farm note 農便り

農業をしながら生活を楽しくをモットーに

パーカー万年筆

2024-11-22 19:59:18 | Weblog
やっと泣き別れ状態だったパーカー万年筆にブルーブラックのインクを入れ書いてみた。
ずっとユーターンしてから万年筆を要することなく過ぎ、あるのか、ないのかずっと無関心であったが、最近離れに入ったおり、洋間に転がっているのを見つけていた。何でこんな所に転がっているのだろうと、不審に思っていた。
また本棚に買ったばかりのようなインクビンを見つけ、今夜20年ぶりに入れてみた。書いてみた。書けた。縦書きはスムーズでなく、横書きはスムーズでパーカーの故であろう。田舎に帰った頃は、手紙を書くことなんて皆無。
ずっと父の介護や離婚や、その後、ペーパードライバー卒業の為、悪戦苦戦、
農機具の操作など連続して農作業に苦戦を強いられていた。
家なんかほったらかし。おまけに家に鍵をかける習慣もなくずっと過ぎて行った。
今晩,万年筆をまじまじ眺めると、私の名前が彫られていた。
京都丸善で買って彫ってもらっていたらしい。
そうか、名前が彫られているから転がっていたのかと合点。
友達からの七宝焼きのボールペンはケースあれど、中身なしだった。
そう、名前記入が救ってくれたらしい。
そんなこともあるのだ。
多分この万年筆は初お給料で買ったものであろう。
大切なものである。あるなしも分からず必死の20年だったが、万年筆など、農作業に不要でやっと今頃再会である。
端正に彫られた名前のお陰で私の元に戻ったのだ。
あー良かった!
もうメールでなくペンで書く必要を感じていたので、好機でした。
漢字が読めても書けないことが多くなり、ペンで友達に手紙を下手でもいいから書きたいと思っていた矢先だったので、まるで子供にまた出会ったようです。誘拐されずに良かった思いです。
出て来てくれてありがとうパーカー万年筆さんです。
これからは大切に使いたいと思っています。
ブルーブラックのインクも大丈夫でした。もう20年経過しているけれど,つかえそうです。
小豆色のマイパーカーペン、大切。私の宝です。
名前を書く必要、効能を経験しました。
消えないように書くことが大切だわ。
さすが丸善さん、いい仕事をして下さったわ。
仕事の帰り道、寄り道は河原町の丸善さん。懐かしくなります。
20歳代、懐かしさで一杯になります。
まだ人間の怖さを何も知らなかった。70歳代で初めて経験した怖さ。
色々万年筆から思い出が蘇ってきました。
帰って来てくれてありがとう!です。



古いインク、これは田舎で買ったもの。もう20年経過している。
色は太平洋の海の色を思い出させる。
こんな色の海を2週間かけてアメリカ ロングビーチ着。
その後コンチネンタルトレイルバスでアメリカ大陸横断、東部ペンシルバニア
に向かったことを思い出し、その春、マルチンルーサー牧師の暗殺、ロバートケネディの暗殺が続き、驚きの青春時代の始まりでした。
インク色から思い出した。思い出すのは老年時代の贈り物に思える。
20歳代の私が見える!
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