その後田中駅南口はどうなったか?

2009-10-21 21:20:43 | 議会活動
田中駅南口問題を覚えておいででしょうか?しなの鉄道に連絡橋をかけることで住民の利便性を向上させようとするものです。その取り組み自体は住民益にかなうものでした。しかし取り付け道路を新設することになり予算は3億円から6億円と倍に膨れ上がり、工事途中で地盤が悪いということでさらに2億円が投入されました。昨年の選挙でムダなハコモノとして問題になりました。

詳細は私の「議会だより」第1号に記載されていますのでご覧ください。

21日、久しぶりに南口に行き工事の状況を見ました。工事を行っている方のお話では連絡橋や取り付け道路はほどんど完成し、現在はロータリーや駐車場の整備を行っている段階で、12月10日にテープカットとのことでした。これまでのいきさつはともかく、できたからには今後の有効活用を考えてゆきたいものです。

午後は都市計画審議会がありました。私は今年から審議委員に委嘱され始めての会議です。議案は上川原工業団地への廃棄物処理施設の「敷地の位置」に係わるものでした。説明では該当区の住民が同意しているとのことでしたが、地籍的に住居が近接している周辺区への説明も必要ではないかとの質問がありました。最終的には問題がないとの結論になりました。

しかし何か釈然としないものが残りました。審議委員には一般市民の方も多く参加されています。建築基準法といってもピンときません。ましてその場で提案説明を受け、結論を求められてもわからないのではないでしょうか。とりわけ産業廃棄物にかかわる施設でもあり、もう少していねいな運営があってもよかったのではないでしょうか。現にとまどっている様子が窺われました。

真に議論し実効性のある審議会にするための努力が求められていると感じています。

議会改革と議員研修会

2009-10-21 02:14:43 | 議会活動
20日は午前中は議会改革委員会がありました。議題は「一般質問のあり方」でした。一般質問とは議員が市長に対して質問し、自己の意見を述べることができる数少ない場です。東御市では定例会ごとに行われています。一般質問には会派を代表して行う代表質問と議員個人が行う個人質問があります。一般質問は議員の持ち時間30分、一括質問・一括答弁方式で、再質問は3回までとなっています。

委員会では一般質問の内容が問題になりました。市政のあり方を質すのにふさわしい内容であるかどうか、重箱の隅をつついたり、ある特定の地区にかかわる質問などは避けるべきではないかとの発言がありました。

私は一括質問・一括答弁方式について発言。現在のやり方では往々にして議論がかみ合わないことがあり、市民から見ればわかりにくいとその弊害を述べ、一問一答方式を提案しました。長野市では9月議会で一問一答方式を採用、事務局によれば飯田、諏訪、小諸、塩尻、千曲の各議会が一問一答方式とのことです。

これまでの一括質問・一括答弁方式では相手の回答を聞いて再質問をするというのではなく、あらかじめ用意してきた原稿に沿って発言します。お互いに原稿を読みあうなどといったすこぶる緊張感のない議会になりかねません。議論も突っ込み不足にもなります。一方議員の側にすればこれまで以上に質問についてより深い理解と、その場における判断が必要になります。すべて原稿に頼ることはできません。

今後一問一答方式で行っている他の市の状況を調査したらどうかとの意見も出され、さらに議論することになりました。次回の委員会は11月になります。

午後は千曲市で東信5市(千曲・上田・東御・小諸・佐久)の議員研修会が行われ、政治評論家の岩見孝夫氏の講演会がありました。

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