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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

武蔵野の片隅でサッポロラガーに喉を鳴らす

2006年09月24日 21時47分50秒 | Kanother酒日記
タイトルは真剣師・いしなが氏風。それはそれとして、つい先日、吉祥寺いせやに呑みに行ったお話しを書きましたが、この井の頭公園口のいせやが老朽化で建替えんなるってんで、今日も行くか!てなノリで井の頭公園方面に向かって歩いていた我々でたんの眼に飛び込んできたのは、リンク先の記事の写真にもあるような超長蛇の列!

こいつぁ並んで待ってた日にゃビールとモツにありつくまでに優に2時間以上かかりそうじゃわいってくらいの列の長さだったし、2週前にお別れは済ませたかって話しにもなり、我々は次なる呑み屋を探して井の頭公園を後にしたんであった。

で、向かった先が「天狗」。そう、何のこたぁない、チェーン居酒屋。なんであるけども、天狗ではこの時期から冬場にかけて「天狗オイスターバー」なる企画を展開してるんである。オイスターバーっつっても単に生牡蠣がいっぱい出るてだけなんやけどね。とは言え、広島生まれのKanotherに広島で学生時代をすごしたKono、お互いに牡蠣好きなんである。Konoなんざ、牡蠣喰いにパリに行ったほどの牡蠣喰いである。んなわけで、天狗吉祥寺店に入るなり牡蠣6個にサンマ刺し、生ビールを注文。



生牡蠣を啜りつつ、紅葉おろしに咽せつつ、ふと他所の席を見て驚愕するでたん!そして店員を速攻で呼び、瓶ビールを注文!そして我々の前に運ばれてきたのは・・・・・・



そう、サッポロラガー!我々でたんの知らぬ間に、天狗の瓶ビールはサッポロラガーに替わってたんでした!イカす!天狗さん、あんたイカすよ!

てなわけで、青い鳥は実は家に居た的な、そんなお話しでした。

おでんくん

2006年09月22日 22時34分37秒 | Kanother旅日記
さて引き続き、九州。今回の九州は往復共に福岡空港だったんであるが、福岡空港から帰る時には必ず立ち寄るお店、それが「海幸 空港店」。ここで九州、そして福岡に別れを告げるのは、Kanother的にはほぼ儀式に近いくらいの定番なんである。帰りの飛行機を一便遅めにしてでも立ち寄りたい店。それがここ、海幸です。ここに来ていつも何を喰うかといえば、それはおでん。



今回の注文は、牛スジ串、ごぼ天と里芋。関東風の濃い目出汁のおでんも結構好きなんであるが、九州のおでんやら金沢のおでんやらのような、西日本の薄出汁おでんの方が好きなんは、西日本出身の身には、もうしょうがない。且つ、おでんのタネとして、牛スジってのがまた好物なんである。里芋やら旬のタネがあるとこも嬉しいじゃあないっすか。写真でおでんの隣りにあるのは、秋茄子を使った焼き茄子。またまた焼酎が進みます。



そして次に頼んだのが、茹で蝦蛄。この蝦蛄、東京に引っ越してきてからこっち、あまし旨いと思って喰うたことがない。子供の頃とか蝦蛄が結構好きだったんであるが、そんなイメージもあってか呑み屋で蝦蛄があると割りに注文してまうんやけど、なんやかカスカスしてていま一つ。何だか、もしかして蝦蛄旨いよなぁってのは美化された昔の記憶なんだろおか?とか、大人んなって口が変わったんだろおか?とか最近は思い始めてたんであるが、やはり蝦蛄ってのは旨いやんか!と思い出させてくれるほどの旨い蝦蛄でした。一匹丸茹でがガッツリ三匹出てくるんがまた嬉しい。一匹頬張ってはまた焼酎をグビリ。頬張っては、グビリ。至福である。そんな至福の時を過ごした、福岡空港なんでありました。

さかなくん

2006年09月22日 22時11分25秒 | Kanother旅日記
水戸に引き続き、九州である。九州といえば何か?それはやはりKanotherにとってはトンコツラーメンよりも「焼酎&肴」何である。新鮮な魚介に旨い焼酎。九州に行く楽しみは、やはりこれに尽きる。



画像、光ってて分かりにくいですが、左は鯖の刺身で右が鱧ぬた。鯖の方は、このお店では「釣鯖」と表示しており、その名の通り網でなくその日に一本釣りで釣り上げた、新鮮そのものの逸品。新鮮だと何が違うって、やっぱし歯応えがまったく違う。コリコリと音がしそうなほどの歯応え。これは単に新鮮のみならず、一本釣りの成せるワザなんだろうか?ここまでの歯応えと旨みのある鯖刺しには、正直、この前いつお眼にかかったか記憶に乏しいほどである。板さんがわしの後ろを通り過ぎるときに「今日の鯖、旨いでしょ?」と話しかけてきたくらいだから、相当えぇのが来とったんやろね。

んで、鱧ぬた。丁寧に骨切りされた鱧の湯引きに添えられた、一把丸ごと茹でて結んだ青葱。これを酢味噌につけて喰うわけです。こりゃ不味いわけないっすわ。鱧といえば京都を思い浮かべる向きも多いかと思いますが、福岡のお隣り、大分県の中津ってのが実は鱧の名産地。九州で喰う鱧は新鮮さの面で京都のそれより旨いこと間違いなしです。



引き続いて注文したのは、イイダコとアラ炊き。イイダコはイイ持ちの時期からは若干早いんですが、好きなんで問題ないっす。イイのガッツリと詰まったイイダコはまた堪らんのやけどね。

そしてアラ炊きのアラは、鯛のアラ。このお店では寿司屋とかによくあるカウンターのガラスケースに、刺身に使った後のアラがたくさん並べてあり、注文を聞いてからそのアラを見繕って炊いてくれるんである。だもんで、注文してから若干時間がかかるんであるが、そんなことはカンケーないです。旨いもん喰うのに時間なんか気にしやせん。それに、わしにはイイダコと旨い焼酎がついてます。待つ時間など、あっちゅう間。
そして、出てきたタップリのアラの骨にむしゃぶりつきながら、また焼酎をグビリ。むしゃぶりついては、グビリ。至福である。そんな至福の時を過ごした、九州の一夜なんでありました。

さて、どこにいるでしょう?

2006年09月20日 22時29分28秒 | Kanother旅日記


はい、わかりましたかぁ~?正解は「水戸」でした!

そんな小ネタはさておき、茨城といえば鮟鱇が有名ですが、実は鰻、これが名産なんです。今でこそ浜名湖にその座を取って変わられてますが、茨城の牛久沼だの霞ヶ浦だの利根川だのってのは天然鰻の有名処なんでした。

んなわけで、水戸は牛久沼だの霞ヶ浦だの利根川だのらへんからはちとばかし離れてはいるものの、鰻屋の老舗がそこかしこにあるんです。折角水戸まで行ったんで、鰻喰わずに帰るテはないでしょってんで、寄ってきました、鰻屋に。創業40年の老舗、その名も「ぬりや」でございます。

このお店、鰻を頼んで出てくるまで優に30~40分かかるってことなんで、まずは鰻肝煮を注文。



一緒に出てくる山椒が、飛騨産特製山椒とかで、香りが強い割りに味的には穏やかで、かけてもかけても鰻肝自体の味を損なわない一方で香り付けのシゴトはキッチリこなす優れもの。飛騨って山椒で有名なんだったんだかどうだったかは知らんけど、とにかく良い山椒であることは間違いないです。鰻肝もコリコリとした歯触りに鰻と肝の風味も豊かで、山椒と共につまんでいると否が応にも鰻本体への期待が高まります。



そしてこれが、ぬりやの鰻丼 with 肝吸い。どうすか、この丼から溢れ出んばかりの鰻は!しかもただただデカいってぇだけでなく、脂ののりはよいがそれでいてしつこさは感じられない艶やかな白身と、少し焦げ目がつく程度にちょうど良く焼き上げられた外身。タレと相まった香ばしい香りを嗅ぎつつも飛騨特産山椒を手早く振りかけたそれをガブリと頬張れば、程よい甘さが舌に絡みつき、鰻の旨みが口いっぱいに拡がります。こいつぁ、旨い!堪らんっす!それでいて、ご覧の通りのボリューム感。質・量ともに申し分のない、天がニ物を与え賜うた極上の鰻丼なんでした。

水戸にお越しの皆様方、お時間が許せば是非、許さない方はなんとか捻り出してでも、一度ご賞味下さいやし。満足度300%鰻丼です。