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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

アピアが移転!

2009年02月28日 14時56分18秒 | ぶちでたん
さてさて、今日は今年最初のでたんライヴでございます。昨日の東京は朝からみぞれ混じりのお天気で、一瞬ですが雪へと変わった時間帯まであったくらいの、冷たい雨に打たれておりやした。

昨日に限らず、東京の今週は毎日ず~っと、多かれ少なかれ何かしら雨の降る時間帯があったんですが、今日は朝から薄日の射す、久し振りのお天気。

正直、雨んなかを楽器抱えて渋谷まで出てくんのは面倒いので、Kanother的には胸をなでおろしつつアピアに来たわけですが、そんな我々を衝撃のニュースが待っていました。な、何とアピアが移転

渋谷の街を出て、この夏、2駅先の学芸大学へ移るんだそうです。ビックリ!てぇことは、2ヶ月に1度ねペースの我々、もしかして渋谷アピアでのライヴはあと1~2回しかないワケです。

そう思うと、ここ寿し市場での腹拵えも何だか愛しい時間に思えてくるから不思議。写真は酒のアテに頼んだ五目納豆ですが、納豆、沢庵、マグロ、ハマチ、イカ、イクラ、ウニ、ネギを混ぜて、海苔で巻いて喰うってことで、明らかに五目を超えているワケです。そんなことすら愛しい。

そんな気持ちで寿司をつまみ、そしてビールと日本酒を空けながら愛しい時間を過ごした我々だったんでした。

そして恒例のライヴ前散歩。考えればこれも夏には渋谷ではなくなるんですな。そう思えばこの散歩すら、愛しい時間。そんな愛しい散歩を終え、ボチボチ渋谷アピアに戻るですよ。



乗り継ぎトラブル

2009年02月27日 13時04分13秒 | Kanother旅日記
先日のライヴ前ラスト稽古のエントリで、諸事情あって土曜帰国のフライトに乗れず、日曜夜の帰国と合いなってしまい、結果として丸々3週間、稽古が空いてしまうことになったんでしたってなお話しを差し上げましたが、今日はその諸事情ってのの顛末を少し。

当初は13日午後のアテネ発便&翌午前3時半ドバイ発関空行き、いずれもエミレーツ航空で乗り継いで、14日の夜には帰京の予定でした。ドバイでの乗り継ぎ時間が5時間近くあり、我々的には深夜のドバイ空港で何して過ごすよ?みたいな話しをしてたんでした。

ところがアテネ空港に着くとアテネ発のエミレーツが4時間遅れになるとのこと。乗り継ぎ5時間のところを出発が4時間も遅れてはしんどいっすよね。とは言えエミレーツ同士だし、空港で乗り継ぎ客の誘導するなりして何とかなるやろとか思いながら、アテネ空港でハムとチーズと野菜の入ったピタを頬張りつつビールなど呑んでチンタラ時間潰してたら、館内放送でどうも我々のことを呼んでいる様子。



サクッとビールを呑み干してカウンターに行くと、早い時間のオリンピック航空でドバイへ行けとか何とか言うてる様子。カウンターでおっさんにアテネ~ドバイとドバイ~関空のエミレーツのチケットを渡すと、カウンターからはアテネ~ドバイのオリンピックのチケットだけ渡され、ドバイに着いたら向こうでいったん入国手続きをして、関空行きは改めてドバイのエミレーツカウンターで発券して貰え的なことを言うてる模様。

とにかく早く乗してやるってことなんで言われるままにチケットを受け取って、しばらく空港内をブラついてたんですが、ふと掲示板を見遣ると今度はそのオリンピックも2時間遅れるとの表示が。なんじゃあそりゃ~!飛行時間から計算すると概ね午前1時半過ぎにはドバイに着くはず。3時半発なのに入国手続き~発券~出国手続きをこの時間で終えねばならない計算で、これはかなりタイト。この辺りから一同にイヤ~なムードが漂い始めます。



しかし何しろ我々に出来ることは、このオリンピックに乗って飛ぶってことしかないワケで、まあ何とかなるやろと思い直し、機内ではギリシャビールなど呑みつつチンタラと過ごしながらドバイへ。果たして1時45分くらいに到着後、パスポートコントロールに向かうと、当然ながら長蛇の列。

しかもドバイは周辺国からの出稼ぎ労働者が多く、列の中の相当数がワークビザを握りしめてて、これのチェックにいちいち時間がかかってしまい、列が遅々として進まない。この辺りから一同にかなり危険な空気が漂い始めます。

結果、全員の入国審査が終わったのが2時半頃。小走りにバゲージクレームに向かい、荷物を受け取るとすぐさま出国のため関空行きの発券を受けなければならないわけですが、当然あるだろうと思っていた乗り継ぎ誘導を探しても、担当のエミレーツ係員らしき人間はどこにも見あたらない。

どのカウンターに向かえば良いのかも全然わからんので、とにかく手近な空港職員を捕まえて出国するんだと伝えると、それは3つあるターミナルビルなかの別の棟であることが判明。シャトル運行のマイクロバスがあるからそれを探して乗れみたいなことを言うてるワケです。この辺りから一同に絶望的な空気が漂い始めました。

それでも何とかシャトルマイクロらしき車両を見つけ、出国するんだと伝えると、OK乗れと。これが3時ちょい前です。走ること数分程度でエミレーツの出国ターミナルビルに到着、一同、発券カウンターに激走し、アテネでオリンピック便に振り替えられてやっとここまで辿り着いたんだ乗せろコラみたいに詰め寄ったんですが、流石にフライト30分前、お前らは既にオフロード扱いだと当然のような通告を受け、未明のガランとした空港で一同放心状態になったんでした。



しかし、そこからはプロのシゴトの真骨頂を魅せて頂きました。同行していたツアコンさんが猛然と交渉体制に入り、我々を椅子で待たせておいて独り延々数十分の交渉の結果、翌日便に確実に乗れるようにボーディングチケットをその場で発券させ、且つエアライン同士の連絡不行き届きで乗れなかったんだからお前らの責任で何とかしろってことで、ホテル1泊と3食分のミールクーポンをエアライン側持ちで手配させて我々の元に戻ってきてくれたんです。一同から歓声があがったのは言うまでもありません。

そんなわけで、早朝のドバイ空港近くのホテルに入り、そこから翌日の出発まで、長い長い24時間が始まったんでした。この続きはまたまた長くなりそうなので、そのうちってことで。

燕楽カキフライ

2009年02月26日 13時03分01秒 | 関心事
江東支部にての夕べの夜メシおかずにカキがラインナップされてたんですが、それが頭の片隅に残ってたからか、今日の昼エサを喰うにあたって、ふと

「そう言えば、燕楽のカキフライが季節限定だったな・・・・・・」

てのを思い出し、ヒロシマンチュのKanother的にはカキ連荘上等ですんで、カキフライを喰いに燕楽へ。カウンターに座ってメニューを見ると、カキフライは11月~2月の季節メニュー。危なかったでぇ。来週とかだったら喰えんかったわい。

そんなワケで迷わずカキフライを注文。先日の訪問時にカウンターで隣に座ってたおっさんがカキフライ喰うとったのを横目でチラ見、粒の大きさは概ね確認済み。徐々に期待感が膨らんでいるところへ、ほどなく揚げ上がりを皿に盛ってKanotherの目の前にブツが持ってこられました。うむ、確かにデカい。これは旨そう・・・・と思ってたら、遅れて小鉢に盛られたポテトサラダが。そうか。カキフライにはポテトサラダもつくんやね。

高鳴る胸を押さえつつ箸を割り、ソースをかけて最初の1個を口に運んで、恐る恐る口の中で噛み切るわたし。そう、Kanotherは猫舌なんで、油断してカキフライを喰うと熱々の身で舌を火傷してしまい、その後のエサの味が半減てなことになりがちなので、予め用心していたわけですが、噛んでみて驚愕!全っ然熱くないっす!

とは言え冷めてるワケではありません。何せ、目の前のカウンターで揚げてた鍋から皿に盛るの見てるからね。揚げたてなんすよ。衣もカリッカリやし。でも中は熱くない。カツランチ喰うた時にも感じた、計算された火の通り加減の成せるワザなんすかね、これは。舌火傷二歩手前くらいの、熱すぎずヌル過ぎずの温度加減。絶妙です。

そして、この絶妙の温度加減のおかげなんでしょう、カキの身への火の通りもステーキで言うとこのミディアム程度。噛み切るとジューシーなカキエキスが口の中に拡がって、これがまたヒロシマンチュ魂を激しく揺さぶるんです。今まで東京で喰うたカキフライの中でも、間違いなくKanother的上位ランキングです。って、カキフライは激熱をハフハフ言いながら喰うのがいいんじゃねぇかってな向きには、勿論オススメしませんが。

いや~、こんな旨いんならもっと早く喰うときゃ良かったな~。しまったな~。来年は11月になったらすぐ来よう。そしてカキ喰おう。絶対そうしようと心に固く誓った、小雨そぼ降る雑居ビル界隈の午後なんでした。

ちなみに別皿のポテトサラダ、周りを見てると通常はフライと一緒にワンプレートで供されるみたい。ワシのは盛り忘れて後追いで来たってことだったんすね。イモを完全につぶしきらず、ゴロッとした歯触りを残して仕上げたポテトサラダ。これもまた旨かったす。



かま玉ラーメン

2009年02月25日 13時13分36秒 | 関心事
昨日の昼エサ処「ソニア」からの帰り道、やけに目についた立て看板があったんでした。

『麺酒房茜のオリジナルメニュー・茹でたて麺に醤油ダレと玉子をからめた、他では味わえない「汁なし」こだわりラーメン!』



どうすか、この謳い文句は。汁なしって油そばとかだってそうじゃん?とか思いながらも、こんだけ自信満々に「他では味わえない」と高らかに謳い上げられると、やはり気になっちまいます。

てなワケで行ってみました、麺酒房茜。出てきてみれば、かま玉ラーメンってのは説明の通り、茹であげの太麺に醤油ダレと玉子を、卓上に置かれたポットから好みでスープを加えて塩加減を調整しつつ絡めて喰うってな具合。生玉子を落としてるとことタレに脂っぽさが殆どないあたりが油そばとかとの大きな違いですかね。とは言え、この脂っ気の無さが好みの分かれるところかも。



別皿で供されるネギ、紅ショウガを随時加えることで味に変化をつけられるし、麺が減ってきたところでスープを多めに投入することで、ミニラーメン的にも変化させられる辺りも面白いな。写真は中盛りで麺440g。普通盛りが330g、大盛りが550gなんで、550は流石に多いかな~と中を取って中盛りにしてみたんですが、脂っ気の無いサッパリした口当たりのせいか、案外にペロリと喰えちゃいました。これは悪くない。てか、旨い。旨いなこれ。

店内にも謳い上げてある口上によると、スープは国産鶏と魚介を贅沢に使ったWスープ、麺は加水率45%の自家製多加水麺なんだそうで、うどん用と中華麺用の2酒類の小麦粉をブレンドして、店の2階で毎日打ってんだとか。

加水率45%ってのはKanother的には程度がよく判りませんが、麺そのものは璃宮とかでも使ってる浅草開化楼の麺を一回り細くしてストレートにした感じ。中細麺なので程良く軽いモッチリ感が楽しめます。自家製ってくらいだから、かま玉ラーメンってのは、麺自体をじっくり味わって欲しくて作ったメニューとかなんでしょうかね。

ペロリと喰い尽くした後、ポットにはスープがまだあったんで単体で呑んでみましたが、これがまた鶏ダシの味と魚介系のフレイバーがバランス良くて、どちらかが強かったりもせず、かといって互いに喧嘩もせずに、且つサッパリとした口当たり。

「麺酒房」とか謳ってるし店構えも立地も悪いがパッとせんもんで、まあラーメンも出す居酒屋って感じ?などと少しだけ侮ってました。正直、すまん。かま玉、美味しゅうございました。

ソニア

2009年02月24日 14時25分16秒 | 関心事
洋行帰りのKanother的には定番やら王道メニューが欲しくなるんですわみたいなお話しを致しておりましたが、ヒロシマンチュとして最も大切な王道、それはやっぱし、お好み焼き。そんなわけで、今日は前々から気になりつつも未訪であった雑居ビル界隈のお好み焼き屋「ソニア」に行ってきやした。

「本場」と謳うておりますが、その謳い文句の通り、このソニアも「八昌」「カープ」と同様に広島の「お好み村」にあるお店の東京店。「お好み村」のお店を息子さんに任せて東京へ進出してきたんだそうで、広島出身の山本モナ嬢も常連客との噂。となれば味に間違いは無かろうと満を持して入店です。



店名を冠した「ソニア焼」てのは、そば肉玉イカ天入りにネギをかけて、しめて1,300円也。むむむ。これは高い・・・広島なら700円~800円くらいか?しかしここは東京。仕方ないね。ランチタイムはそば肉玉が800円、イカ天入れてプラス150円、ネギをかけたらプラス200円で、計1,150円。少しだけお安くなっております。

本日のオーダーはイカ天入りで950円。鉄板の上で焼いてる様子を何気にボ~ッと眺めていると、クレープのような薄皮、キャベツ、天カス、とろろ昆布等々、見慣れた具材が重ねられていくなか、目にも鮮やかな緑色の見慣れない具材が乗せられました。それは何かと言えば、大葉。この葉っぱを1枚挟み込むってぇのがソニアの特徴のようです。

大葉か~どうなんだろな~と思いつつ出来上がって目の前に置かれたお好みをヘラで喰い進めていくうちに、何口目かで口の中に大葉の香りが。あれ?これは意外に好感触。もっと大葉の香りがお好みの味を強く邪魔するんではないかと思ってたんですが、思いの外その香りはそれほど主張しないんですわ。

しかもお好みの中の方に隠れてるので、口に入るまで大葉が来るかどうか判らず、喰うてるうちにあるときスッと味の感じが一瞬変わって、お?てな感じで、これは悪くない。てか、旨い。旨いなこれ。上述の2軒と並べても良いかもってくらい、Kanother的には満足のいく味でした。



ところでKanotherが喰うてる間、カウンターの端に座った常連さんと思しき2人連れと店員がズ~ッと喋ってたんですが、間断のないコッテコテ広島弁の応酬に、お好みを頬張りながら心の中で思わずクスリとしちまったんでした。