委員会最終日、行政視察でした

2010-03-12 20:19:06 | 議会活動
(写真)廃棄物最終処分場

(写真)祢津保育園仮園舎建築現場


(写真)東御市立助産院「とうみ」

12日は午前中は議会社会福祉委員会でした。病院会計についての説明、その後特別会計と陳情の採決がありました。午後は行政視察で最終処分場と祢津保育園の仮園舎、そして助産院「とうみ」を訪問しました。

最初に訪れたのは千曲川沿いにある最終処分場でした。ここでは焼却場で出た焼却灰とともにビニールなどの不燃物を埋め立てていますが、処分場の満杯も近づいてきていました。昨年、社会福祉委員会では処分場の延命を図るため、かつて埋め立てたビニールを掘り出して処理することを提言しました。その後市は処理予算を計上し、ビニールなどの不燃物を掘り起こし別途処理しています。これであと2~3年延命できそうです。

その後東部湯の丸インター近くの流通団地空き地に移動しました。ここには祢津保育園の仮園舎が建設されます。祢津保育園は今年度建替えが計画されており予算計上されています。建替え中の6月から来年3月まで子供たちは仮園舎で生活します。すぐ北には高速道路が走っていますが南向きの陽あたりのよい広い敷地です。昨年の予算議会で社会福祉委員会は、保育園の建設推進を付帯決議しましたので感慨無量でした。

最後に訪問したのは市民病院に隣接して建設されている助産院「とうみ」です。ほぼ外装の工事は終わり内装工事にかかっています。全体にゆったりと造ってあり、個室も南向きで明るくベランダもついています。4月10日には10時から見学会があり、22日にはオープンになります。すでに80人の予約が入っているそうです。これも市長が選挙の際公約したもので、当選以来2年という最短で実現することになりました。

私たちが議会で審議した結果、こうしてひとつ一つ実現してきていることはうれしい限りです。今回の議会にも本庁舎の改修・増築、新図書館の建設、保育園の統合建替えなど懸案が目白押しとなっています。市民益実現のためにさらに取り組んでいこうと思っています。

いろは歌をご存知ですか?

2010-03-12 05:11:22 | 雑感
先日郷土史研究会があり、私がレポーターとして報告しました。そこで江戸・元禄時代の赤穂浪士事件についてクイズを出しました。赤穂事件を題材とした人形浄瑠璃をなぜ「仮名手本忠臣蔵」と名づけたのでしょうかというものです。

正解は2つあります。一つは赤穂四十七士をいろは四十七字にかけたこと、二つはいろは歌に秘められた「浅野内匠頭は無実」というメッセージを伝えようとしたというものです。ではなぜ「いろは歌」は無実につながるのでしょうか。

いろは歌は、いろは四十七文字を一文字ずつ使って諸行無常を歌ったものだと言われます。すなわち

   色は匂えど 散りぬるを  
   我が世誰ぞ 常ならむ
   有為の奥山 今日越えて  
   浅き夢見し 酔ひもせず

これをひらがな書きして、なおかつ7文字ごとに分かち書きすると

   いろはにほへ
   ちりぬるをわ
   よたれそつね
   らむうゐのお
   やまけふこえ
   あさきゆめみ
   ゑひもせ

この句の一番下の語を拾って読みこなすと以下のようになります。
  「とかなくてしす」→「咎(とが)なくて死す」
 
一つの歌の中にもう一つのメッセージが秘められているのです。誰が何のためにこのような句を作ったのでしょうか。柿本人麻呂という説もありますが確かなことは分かっていません。しかし、江戸時代ではこのことは常識だったのですね。そして誰でも知っているからこそ「仮名手本」と記すことで「無実」というメッセージを伝えることができたのです。

それにしても誰でも知っている有名な言葉の中にこのような秘密があったとは驚きです。ところで先の質問に答えられた方はどなたもいませんでした。

久しぶりに家族がそろいました

2010-03-12 03:20:32 | 雑感
10日の夜、東京で働いている下の娘が帰省しました。そして11日の午前、近くに嫁いでいる上の娘が孫二人を抱えてやってきました。久々にわが家にいる息子と子供たちが3人そろいました。3月はわが家にとっての記念日の目白押しの月です。5日は下の娘の誕生日、7日は我々の結婚記念日、13日は息子の誕生日。一度に全部のお祝いをしました(!?)。なぜかケーキのろうそくの火を消したのはもうすぐ3才になる孫でした。

10日、11日と二日間にわたって議会の社会福祉委員会の予備審査でした。今日も午前中引き続き審査があり、午後からは現地視察があります。産業廃棄物最終処分場と祢津保育園の仮園舎建設現場、そして4月にオープンする助産所「とうみ」です。

予備審査では入れ替わり立ち代わり、担当者の方がやってきて予算説明をしてくれます。それに対し分からないことを質問したり、意見や希望を述べたりします。これまでいろいろお話しをお伺いする中で感じたことは、行政には実に様々な制度があり、その一つひとつを着実に行っているということでした。とりわけ福祉の関係の制度は複雑で多岐にわたり、しかも改廃が著しく、そして拡大しています。担当される方のご苦労も察せられます。

三日間にわたる予備審査も今日でおしまい。来週は月・火と予算特別委員会が開かれます。そこで最終的な議論を行い、19日の午後には本会議があり採決が行われます。予算議会も最終盤です。

新しい事業を始めるためにはとにかくお金がない。そこでこれまで行われてきた事業のうち、あまり利用されていないもの、政策的に最初は補助をつけていたけれど軌道に乗って、これからは補助もあまり必要とされないものなど、これまでの事業を見直し予算を捻出する、そんな現場の苦労も感じてきました。

そんな中で委員会の中で議論されたことに臨時職員の皆さんの待遇の問題がありました。正職員とさして変わらない仕事をしているのにボーナスもないし賃金も安い。これではやる気を出して働けない。待遇改善を図るべきだという意見です。私も基本的には賛成です。しかし待遇改善するための財源をどうするのかという問題があります。

待遇改善すればどこかの予算を削らなければならなくなります。人件費は変えないというのであれば人数を絞り込み少数精鋭で行かねばなりません。行政の仕事は保育園の先生や看護の仕事などマンパワーを必要とするものが多く、人を減らせば住民サービスの低下が心配です。あちらを立てればこちらが立たずといった状況です。

反面、行政の仕事をたくさんの方々で「ワークシェア」(仕事の分かち合い)していると前向きにとらえることもできないわけではありません。いずれにしてもすべて税金です。考えれば考えるほど悩ましい問題です。

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