プロダクトアウトからマーケットインへ

2009-10-13 21:46:15 | 政治・経済・社会
プロダクトアウト、マーケットインという言葉をご存知でしょうか。マーケットインとは、企業経営において市場や顧客のニーズを重視する考え方、これに対しプロダクトアウトとは企業の保有する技術や優位性などを重視した考え方です。かつてはプロダクトアウトによる発想で企業は行動してきました。しかしモノが売れなくなるにしたがって、マーケットを重視せざるを得なくなります。これが製造業のサービス化という流れです。すなわちプロダクトアウトからマーケットインへ企業行動は大きく転換することになります。

小林製薬工業という会社があります。あまりなじみがないと思いますが、「熱さまシート」「トイレその後に」などといったらすぐに思い出すのではないでしょうか。ユニークなネーミングは決して思いつきではありません。同社の企業理念は次のように述べています。「私たちは常にお客さまも気づいていない必要なものを発見し、『あったらいいな』をカタチ(製品・サービス)にすることを、なによりも大切にします」

さてこれまでの自公政権はこのプロダクトアウトによる政治でした。サービスの供給側を育て援助してきました。ダムや道路をつくる経済対策などその典型です。しかしそれが経済を活性化することはできませんでした。これからはマーケットインの発想が必要です。消費者庁や子供手当などはその一例でしょう。マーケットを育て温める取り組みが必要です。

しかしプロダクトアウトからマーケットインへ行政の取り組みを転換することはそう簡単ではありません。様々な障害やトラブルは避けられません。一時的には景気後退を招くことになるかもしれません。それを乗り切る覚悟が必要です。

これまでマーケットは北風にさらされてきました。みんなコートの襟を立て小さくなって耐えていました。これでは景気も良くなるはずはありません。太陽政策が必要です。暖かな日差しのもとではじめてみんなコートを脱ぎ、安心して消費も拡大することができるのです。

議会だよりが届きました

2009-10-13 00:35:41 | 議会だより
12日午前、印刷所から「議会だより」が宅急便で届きました。原稿をメールで送信してから5日目でした。すでにブログにアップしてあるとはいえ、やはり手元に届くと違いますね。早速明日から一軒一軒お届けにまいります。2千枚配り終えるまで約2週間かかります。配っているところを見かけましたらお声がけいただければうれしい限りです。

「継続は力なり」という言葉があります。「市民の声に耳を傾け、市民の願いを市政に届け、その結果をお知らせする」。そんな議員でありたいと昨年選挙に立候補したとき決意しました。しかし言うは安く行うは難しですね。議員だよりもやっと4号ですが、続けてゆくことの大切さと困難さを感じています。常に初心に帰って続けて行きたいと思っています。

これまでの「議会だより」は私からの一方的な情報提供でした。今後皆様からのご意見を掲載しようと考えています。ぜひご意見をお寄せいただければ幸いです。ブログへのコメントでもメールでも、お電話でも、ファックス、お手紙などなんでも歓迎です。ちなみにメールアドレスは次の通りです。
m-wakabayashi@po15.ueda.ne.jp

私の「議会だより」の編集方針は三つあります。

● 一つは、議会活動の内容をお知らせすることです。毎回の一般質問の内容、議会で決まったことなどについて掲載しています。これまでのところ定例会の都度一般質問を行ってきました。

● 二つには、。市政のあり方について自分なりの提案をすることです。これまで院内助産所や保育園建設問題について情報発信してきました。今回は議会改革についての提案を掲載しました。

● 三つには、行政についての情報提供です。今回のテーマはゴミ問題です。いろいろ調べてゆく中で県下19市の中でゴミリサイクル率は東御市が一番ということを始めて知りました。また可燃ゴミもその時々の取り組みの中でほど横ばい傾向で推移していることも分かりました。そんな行政に対するワンポイント情報をお知らせできればと思います。そして東御市がもっと好きになってもらえればと思います。

今後ともご期待ください。

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