どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ルー・リード/ベルリン」

2008年10月01日 | 映画
今日からCM仕事を3日間。初日は殆んどお任せ状態でまぁいい感じに進めた。
そんな訳で晩御飯食べたら終了としました。
レイトショーの映画を見に渋谷シネクイントへ。映画の日で1000円で見れました。
まず映画の前に流れる予告編のラインナップに驚く。僕の関わった映画から会社が関わってる映画等たて続けに知ってる映画ばっかりがかかりました。この劇場でどれもヒットしてくれると嬉しい。
さて、本日見に行った映画は「ルー・リード/ベルリン」というライブ映画。
DVDが発売されるのを待って、それを買って鑑賞でもいいかな。とも思っていたのだが、やっぱり劇場で見れて良かった。劇場の大音量で体験する迫力はまるでライブ会場のようで最高でした。日本語字幕も付いてるから、より深く歌詞の内容に浸れた。この「ベルリン」というアルバムは一枚で一つの物語があるのです。
とにかく切なくも絶望的で悲しく、そして何か覚めた視点でも見渡せる暗い物語ですが、とても味わい深くちょっぴり希望みたいなものも感じれました。
それは、まるで映画を見ているかのよう。
何度も聴いた曲ですが、今現在のアレンジがされていてライブ独特の良さが出ております。
迫力ある演奏に優しく繊細な演奏までとにかく感動ものでした。
ただのコンサート映画ではなく映像的にも実に好みのトーンに実験映像的効果がかかっていて映画としてもとても気に入った。
フィルムの粒子感にゴミとかピンぼけの効果とか揺れとかが歌詞の断片的な映像と共に流れます。
その映像と音楽と歌詞との不思議な融合によって所々で何故か涙さえ溢れたりもしました。
大好きな「Sad Song」が流れて映画も終了かと思いきや、なんとアンコールまで収録されているとは驚きでした。更に3曲聴けた。「Candy Says」アンソニーの歌声もいい。「 Rock Minuet」こんな歌詞だったのね。ちょっとこの選曲は意外でした。「 Sweet Jane」もはや定番。最後に聴けて満足。
無理してでも見に行って良かった。終電ギリの電車に乗って帰宅。
お家に帰って79年当時のベルリンのライブ・アルバムを聴く。2枚組の2枚目しか見つからない。今日の映画の冒頭でベルリンの全曲ライブ演奏は今回の映画が初とか33年ぶりみたいな事が書かれてたけど、そんな事は無い筈だ。おいらは今それを聴いてるからね。しかし音質は悪いね。ブートレッグだからな。

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