Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

色絵 釣人物文 小角皿(5客組)

2021年01月12日 14時07分27秒 | 古伊万里

 今回は、「色絵 釣人物文 小角皿(5客組)」の紹介です。

 

表面(5客組)

残念ながら1枚(上の右)の口縁に補修があります。

 

 

裏面(5客組)

 

 

表面(代表の1枚)

 

 

側面(代表の1枚)

 

 

裏面(代表の1枚)

 

生  産 地 : 肥前・有田

製作年代: 江戸時代中期

サ イ  ズ: 口径;14.8×8.6cm   高さ;2.8cm  底径;10.4×5.2cm

     (代表の1枚のサイズです。各皿には、若干の個体差があります)

 

 

 

 これも、昭和61年に(今から35年前に)買ったものですが、これについても、今では止めてしまっている、かつての拙ホームページの「古伊万里への誘い」の中で既に紹介していますので、次に、それを再度引用し、この「色絵 釣人物文 小角皿(5客組)」の紹介に代えさせていただきます。

 

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         <古伊万里への誘い>

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*古伊万里ギャラリー49 柿右衛門様式色絵釣人物文小角皿 (平成14年11月1日登載)

 私の自慢の逸品の一つである。ありふれた牡丹文、ありふれた釣人物文、ありふれた形。でも、何かそこには訴えるものがある。

 「柿右衛門の針描き」ということを、私はここから学んだように思う。実例が身近にあるというのは強みである。

 高台は付け高台で高く、松ケ谷手や鍋島を思わせる。

 高台の高い皿には、なぜか気品の高いものが多いようだ。松ケ谷手や鍋島の皿に高台が高いものが多いように、、。

 高台の高さと気品の高さには比例関係でもあるのだろうか?

 大きさについては決して大きいほうではない。むしろ小さいといえようか。小さくコンパクトにまとまってはいるが、そこには鋭さがある。山椒は小粒でもぴりりと辛いということを如実に示す角皿ではある。

 

    江戸時代中期   口径:14.8×8.6cm 高さ:2.8cm 底径:10.4×5.2cm