非正規職員問題を考える

2009-10-29 02:45:28 | 議会活動



(写真)松本市の中町通りの商店街。趣のある建物が立ち並んでいます。


28日は地方議員で毎月行っている勉強会があり安曇野市へ行ってきました。日本晴れの好天気に恵まれ三才山の山々は素晴らしい紅葉でした。いつも山は見ているのですが、こうしてあらためて身近に山を見ると感慨もひとしおです。すでに北アルプスの峰は雪化粧していました。

勉強会のテーマは「臨時職員・パート職員の待遇問題」です。安曇野と大町の議員さんが報告されました。それによると安曇野市の場合正職員は777人、非常勤職員は615人。非常勤職員の比率は44%です。平成18年と比較すると正職員は45名減、これに対し非常勤は56名増。正職員が非常勤で代替されている実態が浮かび上がってきます。これにより人件費は1億1300万円削減されています。

しかし職場では様々な問題が起きているようです。保育園などはまさに非常勤職員で切り盛りし、正職員は園長先生などごくわずか。大町市では非常勤の先生が担任をまかされることもあるようです。こうした状況がさらに進めば、保育園の民間委託ということになりかねません。すでに検討しているところもあるようです。

行政改革の中で効率化や外部委託は避けて通ることができません。しかしその一方官製ワーキング・プア(働く貧困層)問題が起きてきています。また行政サービスをすべて民間委託していいのかと言った問題もあります。今後考えなければならない問題です。

午後は松本市役所にまわり、以前一緒の職場で働いたHさんを訪ねました。現在商工観光部長の要職にあります。帰りは彼の勧めで整備が進んだ中町通りを散策して帰りました。大正・昭和初期のレトロな雰囲気のただよう街でした。大勢の観光客でにぎわっていました。外国人が多いのも目を引きました。

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