これも、昭和60年に買ったものです。
色絵 花鳥文小皿
表面
鳥の絵の部分の拡大画像
裏面
見てのとおり、傷も酷くて、安かったんですが、生地から判断しても分かりますように、どうも、古伊万里には見えなかったものですから、最初は買う気にはならなかったんです。
ところが、この小皿が私に語りかけてきたんです。
「どうか、私を連れ帰ってください。このままでは、誰も買う者がなく、私は、いずれ、打ち捨てられてしまいます(涙)」
と、、、。
それで、もう一度、よく見てみますと、鳥の表情などにちょっと漫画チックたところはありますが、古九谷の特徴をよく捕らえた絵付けが施されているではありませんか。当時、古九谷は非常な貴重品で、値段もべらぼうに高かったんです。
それで、当時、本物の古九谷など買えませんでしたから、「古九谷の代用品として連れ帰ることにするか」と、思い直して買ってきたものです。
そんなことで、買った当座も、産地及び製作年代は不詳で、今、手持ちの資料で少し調べても、産地及び製作年代は不詳のままです(~_~;)
ですから、この小皿を、本来は、ここで紹介するには相応しくないんですが、「訪ね人欄」のつもりで活用させていただきたいと思います。お心当たりの方は、コメント等でご連絡いただければ幸いです(^_^)
生 産 地 : 不詳
製作年代: 不詳
サ イ ズ : 口径;15.0cm 高さ;3.0cm 底径;9.7cm