栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

窯出し

2008-06-23 22:45:04 | 陶芸
本日窯出し。

タマゴの形の容器です。

すべて注文品。

底の部分に蓋がつきます。

このように、蓋付きの容器の場合

本体と蓋がピッタリ合うように

一緒にして焼きます。

窯出しして、びっくり!

300個中約50個が

蓋がはずれなくなってしまった。

どういうことかと言うと

底に蓋があるために

本体の重さを受けきれず

ぴっちりになってしまったのです。

ちゃんとアルミナを塗って、くっつき防止はしていたんですよ。

急須のように上に蓋がある物は

そんなことは無いのです。

予備の分だったので、注文数はクリアしたのですが

焦りました。

多めに作っておいて良かった。

ところで、アルミナを塗るのに

撥水剤に混ぜると、とても使いやすい。

アローさん教えてくれてありがとう。


幼い頃の思い出

2008-06-23 00:22:56 | 雑記
たしか保育園のころだったと思う。

砂場に水路をつくり、水を汲んできて

流して遊んだものだ。

高い所から、低い所へ

曲げてみたり、溜めをつくったり

設計図のように水路を作って

水を流したときの・・・

まるで命が吹き込まれたような

喜びがあった。

そう・・・

電気回路を組み立てて

電気を流したときの様な感じ。

あれは誰かに教わったものだったろうか?

それともDNAの記憶だったのだろうか?

突然思い出した、鮮明な記憶。

そう言えば、息子が突然幼い頃のことを口にした。

一時私がコンタクトをしていたことがあった。

息子が3~4歳のころだったと思う。

レンズを目からはずしているのを見て

「自分の目からも、何か出てくるのだろうか?」

とチャレンジしたのだそうだ。

ちょっと冷や汗ものではあるが

結局何も出てこなかったと言う。

そんなこと考えていたんだ。

純粋で好奇な目で、色んな物を見ていたんだなあ。

自分は、今までどんだけ見られていたのだろう?

そういえば・・・

やっぱり自分が小さかった頃

母の実家に行ったとき

入れ歯を始めて見た。

あのピンクの歯茎に白い歯が

生々しくコタツの上に置いてあった。

・・・・

目も取れるのだろうか?

年寄りになると、そっちこっち

取れるようになるのだろうか?

不思議でしょうがなかった。

そして恐かった。

母の実家は

仏間におじいさん、おばあさんの写真が一杯飾ってあって

ふすまに字が書かれてあった。

そして薄暗かった。

そんなところに・・・

コタツの上の「歯」ですぜ。

こわかったなあ。