前回のあらすじ
金色のオオクワガタを探しに出かけた
たそがれの3歳児と時間犬
イトヨーヨーから逃れ
更に進むと
そこには隠れ婆さんが・・・
時間犬の遠吠えが効かない!
たそがれの3歳児は山道を必死に走った
それを隠れ婆さんが追いかけてくる!
と言っても
3歳児と婆さんなので
それほどの迫力はないのである
すぐに息が上がった婆さんは
なにやら呪文を唱え始めた
目の前の木々がザワザワと道をふさぎ
逃げようがなくなってしまった
「つかまってしまった・・・。」
たそがれの3歳児は決してあわてないのである
いつも冷静な子供なのであった
時間犬が隠れ婆さんの尻に噛み付いた
「イタタタ!何をするんだいこの犬は!」
婆さんが振り向いた瞬間に3歳児は持っていた洗濯バサミを
婆さんのシワシワのほっぺたに挟んだ
さらに鼻の頭や唇や耳にも次々と挟んだのだ
洗濯バサミは洗濯だけに役立つわけではないのである
ハリネズミのようになった隠れ婆さんは
思わず手を離した
そのスキにたそがれの3歳児は素早く逃げた
そして残った洗濯バサミを道にばら撒いた
「シワシワなので挟みやすいな。」とどうでも良いことを呟きながら逃げる3歳児
隠れ婆さんはやっと洗濯バサミを取り払ったと思ったら
今度は裸足の足で踏んづけて
ひっくり返っている!
たそがれの3歳児は隠れ婆さんがかわいそうに思った
「婆さん大丈夫?」
大丈夫も何も洗濯バサミは誰が挟んだんだ?
「・・・お前は優しい子だね。アイタタタ・・・。一体何をしにこんなところに来たんだい?」
「金色のオオクワガタを捕りにきたんだ。」
「ふ~む。そうかい。・・・」
「アイタタタ!腰が痛くて歩けないよ。手を貸してくれないか?」
手を貸せと言ってもこのオババ大丈夫なのか?
「とって食いやしないよ。手を貸してくれたら良いことを教えてやる。」
「良いことってなんだ?」
「オオクワガタの居場所を教えてやるよ。」
おお!
この婆さんは一体何者なんだ?
つづく・・・
金色のオオクワガタを探しに出かけた
たそがれの3歳児と時間犬
イトヨーヨーから逃れ
更に進むと
そこには隠れ婆さんが・・・
時間犬の遠吠えが効かない!
たそがれの3歳児は山道を必死に走った
それを隠れ婆さんが追いかけてくる!
と言っても
3歳児と婆さんなので
それほどの迫力はないのである
すぐに息が上がった婆さんは
なにやら呪文を唱え始めた
目の前の木々がザワザワと道をふさぎ
逃げようがなくなってしまった
「つかまってしまった・・・。」
たそがれの3歳児は決してあわてないのである
いつも冷静な子供なのであった
時間犬が隠れ婆さんの尻に噛み付いた
「イタタタ!何をするんだいこの犬は!」
婆さんが振り向いた瞬間に3歳児は持っていた洗濯バサミを
婆さんのシワシワのほっぺたに挟んだ
さらに鼻の頭や唇や耳にも次々と挟んだのだ
洗濯バサミは洗濯だけに役立つわけではないのである
ハリネズミのようになった隠れ婆さんは
思わず手を離した
そのスキにたそがれの3歳児は素早く逃げた
そして残った洗濯バサミを道にばら撒いた
「シワシワなので挟みやすいな。」とどうでも良いことを呟きながら逃げる3歳児
隠れ婆さんはやっと洗濯バサミを取り払ったと思ったら
今度は裸足の足で踏んづけて
ひっくり返っている!
たそがれの3歳児は隠れ婆さんがかわいそうに思った
「婆さん大丈夫?」
大丈夫も何も洗濯バサミは誰が挟んだんだ?
「・・・お前は優しい子だね。アイタタタ・・・。一体何をしにこんなところに来たんだい?」
「金色のオオクワガタを捕りにきたんだ。」
「ふ~む。そうかい。・・・」
「アイタタタ!腰が痛くて歩けないよ。手を貸してくれないか?」
手を貸せと言ってもこのオババ大丈夫なのか?
「とって食いやしないよ。手を貸してくれたら良いことを教えてやる。」
「良いことってなんだ?」
「オオクワガタの居場所を教えてやるよ。」
おお!
この婆さんは一体何者なんだ?
つづく・・・