クラブマネジャー 星です。
この秋からエンジョイスポーツクラブでは小学生低学年(1~3年生)と未就学児(4~6歳)に特化した運動教室、E‐SPOアスレチックアカデミー(E-A-A)を開講しました。
コロナの状況がなければ春から始めたかったのですが、秋から冬への開催となりました。
昨年温めていた企画で小学生とくに低学年の運動する環境を考えた場合、年々その機会自体がへ減ってきている状況があったのでそこをフォローしたいと考えてこの形になりました。
開催するにあたり、まずは有識者を集めて子供体力向上委員会という会議を設けて魚沼市内外の現状を改めて把握しました。そこには魚沼市内のスポーツトレーナーをはじめ、中学校部活担当の教員さんやスポーツ少年団を指導する地域指導者、サッカー協会公認指導者など、現役バリバリの指導者さんに意見を聞きました。これ自体がとても有意義な会議となり、ますますその必要性を感じたものです。
そしてそのすぐあとに一般市民、指導者対象にスポーツ指導者講習会をエンジョイスポーツクラブトレーナーが講師となって開催し、運動教室に向けて布石を打っていきました。その結果、一部ではありますが地域の指導者には意識が共有できてよかったと感じています。
魚沼地域の子供たちの体力づくりを推進するための大まかな課題はこれです。
☆個人スポーツ(スキー、水泳、陸上など)ができる環境がない
→低学年からスポーツ少年団に入る以外にない
☆小学生低学年でチームスポーツをやるには人数が集まらず、高学年に混ざるしかない
→そもそも競技スポーツは低学年には難しい
以上をふまえて、多種目の運動種目を遊びのように体験できる低学年対象の運動教室をつくろうと考えたわけです。
そして理論的に専門的な知識がある有識者でその指導を担うというものです。
子供たちは質のよい経験さえ得られたらスポーツ全般がうまくいくでしょう。
そのうまくいったという小さな経験の積み重ねでスポーツ万能な小学生になっていくのです。
これはある日のサッカー遊び体験の様子です。
サッカーというボールを蹴る動作は遊びで体験すると短時間でも低学年にはうまくいくくことがおおいです。
指導はスペインでの指導経験がある武川学さんで素晴らしい内容でした。
そしてある日はブラジリアン柔術を体験。指導者は上村寛典さん。
道場がそもそも新鮮だったらしく大喜びの子供たち。
内容もすべてのスポーツに通じる基本的なカラダの使い方を習いました。
この日は私が指導。飛んだり跳ねたり、走ったり。
子供たちの動作でふだん少ない種類のものを体験してもらいました。
(みんなよくできるんだね、ただ普段はやっていないだけ、という感想)
この日は各種さまざまなボールをつかったコオーディネーショントレーニング。
指導は木村がおこないました。
木村の投げ方指導は私たち指導者も納得です。
いろいろな大きさのボールを扱えば体が上手に使えるようになります。
ある子供は教室のなかでうまくできず、思わず涙する場面も。その子が最後は用具運びの手伝いをやってくれたこともありました。
これも成長過程のうちです。
このような運動教室は低学年にこそ必要なものと感じます。
参加した子供たちの親御さんからはとても前向きな感想をいただきました。
また来年も内容を充実させて開催したいと思います。