ちょいと前に、NHKのドキュメント番組で取り上げられていたアメリカのバンド「THE VELVET UNDERGROUND」/ヴェルベット・アンダーグラウンド。ネットによると1964年に結成し1973年に一旦解散するもメンバー間の交流は続いており、90年代に2度ほど再結成したようです。
「ARCHETYPES」THE VELVET UNDERGROUND(1974年・MGMレコード)
このアルバムは、元々1968年に発表した「WHITE LIGHT/WHITE HEAT」を、MGMレコードの「ARCHETYPESシリーズ」の1枚として、再販的にリリースされたもののようです。他にリリースされたミュージシャンとしては、ビリー・ホリデイ、チャーリー・パーカー、アレン・ギンスバーグ(詩人)、ザ・ブルース・プロジェクトなどがいるようです。
「WHITE LIGHT/WHITE HEAT」。ひずんだギターの音(ノイズ的な音)、ダラダラっとした歌い方、前衛的で怠惰的・・・というのが印象です。ネットで拝読したいくつかの記事によると”歌詞は暴力的であり、性的タブーやドラッグなどに言及”しているそうです。ノイズサウンドに乗っかての朗読、17分にも及ぶ訴えるような歌い方・・・その曲調や世相に立ち向かう姿勢は、日本の年60年代の反戦フォークを彷彿させます。