e-spo Horitaiスタッフダイアリー

e-spo & Horitai スタッフがクラブと堀之内体育館の毎日を思いつくままにお知らせいたします。

雪の上を歩かなくなった雪国の子たち

2020-02-22 13:27:30 | Weblog

クラブマネジャー星です。

魚沼市民の運動実施率は新潟県内でもずいぶん低いほうで、ここをなんとかしないといけません。

週に1回の30分以上の運動習慣がある人の統計をみると、以下のようです。

スポーツ庁HP・・・・・・・・・・・・・55.1%(平成31年1月)目標65%
新潟県県民アンケート調査・・・・・・・41.6%(令和元年7月)

魚沼市健康と食に関するアンケート・・・35.1%(平成27年4月)

魚沼市は「運動しない地域」といえるでしょう。

この平成27年4月の調査によれば上記は週1回の運動実施率ですが、30代週2回の運動実施率をみると、なんと13.1%しか運動をしていません。

日本の子供たちは昭和60年をピークに体力低下が顕著です。35年前に比べて歩かなくなってきているのがその大きな原因と言われています。

その親の世代も一緒に歩くこと、活動量を増やすことが重要になります。

そんな30代の親、子供たちをなんとかしたいという思いから、2月16日に親子雪上ウォークラリーを開催しました。

例年なら1mから2mくらい積雪がある時期ですが今年は地面が出ている状態です。

 

雪が少なく歩きやすかったのですが、雨がパラパラ降るあいにくの天候でした。

 

新潟県登録の響きの森公園ウォーキングコースを利用し行いました。

8つのチェックポイントでクイズに答えながら進んでいきます。

 

 

 

歩いた後は的あてゲーム。こちらも親子で真剣です。

 

 

ウォークラリーでクイズ8問(親子一問ずつ)一番正解率が高かった小学生に賞品を授与しました。

 

未就学児はとちゅうで歩くのが嫌になったようですが、なんとか最後まで頑張りました。

 

この事業は魚沼市教育委員会受託事業です。また来年も開催します。

多数の親子が参加していただくように準備していきます。

 

 

 

 

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治療としてのスポーツ医科学と運動について

2020-02-03 10:31:30 | Weblog

クラブマネジャー星です。


先日はむずかしい名前の、だがしかし、シンプルな会議に参加してきました。

難しい名前というのは以下のようなものです。
 魚沼地域糖尿病対策連携会議
 兼魚沼市健康づくり連絡調整会議
 兼歯科保健調査企画連携協議会

ようするに医科学的な知見から糖尿病対策を検証しようという会議の内容で魚沼地域では盛んに行なわれています。

そしていつものメンバーです。これがまたすごい顔ぶれなんです。

小千谷市魚沼市医師会
小千谷北魚沼歯科医師会
魚沼薬剤師会
新潟県栄養士会
魚沼市調理師会
食生活改善推進委員協議会
新潟県労医協小出健診センター
魚沼市立小出病院看護部
小出労働基準協会
魚沼ものづくり振興協議会
魚沼市市民福祉部健康増進課
総合型スポーツクラブ

以上の12団体の現場メインスタッフが勢ぞろいするからすごい話と情報がぼんぼん飛び交います。

主催の新潟県地域振興局健康福祉部さんが全員集合をかけるとみんなが張り切って集まってくるのが不思議なところですが、それだけ糖尿病対策には真剣なのです。
(こう書くとなぜ総合型クラブがここに名を連ねるかわからない笑)

会議の内容が濃密です。
多職種で濃密に連携をとって糖尿病対策をしているので、私たちのようなスポーツと健康づくり、介護予防事業で運動教室を運営している団体も意見を多数求められます。

あのTVでも放送された魚沼市糖尿病対策「プロジェクト8」はこのように進められているのです。我がクラブでも全面的にこの企画に参画していて「運動」プログラム部門で主戦力となっています。運動なしではこのプロジェクトは進められません。そのための知識として今日の会議で糖尿病の治療としての最新の情報「糖尿病性腎症」を全員で学びました。

そのほかにも医科学的なテーマをみんなのそれぞれの「視点」で議論しました。医科歯科連携(歯の健康は健康づくり、体力づくりに通じる!)や減塩の取り組み(魚沼の食生活の特徴は塩分摂取)など。こういう情報は通常、有料の研修会でなければ手に入らないものです。医師や保健師と連携して事業展開することで運動指導の活躍の場が格段に広がります。この距離感、コンパクトさが魚沼の最大の長所なのです。

今日ような会議に出て感じるのは、やはり運動習慣につながる「スポーツ」はまだまだ価値を発揮できていないという現実でそれこそがまた事業運営のヒントになります。一定数の一般の人たちはスポーツをまだまだやりたがっているのですからそれを受け入れられるところがもっと必要です。生活習慣病予防の一環で治療としての「運動」は逃げたい気持ちもありますが、自発的にやるスポーツであれば自由なものだからもっとやりたいはずです。

よーし、この情報を活かしていいアイディアを出していこう。

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