先週のNHK-BSでブルース・リー作品が放送されてから、なんとなぁく、いわゆる「カンフー物/ドラゴン物」を見たいという欲求に絡まれ、ここ数日視聴しています
ブルース・リーの「死亡の塔」「死亡遊戯」、ユン・ピョウの「ツーフィンガー鷹」。
そしてこの『荒野のドラゴン』(1973年・イタリア)。
イタリア製作って事もあって、当時流行っていたマカロニウエスタンとカンフーを一緒にしちゃった珍作・話題作
日本ではドラゴンブームに沸く1974年に公開され、シングル盤はもとよりサントラアルバムまでリリースされるほどにそれなりにヒットしたようです

馬車が走るイメージの軽快な西部劇調の主題曲を担当したのはブルーノ・ニコライ。1960年代より巨匠エンニオ・モリコーネの片腕として、また独自でも数多くの映画音楽を手掛けていたため、当時の日本でもかなりの支持者がいたのでしょう

西部劇との融合って事で、砂漠にあるさびれた町のこんな場面がひっきりなしに出て来ます。カウボーイハットをかぶった白人の悪漢や“夕陽のガンマン”も次々に登場しては主人公にやられちゃいます

その主人公「SHANGHAI JOH(上海ジョー)」に扮しているのがCHEN LI(チェン・リー)。割りときちんとした型(笑)の空手アクション、特にきれいな足蹴りを見せてくれます
というのもこのリーさん、元々はローマで空手を教えている本物の先生
『荒野のドラゴン』の製作をするにあたり大抜擢を受けたんだそうです。更にさらにこのリーさん、実は愛知県出身の日本人で“早川明心(はやかわみょうしん)”というお名前なのです

その後、志穂美悦子主演の空手映画にちょこっと出演しただけで映画とは無縁の業界に転身・・・っていうか元々俳優ではなかった訳ですしね

さてさて、アメリカはテキサス州・砂漠の町で次々と襲ってくる悪漢白人(ガンマンやら人肉を食する猛者や、人の頭皮をはがす変質性殺し屋など)を蹴散らし、時には目ん玉をくり抜く荒技を駆使するジョーの前に立った最後の悪役が、なんと日本人(大笑)
その名も“ミクリヤ”。摩訶不思議なちょんまげに着物風の衣裳を身に付けてはいるけども足にはサンダル
扮する日本人俳優・ミクリヤカツトシもまたイタリアで空手を教えていたそうです。
(マカロニウエスタン+カンフー+テキサス)÷日本人=国際功夫電影片。続編が見たかった・・・

そしてこの『荒野のドラゴン』(1973年・イタリア)。
イタリア製作って事もあって、当時流行っていたマカロニウエスタンとカンフーを一緒にしちゃった珍作・話題作



馬車が走るイメージの軽快な西部劇調の主題曲を担当したのはブルーノ・ニコライ。1960年代より巨匠エンニオ・モリコーネの片腕として、また独自でも数多くの映画音楽を手掛けていたため、当時の日本でもかなりの支持者がいたのでしょう



西部劇との融合って事で、砂漠にあるさびれた町のこんな場面がひっきりなしに出て来ます。カウボーイハットをかぶった白人の悪漢や“夕陽のガンマン”も次々に登場しては主人公にやられちゃいます


その主人公「SHANGHAI JOH(上海ジョー)」に扮しているのがCHEN LI(チェン・リー)。割りときちんとした型(笑)の空手アクション、特にきれいな足蹴りを見せてくれます

というのもこのリーさん、元々はローマで空手を教えている本物の先生



その後、志穂美悦子主演の空手映画にちょこっと出演しただけで映画とは無縁の業界に転身・・・っていうか元々俳優ではなかった訳ですしね


さてさて、アメリカはテキサス州・砂漠の町で次々と襲ってくる悪漢白人(ガンマンやら人肉を食する猛者や、人の頭皮をはがす変質性殺し屋など)を蹴散らし、時には目ん玉をくり抜く荒技を駆使するジョーの前に立った最後の悪役が、なんと日本人(大笑)


(マカロニウエスタン+カンフー+テキサス)÷日本人=国際功夫電影片。続編が見たかった・・・
