柱も立ててやりました。
もう少し成長したら摘芯します。約280本の綿の木、楽しみの綿の木です。

真面目にコツコツ働いておられる高齢の女性達から学び、次に私達も働く姿を通して、
何か伝えていけたらいいなあと夢想します。

最近知り合いの高齢者お二人が亡くなられ、いろんなことを感じています。
真面目にコツコツ働く人々は、皆人生の師です。
身近にいい師がおられ、幸運というべきです。


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草苅、草刈

2019-07-04 07:15:08 | Weblog
梅雨空の中、減反田草刈をしました。
もうこれからは一回の給油が終われば、止めで、手への負担が減り、もう丁度いい加減です。
7月末には、検査があるので、一応トラ刈りで仕上げます。
もう中は刈り、鋤いているので、周囲だけで簡単です。
あまり雨が降ったとは思えないのに、畦に水が溜まっています。
お隣の暗渠になっているような箇所に水があふれています。初めてみる様でした。
高齢になられ、放棄地寸前になり、手入れをしないと、こんなふうになるのだと、胸の痛いことでした。
こんなふうに、少しずつ高齢化に伴い、先人達が森や林を開墾し、土地にしてずっと守られていたのに、荒れ始めました。
田の土にするのに、何年もの長期の時間を要するのに、こんなに簡単に荒れていく様を見ているのは、こころ痛みます。
米が育んできた日本の古来からの文化が消えていく様です。
アメリカなど先進地では化学肥料などの影響で土地が砂漠化し農地が減少していく現況にあって、
見過ごすことのできない日本、中山間地の姿。
この様をしっかり政治は考える必要があります。
島国の日本、食料が自給できなければ、どうなるのでしょう。
自分たちの食べ物は、安心できる、顔の見える範囲で頂きたいと思います。
昨日の水のたまりを見て、いろんなことを考えながら汗だくでした。
いつも思うのですが、何故声をあげないのか?
あきらめているのか?
異論を唱えれば都合がわるいのか?
他人事と考えて走る抜けてきたけれど、もう、可愛い孫達の次世代の為に、何かしなければならない。
もうすぐ選挙、
一票をよく考えて、自分の言葉を反映したい。

今年は、家の内外でおかしなことが生じ、田舎でも呑気に過ごせない世の中、
海辺の農家のおじさん、人が信じられんっと言われていました。
同感な思いで聞いていました。
高齢者ばかりになって、おかしなことも起こって、田舎でも家をあけ放って出かけられないなんて、なんだか変です。
もう昔のような牧歌的な時代は終わったのだと痛感したばかりの私でした。
草苅からいろんなことを考えて農作業です。
農作業を通して、いろんなことが見えてきました。

さあ、これからも田に草刈の新しいラウンド開始。
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