加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

“俺たち”の“トランザム”

2010-12-27 | レコード
年末スペシャルでド~~ンと!・・・って、いつもと変わらなかったりするかも(汗)!?
1970年代の青春ドラマ“俺たちシリーズ(日本テレビ系列)”のシングル盤です。



 『俺たちの旅』1975年
中村雅俊・田中健・津坂まさあき(秋野太作)・森川玄章(森川正太)・金沢碧・岡田奈々・八千草薫

カースケ、オメダ、グズ六たち落ちこぼれ大学生が織り成す青春ドラマ。人気沸騰に伴い6ヶ月の放送予定が1年に延長されました。その後の彼らを描いた「~十年目の再会」('85年)「~二十年目の選択('95年)「~三十年目の運命」('03年)が特番として製作されました。また、ジャニーズのV6(森田剛・三宅健・岡田准一)を起用して「新・俺たちの旅」('99年)も放送されましたっけ。
「夢の坂道は~ 木の葉模様の石畳・・・」と雅俊が甘く切なく歌う主題歌が大ヒットしましたね。小椋桂作詞。



 『俺たちの朝』1976年
勝野洋・小倉一郎・長谷直美・秋野太作・森川正太・岡田奈々・加藤治子・穂積隆信

凄惨な殉職劇で「太陽にほえろ!」を卒業したテキサス刑事こと勝野洋を起用したさわやか青春ドラマ。オッス、チュー、カーコがひょんなことから同じ屋根の下で暮らす事になったシチュエーションと、鎌倉を舞台にした事が好評を得て、これまた当初3ヶ月の予定だった放送期間が1年に延長されとか。
「ほとばしる~ 水のぉ~ 冷たさに~ 今日がかくれているぅ~」と歌いあげるのは松崎しげる。この後に「愛のメモリー」で大ブレイクします。谷川俊太郎作詞。



 『俺たちの祭』1977年
中村雅俊・壇ふみ・堀美奈子・三ツ木清隆・小島三児・津島恵子・八千草薫

「俺たちシリーズ三部作」の最終作と言われている作品。若者の挫折や苦悩に焦点を当てた重いテーマゆえ、どちらかと言うと暗い作風となり、人気度は前2作に比べて低く6ヶ月で放送終了。近年は「味がある作品」として再認識されているようですね。
「君の手をとり~ 心の海に~ 白い小舟を浮かべる・・・」とつぶやくように雅俊が歌っていました。小椋桂作詞。





 こちらは劇中で流れていた歌なしの主題曲のサントラ盤。既成の少人数バンドを起用して成功した「太陽にほえろ!」の流れを汲んで、「俺たちシリーズ」では全般的に「トランザム」が演奏を担当しています。



 1974年にデビューとの事ですが、結成~デビュー~最盛期~安定期・・・と何回かメンバーチェンジが行なわれていたようです。左から本田真一郎(Gu)、高橋伸明(Vo)、チト河内(Ds/リーダー)、富倉安生(Bs)、小松崎純(Key)。
ジャケットにある“あゝ青春”は『俺たちの勲章』の主題歌です。
「あゝ~ 青春は~ 燃えるぅ~陽炎かぁ~」とちょいとぶっきらぼうに歌いこんでいる青春歌謡です。ちなみに作曲は吉田拓郎で、本人もコンサートでは歌っています。この歌を聞いているとちょいと空を見上げたくなりますな。



 その『俺たちの勲章』のシングル盤がこちらです。

『俺たちの勲章』1975年
松田優作・中村雅俊・北村和夫・柳生博・山西道広・坂口良子

優作&雅俊の文学座コンビが主演と話題になった刑事ドラマ(北村和夫や山西道広も文学座所属)。上記の「旅」「朝」「祭」とは内容・趣向が異なるため“俺たちシリーズ”とは一線を画して語られることが多いようです。番外編・・・と言ったとこでしょうか?でもこの「勲章」が「三部作」に比べて最も早く製作されたんですけどね。

訂正・・・トランザムのベーシストの名前が違っているとご指摘を受け、訂正いたしました(ハモンドくん、感謝!)
コメント (4)
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