いろいろあって、再び三輪 湯河原に行ってきました。
7月2日、かなり雨が強く降る中、出発します。事前の天気予報では、土曜日は天気が回復する予想だったのですが。
雨は強いですが、以前から気になっていた、一夜城ヨロイヅカファームに行ってみることにします。
秀吉の小田原攻めで有名な石垣山一夜城のすぐ隣にあります。
雨の平日にもかかわらず、結構車が停まっています。
天気が良ければ、かなり景色が良いのでしょうが、今日は何も見えません。
ショップのほか、小さな産直、レストランがあります。
産直は品数は多くないですが、値段も安く、なかなか良いものがそろっています。
切り花もなかなかおしゃれな品揃えです。
レストランも大きくなく、11時~15時までは予約制のランチタイムになっています。
ただし、空きがあればお茶はできるみたいで、空きがあったのでお茶をすることにしました。
ケーキの味は当然お墨付きです。
晴れていたらどのくらい混雑するのかわかりませんが、一度晴れた時に来てみたいと思います。
続いて、これも気になっていた、漁港の駅に向かいます。
二階、三階の食堂が有名なのかもしれませんが、今日はそちらには用はないので、一階の売店を見てみます。
こちらもなかなか良いものがそろっている印象でした。
帰りに酔ってみようと思います。
雨の強く降る中、宿に到着します。
部屋は前回と同じでした。
雨の日、露天風呂はどうなのか、が心配でしたが、今回程度の雨であれば問題ありませんでした。
湯河原は海に近く、標高もそれほど高くはありませんが、山の中のような雰囲気です。
夕方には少し空が空くるくなって、翌日には天気は回復するのでは、と思っていました、この時は。
さて、夕食です。
今日の宿泊客は10組程度、夕食は二部制ではありません。もしかしたら平日は客数を絞っているのかもしれません。
前回来た時と異なり、今回は夏メニューです。
前菜
白身のカルパッチョ。
ポン酢ジュレ シェリービネガードレッシング パプリカ 桃
魚は金目鯛、魚の味がかなり濃く出ていて、少し炙っているのかもしれません。
この辺の一般家庭ではできない技を感じることが、宿の食事の楽しみでもあります。
前菜二品目
焼鮎と蓼の泡カッペリーニ
カッペリーニ、はフィギュアスケートの選手、ではなく、細いパスタのことで、まあ、素麺に近いです。
鮎には蓼酢ですが、蓼を泡にしてしまう発想が素敵です。
さわやかな色合いですが、かなりビターな味わいです。
スープ
じゃがいものパンナコッタ 雲丹スープ
トマト エシャロット アンチョビ ニンニク アサリ出汁 シブレット
まずじゃがいものパンナコッタが運ばれてきて、
雲丹スープはテーブルでかけてくれます。
この雲丹スープが非常においしく、雲丹の味はしますが、それ以上にいろいろは味がします。お品書きにはいろいろと書いてありますが、それだけではないような感じがします。
和とイタリアンの出汁の絶妙な組み合わせ、ですかね。
割鮮皿
季節の魚盛り合せ 鮪 スズキ 太刀魚焼霜 赤貝
自家製土佐醤油
ここの刺身は絶品です。
お魚皿
花ズッキーニと白身魚の香り揚げ
特製ハーブソース ミョウガ ショウガ ニンニク
ただの天ぷらにしないところがこの宿の素晴らしいところです。
グラニテ
シチリアレモンと甘酒
お肉皿
和牛とビーツのモザイク仕立て
茶せんナス マーブルビーツ マッシュルーム アスパラソバージュ
グラス・ド・ヴィアンドソース マスタードソース
ビーツは最近見かけるようになりましたが、甘くてほくほくしています。
そして、この盛り付け、和風庭園をイメージしているように思いました。
手納め
帆立ロースト
柚子風味 夏のジュレ(バジルとグレープフルーツ)
ローストといっても、限りなく生に近いです。香りを出して、食感は生のまま、火加減が絶妙です。
ジュレも、なるほど、という感じでよく合っています。
御食事
トリュフ御飯 季節野菜の赤出汁 香の物
やはりいおいしいです。トリュフの量もすごいですが、御飯の味付けが病みつきになります。
高麗人参の薬膳で煮込んだご飯にチーズ、トリュフ塩を混ぜてあるとのことですが、絶対に家庭では再現できない味です。
デザート
だったんそば茶のブラマンジェ 石垣の塩ソルベ
甘さ控えめで塩味も適度でおいしいです。
やはり夕食のレベルは非常に高いですね。非常に満足です。
一つだけあるとしたら、ソース類がもう少し多くてもよいかな、と思いました。
夜食の寿司も、前回とは違いました。
夕食の後、バーコーナーに向かいます。
今は混んでいるとのことで、少し時間を空けて向かいましたが、やはり混んでいました。
前回は誰もいませんでしたが。
ということで、ロビースペースで。
<二日目に続く>