昔ビデオで見て詳細は忘れていたけど良かった記憶のあるイザベル・アジャーニ主演の映画「カミーユ・クローデル」を4Kリマスター版のブルーレイで大画面にて鑑賞。女彫刻家でロダンの愛人だったカミーユ・クローデルの伝記映画。3時間近くある映画で撮影が綺麗で見応えはあるけどやっぱり長いって感じて前半はあまり惹き込まれずでした。だけど後半になってアジャーニが壊れてゆく圧巻の芝居を見せてくれる辺りからは惹き付けられて悲しくも切なく恐ろしくて複雑だけど印象に残り良い映画だった〜って気分で見終われました。長いのでなかなか見直す事は無いだろうけれど。
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この映画でカミーユ・クローデルの事を知りフランス旅行に行った際にロダン美術館に行きカミーユが作った作品の実物も見ました。ロダンの彫刻も好きだけどカミーユの彫刻もとても素晴らしかったです。
精神を病んでしまい30年近く作品も作らず精神病院で孤独に過ごし78歳で亡くなったそうです。昔の作品も殆ど映画で描かれていたように本人によって破壊されてしまったので現在残っているのは90作品程との事。実に勿体ないですね…。
ロダン役はジェラール・ドパルデューで安定の芝居と存在感がありました。
そしてイザベル・アジャーニはやっぱり素晴らしかった。愛を失い壊れ狂気に走るような芝居をさせたらピカイチな女優さんです。
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