小学生の頃に父親に買ってもらったマンガ「水滸伝」全7巻。
当時、我が家は北京に住んでいたので、父親は私に中国の歴史を勉強させるために、買い与えてくれたわけです。ただ、ちょうどその頃に毛沢東主席による”水滸伝批判”が中国全土に繰り広げられたので、周囲の中国人に「水滸伝を持ってるよーー」と大ぴらに言えなかったのも、不思議な偶然と言えるかもしれません。
50年近くに買った物ゆえ、カバー表紙はなくなっていますねぇ。
登場人物は、みんなカッコいいですね。宋江、九紋龍史進、鉄牛、魯達、林冲、柴進・・・最初は敵対していた山賊同士や階級層が、様々な過程を経て戦友となり同志となり同じ軍団となる・・・その友情や絆の描かれ方に、小学生の私は心酔したものでした。
「鉄人28号」「仮面の忍者赤影」「魔法使いサリー」でおなじみの横山光輝によるマンガタッチも、親しみを覚える一端になりました。私が所持しているのは昭和49年発行の第15刷ですが、初版は昭和44年(1969年)なんですね。古い!!!