ウィリアム・フリードキン監督の「BUG /バグ」という映画を鑑賞。


主演はアシュレイ・ジャッドでしたが久しぶりに見たので随分と老けた印象もありましたが貫禄もあり時折見せる笑顔に昔の面影を感じたりもしました。彼女と他数名の登場人物だけで殆ど部屋の中だけの展開となります。後で知ったけど舞台劇の映画化だったようです。
内容全く知らずに見たのですが、なかなか全体像が見えて来ずで前半は会話ばかりで少々怠く集中力も欠けてきました。しかし段々と変な方向に向かってゆき狂気や妄想が支配されてゆく流れからは役者陣の大熱演が見応えもあって面白く見れました。
BUG虫が身体の中にいて卵で大量に湧いたりとゾッとするような妄想や幻覚に陰謀論とか実際の社会でも色々とあるような事柄があって興味深いが虫は実際には見せないし色々と見えないものへの恐怖が描かれたホラーのようなサスペンススリラーというか偏狭的な映画でした。
最後は舞台的というか曖昧でスッキリするような結末では無くオチとしてはまぁまぁでしたが映像的には良かった。
ここも直接的には見せない演出が効いていたと思います。

