この女性が誰だか分かる人は、なかなかの教養人かも。
モラエスが愛したおヨネさんです。
美人ですね。
「失われた楽園」と言う本を、随分久しぶりに再読しました。
昭和63年の発行ですから、もう30年以上前という事ですね。
副題は「ロチ、モラエス、ハーンと日本」
ロチとはピエール・ロチ、フランスの軍人であり、作家でもあります。
芥川龍之介の「舞踏会」という小説のモデルですね。
教科書で習いました。
再読して再認識しました。
モラエスって興味深い。
ボクが入社した時の社長は元新聞記者。
作家でもあり、直木賞候補になったこともあります。
彼はモラエスをもっと世間に知らしめようと奔走していました。
当時はポルトガルとも親交があり、モラエス忌も盛大に行われていた記憶があります。
眉山の上にはモラエス館もありました。
でも今は。
隔世の感があります。
「今から百年後、日本はどうなるであろう」
モラエスは愛した日本の行く末を憂えていました。
6月30日はモラエス没後92回目の命日です。