１０月３日は東御の日だって知ってました？

昨日からの雨は今朝になっても止むことなく降り続いていました。今日予定されていた保育園の運動会は残念ながら延期になってしまいました。子供たちの残念そうな顔が目に浮かびます。

雨の中カッパを着てブドウを取りに行きました。去年までは妻が出荷作業を一人でこなしていましたが、今年は私が勤めをやめていること、息子が手伝っていることなどから、例年以上に仕事がはかどりあと１週間ぐらいで終わりそうな雰囲気です。さらに親戚のご夫婦がお手伝いに駆けつけてくれました。

１０月３日は東御の日だそうです。１０月３日は「東・とう（１０）、御・み（３）」のごろあわせで平成１８年に制定されました。あわせて市民憲章、市の花（レンゲツツジ）、市の木（くるみ）、市の蝶（オオルリシジミ）が制定されています。ちなみに１０月３日は同じごろあわせで日本アルパインガイド協会が１９９２年に制定した「登（１０）山（３）の日」でもあります。

午後、中央公民館で記念式典が開催され出席しました。市長表彰や花いっぱいコンクールの表彰、親子料理教室の表彰が相次ぎ、その後記念講演として東京大学の堀繁教授による景観講演会が行われました。

講演の内容は以下の通りです。
・景観とは①目で見ること、②目で見たことを頭で解釈し、評価し、行動の手がかりとすること。
・良い景観とは①見たいものが見やすいこと、②見たものが私のことを大事にしてくれていること（安全で、居心地がよく、楽しませてくれ、もてなしている）
・景観整備とは①見たいものを見やすくし、見たくないものを見せないようにすること（ビジュアライゼイション）、②人をもてなす表現を高いレベルまで沢山入れること（ホスピタリティ・デベロップメント）

プロジェクターを駆使してのお話はとても楽しく笑いにあふれ、まさに目からウロコの思いでした。「良い景観とは自分のことを大事にしてくれるものだ」という指摘は示唆に富んだ言葉でした。見る側が「自分が大切にされている」と感ずる心理的側面も、景観の重要な要素であるということはなるほどと思わせるものでした。