日帰りで、千葉北部に行ってきました。この辺りは過去に行ったことがないエリアになります。
まずは、香取神宮に向かいます。鹿島神宮は行ったことがありますが、香取神宮は今回が初めてです。
このエリアは行くのにかなり時間がかかる、と思っていたので今までなかなか足が向かなかったのですが、今は高速を使えば、渋滞がなければ1時間ちょっとで到着することを今回知りました。
佐原香取インターで高速を降り、まずは第一駐車場に向かいます。が、駐車場はかなり混雑していて、駐車待ちの車が何台もぐるぐる回っている状況でした。
なので、ここはあきらめ、第三駐車場に向かいます。第三駐車場はガラガラでした。
第一駐車場は店の立ち並ぶ表参道側にありますが、第三駐車場は反対側にあります。しかし、こちらの方が香取神宮には近いです。
立派な民家の中の急な登り坂を進むと、総門が見えてきます。
今日は11月15日、七五三でした。道理で混雑しているわけです。
丁度紅葉が見頃、雲一つない青空によく映えます。
総門から少し右に行くと楼門があり、楼門をくぐると拝殿があります。
境内は以外にコンパクトです。
奥に見えるのが本殿です。
明治以前には神宮を名乗ったのは、伊勢、香取、鹿島だけで、そのうち二つがなぜ、当時の日本の中心から遠く離れた東国の地にあるのか、非常に興味深いところです。
奈良の春日大社は藤原氏が鹿島、香取両神宮を勧請して造営したことからも、その時代にはすでに並々ならぬ力を持っていたということで、地方の豪族の氏神程度ではそこまでの力はもてないと思います。
ということから、鹿島香取の両神宮には、もともと中臣氏が関与していた、と考えるのが自然なのではないか、と思います。
香取神宮の祭神が経津主大神であることからも物部氏が関与していたことが推測され、であれば、同じ排仏派の中臣氏が関与していても不思議ではないと思います。
そして、藤原氏が権力を持つに至り、春日大社に勧請したのではないか、と考えるのですが、いかがでしょう。
<その2に続く>