期待される議員像とは?

2009-10-15 23:23:59 | 雑感
このところ良いお天気が続きます。田んぼでは脱穀や稲束の片付けなど冬支度が始まっています。「議会だより」は15日は桜井・片羽・赤岩に配り終えました。

14日の信濃毎日新聞に「地域再生-精鋭集い論戦を期待」という企画記事が掲載されました。地方議会に必要な改革について全国の識者の意見をまとめたものです。私の議会だよりでも議会改革について取り上げたので興味を持って読みました。

おもな意見は下記の通りです。

地方議員は議案に対し認識不足、勉強不足と感ずる。それは田舎の義理人情の中では活動の大半が冠婚葬祭への出席だからだ。議員が独自のビジョンを打ち出すことはほとんどなく発言力がない。行政も情報提供を抑制する傾向があり、議員が自力で新たな提案をすることは難しい。議員活動を支える議会事務局も問題だ。職員数は市・区は8.1人、町村は2.5人で人手の確保が厳しい。

こうした状況を克服するためには定数削減をする代わりに報酬を増額し、少数精鋭のスーパー議員が必要だ。事務局に人材を入れシンクタンク化するなど首長と対等に渡り合える議会の実現が求められている。

そのためには制度改革も必要だ。マンネリを廃するための3期12年の定年制、議員を地域の御用聞きにさせないための地区推薦の慣習の廃止などだ。一方地方議会は多様でもいいという意見もある。ボランティア議員や議会の夜間開催もいいのではないか。住民への情報公開も必要だ。北海道栗山町議会は報告会を開催している。

いま東御市議会でも議会改革に取り組んでいますが、問題は自分自身も含めて議員としての資質向上に努めることです。長期的な政策立案能力が問われています。

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