オペレーター講習会がありました

2009-03-29 21:40:10 | 趣味・野良仕事
午後からオペレーター講習会がありました。私たちの地域は巨峰の一大栽培地です。巨峰の栽培が始まってからすでに半世紀、そんな栽培を支えたのが集団防除です。品質の良いブドウをつくるにはどうしても消毒が欠かせない、しかし個人では大変な負担がかかる。そのためこの地域ではスピードスプレヤー(SS)と呼ばれる大型の消毒専用車を5台所有し協同化を実現しています。

オペレーターとはそのSSの操作者のこと。現在4つの班があり50名ほど登録されています。私は昨年からその一つの班の責任者です。同じ班の中に市会議員の蓮見さんがいます。毎年春先にはSSの操作について講習し終了後公民館での懇親会を行っています。最近は若い新規就農者が多くなりました。

サラリーマン現役の頃はこれが悩みのタネでした。消毒は休日のことが多いのですが天候によっては仕事を休まねばならないこともありました。しかし仕事の都合では休めないこともあり、その時は代わりの人を頼まなければなりません。それも直前のことが多く気苦労でした。

いま私たちの産地でも高齢化が進んでいます。一人暮らしのお年寄りも増えています。それでもなんとかブドウ栽培ができるのはこの協同化のおかげです。多少負担がかかっても維持しなければと思っています。

「かごのと山岳会」と「滋野駅を愛する会」

2009-03-29 03:40:49 | 趣味・野良仕事
昼から山の会の機関誌「やまなみ」を印刷・製本するお手伝いに行きました。東御市には地元の山岳愛好者のグループ「かごのと山岳会」があります。創立30数年を数える伝統ある山岳会です。最近は山にはほとんどご無沙汰していますが、私も実は古参会員の一人なのです。毎週火曜日の夜、中央公民館で例会を開催しています。一時は会員数十名を数えたときもありましたが、現在は中高年を中心に二十数名で活動しています。

そんな会ですが毎年機関誌を発行しています。今回は登山記録など中心で76ページ構成、秀逸はHさんの山岳イラスト。登山コースの概念図を色鉛筆を使って丹念に描きこみなかなかのできばえです。今回は昨年市民登山で登った浅間山と四阿山・的岩です。

1時に中央公民館に集合したのは会員7名。機関誌係のSさんが寝る間も惜しんでパソコンをたたき作成した版下を印刷しました。なにしろページ数が多いので印刷するだけで3時間、それからページの組み込み、ホチキス止め、背表紙へのテープを貼り。終了したのが5時でした。

夜は滋野のコミュニティーセンターで「滋野駅を愛する会」の総会がありました。滋野駅を愛する会とは「しなの鉄道滋野駅」を地域の力で支えていこうというボランティアグループです。東御市には旧JR信越本線、現在は地元の自治体が出資している「しなの鉄道」が通っており、田中駅・滋野駅と二つの駅があります。

滋野駅を愛する会は発足してから11年、会員は三百数十名。毎年駅構内の草取りや植木の手入れなど環境整備に努め、ホームに季節に合わせて「すぐり」や「ほおずき」、小菊などの大きな鉢を設置し乗降客の目を楽しませています。

私もしなの鉄道のヘビーユーザーでした。ここ13年は長野までの遠距離通勤者でした。とりわけ感動的なのは4月半ば、プラットホームでウグイスの初音が聴けることです。ホームの南側は千曲川の崖になっていて藪になっています。そこに巣をかけるのです。ホームでウグイスの声が聴けるなんてしなの鉄道ではここだけではないかとひそかに思っています。

しなの鉄道の運営を委託している地元松葉タクシーのMさんのお話によれば滋野駅は今年85才になるそうです。当時は駅構内に数軒の民家があり駅のために移転に応じてもらったそうです。ホームの向かい側にはまだくるみ畑などがあります。

私もこれまで滋野駅にはたくさんの思い出をいただいてきました。これからは恩返しとしてボランティアに参加しようと思います。

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