e-spo Horitaiスタッフダイアリー

e-spo & Horitai スタッフがクラブと堀之内体育館の毎日を思いつくままにお知らせいたします。

現代っ子はかけっこ不足

2019-06-24 16:29:09 | Weblog

健康運動指導士 星です。

先週の22日土曜はかけっこ教室4回シリーズの2回目でした。

通常は響きの森公園で実施しますがこの日の空はあいにくの雨模様だったため体育館に移動しての教室となりました。

5月に募集開始してから定員30名をあっという間にオーバーし8月まで40名の参加で開催となっています。

(ということでもう申し込みはできません、スミマセン)

 

この教室は子供たちのさまざまな動きの中で「かけっこ」を引き出していきます。

かけっこの基本的な能力は普段は眠っているもの、という表現が適切かもしれません。

ですので「走り方教室」というものとは一線を画しています。

低学年のうちは走ることは自然なことだと考えていて、その低学年の時期の特性を利用した教室となっています。

少し難しい言い方になりましたので整理すると、「かけっこ」とはここではどういう意味でしょうか。

辞書を調べると「駆け比べのことで、おもに徒競走のこと」とあります。

徒競走とはあらかじめ決められたある一定の距離を競争することです。

ですのでちょっと意味がずれてしまうような気がします。

ここでは「走ること」というもっと単純な意味と考えたいと思います。

「走ること」これは物心がついたときから誰でもできることです。

それでは速く走るということはどういうことでしょうか。

これは発育発達の過程のなかで必ず自然に身につけられることなのです。

そうです、だれでも速く走れるのです。

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「いやいや、うちの子は足が遅いです。走る格好も素人目でみても変です。」

という意見もよく聞く話です。

「走り方を習えば、速く走れると思うので、コーチに習いたい。」

そしてこうなるのがよくあるパターンですね。

 

さてそこでもう一度お伝えしたいのは、子供はだれでも走るのは上手になるということです。

上手になることと他人に勝つということはまた少し違うと考えてください。

なぜ自然に上手になるかといえば、走ることが好きだからです。

走ることは全ての子供にとって楽しいものです。

そしてその楽しい経験の量が多ければ多いほど、確実に上手になります。

 

ここでいう楽しい経験の量の一つの基準は「活動量」です。

現代社会の子供の体力低下一つの問題点は活動量の低下です。

そこに結び付けないわけにはいきません。

「好きこそものの上手なれ」という言葉の通り、走って遊んだ分上手になるわけです。

たくさんの遊びのなかで得るものは大きいです。

現代の子供の活動量の目安は歩数ということになるのですが、30年前にくらべて激減しています。

ある統計によれば昭和時代は一日27000歩だったものが平成20年代には10000歩に減ったということでした。

 

以上のことからこのかけっこ教室では、何かを習得させることを優先にはしていません。

まずはさまざまな局面で走るということにつながる運動神経を引き出すような内容になっています。

リズミカルに身体を動かすことは子供は好きなので、そこをしっかり引き出せる種目を数多く体験してもらいます。

子供たちに必要なことは習得より体験なのです。


体を動かすことは主体的でなければなりません。

自分の気持ちを前に出してしっかり動き切る、この体験は実は遊びの中が一番です。

この教室ではまず動きの種類を増やしていくことが重要だと考えています。

その中でも、かけっこ競争は全力を出しやすい種目です。

年齢よって発育発達にばらつきがあって仕方ないのですが、全力を出すことはだれでもできます。

そして夢中に動くなかで、何かを自然につかんでいくのです。

親は観察していくとびっくりするくらいに子供が変わっていく瞬間に立ち会えるでしょう。

それを目の当たりにすると、できないことを指摘することがどれだけ無駄なことか気づくはずです。

 

子供たちが健全に発育発達するのにスポーツは有効な手段ですが、伸び伸びとやらせることが重要だと思います。

親はその環境を用意するだけで、他にすることはありません。

 

このかけっこ教室では健康のための体力づくりの観点から進めていきたいと考えております。

 

 

 

 

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濃密な5月から6月

2019-06-18 16:24:46 | Weblog

クラブマネジャー星です。


5月から6月にかけて写真とともに振り返ります。いやー学びの日々でした。

エンジョイスポーツクラブ、地域で頑張っています(自画自賛!)。

 

今年も響きの森公園でのかけっこ教室開始です。この公園を管理するむつみグループさん主催での事業です。

今年も好評で参加者は定員いっぱいになりました。

 

 

 

エンジョイスポーツクラブ定時総会(5月20日)に開催しました。

平成30年度事業報告、決算報告、令和元年度予算案、事業予定などを審議され可決されました。

元気づくりサポーター養成講習会2019年度版(6月7日)、開始となりました。

全6回の講習で運動指導者を養成します。

 

6月8日、9日は総合型クラブ全国会議が東京・大田区で開催されました。

理事長、アドバイザーと3人で出席しました。

開会のあいさつでは小池東京都知事が壇上にたちました。

情報交換会の一コマ。

総合型クラブは全国で3550クラブあり、これからの現代社会での役割が期待されています。

スポーツで介護予防、健康づくり、その分野にニーズが増えてきそうです。

我がエンジョイスポーツクラブはますます地域での活動を活発にしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

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エンジョイ市民トレッキング2019

2019-06-06 13:59:28 | Weblog

今年のエンジョイ市民トレッキングは、6月2日、群馬県の赤城山へ行ってきました。

赤城山という山はなく、カルデラ湖の大沼や小沼の周りの外輪山(黒桧山・駒ヶ岳・地蔵岳・

長七郎山・小地蔵岳)の総称です。

 

今回の参加者数はスタッフを含めて44名の大舞台です。しかも平均年齢は66歳。

怪我の無いようにバスを降りた大洞駐車場で入念に準備体操をしました。(9:45~)

 

1週間前の下見の際には、まだ芽吹かない木ばかりでしたが、展望台下までの句碑の道は

目に染みるような新緑でした。参加者はみんな口をそろえてのの”きれい”の連続でした。

(10:10)

 

展望台下から地蔵岳山頂までには色鮮やかな トウゴクミツバツツジ が目を楽しませて

くれました。

 

降水確率はゼロなのですが、残念ながら山頂はガスっていて視界が効きません。おまけに

気温も低く、山頂での長居はやめ小沼へ下山です。(11:10~11:20)

 

小沼で昼食をとり全員で記念撮影です。ここも寒いため、昼食を40分で切り上げ次の

長七郎山へ向かいました。(11:50~12:30)

 

長七郎山山頂までは トウゴクミツバツツジ が数多くみられ、皆さんの目を楽しませて

いました。シロヤシオはまだポチポチ、山ツツジはまだ咲きかけでこれからです。

 

長七郎山山頂からは、さっき上った地蔵岳がもやに煙り見えています。(13:00)

小地蔵岳までは平らな尾根歩きです。覚満渕に降り、赤城山ビジターセンターには13時

50分に到着でした。

 

 

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