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2010年4月13日 シリーズ松田聖子 第一回 「赤いスイートピー」

2010年04月13日 22時43分03秒 | 音楽
突然ですが、松田聖子について書いていきたいと思います。


じつは、ここを始めた時から、いつかは書きたいと思っていて、実際書いたこともあるのですが、いまいち気に入らずお蔵入りにしていましたが、4月になったので?書いてみたいと思います。






記念すべき第一回は、この曲以外に考えられないでしょう、自他ともに認める代表曲、「赤いスイートピー」。




ご本人も、転機になった曲、と言っていますが、まさにいろいろな意味で転機と呼ぶにふさわしい曲です。




まずは、曲。それまでのアイドル路線から脱却したのは、全々作の「白いパラソル」あたりから始まっていたと思いますが、やはり明確に変わったのはこの曲でしょう。

山口百恵が、宇崎竜堂/阿木曜子の曲でトップに上り詰めていったように、松田聖子は、松任谷由実/松本隆そして編曲の松任谷正隆を加えた、4人の松、で時代を作っていくことになります。その第1作目が「赤いスイートピー」です。


そして、曲だけではなく、松田聖子自身もこの曲から大きく変わります。代名詞だった聖子ちゃんカットをやめ、それまで自分のことを「聖子」といっていたのが「あたし」に、社会問題にもなった「ぶりっ子」もかげをひそめます。「ガハハ笑い」をするようになったのもこのころからではないかと思います。


それまでは「つくられたアイドル」だったのが、自らの意思を持ったアイドルに変化したという感じでしょうか。



この曲で女性ファンが増えた、とも言われていますが、どうでしょうか。聖子ちゃんカットがあれだけはやったことからわかるように、それ以前からも女性ファンは少なくなかったと思います。



実は、私にとっても転機になった曲で、松田聖子のファンになったのはこの曲からです。それまでアンチだったのですが。




この曲の素晴らしさについては、かつて、タモリもこの曲について、完成度が高く、気に入っていると言っていました。あとは、やはり、唄い方ですかね。唄のうまさとか、声の良さとかはもちろんですが、ちょっと不安げな雰囲気を感じさせるところが良い。この独特の唄い方は、その後の松田聖子の曲でもしばしばみられます。





しかし、この曲の歌詞は、よく考えると深い。「あなたの生き方が好き」・・・ちょっと深すぎます。





ところで、松任谷正隆氏は、この曲で最優秀編曲賞を受賞しましたが、その時の映像を某動画サイトで見たことがあります。ものすごく緊張していて笑えました。後日、今田耕司や藤原紀香相手にさぶいギャグを飛ばしていた人と同一人物とは思えません。



ちなみに、どうでもいい話ですが、私が今のっている車は、正隆氏が某テレビ番組でインプレしているを見て買いました。





とにかく、J-POPを代表する、名曲であることは間違いありません。






赤いスイートピー   1982年1月21日発売 シングルA面

作詞:松本 隆
作曲:呉田 軽穂
編曲:松任谷 正隆






(第二回に続く、多分)





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