午後から「まちづくり市民のつどい」に参加しました。田中小学校の吹奏楽部のすばらしい演奏の後、「住民主体のまちづくり」と題した日本政策投資銀行の藻谷浩介(もたに・こうすけ)さんのお話をお聞きしました。藻谷さんはもともと山口県出身ですが、お父さんやお兄さんはいま東御市にお住まいだそうです。全国あちこちでまちづくりにかかわっているそうです。
藻谷さんによると、東御市の人口は2005年からの10年間で、15才から64才で8%減少し、65才以上で23%、75才以上では19%増となるそうです。こうした高齢者の増加により福祉や介護などの予算が増加します。反面、現役世代が減少することにより労働力はダウン、消費能力も落ちます。こうしてマーケットが収縮することにより税収が落ち込みます。
こうした状況は首都圏ではさらに深刻です。首都圏ではこの10年間で現役世代は▲8%、65才以上で45%増、75才で63%増と地方を上回るスピードで高齢化が進展します。これまでのような首都圏で稼いで地方に配分するといった仕組みが機能しなくなるそうです。
自助・公助・互助という言葉があります。自助とは自分で頑張ること、公助とは行政に頼ること、互助とは親戚や隣近所で助け合うことです。自分での頑張りには限界があります。行政もお金がなくできることには限界があります。地域のコミュニティはすでに崩壊しています。支えあいの仕組みはすでに機能しなくなっています。
藻谷さんはいま必要なのは「共助」だといいます。すなわち住民や企業がお互いにお金を出し合い、手を出し合い、助け合いを分担する仕組みです。形態はNPOでもボランティアでもいいのですが、こうした仕組みが小学校区ぐらいの地域に育ってくればいいと述べていました。
大変わかりやすく、深刻な問題でした。これまでなんとなく分かっていると思っていたのですが、こうして事実を突きつけられてみると考え込んでしまいました。国民年金・国民健康保険・介護保険はすでに限界にきていると思います。
聖徳大学のメンバーのアトラクションのあと、藻谷さんや花岡さんをパネラーに話し合い、予定を30分オーバーして終了しました。
藻谷さんによると、東御市の人口は2005年からの10年間で、15才から64才で8%減少し、65才以上で23%、75才以上では19%増となるそうです。こうした高齢者の増加により福祉や介護などの予算が増加します。反面、現役世代が減少することにより労働力はダウン、消費能力も落ちます。こうしてマーケットが収縮することにより税収が落ち込みます。
こうした状況は首都圏ではさらに深刻です。首都圏ではこの10年間で現役世代は▲8%、65才以上で45%増、75才で63%増と地方を上回るスピードで高齢化が進展します。これまでのような首都圏で稼いで地方に配分するといった仕組みが機能しなくなるそうです。
自助・公助・互助という言葉があります。自助とは自分で頑張ること、公助とは行政に頼ること、互助とは親戚や隣近所で助け合うことです。自分での頑張りには限界があります。行政もお金がなくできることには限界があります。地域のコミュニティはすでに崩壊しています。支えあいの仕組みはすでに機能しなくなっています。
藻谷さんはいま必要なのは「共助」だといいます。すなわち住民や企業がお互いにお金を出し合い、手を出し合い、助け合いを分担する仕組みです。形態はNPOでもボランティアでもいいのですが、こうした仕組みが小学校区ぐらいの地域に育ってくればいいと述べていました。
大変わかりやすく、深刻な問題でした。これまでなんとなく分かっていると思っていたのですが、こうして事実を突きつけられてみると考え込んでしまいました。国民年金・国民健康保険・介護保険はすでに限界にきていると思います。
聖徳大学のメンバーのアトラクションのあと、藻谷さんや花岡さんをパネラーに話し合い、予定を30分オーバーして終了しました。