栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

99対1

2013-11-20 13:22:49 | 雑記
珍しく妻が1人で出かけた

私は仕事の仕上げが大量にあり出かける事が出来ないのだ

忙しいのだ

妻を見送って

さて・・・

冷蔵庫にアップルパイの残りがあることを思い出した

忙しい

忙しいけれど

腹が減っては戦は出来ぬのだ

慌てて仕事をしても、良い仕事は出来ないのだと自分に言い聞かせて

イソイソとコーヒーの用意をし

アップルパイを30秒ほどチンして

日当たりの良い所に陣取り食べ始めた

そう言えば

昼飯はどうするか?

俺は今日は1人で生きていかねばならないのだ

台所のガスコンロの上に昨晩のしゃぶしゃぶの鍋がのっている

おお!この残りスープにご飯を入れて食うとうまそうだ

ご飯♪~ご飯♪~っと

冷蔵庫をのぞくと幸いな事にタッパーに残りご飯を発見!

渡りに船と言うか、運がよい

よしよしと頷きながら

ふとテーブルの上に目をやると

読みかけの本があるなぁ



なかなか仕事に取り掛かれないのである

島耕作の様にてきぱきとは行かないのである

上司も部下もいない

おまけに女房もいないとなれば

人目をはばかる事はないのである

昼間から酒を飲もうが、風呂に入ろうが構うことはないのである

しかし

私のアホな脳みその中の海馬なのか扁桃腺なのか

いや扁桃体だったか?

1%ほどの論理的思考回路が

「後で泣くぞ。」と言うのである

99対1だ

民主主義ならば相手にもされない数だけれど

人の心は数だけで解決するものではないようなのである

いくら理不尽でも女の涙と子供の涙にはかなわないのである

自分でも泣きたくはないのである

数限りない夏休みと冬休みの宿題で十分に懲りているのだ

そういうわけで

ともかく工房の中に入り削り仕事を開始した

部屋の方にいると、なにかと誘惑が多いのである

最近「自宅で出来る簡単なお仕事。」なんてのを目にするけれど

自宅で仕事をするのはなかなか容易ではないですぞ。だんな。