気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
風に吹かれて何処をさすらう。
明日はいずこの草枕。

品格

2021-07-19 09:36:30 | スポーツ

照ノ富士に勝たせたかった。

そう思うのは極めて日本人的思考なんだろう。

同時に白鵬の過剰な執念に眉を顰めるのもまた「日本人的」。

 

土俵で見せた鬼の形相。

勝ち誇ったガッツポーズ。

貴乃花と武蔵丸の名勝負を思い出すが、白鵬の勝利に感動はない。

 

立ち合いに張っていくのは彼の常套手段。

直後にカチ上げという名の肘打ち。

 

ルールで許されているのだから問題ないという人も多いが、横綱にはルールを守ること以外のものが求められているのではないか。

その曖昧な部分こそが「日本人的美学」。

 

千秋楽。

最後の大一番で、あんな張り手の応酬など誰が見たいと思うだろうか。

 

強くなければ生きていけない。

品がなければ生きて行く資格がない。

 

チャンドラー風に言えば、それが横綱だと言うものだろう。

 

 


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