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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

嗚呼、何だかつまらん世の中だのう。

2011年02月05日 23時14分00秒 | 関心事
何だか八百長メール騒動とやらで、相撲が存亡の危機だとか言われておりやす。テレビではどこに回しても相撲界と相撲協会への批判、非難のオンパレード。しかし、Kanother的にはそんな何だかんだが、どうにもしっくり来んのですわ。

そもそも、相撲は上から下まで全ッ部ガチンコで、八百長とか星の貸し借りとか、そんなもんは一切ないと、どんだけのヒトがそう信じて観てたんかね?どっかで「まあ、一部で事前打合せ的なことをしとるヤツも居るやろな~」と思いながら、そんなんも込みで相撲として楽しんでたんじゃないんかね?

それを今さら何だか鬼の首でも取ったように協会やら力士やらを責め立てとるのを見ると何だか凄ぇ気分悪いし、むしら逆に「全部ガチンコだと思ってたのにッ!裏切られたッ!騙されたッ!」なんて言ってるヤツが居たら、そいつぁとんだカマトト野郎か、若しくは世間知らずの坊っちゃん嬢ちゃんとしか思えないっす。

ましてや、八百長があるんじゃあ公益法人化は認可出来んみたいな議論まで出たりするに至っては、じゃあガチンコなら公益性があるんかと。事前打合せがあると公益性がないんかいな?と。だとしてそもそも「公益性」って何なのだ?いったい人々は相撲に何を求めているのだ?と、小一時間どころじゃなく問い詰めたくなってきますよ。

大体が江戸時代辺りじゃあ、力自慢の大男が豪快にぶつかり合うのを皆が喜んで観て、勧進元やら贔屓筋やらが力士の呑む打つ買うの面倒を全部見るみたいな、そんな世界だったんじゃないかいな?華やかさと力強さといかがわしさと、それら全部をひっくるめて楽しむ余裕と包容力が、あの時代にはあったんやないでしょうかね?

「相撲取りがちぃっとばかし星の貸し借りしたってぇぐれぇで、いちいち目くじら立てるなんざぁ、ケチで野暮な世の中になったもんだねぇ。」

本所から両国辺りをブラッと歩いとると、江戸っ子達のそんな嘆きの声が聞こえてくるような気がするわい。嗚呼、ホンマに何だかつまらん世の中だのう。